TOP > ニュース一覧 > ニュース

JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第8節レポート

2015/05/15
 関東大学サッカーリーグ戦1部第8節は、5月9日(土)と10日(日)に、BMWスタジアム平塚、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド、味の素フィールド西が丘、フクダ電子アリーナで行われた。毎節順位の入れ替えが激しい1部。GW連戦を締めくくる闘いに注目が集まった。


○前節、大量得点の勝利で首位の座を奪った国士舘大学(勝点13)と、黒星こそ少ないものの、勝点3をなかなか積み重ねることが出来ない9位・神奈川大学(勝点7)の対戦。
 国士大は前半の立ち上がりから16番・松本孝平を中心とした攻撃を展開し、14分に得点。対する神大は果敢に攻撃を仕掛けるもシュート精度に欠き、得点することが出来ない。シュート数は前後半ともに神大が勝っていたが、国士大ゴールを割ることが出来なかった。結局国士大が前半の1点を守りきり、1-0で試合終了。勝点を16に伸ばし、首位の座をキープする形となった。負けた神大は12位へと転落してしまった。


○前節初黒星を喫してしまった3位・流通経済大学(勝点12)と、上位へ食い込むため、ギアをかけていきたい7位・桐蔭横浜大学(勝点8)の対戦。
 桐蔭大は前線までボールを運ぶが簡単に取られてしまい、シュートまで持ち込むことが出来ない。逆にカウンターを食らう回数が多く、流経大にチャンスを与えてしまう。流経大は37分、ゴール前の混戦から20番・守田英正が抜け出して8番・西谷和希にパス。パスを受けた西谷が先制点をあげると1-0で前半終了。前半の良い流れのまま流経大は58分に13番・山岸祐也、69分に16番・渡辺直樹、75分に10番・古波津辰希が立て続けに3点を決め、桐蔭大をノックアウト。4-0で試合終了となった。
 4得点で快勝した流経大は2位と順位を一つ上げる。対して桐蔭大は10位と降格圏内一歩手前にまで順位を下げた。


○前期注目カードの一つ、早慶戦は不調続きの最下位・早稲田大学(勝点6)と、好調を極める2位・慶應義塾大学(勝点12)という対照的なチーム状況で迎えた。
 試合開始より一進一退の展開が続くが、14分、8番・堀田稜の放ったシュートがポストに当たり、跳ね返ったボールをもう一度左足で押し込み、早大が先制点をあげる。前半はその後も早大のペースで試合が進み、1-0で終了。後半に入り、慶大が猛攻を仕掛けるも、早大は気持ちのこもったディフェンスをみせ、慶大のゴールを許さなかった。
 伝統の早慶戦は1点を守り切った早大の勝利で幕を閉じた。勝利した早大は8位と最下位からの脱出に成功。この勢いに乗ることが出来るかが重要である。第5節以来の敗戦となった慶大は4位へと順位を落とした。


○上位の勝点差が詰まっているだけにここで勝利すれば、一気に順位をあげることが出来る位置にある、5位・明治大学(勝点11)と、10位・駒澤大学(勝点7)の対戦。
 前半は、両チーム慎重にゲームを進める。徐々にボールを持ち始めた明治大学が優勢に立つも得点を決めることが出来ず、前半が終了。後半開始直後46分に相手ディフェンダーの一瞬の隙をついた駒大38番・小口大司が右サイドのクロスに頭で合わせ、待望の先制点を獲得。1点を追う明大はなかなか決められない展開が続くが、試合終了間際87分、9番・三苫元太が同点に追いつき1-1の引き分けで試合を終える。
 互いに勝点1を獲得。明大は順位を変えず5位。駒大は9位と一つ上に上がったが、まだまだ油断はできない。


○前節国士大に大量得点を許してしまった11位・中央大学(勝点7)と、昨季上位の大学に勝利し3連勝と波に乗る4位・法政大学(勝点12)の対戦。
 相手陣地でボールを回しながらもゴール前までボールを運べない法大に対し、中大はカウンター攻撃を狙う。両チームともに前半はチャンスも少なく、無得点のまま前半終了。後半に突入し、法大はシュート数こそ増えたものの、枠を捉えることが出来ずにいる。両者のにらみ合いが続く中、均衡が破れたのは後半アディショナルタイム2分。中大の35番・青山景昌が自身公式戦初ゴールを決め、1-0で試合終了となった。
 勝利した中大は7位へと順位をあげる。敗戦を喫した法大は6位へと順位を落としたものの、まだまだ上位へと浮上するチャンスはある。


○昨季リーグ戦覇者らしからぬ成績の8位・専修大学(勝点7)と6位・順天堂大学(勝点11)の対戦。
 前半の立ち上がりは、専大が持ち前のパスサッカーで流れを掴む。しかし、パスを回せてはいるものの前線でボールをキープできず、決定機まで持ち込むことが出来ない。一方の順大は38分、24番・室伏航が左サイドのフリーキックから頭で決めて1-0で前半を終える。後半に入り一矢報いたい専大は前線に3枚の交代カードを切るが、得点が生まれる気配はなく、0-1で1点を守り切った順大が勝利した。
 得点力に欠く専大。11位へと降格圏内に一歩足を踏み入れる。勝利した順大は3位と好位置につけた。


 次節は5月16日(土)に味の素フィールド西が丘にて明治大学と早稲田大学、専修大学と国士舘大学が、ゼットエーオリプリスタジアムにて桐蔭横浜大学と法政大学、順天堂大学と駒澤大学が、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて流通経済大学と神奈川大学、明応義塾大学と中央大学が対戦する。味フィ西では第一・第二試合とも集中応援が催される。
 連戦もひと段落つき、前期リーグも終盤へと差し掛かる第9節。順位が離れている大学の対戦が多いが、ここで突き放すか、はたまた下位の大学が上位へと名乗りをあげるか。大混戦の1部リーグに注目である。


チケット情報
試合映像配信予定
リーグ戦・各節レポート
プロ内定者一覧
はじめての大学サッカー
2024年度新入部員一覧
主将副将一覧
プログラム通販
スペースバー1
メディアの皆様へ
スカウトの皆様へ
スペースバー2
Instagram