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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・1部第5節マッチレポート

2018/05/09


 『JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第5節は、5月6日(日)に6試合行われた。


順天堂大学 対 流通経済大学 @柏の葉公園総合競技


 前節初黒星を喫した順天堂大学(勝点9・2位)と、対称的に前節初勝利をあげた流通経済大学(勝点3・9位)の一戦。

 前半は圧倒的な順大ペースだった。常にディフェンスラインを高い位置にとってボールを支配すると、8分には今季初スタメンの右サイドバック、15番・鈴木啓太郎が起点となり、25番・小川真輝へとパスを展開。そこから出た縦パスを9番・浮田健誠が収めると、ペナルティーエリア外から豪快に左足を振り抜き、順大が先制点を決める。順大はその後、センターバックの13番・尾崎駿大が負傷交代するなどのアクシデントはあったが、ほぼワンサイドゲームを展開。11番・旗手がシュートを2本連続クロスバーに当てるなど、チャンスを作りながらも追加点が遠い。対する流経大は、11番・岡崎優希がそのスピードを活かして裏を狙うが、順大の守備陣に阻まれる。

 順大リードで始まった後半。試合が再び動いたのは59分のことだった。流経大は2番・小池裕太が、ゴール前にロングボールを放り込むも、これは順大GKの1番・佐藤久弥がヘディングでクリア。それを10番・新垣貴之が拾うと、ハーフウエーラインからやや相手陣地に入ったところから、左脚で豪快なロングシュートを放つ。「GKが前に出ていたのはわかっていたから、キックミスしたときは自分のところに(ボールが)来い、と思っていた」と10番・新垣。シュートはそのままゴールネットに吸い込まれ、「これまでの自分のゴールのなかで、いちばん長い距離のゴール」で流経大が同点に追いついた。このゴールで試合の流れは一気に流経大へ。順大も78分には26番・新関成弥がこぼれ球をゴールに押し込むが、これはオフサイドでノーゴールに。なかなか体勢を立て直せない順大に対し、流経大は83分、途中出場の5番・小野原和哉が10番・新垣にボールをつなぎ、相手の裏へ抜け出したところで、こちらも途中出場の9番・髙澤優也へとパスを送る。これに9番・髙澤がGKとの1対1をかわしてゴール。流経大が逆転に成功する。このリードを守りきった流経大が勝利し、2連勝となった。

 前半と後半で真逆の展開となった。前半ほぼ順大が主導権を握り「(順大の10番・)名古(新太郎)のところがつかめなくて、どうしよう、どうしようと思っているうちに前半が終わってしまった」と流経大の10番・新垣は振り返る。それでも、GKの1番・オビパウエルオビンナの好セーブなどもあって「1失点で折り返せたのがよかった」。後半の展開はまさにしてやったり。5番・小野原の投入もチームに活力を与えた。一方、前半の優勢を生かせず2連敗を喫してしまった順大は4位に後退。首位グループとも勝点3差がついた。先制点の9番・浮田は「ミスが多すぎた」と反省しきり。次節は集中応援のうえ、首位・駒澤大学との対戦を控えているだけに、負けるわけにはいかない。



筑波大学 対 国士舘大学 @柏の葉公園総合競技場


 前節ようやく勝点3を獲得した筑波大(勝点4・7位)と、中々勝利が見えない国士舘大学(勝点1・12位)の一戦。

 どちらも思うように勝点が積み上げられない中で迎えた一戦。前半は開始から中ごろまでともに攻めあぐね、なかなか決定機を作れない。それでも39分、地力で上回る筑波大が試合を動かす。ディフェンスラインから上ってきた28番・角田涼太郎が6番・鈴木徳真にボールを出すと、6番・鈴木がこれを右サイドに落とす。ボールを受けた9番・長澤皓祐は少し中へと切れ込むが、そのまま左足でシュート。相手DF陣がブラインドになったことでGKの反応が遅れ、シュートはそのままファーサイドに突き刺さった。

 筑波大リードで始まった後半だったが、開始早々にいきなり国士大が反撃ののろしをあげる。46分、国士大の右サイドバック、5番・山岸瑠が今季初スタメンの37番・澁谷雅也に縦パスを送ると、ここから16番・谷村海那へとクロスが上げる。16番・谷村これをしっかりと収め、右足で冷静に流し込み、国士大が同点とする。ここから国士大がペースをつかみ、幾度となくチャンスを作るが得点には至らず、逆に62分には2番・飯野七聖が2枚目の警告を受けて退場に。国士大は残りの約30分を10人で戦うことになった。次第に、数的優位に立った筑波大が攻勢を強める中、筑波大は71分に切り札の7番・三笘薫を投入する。この采配が見事的中。81分には10番・西澤健太の右コーナーキックを11番・窪田翔が頭で流すと、最後は7番・三笘が右足で押し込み追加点。筑波大が再び勝ち越しに成功した。結局、これが決勝点となり、筑波大が前節の勝利に続く連勝を収めた。

 「前半は相手の迫力に腰が引いたようなサッカーをしていた」と振り返る筑波大・小井土正亮監督だが「かっこよく、やりたいことをやってやる、というようなサッカーではなかったが、選手たちは貪欲に戦ってくれた」と選手の成長に笑顔を見せた。前節では3バックにシステム変更をして勝利したが、今節は4バックに戻した試合に臨んだ。「今年は勝ちパターンがないので、相手のよさを消すことに注力している。そのため、相手に合わせて変えるところもあると思う」とコメント。「でも、今年は去年の中野(誠也・現磐田)のような点取り屋がいないので、今はゴールできる人がスタメンの最有力」と笑うが、連勝したことでチーム全体の自信も戻ってきたようだった。

 一方、未だ勝点1のまま最下位から脱せない国士大。10番・大石竜平は「自分が決定機をきちんと決めていれば、あと2点は入った」と表情を曇らせた。この試合でも筑波大ゴールに攻め込む時間帯がありながらも、どうしても決めきれない、勝ちきれないもどかしさがある。それでも「(2部に降格した)一昨年の7連敗に比べれば、まだ4連敗。チャンスはある」と、次節・法政大学戦に向けて気を引き締めていた。



桐蔭横浜大学 対 東洋大学 @前橋総合運動公園サッカー場


 3連戦ですでに2敗し、連戦最終日こそ勝点3が欲しい桐蔭横浜大学(勝点3・10位)と、これまで未だ勝利のない東洋大学(勝点2・11位)との一戦。

 どちらのチームも下位に沈み、勝利が欲しい状況。そんな中で始まった試合は、立ち上がりから両チーム積極的にゴールへと攻め上がる。そんな中、先制したのは桐蔭大だった。30分、中央で10番・國場龍之介が相手フィールドプレーヤーのボールをカットして自らドリブルで仕掛けると、パスを受けた9番・滝沢昂司が決めて1-0とする。さらにその10分後の40分、東洋大はまたも9番・滝沢が10番・國場からのパスを中央で受けて2点目を決める。前半のうちに1点を返したかった東洋大だったがなかなかシュートまで持ち込めず、2-0の桐蔭大リードで前半を終えた。

 反撃に出たい東洋大は、ハーフタイムにエースの10番・坂元達裕を投入。反撃にかかるが、ゴールはまたしても桐蔭大。72分、9番・滝沢が3番・打越大樹からのグラウンダーのパスに左足で合わせてダメ押しの3点目。大きく点差をつけられても諦めずに攻め上がる東洋大だったが、76分には16番・土田直輝が2回目の警告を受けたて退場。結局、一矢報いることのないまま3‐0で桐蔭大が完勝を収めた。

 桐蔭大は9番・滝沢がハットトリックを達成。リーグ戦初ゴールから一気に桐蔭大を勝利へと導く活躍を見せた。勝点も6となり順位も流通経済大学と同位ながら8位へと浮上。3連戦の最後で勝点を取れたのは大きい。一方、東洋大は2分のあとの2連敗と調子が上がりきれない。連戦のあとは天皇杯地域予選の関係で1週間が空くが、その間にどこまで立て直しができるか。


明治大学 対 法政大学 @前橋総合運動公園サッカー場


 前節今季初の黒星を喫した明治大学(勝点9・4位)と、同じく前節で筑波大に敗れた法政大学(勝点7・5位)。両チーム前節の敗戦から迎える一戦。

 前節手痛い敗戦を喫した法大は、高校選手権得点王の25番・飯島陸を初スタメンに起用。同じく1年生の28番・田中和樹もスタメンとして送り込む一方、現在得点ランキングトップの20番・上田綺世や、全日本大学選抜メンバーの8番・紺野和也をベンチスタートとするなどメンバーを大きく変更。一方の明治大も好調の8番・渡辺悠雅、10番・小野雅史をベンチに置き、スーパーサブとしての活躍を見せる24番・狩土名禅をスタメンとするなど、こちらも意欲的なメンバーで試合に臨んだ。

 結果的には、両チーム勝負に出た選手起用の明暗が、くっきりと分かれることとなった。
明大は18分、は長身フォワードの24番・狩土名禅が、25番・森下龍矢からの縦パスに合わせてペナルティーエリア外から豪快なミドルシュートを決めて先制。初スタメンの期待に見事に応えた。法大は試合開始早々に立て続けにコーナーキックのチャンスを得るが、それをゴールに結び付けられなかったことが響いた。結局1-0で明大リードのまま前半を終えた。

 後半の開始は互いに慎重な入りとなった。1点が欲しい法大は55分、ついに20番・上田を投入。さらに61分には8番・紺野、76分に15番・服部剛大と前線の選手を次々と投入する。その後は終始法大が明大陣内で試合を進めるが、ゴールを挙げたのはまたしても明大だった。76分、明大はフリーキックのチャンスを獲得する。9番・村田航一のキックに合わせたのは、24番・狩土名に代わって入った20番・佐藤凌我。シュートはポストを直撃するも、跳ね返ってきたボールに自ら反応し、そのまま押し込み追加点を決めた。試合はそのまま試合終了し、明大が勝利。2位に浮上し、首位の駒澤大学を同じ勝点12でピタリと追う。法大はこれで2連敗となり、順位をひとつ落として6位に後退。首位グループと勝点5差がつく厳しい状況となった。この試合では攻め込みながらもシュートはわずか2本。ラストプレーの向上が課題として露わになった。


駒澤大学 対 早稲田大学 @東京国際大学第一サッカー場


 2戦連続で大量得点での勝利を収め、好調の駒澤大学(勝点9・3位)と、開幕から負けなしの、唯一の全勝チームとして首位をキープしたい早稲田大学(勝点12・1位)の一戦。

 開幕戦こそ敗れたものの、第2節から3連勝中の好調・駒大と、開幕戦から4連勝とこちらも絶好調の早大。互いに好調なスタートを切った両チームの一戦は、序盤から一進一退の攻防戦が繰り広げられた。駒大は2トップの9番・高橋潤哉と11番・室町仁紀を起点に流れを掴もうとするが、早大も攻守の切り替えを早くして駒大にペースを握らせない。しかし、前半も中盤に差し掛かった17分に試合が動く。駒大の32番・猪俣主真のロングスローがゴール前に入ると、そのボールを早大DFがクリア。右サイドに流れたボールを駒大の6番・大塲淳矢が拾い、すかさずゴール前へとクロスを上げる。そのクロスに9番・高橋が頭で合わせ、駒大が先制。このゴールで流れを掴んだ駒大は、20分に左サイドの28番・真下瑞都のロングボールを入れると、早大DFがクリア。しかし28番・真下がさらにそれをカットして、アーリークロスをゴールキーパー前へと放り込む。ファーに流れたクロスを、31番・荒木駿太が押し込み追加点。わずか3分間に、駒大が2-0とリードを広げる。巻き返したい早大は11番・相馬勇紀を中心としたパスで駒大のプレスをかわしてチャンスを作るが、得点を奪うことは出来ず、2-0のまま試合を折り返す。

 後半は早々から早大が反撃を開始。11番・相馬がサイドから突破をするなどして攻撃を仕掛け、29番・岡田優希がディフェンスとボランチの間に顔を出してポゼッション率を上げていく。後半は早大ペースで試合が進むが、駒大がきっちりと守りきり、結局早大は得点を挙げることが出来ないまま試合終了。2-0で駒大が勝利した。

 駒大はこれで4連勝。早大、明治大学と同勝点数ながら、得失点差で上回りついに首位に躍り出た。駒大が首位に立つのは2007年(第18節)以来、実に11年ぶり。一方、この敗戦で首位の座から陥落となった早大。ついに今季初黒星を喫したが、勝点は駒大と同じ12で2位と、依然首位グループに位置している。まだ首位を奪還するチャンスはありそうだ。


東京国際大学 対 専修大学 @前橋総合運動公園サッカー場


 前節初勝利を挙げた東京国際大学(勝点4・8位)と、こちらも前節で開幕戦以来の勝利を挙げた専修大学(勝点6・6位)の一戦。

 試合は立ち上がり、専大の19番・中杉雄貴がディフェンスラインの裏に抜けてチャンスを作る。序盤はその対応に苦しんだ東国大だったが、試合が落ち着き始めると、9番・町田ブライトや10番・浅利航大がボールを収め、東国大が試合のペースを握っていく。東国大のロングボールを中心とした攻撃に対し、専大は15番・鹿沼直生、3番・西村慧祐、4番・大西拓真らが打点の高いヘディングで、その攻撃を寄せ付けない。両チームともチャンスシーンはあったが、ディフェンスラインが好守を見せ、締まったゲーム展開となった。

 両者無得点のまま始まった後半。やや専大のディフェンスラインが間延びするようになると、52分に東国大の2番・高橋和成のスローインを受けた8番・柳園良太がドリブルで相手守備陣を抜き去り、フリーでクロスを上げる。それを7番・宇高魁人が頭で合わせ、東国大が先制する。何とか同点にしたい専大は、13番・鈴木厚太、11番・中山克広を投入して攻撃を強化。積極的にサイドを使って攻めるも、東国大の集中した守備で得点を決めることができない。7番・葛谷将平のフリーキックのこぼれ球がゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。結局、東国大がリードを守りきりタイムアップ。1-0で東国大が勝利し、2連勝を飾った。

 順位をひとつ上げた東国大。怪我人が復帰して、本来の実力を少しずつ取り戻しつつあるのは、今後に向けての好材料だ。一方、連勝ならず10位に後退した専大だが、90分を通して安定したパフォーマンスを見せた。開幕から続く失点が断ち切れれば、上位を狙うことも不可能ではない。




 第6節は5月19日(土)に味の素スタジアム西競技場にて流通経済大学対東洋大学、筑波大学対桐蔭横浜大学が対戦。5月20日(日)には味の素スタジアム西競技場で法政大学対国士舘大学、明治大学対専修大学が、フクダ電子アリーナにて東京国際大学対早稲田大学、順天堂大学対駒澤大学の試合が行われる。


 第5節では首位の早大が駒大に敗れ、ついに連勝がストップ。前節まで唯一の4連勝チームだった早大が敗れたことで、1部リーグでの全勝チームはなくなった。また前節に続き順大と法大が破れたことで、駒大が首位に浮上。首位グループは駒大、明大、早大が同じ勝点12で並ぶなど、混戦模様となった。一方で前節初勝利を挙げた筑波大と流経大も揃って連勝し、じわじわと順位を上げてきている。これからの巻き返しに期待した。3戦ぶりの勝利で下位争いから一歩抜け出した桐蔭大が、東洋大と国士大の初勝利にも注目したい。

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