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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・2部第1節レポート

2017/04/21
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグが開幕。第1節は、4月16日(日)に6試合が各大学グラウンドにて行われた。



◯流郷吐夢監督体制も2年目を迎え、今季こそは1部リーグ昇格を果たしたい青山学院大学(昨季2部リーグ6位)と、昨季は9位と思うような成績を残せず、今季は上位争いを狙いたい東京学芸大学(昨季2部リーグ9位)の一戦。

 リーグ初戦というプレッシャーからか、序盤はお互いに硬い立ち上がりとなった。青学大は10番・小泉佳穂と8番・瀬川泰樹が流動的にポジションを変えながら攻撃を組み立てる。後手に回ってしまった東学大だったが、前線から速いプレスをかけて相手に自由を与えない。スコアが動いたのは16分。左サイドから東学大15番・原山海里が得意のロングスローを放つと、ペナルティーエリア内の混戦を制した9番・高橋滉也が右足を振り抜きゴールを決めた。昨季は1得点と振るわなかった9番・高橋が、今季は早々と結果を出した。その後は、両者ともに激しい攻防を繰り広げたが、スコアは動かず東学大リードで試合を折り返す。
 後半に入ると、青学大がボール支配率を高めて主導権を握る展開に。しかし東学大は運動量を落とすことなく激しいプレッシャーをかけ続け、主将の5番・石川将人が的確なコーチングでディフェンスラインを統率。青学大にチャンスを作らせない。後半45分間で7本のシュートを放った青学大だったが、得点を決めることはできずに0-1のまま試合終了。東学大が先制点を守りきって勝利を収めた。
 得点を挙げることができずに黒星スタートとなってしまった青学大は次節、昨季7位の拓殖大学と対戦。昨季は1勝1分と負けのない相手だけに、ここで立て直したいところだ。一方、東学大は少ないチャンスをものにし、耐えて勝つサッカーで勝点3を掴んだ。次節は東京都リーグから参入してきた日本大学と対戦。連勝して上位進出のきっかけを狙う。


◯三浦佑介新監督をチームに迎え、初戦で勝利を掴みたい東京農業大学(昨季2部リーグ4位)と、昨季は一時期残留争いに巻き込まれたが、今季は上位争いを狙う拓殖大学(昨季2部リーグ7位)の対戦。

 試合は序盤から東農大が積極的にゴールを狙う展開となった。サイドバックの背後を狙う東農大に対し、拓大はセンターバックの3番・木所和樹を中心に粘り強い守備で東農大にチャンスを与えない。攻撃面では持ち前のカウンターサッカーで攻める拓大だったが、初戦の緊張からか互いに思い切りの良いプレーが少なく、シュート数も両チーム合わせて5本に留まった。
 試合が動いたのは後半開始早々の51分。東農大の24番・田代蓮太のパスを受けた16番・影森宇京が強烈なミドルシュートを放ちゴールネットを揺らす。待望の先制点を挙げ、試合を優勢に進める東農大だったが、拓大もすぐに反撃に出る。63分、8番・冨田博斗のクロスを受けた25番・冨澤数馬がダイレクトシュートを放ち、同点に。攻撃の勢いを増す拓大はさらに73分、2番・細田真也のパスを受けた6番・岩出拓也のシュートで2点目を決め、逆転に成功する。立て続けに2失点を喫した東農大はその後猛攻を仕掛けるが、得点につなげることができずにタイムアップ。拓大が見事な逆転勝利を収めた。
 東農大は三浦監督新体制の下、初陣で勝利を掴みたいところだったが悔しい結果に。次節の東海大戦での巻き返しに期待したい。勝利した拓大は先制点こそ許すものの、見事な逆転勝利で幸先の良いスタートを切った。次節は拓殖大学グラウンドというホームでの開催となるだけに、青学大を下して連勝で波に乗りたいところだ。


○リニューアルした金茶のユニフォームをまとい、新たな気持ちで1部への昇格を目指す中央大学(昨季2部リーグ5位)と、11年ぶりの関東リーグでの躍進を狙う立正大学(昨季都リーグ2位)の一戦。

 試合は前半から中大が立正大ゴールへと襲いかかる場面が続いた。中大の17番・大橋祐紀が前線で身体を張り、圧倒的な強さで何度もチャンスを演出する。すると35分、その17番・大橋がペナルティーエリア内で相手からのファールを受け、ペナルティーキックを獲得。これを10番・寺村介が確実に決めて先制点を挙げる。
 1-0リードで試合を折り返した中大は、62分に鋭い縦パスを受けた19番・加藤陸次樹が、ピッチ中央を一気にドリブルで駆け抜けてゴール前へ。最後は17番・大橋が冷静にGKとの1対1を決めて追加点。その後は強風の風下となった影響もあってか、徐々に立正大が攻勢を強める。76分には立正大がゴール前で9番・関岡亮太と、途中出場の8番・須江守のコンビネーションから9番・関岡がゴールを決め、2-1と中大に1点差に迫る。その後、立正大はペナルティーキックを獲得するが、10番・山口晃大のキックは、惜しくもゴールポストに阻まれて決定機を逃すことに。これをきっかけに、試合はまたも中大ペースへ。試合終了間際の90+5分には立正大のボールをカットした17番・大橋のこぼれ球を、混戦から19番・加藤がすかさずシュート。中大がダメ押しの3点目を決め試合は終了した。
 中大は絶対的エースの9番・矢島輝一が怪我により長期の戦線離脱を余儀なくされているものの、攻撃陣が奮起。結果的には3点を挙げての勝利となり、チームとしての底力を見せつけた。次節は、一昨年の1部リーグ王者・早稲田大学をホーム・中大グラウンドで迎え撃つ大事な一戦。この勝利がフロックでないところを見せなければならない。1部復帰戦を勝利で飾ることのできなかった立正大。チャンスを多く作っていたものの決定力を欠き、悔しい敗戦となった。次節の対戦相手は神奈川大学と、上位陣との対戦が続くがなんとか意地を見せ、初勝利につなげたい。


〇2部リーグ降格という悔しい経験をバネに、1年での1部リーグ復帰を目指す早稲田大学(昨季1部リーグ11位)と、都リーグから2部昇格を果たし、勢いに乗る日本大学(昨季都リーグ3位)の一戦。

 緊迫した立ち上がりで始まった一戦、最初にペースを握ったのは日大だった。日大は9番・小田大樹が起点となり早大サイドへ押し込む。しかし早大も落ち着いた守備で日大にゴールを割らせず、次第に試合の流れを奪い返す。。両チームシュートを7本ずつ放つも、互いに硬い試合運びで結局無得点のまま試合を折り返す。
 前半の勢いまま、後半に入っても幾度となくチャンスを作る早大に対し、日大は5バックを形成して引いて守る戦略に出る。日大はGK1番・岡本享也が好セーブを連発。早大にゴールを割らせないが、67分についに試合が動く。相手の一瞬の隙を突いた19番・武颯の豪快なシュートで早大が待望の先制点を得ると、その後は途中出場の選手が起爆剤となり一気に早大ペースに。試合終了間際にも14番・石川大貴が追加点を決めて早大が2-0と突き放し、そのまま試合終了。
 1年での1部復帰に向けて、まずは開幕戦を勝利で飾った早大。次節は2年前まで1部に在籍し、1部昇格に向けてのライバル筆頭でもある中央大学と対戦。相手のホームでの対戦となるだけに、まさに負けられない一戦だ。一方の日大は1部から降格してきた早大相手に手応えのある試合内容。勝利こそ得られなかったものの、次節の東京学芸大学戦に向けて期待の持てる一戦となった。


○昨季は最終戦のアディショナルタイムで惜しくも1部昇格を逃し、今年こそ悲願の1部昇格を目指す神奈川大学(昨季2部リーグ3位)と、昨季最終節で奇跡の2部残留を決め、今年は上位に食い込みたい朝鮮大学校(昨季2部リーグ10位)の対戦。

 4月とは思えない暑さの中で行われたリーグ初戦は、試合開始早々から神大がペースを握った。センターバックの4番・白井達也を中心に、最終ラインから丁寧なビルドアップで朝鮮大ゴールに迫る。神大はDFとのギャップに顔を出す26番・櫻井敬正を起点に攻撃を展開。24分にペナルティーキックを獲得すると、これを8番・野澤祐弥がきっちりと決めて先制する。朝鮮大も10番・金成純を起点に攻撃を展開するが、神大ゴールを脅かすことができず、得点にまでつながらない。
 迎えた後半開始早々の48分、再び試合が動いた。神大はMFの8番・野澤がクロスをあげると、9番・吉田蓮が見事なボレーシュートでこれに応えて追加点。2-0と朝鮮大を突き放す。しかし朝鮮大もその2分後の50分、10番・金のクロスボールを4番・崔希正が合わせてゴール。1点を返す。同点に追いつきたい朝鮮大だったが、59分に神大に右サイドを崩されると、最後は7番・河村英侑にダメ押しの3点目を叩き込まれて、万事休す。終始主導権を握った神大が、リーグ戦を勝利でスタートした。
 初戦を勝利で収めた神大で、攻撃の起点となっていたのは26番の櫻井。常にマークのつきにくいポジションをとりつづけ、前線でボールを納めた。まだ2年生ながら、神大を悲願の1部昇格に導くキーマンになるか。次節の立正大戦での活躍に注目したい。黒星スタートとなった朝鮮大だが武器である球際の強さは今年も健在。次節の相手は、1部から降格したばかりの強豪・国士舘大学。フィジカルに強いタイプのチーム同士の対戦となるだけに、タフな戦いが繰り広げられそうだ。


○43年ぶりに2部降格となり、1年での1部復帰を目指す国士舘大学(昨季1部リーグ12位)と、昨季、一昨期と8位に留まり、今季はそれ以上の順位がほしい東海大学(昨季2部リーグ8位)の対戦。

 ホームで開幕戦を迎えることとなった国士大は、試合開始早々からボールを支配。10番・平野佑一、22番・諸岡裕人のダブルボランチから両サイドへとボールを散らし、幅を使った攻撃を展開するが、自陣に引いた東海大の守備をなかなかこじあけられない。対する東海大は、攻められながらもボールを奪うと、縦に速い攻撃でチャンスをつくる。なかでも左サイドを駆け上がる7番・伊藤竜之介のドリブルは、国士大にとって脅威となった。ボールポゼッションは国士大が上回るも、チャンスの数は互角。しかし、両チームともに決定力に欠き、前半はスコアレスで終了する。
 迎えた後半、拮抗した試合を動かしたのは国士大だった。57分、東海大陣内でボールを動かしながら、ペナルティーエリア内に侵入した国士大。22番・諸岡に縦ボールが入ると、東海大DFがたまらずこれを倒してしまい、国士大がペナルティーキックを獲得。キッカーの10番・平野が冷静に決めて、国士大が先制する。失点を喫した東海大は、10番・堀越大蔵を中心に運動量を増やして攻撃に転じるも、流れは国士大。試合終了間際の85分にペナルティーエリア前でフリーキックを獲得すると、10番の平野が直接ゴールへと叩き込み、追加点をマーク。試合はそのまま終了。主将の10番・平野が2得点の活躍で国士大が勝利し、勝点3を獲得した。
 敗れはしたものの東海大は1部常連校の国士大に善戦を見せた。失点を喫した2つのセットプレーを除き、流れの中からほとんど決定的なチャンスをつくらせず、守備から攻撃の速さは、今季の大きな武器になりそうだ。次節の東京農業大学戦で、この武器を勝利につなげたい。勝利した国士大は新チーム始動後、天皇杯予選から公式戦8連勝と波に乗っている。天皇杯予選では、1部の日本体育大学、明治大学を破り天皇杯に出場。今週末はJ3のブラウブリッツ秋田との対戦を控える。リーグ戦では1年での1部復帰という目標に向かって、いい形でのスタートを切ったが、次節の朝鮮大でさらに勝ち星を伸ばせるか、注目だ。



 次節第2節は、4/29(土)に拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場にて、青山学院大学対拓殖大学、東京農業大学対東海大学が対戦。中央大学多摩キャンパスサッカー場にて、神奈川大学対立正大学、早稲田大学対中央大学、そして日本大学稲城総合グラウンドにて、東京学芸大学対日本大学、国士舘大学対朝鮮大学校の試合が行われる。
 ついに幕が開いた2部リーグ。今年は、1部で何度となく優勝経験のある早大や国士大が加わり、そこにやはり1部を経験している神大や中大なども虎視眈々と昇格を狙うなど激戦は必至だ。昨季は昇格チームが最終節のアディショナルタイムに決まるなど、最後の1秒まで目が離せないのが2部リーグだ。優勝、そして1部リーグ昇格を手にするのはどのチームか。

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