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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第3節レポート

2015/04/17
 4月5日に開幕した『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ。第3節は前期唯一の平日開催。4月15日(水)に、雷雨のために延期となった筑波大学対産業能率大学の試合を除く5試合が一斉に行われた。


○ここまで勝点1と波に乗れていない日本大学と、1勝1分けの勝点4で上々のスタートを切った東京学芸大学の一戦。

 前半はお互いになかなかチャンスが作れない展開が続き、スコアレスのままハーフタイムへ。迎えた後半、日大が試合を動かす。63分、10番・床井直人のアシストから11番・成瀬琢斗が決めて先制。その後、東学大も反撃するが日大の粘り強い守備の前にゴールを生むことができない。結局、試合はそのまま終了。1点を守り切った日大が、待望の今シーズン初勝利をあげた。


○ここまでともに2連勝と好スタートを切った東京国際大学と日本体育大学の一戦。

 一部昇格を争うライバル同士の直接対決となったこの試合。先手を取ったのは日体大だった。33分、7番・高井和馬の左サイドからのFKが、誰にも触れることなく直接ネットを揺らし日体大が先制する。前半は1-0のまま終了し迎えた後半、日体大が貴重な追加点をあげる。71分、途中出場の34番・太田修介が指揮官の起用に応える見事なゴールで2-0に。直後の76分にも13番・小泉将来のゴールで追加点をあげた日体大が3-0と見事な完封勝利で開幕3連勝とし、首位の座を守った。


○ここまで勝点4の東洋大学と、現在2連敗と厳しい戦いが続く東海大学の一戦。

 先手を取ったのは東海大だった。8分、14番・伊藤竜之介がCKのこぼれ球を左足でネットに突き刺し、先制点をあげる。対する東洋大は30分、7番・仙頭啓矢が決めて追い付くと37分、10番・小島正之介のゴールで逆転に成功する。後半は東洋大のエース、9番・遊馬将也の独壇場になった。まずは55分、PKを確実に決める。その後チームが2点を加えると85分、90分と連続ゴールをあげてハットトリックを達成。チームを7-1の圧勝に導いた。これで東洋大は3位へとジャンプアップ。一方の東海大は未だ白星がなく、未消化の筑波大、産能大の結果次第ながら最下位に沈むこととなった。


○悲願の1部昇格に向け、2連勝と幸先の良い滑り出しの関東学院大学と、勝点1と波に乗り切れていない青山学院大学の一戦。

 先に試合を動かしたのは青学大だった。27分、10番・伊藤光輝が左足でミドルシュートを決めて先制する。対する関学大も反撃を開始。43分、6番・木村魁人がPKを落ち着いて決めて試合を振り出しに戻すと、迎えた後半に関学大の攻撃陣が爆発する。まずは61分、木村の左サイドからのセンタリングを22番・井上翔太郎がヘディングで決め逆転に成功すると、67分にまたしても井上が決めてリードを広げる。関学大はその後、さらに2点を追加。終了間際に青学大に1点を許したものの、5-2で関学大が大勝。開幕からの連勝を3に伸ばした。


○ここまで互いに勝点1同士の、拓殖大学と朝鮮大学校の一戦。

 前半、試合を有利に進めたのは拓殖大だった。14分、24番・小布施恭平が先制点を挙げると22分には15番・佐藤真治が追加点を決めて2-0に。40分に朝鮮大に1点を返されるも、その直後に6番・小畠俊貴がCKからヘディングシュートを決めて、拓殖大が3-1とリードして前半を折り返す。後半に入っても中々ゲームが動かず、このまま拓殖大が勝利するかと思われたが、残り10分で試合が大きく動き出した。まず81分、朝鮮大の19番・金秀勇がPKを決めて1点差とすると88分、26番・韓勇太が劇的な同点ゴールを決め3-3に。試合はそのまま終了し、両チームともに勝点1を分け合う結果になった。

○雷雨のため4月23日に延期となった、筑波大(勝点6)と未だ勝点のない産業能率大(勝点0)の対戦。

 思わぬ“仕切り直し”となった対戦カードは、両チームともに2日後の第5節のことも見据えながらメンバーでスタート。そん中、立ち上がりから攻撃を仕掛けていったのは筑波大。25分には右サイドバック・33番西澤健太からのパスに、9番北川柊斗が突き刺すようなシュートで応えて筑波大が先制点をあげる。筑波大はその6分後の31分にも、16番・戸嶋祥郎のシュートのこぼれを拾った9番・北川が2点目をマーク。その後、産能大に攻め込まれる時間帯もあったがきっちりと守り切り、42分にも3番・三丸紘が左サイドから持ち込んでそのままシュート。39分に主将でセンターバックの8番・早川史哉が負傷退場となるアクシデントに見舞われながらも、3点のリードで前半を折り返した。
 後半に入っても筑波大の勢いは止まず、68分には9番・北川が文字どおり右サイドを“ぶち抜く”ような強烈な突破からGKとの1対1をかわしてハットトリックを達成。79分に、産能大の8番・浜下瑛に技アリのミドルで1点を返され4-1とされるものの、終了間際の86分には34番・矢吹龍磨が左サイドからのFKをゴール右スミに直接決めて追加点。5-1という大差で筑波大が産能大を下した。
 初戦で躓き、第4節では際どい勝利をあげたものの連勝を3に伸ばした筑波大はこれで勝点9と、首位グループを射程圏内にとらえた。2日後の第5節は首位・日本体育大との対決となるだけに、ここで一気に首位グループに食い込みたい。
 一方の産能大は未だ未勝利ながらも、昨年上位チームとの4連戦を終え、これからが勝負どころ。フレッシュな1年生も多く起用し、今後の飛躍に期待したいところだ。


 次節は4月19日(日)に東海大学湘南校舎サッカー場にて拓殖大学対日本体育大学、筑波大学対東海大学。 朝鮮大学校グラウンドで関東学院大学対東京学芸大学、東京国際大学対朝鮮大学校。東洋大学朝霞グラウンドで青山学院大学対日本大学、東洋大学対産業能率大学の試合が行われる。
 また、天候の関係で延期となっていた第3節の筑波大学対産業能率大学は、4月23日(木)に筑波大学第一サッカー場で、開催されることが決まった。

 リーグ戦序盤の最初のヤマ場となる3連戦。最後の試合を勝って締めくくるのはどの大学か。タイトなスケジュールでの試合だからこそ、チームの底力を見極めるのには、いい機会になるだろう。

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