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JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節マッチレポート

2019/10/03


 『JR東日本カップ2019第93回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第14節は、9/28(土)に4試合、9/29(日)に2試合が行われた。


順天堂大学 対 中央大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 後期リーグ初勝利を目指す順天堂大学(勝点22・4位)とインカレ出場権獲得に向けて勝点を積み上げたい中央大学(勝点17・8位)の一戦。

 前半序盤は拮抗した展開となったが、まずは38分、中大が試合を動かす。中盤でボールを持った10番・加藤陸次樹が前線の8番・大久保智明にスルーパス。それを受けた8番・大久保が巧みなドリブルで縦にボールを運び、ファーサイドへシュートを決めた。このまま中大が優勢になるかと思われた42分、今度は順大にチャンスが到来。中盤の右サイドからゴール前へとロングフィードが入ると、10番・旗手怜央が華麗なトラップと切り返しでボールをキープ。中大DFをかわしてゴール前に進むが、もう1人のDFが足を掛け、順大がペナルティーキックを獲得。10番・旗手がそのままゴール左隅へと冷静に決め、順大が同点に追いついて前半は終了した。

 後半は中大が攻め込む時間帯が増えたが、決定機に欠き追加点を挙げることができない。すると75分、右サイドにいた順大の14番・鈴木啓太郎と10番・旗手がパス交換から前線に抜け出すと、そのまま右足でシュートを決め、順大が追加点を挙げる。試合はそのままアディショナルタイムに突入し、順大が逃げ切るかと思われた。しかし90+2分、中大は8番・大久保が相手DFふたりをかわし、前線に抜け出した9番・小山駿へとスルーパス。キーパーとの1対1を制して放った9番・小山のシュートはバーに嫌われるものの、こぼれ球を26番・竹村史明が押し込み、中大が同点に追いつく。ほどなくして試合は終了。中大が終了間際の劇的なゴールでスコアを2-2とし、両チームで勝点を分け合う形となった。


明治大学 対 流通経済大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 2位の桐蔭横浜大学と勝点11差をつけ、首位を独走する明治大学(勝点36・1位)と、前節の敗戦で再び最下位へと転落し、何としてでも勝点を積み上げたい流通経済大学(勝点5・12位)の一戦。

 前半立ち上がりは流経大がアグレッシブなプレーと個人の技術で試合を押し気味にすすめるが、なかなかチャンスを作ることはできない。一方、明大は短いパスとロングボールを使い分けながら、多種多様な攻撃でチャンスを演出。拮抗した展開のなか、前半終了間際には明大の11番・佐藤亮がミドルシュートを放つが、これはポストに弾かれてゴールならず。結局、0-0のまま前半は終了した。

 後半に入ると、流経大は6番・佐藤響が積極的な攻撃参加で何度も明大ゴールを脅かす。しかし、先にスコアを動かしたのは首位・明大だった。49分、明大は10番・小柏剛が6番・瀬古樹とのパス交換でゴール前に抜け出すと、左足一閃。豪快なミドルシュートをゴールに突き刺し、明大が先制点を挙げる。その後は互いにチャンスを作りながらもスコアを動かせず、1-0で試合終了。拮抗した試合を、持ち前の守備力とチャンスを逃さない決定力で制した明大が後期3連勝、前期からの連勝を10に伸ばした。2位・立正大学と勝点差はこれで12。さらなる独走状態に入った。


駒澤大学対 早稲田大学 @奥戸総合スポーツセンター陸上競技場


 後期リーグに入ってからは1分1敗と、インカレ出場権の確保に向けて足踏み状態が続く駒澤大学(勝点20・6位)と、こちらも後期リーグ未勝利で、1部リーグ残留争いからなかなか抜け出せない早稲田大学(勝点11・10位)の一戦。

 ともに後期リーグ初勝利を目指して戦うこの試合は、立ち上がりから互いに攻め合う展開となった。気迫ある攻撃を展開する両チームだったが、早大は駒大のロングボール主体の攻撃にうまく対応。次第にペースを掴み始める。しかし、裏に抜け出してGKとの1対1を迎えた9番・加藤拓己のシュートは相手GKの正面。7番・栗島健太のクロスに飛び込んだ2番・牧野潤のシュートはクロスバーを直撃するなど、なかなかゴールを決められない。結局早大が主導権を握るものの、スコアレスのまま前半を終えた。

 後半に入ると、一気にスコアが動いた。まずは後半開始そうそうの48分、早大はコーナーキックを獲得。12番・大里優斗が蹴ったボールに9番・加藤が飛び込み、打点の高いヘディングシュートを叩き込んで、早大が待望の先制点を挙げる。さらに54分、早大は左サイドからの細かいパスワークで相手ペナルティーエリア内に侵入。ゴール前は混戦状態となったが、こぼれ球に反応した7番・栗島が右足で押し込み追加点。早大は0-2とリードを広げることに成功した。しかし、このままでは終われない駒大も試合終盤に意地を見せる。83分、途中出場の26番・中間俊亘がペナルティーエリア内で相手DFに倒されペナルティーキックを獲得。これを山形内定の9番・高橋潤哉が決めて1点差に詰める。その後も、14番・米田大介がクロスバーをかすめる惜しいシュートを放つものの、最後まで仕留めきれずタイムアップ。1点のリードを守った早大がついに後期リーグ初勝利を挙げ、降格圏である11位以下との差を3ゲーム差と大きく広げた。一方、敗れた駒大は7位に順位を落とし、インカレ出場圏外へと後退した。

 早大の外池大亮監督は後期の勝点を15、年間の勝点を25以上とする目標を掲げて後期を迎えたという。「過去の例からいっても勝点25を取れば残留できる。常にいいサッカーを目指すのではなく、より現実的に、目の前の状況をとらえることも重要」とコメント。この試合では「ずっと点が取れていなかった」という7番・栗島が待望のゴールを挙げたことに加え「ディフェンスラインの3年生たちが、主将の3番・大桃海斗をしっかりサポートしてくれた」ことを評価。「今日の試合でようやくスイッチが入ったのかもしれない」と次節からの戦いに期待を寄せた。




桐蔭横浜大学 対 法政大学 @奥戸総合スポーツセンター陸上競技場


 今節勝利し、勝点11差で追う首位・明治大学に少しでもプレッシャーをかけたい桐蔭横浜大学(勝点25・2位)と、後期リーグは未勝利ながら、インカレ連覇に向けてまずは出場圏内に食い込みたい法政大学(勝点19・7位)の一戦。

 試合は立ち上がりから一進一退の攻防戦となったが、法大の攻撃をしのいだ桐蔭大が徐々にペースを握り始める。ショートパスを中心とする展開で、8番・イサカゼインと10番・鳥海芳樹が頻繁にチャンスに絡む、厚みのある攻撃で法大を押し込む。すると33分、桐蔭大は左サイドでフリーキックのチャンスを迎え、6番・橘田健人の蹴ったボールが相手GKに弾かれる。そのこぼれ球を、2番・浅野嵩人がゴール前にクロスを入れると、これを収めた8番・イサカが冷静に右足で流し込み、先制。桐蔭大はその後も攻守にわたって高い集中力を見せ、法大に自由を与えない。前半は法大が思うように攻撃を組み立てられないまま、桐蔭大の1-0リードで終了した。

 後半は早い時間からスコアが動いた。47分、法大の11番・橋本陸のパスを受けた20番・佐藤大樹が左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右下に突き刺さり同点弾。試合は振り出しに戻った。その後は目まぐるしく攻守が入れ替わる展開となる。ショートパス主体で崩しにかかる桐蔭大に対し、法大は途中出場の長身FW9番・松澤彰のポストプレーを起点にカウンターを狙う。桐蔭大はゴール前までボールを運んでは積極的にシュートを放つが、仕留めきれず。また右サイドのクロスに合わせ6番・橘田が強烈シュートを見舞うも、法大のGK、1番・山岸健太が右手1本で弾き出すビッグセーブで得点を許さない。すると、絶体絶命のピンチをしのいだ法大にチャンスが到来。終了間際の89分、8番・紺野和也が蹴った右からのコーナーキックに、フリーで飛び込んだ6番・大西遼太郎が頭で合わせる。法大が土壇場で逆転に成功し、試合は終了。法大がついに後期リーグ初勝利を手にし、インカレ出場圏内の6位に浮上。一方の桐蔭大は3位に後退し、首位との差を14に広げた。

 法大・長山一也監督は「よくひっくり返してくれた」とほっとした表情を見せ「相手にもチャンスはあったが、1番・山岸がよく守ってくれた」と殊勲者としてGKの名前を挙げ、「後半、パワーを使うべきところで使って得点したのがよかった」と試合を振り返った。後期に入ってからこれまでの試合では「セットプレーでいいところにボールは入るが、決めきるところまでいけていなかった」との反省から、この試合に向けてセットプレーの練習を徹底したという。そうした準備が劇的な逆転ゴールに結びついた。待望の後期初勝利となったが「まずはインカレ出場に向けてひとつずつ勝ちを目指す」という長山監督。足元固めを意識しつつも、「首位の明大とは離されてしまったが、昨年もリーグ戦3位でインカレに出場して優勝した」と、その先にある“連覇”を見据えた。




筑波大学対 専修大学 @足利市総合運動公園陸上競技場


 後期リーグ2試合連続無失点中の筑波大学(勝点21・5位)と、前節に後期初勝利を挙げ、このまま上位に食らいつきたい専修大学(勝点16・9位)の一戦。

 両チーム開始直後から激しいボールの奪い合いとなり、互いに一歩も引かない互角の立ち上がりとなった。専大は前期終盤から絶好調の10番・氣田亮真にボールを集め、9番・岸晃司との崩しでシュートまで持ち込む。専大は開始20分までに連続でコーナーキックなどを獲得して筑波ゴールを脅かすが、筑波大もGKの21番・大川圭為を中心とした守備陣が奮闘してゴールを割らせない。転機となったのは23分。ロングボールに抜け出した7番・三笘薫との1対1に、専大のGK、23番・中村将があわや一発退場のファウル。すると以降は次第に筑波大がペースを掴み、9番・犬飼翔洋がヘディングシュートを放つなど多くのチャンスを演出した。

 前半をスコアレスで折り返すと、後半は立ち上がりから筑波大が主導権を握った。52分、16番・三浦雅人からパスを受けた7番・三笘がワンタッチで抜け出すと、止めようとした専大DFが後ろから足をかけてしまいペナルティーキックを献上。これを7番・三笘が落ち着いて決め、筑波大が先制する。この後は一方的な筑波大のペースに。67分には14番・山原怜音の右サイドからのクロスを、9番・犬飼が得意の頭で合わせリードを2点に広げる。さらに76分、ショートコーナーから競り合いのこぼれ球を、7番・三笘が体を投げ出して合わせ、ダメ押しの3点目を奪う。守っては3試合連続無失点と攻守で圧倒的な強さを見せた筑波大が3-0で勝利を収めた。筑波大はこれで後期3連勝となり、4位に浮上した。


立正大学 対 東洋大学 @足利市総合運動公園陸上競技場


 後期リーグ未だ負けなしで、首位追走に向け勝点3が欲しい立正大学(勝点24・3位)
と、第6節から未勝利で1部リーグ残留のためにこれ以上負けられない東洋大学(勝点5・11位)の一戦。

 素早いカウンターを武器とする立正大とボールを保持して試合の組み立てを得意とする東洋大。対照的な特徴を持つ両チームの一戦は、前半立ち上がりは拮抗した展開となった。まずは10分、東洋大のGK、柏内定の1番・松本健太のロングフィードに11番・小林拓夢が反応。立正大GKと1対1になるが、シュートはミートせず。逆に38分には立正大にチャンスが到来。コーナーキックから5番・中塩大貴がヘディングシュートを放つが、東洋大の26番・大森大地がライン上でクリアしゴールを死守。互いに最後の最後でゴールを決めきれずいた。スコアレスで前半を終えるかと思われたが、前半終了間際の45分、立正大は13番・武田夏輝の左からのクロスを、10番・人見拓哉が頭で合わせて先制。立正大が1-0リードで折り返した。

 後半は先制点を奪った立正大ペースに。じわじわと相手ゴールに迫ると59分、右サイドの3番・鈴木康孝のクロスのこぼれ球を、7番・梅村豪が拾って横パス。それを17番・藤森亮志が右足でゴールに突き刺し、2-0とリードを広げる。東洋大は58分に9番・荒川勇気、73分に20番・横山塁を投入して流れを変えようと試みるが、立正大の堅いディフェンスの前に攻撃の糸口を掴めない。すると90+4分、東洋大が前がかりになったところを立正大がカウンター。右からのクロスに9番・小川大智が頭で合わせて勝負あり。3-0で快勝した立正大は勝点を27に伸ばし2位に浮上。東洋大は残留に向けて厳しい戦いが続く。



 次節の第15節は、10/5(土)に千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて順天堂大学と早稲田大学、明治大学と立正大学がそれぞれ対戦。また、奥戸総合スポーツセンター陸上競技場では桐蔭横浜大学と流通経済大学、朝霞中央公園陸上競技場にて筑波大学と東洋大学が激突する。そして10/6(日)には、山梨中銀スタジアムにて法政大学と中央大学、駒澤大学と専修大学の試合が行われる。

 首位の明大は今節も連勝を伸ばし、2位立正大との勝点差を12に広げた。優勝に向けて視界は良好といえるだろう。次節の立正大との首位攻防戦は、優勝を占う重要な一戦となるだろう。しかし、2位以下の争いは依然として熾烈を極めている。筑波大は後期3連勝で4位、そして法大は桐蔭大戦を制して6位に浮上するなど、インカレ出場権のある6位内をめぐり、毎試合順位が変動する大混戦模様だ。また1部リーグ残留を懸けた争いでは、10位の早大が駒大を下して勝点を14に伸ばしたのに対し、降格圏に沈み勝点5で並ぶ東洋大と流経大はともに敗戦。10位との勝点差は9に開き、2部リーグ降格まで後がない状況だ。優勝、インカレ出場、そして1部残留をかけて、どのチームも負けられない戦いが続く。

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