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『「アミノバイタル®」カップ2019 第8回関東大学サッカートーナメント大会』決勝戦/3・4位決定戦マッチレポート

2019/08/06


 『「アミノバイタル®」カップ2019 第8回関東大学サッカートーナメント大会』は7月27日(土)に最終日を迎え、決勝戦と3位決定戦が味の素フィールド西が丘で行われた。


決勝戦 明治大学 対 立正大学 @味の素フィールド西が丘


 連覇に向け、関東王者として総理大臣杯に臨みたい明治大学と、決勝戦初出場、初優勝を成し遂げたい立正大学の一戦。

 試合は前半開始序盤から明大が怒涛の攻撃で立正大を圧倒する。細かいパスでボールを繋いでゴールに迫り、試合を完全に支配。10番・小柏剛の個人技や、9番・安部柊斗、6番・瀬古樹、7番・中村健人を中心にボールを動かし、何度となく立正大ゴールを狙う。しかし立正大もGKの1番・三森哲太が好守を見せ、スコアレスドローで前半が終了する。

 立正大はハーフタイムに7番・梅村豪、11番・見原慧のふたりを同時に投入。「予想以上に明大さんはボールの動かし方がうまく、切り替えが速かった。足元で起点を作ろうとしても、全部つぶされてしまう。それなら裏に抜けられる見原と、梅村のボール奪取力に賭けた」と、杉田守監督。しかし状況は好転せず、後半も明大ペースに。59分には、明大が待望の先制点。2番・中村帆高が右サイドから鋭いクロスを上げると、ゴール前でフリーになっていた10番・小柏が右足で合わせてゴールに押し込んだ。反撃に出たい立正大だったが、今大会とリーグ戦合わせてわずか6失点という鉄壁の守りを誇る明大の守備を崩すことができない。それでも15番・藤森亮志、13番・武田夏輝を投入してカウンターからチャンスを演出。10番・人見拓哉が決定機を迎えるがシュートは枠を捉えきれず。逆に試合終了間際の89分、右サイドで10番・小柏が相手DFの裏に抜け出しパスを出すと、20番・佐藤凌我が華麗にスルー。9番・安部が最後に放ったシュートは、一度はクロスバーを直撃し地面に叩きつけられたものの、最終的にゴール判定に。9番・安部のこのゴールで勝負あり。試合は2-0で終了し、明大が4年ぶり3回目の優勝を果たした。優勝した明大は関東第1代表として『2019年度 第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』に出場する。

 明大の栗田大輔監督は「今週はテストもあり、ほとんど全員で練習ができなかった。だからこそチームとしての一体感を出すことが大切だった」と、決勝に臨むチーム状況を振り返った。加えて攻撃の躍動感を出すために、11番・佐藤亮、10番・小柏の2トップを起用。左サイドの5番・須貝英大にも「ボールを奪われてもいいから仕掛けろ」と指示したという。「相手は5バック気味でくると思っていたので、それを疲弊させようと思った」という狙いがあたり、完勝といえる内容で4年ぶりの王座に輝いた。

 一方敗れた立正大の杉田監督は「完敗です」とひとこと。それでも初の決勝という大舞台で、選手たちが「気が引けたり、逆に浮足だったりしなかったことは収穫。出すべきものは出せた。それで勝てなかったのは、我々の力不足」とサッパリした表情。来週には関東リーグが再開し、再び明大と対戦する。1位・2位の上位対決となる重要な一戦だ。だからこそ「力不足ということも受け入れて、来週は逆の結果になるようにがんばりたい」と意気込んだ。



3位決定戦 筑波大学 対 駒澤大学 @味の素フィールド西が丘


 今季の関東リーグでは、開幕戦で対戦した両チーム。大敗を喫した因縁の相手にリベンジを果たしたい駒澤大学と、いい形で今大会を終えたい筑波大学の一戦。

 駒大は準決勝からスターティングメンバーを2名変更。一方の筑波大は、今季不動のスタメンであったGK30番・阿部航斗や10番・高嶺朋樹らを温存させてこの一戦に臨んだ。試合序盤は駒大がボールを握る展開に。相手ディフェンスの背後のスペースに積極的にボールを送り、それを起点にサイドから攻撃を組み立てる。30分には14番・米田大介が右サイドからあげたクロスに7番・荒木駿太が合わせるも、これは筑波大GK1番・櫻庭立樹がファインセーブ。一方の筑波大は、キャプテンマークを巻いて出場した7番・三笘薫を中心にボールを回すが、決定的なチャンスを作るまでには至らない。前半は駒大の運動量の多さが目立つ形となった。

 後半に入っても、以前ペースは駒大のまま。前線から積極的にプレスをかけ、筑波大に自由を与えない。すると58分、ゴール前へ攻め上がった右サイドバックの20番・小幡祐稀が、ペナルティエリア右角から抑えの効いたシュートを左サイドネットに突き刺し、駒大が先制点を挙げる。これで勢いづいた駒大は、筑波大ゴールに何度となく襲い掛かるが、なかなか追加点を奪うことができない。このままでは終われない筑波大も攻撃的な選手を次々と投入してチャンスを窺うが、最後まで仕留めきることができず、1-0のまま試合終了。関東リーグ開幕戦で、1-5と大敗を喫した因縁の相手に雪辱を果たした駒大が、関東第3代表として大阪の地に乗り込む。




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