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【会見】明治大学Jクラブ加入内定選手記者会見

2015/11/28
 去る、11月19日に行われました、明治大学Jクラブ加入内定記者会見の様子をご紹介いたします。


【明治大学Jリーグ内定合同記者会見】


■栗田大輔・明治大学監督コメント

 監督の栗田でございます。平成24年度、平成25年度に続きまして今回3回目の内定記者会見が行われることを大変嬉しく思っております。本年は、Jリーグのクラブに内定した5名の選手を紹介させていただきますが、まずは本年のサッカー部の活動についてご報告いたします。本年、当部は創部94年目を迎えますが、まず変わったことしては2004年度から監督を務めておりました神川明彦が総監督になり、今年度から私が監督に務めさせていただいたことがあげられます。関東大学サッカーリーグの1部リーグに所属して11年目のシーズンを迎えた今年度の活動ですが、前期リーグ戦を開幕3連勝でスタートしたものの、その後7戦勝ち星から見放され、苦戦を強いられました。しかしながら6月に行われましたアミノバイタルカップでは、失点0でトーナメント戦を勝ち切りまして優勝。関東チャンピオンとして夏の総理大臣杯に出場することができました。総理大臣杯では一昨年に続き、創部94年の歴史の中で2回目となる決勝戦に進出しましたが、準優勝という結果に終わりました。夏を経て9月から開幕した後期リーグ戦では、前期6位での折り返しとやや苦戦を強いられる状態でのスタートとなりましたが、結果は9勝1敗1分ということで後期リーグの最後で追い上げることができました。結果、先日閉幕しましたリーグ戦は早稲田大学が優勝、当部は準優勝という形で終えました。またトップ以外のチームで開催されているインディペンデンスリーグ2015、これは約関東リーグでは80チームが参加していますが、そちらでも優勝することができまして、11月末の仙台で行われます全国大会のほうに出場することになっています。そういう意味ではトップチーム、セカンドチームともに大変選手が頑張っております。現在トップチームのほうは、12月に開催されます『全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)』で、2010年以来の3度目となる優勝を目指して日々トレーニングに励んでいるという状況です。また本年は、第28回ユニバーシアード競技大会が韓国・光州で開催され、当部からも5名の選手が代表選手またはバックアップメンバーとして活躍いたしました。

 続きまして選手の紹介に移らさせていただきますが、そういった状況の中、今年のチームを主将として引っ張ってきたのが名古屋グランパスエイトに内定が決まっております和泉竜司でございます。和泉は市立船橋高校の出身でございますが、高校時代にも全国高校サッカー選手権大会において主将としてチームをまとめ、最後に2得点を決めて優勝をはたした人物であります。主将としての特徴はどちらかといえば多くを語るよりも、圧倒的な存在感のあるプレーと負けん気の強さで引っ張るタイプの主将でございます。プレースタイルとしては高いテクニックとスピード、シュート力を兼ね備えた攻撃的な選手ですが、何よりもやはり(ゴール、プレーで)試合を決めることができる選手だと思います。また見るものを魅了し、惹きつけることのできるプレーで選手として、将来は日本を引っ張っていける存在になると期待しております。本年のユニバーシード大会にも参加し、関東大学サッカーリーグ戦におきましてはベストイレブン並びにベストヒーロー賞を受賞いたしました。

 続きまして、同じく名古屋グランパスエイトに内定しております高橋諒です。やはりユニバーシアード日本代表に選出され、活躍してまいりました。彼は左利きで、大学では主としてサイドディフェンダーとして明治大学に貢献してくれました。特徴としては高いテクニックとスピード、オーバラップ。ディフェンスにおいては1対1の強さです。もともと長崎県の国見高校出身でございますが、国見時代はミッドフィルダーとして活躍して明治大学に入部し、その後ディフェンスのほうに転身をして2年次より自信を深め、大躍進した選手でございます。

 続きましてベガルタ仙台に内定しております、差波優人でございます。2年次及び3年次に関東大学サッカーリーグベストイレブンに選出されております。またユニバーシアード日本代表においてはバックアップメンバーとして選出された選手です。彼の特徴は長短蹴り分けられる精度の高いキック、そしてフリーキックやセットプレーにおけるキックの質です。またゲームメイカー及びボランチとして視野の広いプレーでゲームを作ることができる選手です。大学での彼は2年次からほぼレギュラーとしてフル出場という中、4年次となった本年は9月の後期開幕から3試合連続メンバーから外れるといった挫折も味わいました。しかし自分自身でその挫折を乗り越え、リーグ戦のラスト2試合、専修大学と慶應義塾大学との試合では、勝負を決定づけるプレーでチームで勝利に導いてくれました。選手としての幅も広がり、これからが非常に楽しみな選手で、まだまだ飛躍できると期待しております。

 続きまして大宮アルディージャに内定しております、山越康平でございます。センターバックをやっております。全日本大学選抜の中心的なディフェンダーとして期待されておりましたが、残念ながら本年の4月に膝の手術を受けまして、前期リーグ戦でのプレー、ならびにユニバーシアード代表は辞退いたしました。彼の特徴は非常に打点の高いヘディングで、またセンターバックとしてはビルドアップが非常に得意な選手でございます。後期リーグ戦の3試合目から復帰したわけですが、明治大はそこから9戦負けなしということで、山越の存在がいかに今年のチームにとって大きく、後期の勝利に貢献したのかが証明された形になりました。

 最後にご紹介させていただくのが、ファジアーノ岡山に内定しております藤本佳希です。ポジションはセンターフォワードをやっております。よく「フィジカルモンスター」というようなあだ名でご紹介されることもありますが、その名の通りフィジカルが非常に強く、爆発的なスピードとともに縦に突進する力、そしてシュート力が揃った選手です。そういったとても迫力のあるプレーとは裏腹に、内面的には本当に真面目で、素晴らしい好青年です。今後はプレーの精度や、より細かいところの気配り等が増してくるとさらに恐ろしいストライカーになるのではないかと期待しております。


 5名の内定に際しましては、各クラブ強化部の皆様が中心となって本当に熱心にお声がけをくださり、このような素晴らしいチームに加入内定をさせていただくこととなりました。明治大学サッカー部としても本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。本日は彼らが大学サッカーで培ってきた、色々な思い出やこれから抱負を熱く語ってくれると思いますのでぜひ大学サッカー並びに明治大学、そして12月から開幕いたします、大学サッカー選手権等の情報を発信いただき、大学サッカーを盛り上げていただければ幸いでございます。


【各選手挨拶】

■和泉竜司(FW/名古屋グランパスエイト内定)

 政治経済学部4年、和泉竜司です。来年度より名古屋グランパスへ加入いたします。明治大学に入学した1年生のころから4年間リーグ戦に出させてもらい、明大を代表して紫紺のユニフォームに袖を通したことは自分にとって自信になりました。大学時代の思い出は、朝練です。どこの大学でもやっていることではないですし、朝6時や8時からチーム全員が向上心を持って真剣に練習に取り組んでいることはとても珍しいことだと思うので、特に印象深いです。自分のプレースタイルの特長は、攻撃の起点となり、アクセントを加えて、得点に絡めることだと思っています。また、ドリブル、パス、シュートすべてが自分の持ち味だと思っています、これからの目標としては、まずはまだインカレが残っているのでそこで優勝することです。そして来年Jリーグでは、開幕戦から試合に出て活躍することと、日々成長できるように過ごすことです。

■高橋諒(DF/名古屋グランパスエイト内定)

 文学部4年の高橋諒です。来年度より名古屋グランパスに加入いたします。大学4年間の思い出は、大学2年の時の総理大臣杯です。決勝で流通経済大学に2-3で敗れてしまったのですが、創部初の決勝進出という新たな歴史を刻めたことが一番の思い出になっています。自分のプレースタイルの特長はサイドでの運動量や、ドリブルなどの攻撃参加だと思っています。これからの目標は、大学生活ではインカレがあるのでそこでしっかり優勝すること。そして来シーズンは開幕戦から試合に出ることです。

■差波優人(MF/ベガルタ仙台内定)

 商学部4年、差波優人です。来年度よりベガルタ仙台へ加入いたします。明大サッカー部での思い出は6時からの朝練です。高校の時も朝練はあったのですが、明治では練習が朝6時から始まることに最初はびっくりしました。どのチームよりも朝早く起きて練習することが僕の中で思い出になっています。自分のプレースタイルの特長は、ボランチからの攻撃参加です。低い位置からでもパスを出し、フィニッシュまで行けるのが特長です。これからの目標は、まだ明治大での試合が残っているので、最後の大会であるインカレで優勝すること。プロサッカー選手になってからは、小さい子供の憧れになるような選手になっていければと思います

■山越康平(DF/大宮アルディージャ内定)

 法学部4年、山越康平です。来年度より大宮アルディージャに加入いたします。サッカー部で印象深かったことは、1年生の時に神川総監督に怒られて泣きながら帰ったことです。自分のプレースタイルの特長はヘディングとビルドアップ時のボールの持ち運びだと思っています。これからの目標は、まずはインカレで優勝することで、来季はレギュラーとして活躍することです。

■藤本佳希(FW/ファジアーノ岡山内定)

 文学部4年の藤本佳希です。来年度よりファジアーノ岡山に加入いたします。明大での4年間では色々なことがありましたが、特に印象に残っているのは今年の総理大臣杯です。決勝で負けてしまい準優勝という結果に終わったのですが、その時の悔しさは今も忘れていません。その悔しさをぶつけて、インカレでは必ず日本一になりたいと思います。自分のプレースタイルの特長はスピード、フィジカルの強さ、点を獲ることだと思っています。これから、まずはインカレで優勝すること、来年はファジアーノで早く試合に出て結果を残すことを目標にして頑張っていきたいと思います


【質疑応答】

――数多くのオファーがあった中でそのクラブを選んだ決定的な理由、もしくはクラブに入ってからの展望を教えて下さい。

和泉 僕は地元(三重)が近いというのも大きな要因でもありました。また、自分のプレーが活かせるサッカーをしてると思ったので、(名古屋に)行くことに決めました。僕個人としては、海外でサッカーをしたいという強い想いもあるので、名古屋で活躍することが海外につながると考えた部分も大きいです。

高橋 名古屋にはレベルの高い選手がいて、環境面も含めて日本有数のビッグクラブだと思っています。今Jリーグではあまり良い結果が残せていませんが、自分がまた強い名古屋を作っていければと思い、名古屋を選びました。

差波 僕がベガルタ仙台に決めた理由は、明大で学んだことを仙台で活かせると思ったからです。明大は守備から入るチームなので、一人一人のしっかりとした守備の意識が求められるのですが、仙台でもそういったところが求められています。明大と似ている環境であったので入団を決めました。

山越 自分が大宮アルディージャに決めた理由はまずスカウトの方の熱意です。また、自分のプレースタイルは大宮が一番合っているんじゃないかということと、NACK5のスタジアムの雰囲気の良さが決め手となりました。

藤本 春に一度岡山の練習に参加させて頂いたときに感じたチームの雰囲気がすごく良かったことと、クラブの方からの熱意がすごく伝わったことが決め手になりました。

――目標とする選手とその理由を教えて下さい。

和泉 香川真司選手は目標とすべき選手だと思います。プレースタイルも似ていると思いますし、マンチェスター・ユナイテッドやドルトムントなど多くのビッグクラブでプレーしていることからも、自分の目標とする選手だと感じています。

高橋 僕はバルセロナのジョルディ・アルバが目標の選手です。身長もあまり自分と変わらないところと、すごく攻撃的なプレースタイルなところから目標にしています。

差波 僕はパリ・サンジェルマンのベラッティです。プレースタイルが似ていると思うからです。

山越 目標としている選手はレアル・マドリードのラファエル・バランです。同年代ですが、あれだけ世界の舞台で活躍しているので、自分も負けずに世界で活躍できるように頑張りたいと思います。

藤本 自分が目標としている選手はバルセロナのルイス・スアレス選手です。どんな形でもゴールが取れるからです。

――明治大学に入って四年間で成長した点を教えて下さい。

和泉 明大サッカー部の三原則である『球際・運動量・切り替え』という部分です。これは明大の素晴らしいところだと思いますし、常日頃から言われることでもあるので、そこは自分の成長できた部分だと思います。

高橋 高校時代に比べて考える力が身についたと思っています。チームが良い時でも悪い時でも、なにをしたら良くなるかや、自分の特長を活かすためにはどういうポジショニングをとればいいかを考えるようになりました。

差波 守備面です。高校の時はどちらかというと攻撃がメインで守備に関してはあまりやってこなかったことのですが、明大に来てからは守備を求められることが多いので、そこを克服していかないと試合には出られませんでした。それが分かったので、守備に関しては成長したと思います。

山越 自信が持てたことです。大学入学当初は自信が持てなかったのですが、監督やコーチの方々が自信を持てとおっしゃってくれたことから自分のサッカーに取り組む姿勢を変えていきました。そこから日に日に自信がついて、成長できたと思います

藤本 90分間、攻守においてハードワークできるようになったところです。そこが高校に比べて明らかに変わったところだと思います。


――和泉選手に質問です。名古屋といえば吉田麻也選手、本田圭佑選手が名古屋を経て海外にいきましたが、海外志向ということでは、そういうところも選考に影響があったのでしょうか?

 名古屋から吉田選手や本田選手が海外に行っているということは自分の中で決め手になった部分でもありました。

―― キャプテンの和泉選手から見て明大サッカー部はどんなチームですか?

 真面目でいい選手が多くいる大学だと思います。

――差波選手に質問です。ベラッティが好きだとおっしゃっていましたが、どういったところが好きなのですか?

 スター軍団と呼ばれているパリ・サンジェルマンの中で、前線の素晴らしい選手たちを活かしているところや、ロングパスを使い分けながらゲームを作っていくというところが僕の目指している完成形でもあるからです。年も若いので、目標としています。

――山越選手に質問です。先週末に大宮アルディージャのJ2優勝とJ1昇格が決まりましたが、その瞬間はどのようにご覧になっていましたか?

 大宮アルディージャの試合は常にチェックしています。このあいだ優勝と昇格を決めて来季J1でプレーできることを幸せに思っています。

――大宮アルディージャと自分のプレースタイルが合っているというのは、具体的にはどのような部分ですか?

 守備のときに4-4-2のブロックをしっかり作って守備するところや、後ろからビルドアップしてパスを繋ぐところが一番自分に合っていると思いました。

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