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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第6節マッチレポート

2020/08/26


 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第6節は、8月22日(土)に延期分1試合が行われた。


東京国際大学 対 神奈川大学 @RKUフットボールフィールド


 直近の第7節では無得点で敗れた東京国際大学(勝点3・暫定9位)と、同じく第7節で逆転負けを喫した神奈川大学(勝点3・暫定11位)の一戦。

 ともに5試合を消化して獲得した勝点は「3」と苦しい戦いが続く今シーズン。浮上のきっかけを掴みたい両者は立ち上がりから激しい攻防を繰り広げた。試合が動いたのは36分。東国大GK21番・林祥太郎のフィードを7番・宇高魁人がヘディングで前線につなぐと、ボールは神大最終ラインへ。すると、ここで神大DFとGKが連係ミスをおかし、両者がボールウォッチャーに。そのミスを逃さなかった11番・師岡柊生がボールを奪い、GKをかわして冷静にボールを流し込む。幸運な形で、東国大が先制点を決めた。その後は追加点を狙う東国大が短いパスを繋いでゴールを狙うが、神大の守備陣もしっかり対応し、両チームゴールのないまま1-0で前半は終了した。

 遠くから雷が聞こえる中、後半が始まった。強風と神大の堅い守りに苦戦する東国大に対し、神大は何度となくゴールを襲う。東国大は攻撃的な選手を次々と投入してきた神大の猛攻を耐え抜いてきたが、82分にスコアが動く。14番・長廣洸大の柔らかい浮き球のパスを23番・佐藤未勇が25番・藤田雄士へとパス。抜け出した25番・藤田は、相手DFを背負いながらもゴールまで突き進み、最後は飛び出してきたGKの頭上を狙い冷静にシュート。ゲーム終盤、ついに神大が追い付く。その後は勢いに乗った神大が何度もシュートを放つが、東国大も必死の守りで逆転を許さない。結局、1-1のまま試合は終了。両者とも今節も勝点3を上乗せできず、悔しさが残る勝点1の痛み分けとなった。





 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第6節は、8月8日(土)に5試合が行われた。


青山学院大学 対 明治学院大学 @流通経済大学サッカー場


 前節、今季初勝利を挙げ勢いに乗りたい青学大(勝点3・暫定6位)と、リーグ戦2試合目となる今節で初勝利を掴みたい明学大(勝点0・暫定12位)の一戦。

 曇り空ながら厳しい暑さの中で試合は始まった。両チーム共にパスを繋ぎながら貪欲にゴールに迫るが、最初に試合を動かしたのは、明学大だった。15分、明学大26番・岡本悠作が9番・武田義臣との抜群のパスワークで相手を翻弄。最後は26番・岡本のはなったミドルシュートが綺麗な弧を描き、ゴールネットを揺らした。すると、コーナーキックなどからチャンスを演出していた青学大にチャンス。28分、6番・植松亮が左サイドからあげたクロスボールに、ゴール前で4番・藤原慶人が完璧に合わせて同点に追いつく。その後も、両チームとも攻撃の手を緩めることなく攻め続けたが、追加点はなく、1-1で前半を終えた。

 後半は開始早々からスコアが動いた。48分、右コーナーキックからのボールを青学大9番・大竹将吾がヘディングシュート。これは惜しくも明学大GKに阻まれるが、そのこぼれ球をエースの10番・西羽拓が合わせて追加点。青学大がリードを奪う。しかし明学大キャプテンの4番・浅貝崇裕を中心に立て直しを図り、58分には同点に追いつく。10番・天本翔太の左サイドからの素早いパスを、3番・森山翔介が正確に合わせ、力強いシュートでゴールを決めた。その後は両チームとも交代を重ね、新しい形での攻撃を試みるが、追加点を決めきれない。結局2-2の引き分けで終わり、両チーム勝点1を分け合うに留まった。


日本大学 対 立教大学 @流通経済大学サッカー場


 今季2勝目を狙う日大(勝点3・暫定7位)と、初勝利を虎視眈々と狙う立教大(勝点1・暫定10位)の一戦。

 前半は互いに一歩も譲らない、打ち合いの様相となった。日大は8番・大森渚生が中心となって攻撃を展開し、果敢にゴールを狙う。対する立教大も体を張って守りながら、相手の隙を突いてカウンター攻撃を繰り出す。立教大は、10番・長谷川佳輝と21番・堀博昭の右サイドの連携で数多くのチャンスを演出するが、ゴールには結び付かない。両チームチャンスをものにできないまま、0-0で試合を折り返した。

 後半も両チーム集中力を切らさずに、激しい攻守の攻防を繰り返していく。日大はコーナーキックから13番・柴﨑耀が高さを武器にゴールへと迫るが、立教大GK12番・瀬尾光宏がこれをファインセーブ。なかなかゴールを決めることができない。立教大は交代枠5枚全てを使って攻勢を強めるが、日大も堅固な守備で得点を許さない。結局、互いに譲らないまま、両者無得点で試合終了。好ゲームながら、勝点3のほしかった両チームにとっては悔しさの残る一戦となった。


流通経済大学 対 日本体育大学 @RKUフットボールフィールド


 前節初黒星を喫し、今節は勝利して悪い空気を払拭して2位に迫る拓殖大学を突き放したい流通経済大学(勝点12・暫定1位)と、この試合が今季リーグ初戦となる日本体育大学(勝点0・暫定11位)の一戦。

 試合は、序盤から流経大がボールを支配する展開となった。得点が生まれたのは序盤の12分。流経大はコーナーキックのチャンスを獲得すると、8番・仙波大志がニアに走り込んだ4番・野々村鷹人の頭にピンポイントで合わせて先制する。続く25分、14番・安居海渡の放ったシュートのこぼれ球に、11番・満田誠が素早く反応して追加点。その4分後の29分には、14番・安居からのパスを受けた9番・加藤千尋が、豪快なミドルシュートを突き刺して3点目を決める。日体大もコーナーキックを獲得したが、8番・伊藤純也のボールに合わせられないなど、チャンスをものに出来ないままで前半を終えた。

 後半も流経大の攻撃は止まらない。57分、相手の背後に抜け出した9番・加藤が、日体大の19番・深川大輔にペナルティーエリア内で倒されてペナルティーキックを獲得。これを10番・伊藤敦樹が冷静に沈め、4-0と突き放す。その後、日体大もフリーキックのチャンスを獲得するが、8番・伊藤のシュートは枠を捉えることが出来ない。72分には、流経大の6番・佐藤響のパスを受けた8番・仙波が、相手選手2人を交わしてそのままゴール。ダメ押しとなる5点目を決める。最後まで攻撃の手を緩めない流経大は82分、右サイドに抜け出した流経大26番・加瀬直輝クロスに、11番・満田が頭で合わせ勝負あり。その後も日体大にチャンスを作らせず、6-0で試合終了。大量6得点を挙げた流経大は、前節の敗戦を払拭する快勝をなった。一方、日体大は6失点の黒星という、苦しいリーグ戦スタートとなった。




東洋大学 対 関東学院大学 @RKUフットボールフィールド


 上位2チームに2連勝と、好スタートを切った東洋大学(勝点6・暫定4位)と、1部リーグ昇格へ向けこちらも2連勝中の関東学院大学(勝点6・暫定3位)の一戦。

 ともに2連勝中、好調どうしの対戦。東洋大が前節から大きく先発メンバーを変更したのに対し、関学大はほぼ同じメンバーを中心に試合に臨んだ。試合は早い時間帯から動いた。7分、東洋大が前線から激しくプレスをかけて相手のパスミスを誘発。高い位置でボールを奪うと、この日初先発となった7番・中村陸がゴールネットを揺らし、東洋大が先制する。出鼻をくじかれる形となった関学大だが、13分にカウンターのチャンス。16番・橋本丈が左足を振りぬくも、これは東洋大GK1番・川地颯馬のファインセーブに阻まれる。25分には16番・橋本のパスに抜け出した10番・木下海斗が決定機を迎えるが、これも東洋大GK1番・川地が右手一本で防ぎ、得点には至らない。追加点が欲しい東洋大も31分、18番・梅津凌岳がシュートを放つが、わずかに枠を捉えきれない。多くのシュートが飛び交う展開となったが、追加点は生まれず1-0で前半は終わった。

 後半は、同点に追いつきたい関学大は徐々にペースを握り始める。関学大は63分、9番・村上悠緋が敵陣でボールを奪い、ショートカウンターのチャンス。左サイドから折り返したパスは相手にクリアされるが、こぼれ球を10番・木下がシュート。しかし、これも東洋大が懸命な守備で跳ね返す。攻め続ける関学大が、ようやくゴールネットを揺らしたのは81分。途中出場の30番・西牧蓮が放ったシュートのこぼれ球を、10番・木下が押し込み、ついに関学大が同点に追いつく。互いに交代カードを切りながら2点目を狙うが、ともに追加点には至らずタイムアップ。互いに3連勝を目指すも、勝点1を分け合う結果となった。




拓殖大学 対 産業能率大学 @RKUフットボールフィールド


 首位の流通経済大学に突き放されないためにも勝点3が欲しい拓殖大学(勝点9・暫定2位)と、今季初勝利を目指す産業能率大学(勝点1・暫定9位)の一戦。

 立ち上がりからボールを保持した拓大だったが、産能大の集中したディフェンスを前に、なかなか敵陣に攻め込むことができない。逆に産能大は13分、拓大GKのパスミスを奪うと、13番・田原廉登がミドルシュート。惜しくもクロスバーを叩くも、狙い通りに相手のミスを突いてゴールを狙う。一方の拓大は、徐々に敵陣でプレーする時間を増やしながらも、チャンスを作ることができず、前半のシュート数はわずかに1本。0-0で試合を折り返した。

 流れを変えたい拓大は後半頭から14番・青木義孝と28番・浅倉廉を投入。対する産能大も13番・田原に代えて8番・金子雄大をピッチへと送り込む。60分、産能大はクリアボールをキープすると、19番・小野寺亮太がドリブルで拓大のディフェンスをかわしてそのままシュート。しかしこれは拓大GK1番・山田浩希の好守に阻まれてしまう。拓大は次第に産能大の守備網を攻略してチャンスを作ると、試合終了間際の86分、ついに試合を動かす。拓大は2番・内山隆弘のパスを、7番・髙橋和希がダイレクトでシュート。一度はポストに弾かれるが、そのこぼれ球を7番・髙橋が再び押し込み、得点ランキングトップタイ、7番・髙橋のゴールで拓大がついに先制点を挙げる。追いつきたい産能大は89分、途中出場の30番・川名連介が混戦の中から左足を振りぬく。このシュートを相手に当たり軌道が変わるが、惜しくもクロスバーを叩き得点とはならず。最後まで懸命な攻めを見せた関学大だったが、ゴールネットを揺らすことはできず試合は終了。最後まで粘り強く戦った産能大だったが、決定力で違いを見せた拓大に軍配が上がった。




 次節の第7節は8月16日(日)15:00から流通経済大学と関東学院大学、東京国際大学と立教大学、明治学院大学と神奈川大学の試合が行われる。17:30からは日本体育大学と日本大学、拓殖大学と青山学院大学、東洋大学と産業能率大学がそれぞれ対戦する。

 所属半数以下のチームで始まった2部リーグも、日体大の参戦でついに全チームの足並みが揃った。今節が初戦となった日体大は流経大に敗れたが、これからの巻き返しに期待がかかる。また今節は5試合のうち3試合が引き分けと、チームの実力が拮抗している。今節は神奈川大学対東京国際大学の試合が、新型コロナウイルス感染症疑いのため延期となったが、次節は晴れて全チームの試合が行われる予定だ。全チームがそろったことで2部リーグもこれまで以上に活気が出てくるだろう。
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