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JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦・2部第2節マッチレポート

2022/08/23


 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第2節は、8月20日(水)に延期分の1試合が行われた。


立正大学 3-1 青山学院大学


 少しでも勝点を積み上げ上位進出を狙いたい立正大学(勝点14・暫定8位)と、今節で連敗をストップし降格圏から脱出したい青山学院大学(勝点11・暫定10位)の一戦。

 自陣後方からビルドアップする立正大に対し、前線からプレッシャーをかけてカウンターでゴールを狙う青学大。互いの特徴がぶつかりあう展開中、先にチャンスを掴んだのは立正大だった。14分、相手が弾いたボールに対しいち早く反応した10番・竹村俊二が8番・榊原杏太にパス。これをうまくワンタッチで9番・冬至直人に繋いでシュートを放つが、ゴール左へと大きく外れ得点には至らない。一方、青学大も自陣からビルドアップして相手ゴールへと迫る。ルーキーFWの30番・森夲空斗が収めたボールを、34番・磯村慶人が持ち上がってサイドへと展開。これを7番・佐々木達也が収めてシュートを放つが、立正大GK1番・杉本光希に防がれてしまう。両チーム一歩も譲らぬ展開のまま前半を終えるかと思われた45分、コーナーキックのこぼれ球を拾った立正大の8番・榊原がクロスを入れる。これに10番・竹村が合わせ、打点の高いヘディングシュートを放つとボールはゴール右隅へ吸い込まれる。前半終了間際に立正大が先制し、1-0で試合を折り返した。

 追加点を狙う立正大は後半から35番・山本大輝と32番・辻俊哉、67分には19番・多田圭佑をピッチに送り出す。すると交代出場の選手が躍動。69分、自陣深くからの32番・辻のロングボールに19番・多田が反応。そのまま強烈なボレーシュートを放つと、ボールはゴールに突き刺さり2-0とリードを広げる。勢いに乗る立正大は75分、相手のミスを逃さず素早く前線にボールを送ると、8番・榊原が相手をかわしシュート。そのこぼれ球を拾った35番・山本が左足を振り抜いて3-0と青学大を突き放す。このままでは終われない青学大も反撃を開始。79分、3番・関根浩平のロングパスに抜け出した7番・佐々木がGKとの一対一を冷静に制し1点を返す。しかし、その後は両チーム得点を決めることができずに試合終了。3-1で立正大が勝利を収めた。

 立正大は上位進出に向けて大きな勝点3を獲得。順位もひとつ上がって7位となった。一方、青学大は降格圏脱出を果たせず。厳しい状況は続く。



『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第2節は、6月1日(水)に延期分の1試合が行われた。


東京学芸大学 0-4 産業能率大学


 直近の試合では、両チームとも無得点での敗戦。上位進出のため連敗は避けたい東京学芸大学(勝点9・暫定5位)と、同じく連敗を止めて上位浮上を狙う産業能率大学(勝点7・暫定7位)の一戦。

 試合は思わぬ大差がつく結果となった。初めにチャンスを掴んだのは産能大。4分、左サイドからのボールに9番・菅原龍之助が反応。左足でシュートを放つが、枠を捉えきれない。東学大も17分、10番・後藤健太が左サイドからカットインしてシュートを狙うが、産能大ディフェンスの堅い守備に阻まれる。試合が動いたのは29分、産能大は右サイドから攻撃を仕掛け、東学大を崩しにかかる。一度は東学大ディフェンスに阻まれたものの、こぼれ球に14番・猪狩祐真が反応。右足で鋭いシュートをゴール左隅に突き刺し、産能大が先制する。攻撃の手を緩めない産能大はさらに32分、またもや右サイドを崩してチャンスを作ると、28番・佐久間翔士のクロスに29番・杉山佳宏がヘディングで合わせて追加点。産能大の2点リードで試合を折り返した。

 東学大は後半開始から26番・生駒泰輝を投入して反撃を試みる。狙いどおり立ち上がりは東学大ペースとなったが、なかなかシュートまで持ち込めない。すると53分、産能大の29番・杉山が左サイドを抜け出し、ペナルティーエリア内に侵入。細かくパスを繋いで放ったシュートは、一度は東学大DFが防ぐ。だが、こぼれ球を29番・杉山が押し込んで3点目。29番・杉山のこの日2点目となるゴールで、産能大がリードを広げる。さらに産能大は65分、右サイドでコーナーキックを獲得。ショートコーナーから8番・有馬和希が入れたクロスをゴールキーパーがパンチングで弾き出そうとするが、ボールは9番・菅原に当たって最後は18番・猪谷匠が頭で流し込み、ダメ押しの4点目。最後まで攻撃を仕掛けた東学大だったがゴールが遠く、0-4で産能大が勝利。

 産能大は4発快勝を収め、順位も4位まで浮上。一方、東学大は2試合続けての無得点。攻撃、得点力に課題が残るゲームとなった。



『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第2節は、4月24日(日)に延期分の1試合が行われた。


中央大学 6-0 関東学院大学


 今季未勝利で今節こそは勝点が欲しい中央大学(勝点2・暫定10位)と、直近の延期試合で初勝利を挙げた勢いで連勝を狙う関東学院大学(勝点3・暫定8位)の一戦。

 開始早々スコアが動いた。8分、中大は右サイドで5番・荒木遼太が7番・田邉光平とのワンツーから抜け出し、ペナルティーエリア付近までドリブルで運ぶ。そして、先に中で動き出していた10番・平尾拳士朗にタイミングよくパスを出すと、10番・平尾が右足で豪快にシュート。これが決まり、中大が幸先よく先制点を挙げる。その後も試合は中大ペースで進み、25分にはピッチ中央でボールを受けた10番・平尾がボールを運び、左サイドのスペースで待っていた11番・山﨑希一にパス。ボールを受けた11番・山﨑は右足でシュート。これがゴール右に決まり、2-0と中大がリードを広げる。さらに41分、中大は5番・荒木の右サイドからのクロスに、7番・田邉が右足で合わせて3点目。中大が3点をリードして前半が終了した。

 関学大も後半に入ると、前半のミスを修正しながら10番・狩野海晟を中心に攻撃を組み立てる。前線からのプレスで果敢にボールを奪いに行く関学大だったが、得点につながるプレーのないまま時間だけがすぎる。すると中大は80分、18番・星野創輝が関学大DFを2人かわしてシュート。これは関学大GK、1番・出口貴也にセーブされるが、こぼれ球を15番・鈴木翔太が拾い、中央に折り返す。このボールを7番・田邉が頭で押し込んで追加点。4-0と関学大を突き放す。その後も中大の勢いは止まらない。15番・鈴木のポストに直撃する強烈なシュートで関学大ゴールを脅かす。続く、83分には15番・鈴木のパスから抜け出した9番・勝浦太郎が落ち着いて流し込み5点目を挙げると、90+3分には9番・勝浦がドリブルで中央からカットインし、右足でシュート。これがダメ押しの6点目となり。そのまま試合終了。

 後半からの巻き返しを狙って果敢に攻めた関学大だったが、終わってみれば6失点。大量失点による敗戦で9位に後退することとなった。一方の中大は大量6得点で今季初勝利を収め、一気に4位にジャンプアップ。この勝利で長いトンネルを抜けることができたのか、次戦の動向が注目される。



 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第2節は、延期分の試合を除いた3試合が4月6日(水)に行われた。


 慶應義塾大学 3-0 明治学院大学


 リーグ戦初勝利を狙う慶應義塾大学(勝点0・暫定12位)と、前節は延期試合のため今節が開幕戦となる明治学院大学(昨季関東大会2位)の一戦。

 ともに今季初勝利がかかる試合は、思わぬ形で開始早々に先制点が生まれた。7分、後ろからボールをつなぐ明学大は、GK30番・奥田剛史にボールを預けるが、これを慶大11番・宮本稜大が激しく寄せてカット。こぼれたボールを18番・廣田尚が冷静に流し込み、慶大が先制する。今季初ゴールを決めた慶大はその勢いのまま試合の主導権を握り、相手DFラインの背後にボールを供給するなどして攻勢を強めるが、追加点のないまま1点リードで前半を終えた。

 両チーム交代カードを切らずに迎えた後半の48分、慶大は右サイドでスローインを獲得。これを11番・宮本、18番・廣田、14番・田村祐二朗とつなぎ、最後はペナルティーエリア内で待つ29番・茅野優希の元へ。左足で押し込んだシュートが決まり、後半開始早々に慶大が追加点を挙げる。一方の明学大は54分に11番・保土原大貴がシュートを放つも、枠を捉えることはできない。明学大は慶大DFラインの背後を狙い、徐々に慶大陣地でプレーする時間が多くなるが、慶大も69分に左サイドでボールを奪うとそこからカウンターを仕掛ける。 29番・茅野がハーフウェーラインからペナルティーエリア付近までドリブルで運び、最後は14番・田村が滑り込みながら押し込んで3-0に。前がかりになった明学大の隙をついた慶大が、試合を決定づける3点目を決めた。 明学大はその後も果敢にゴールに迫るが、得点を奪うことができないまま試合終了。

 慶大は3-0の快勝で待望の今季初勝利。一方、明学大は2年ぶりとなる関東リーグでの初戦を初勝利で飾ることはできなかった。




日本体育大学 1-0 城西大学


 昨季はあと1歩のところで昇格のチャンスを逃し、今季こそは1部昇格を決めたい日本体育大学(昨季2部リーグ4位)と、2部参入プレーオフで劇的勝利を収め、2011年ぶりとなる関東2部リーグへの復帰を果たした城西大学(昨季関東大会3位)の一戦。

 ともに前節が延期となり、今節が今季リーグ戦初戦となる両チーム。序盤は互いに硬さが見られたものの、徐々に日体大がボールを保持する時間が長くなる。すると、攻撃のリズムを組み立てながら攻め手をうかがう日体大が、29分に試合を動かす。10番・三浦颯太が放り込んだスローインを、城西大DFがヘディングでクリア。しかしこれを日体大8番・東郷翼が回収すると、そのままワントラップしてシュートを放つ。ボールはそのままゴールに突き刺さり、日体大が先制点を挙げる。その後も日体大が攻勢を強めるが、城西大の堅い守備を崩せず。日体大が1点リードのまま前半を終えた。

 両チーム交代カードを切らずに迎えた後半は、早々に城西大がチャンスをつかんだ。50分、城西大は3番・野中在脩がサイドに流したボールに、25番・柳智也が反応。日体大DFに競り勝ってペナルティーエリアまで持ち込むと、マイナスに折り返すパス。それを8番・庄司景翔がシュートを放つが枠の外に逸れ、得点には至らない。対する日体大は64分、20番・菅野隆星のコーナーキックから10番・三浦が強烈なボレーシュートを放つが、城西大GK21番・長野樹がファインセーブ。日体大に追加点を許さない。その後も両者一進一退の攻防を繰り広げるが、互い決めきることはできない。試合終了間際には城西大がペナルティーエリアに侵入。日体大ゴールに襲い掛かるが、日体大の体を張った守備が立ち塞がりゴールを割ることができない。結局、日体大が粘り強い守備で先制点を守り切って試合終了。

 日体大はリーグ戦初戦を制し、幸先の良いスタートを切ることとなった。城西大は最後まで諦めず攻め切るもあと一歩及ばず。11年ぶりの関東2部リーグの初戦は、悔しい敗戦となった。


東海大学 1-2 日本大学


 ともに開幕戦を引き分けで終えた両チーム。今節こそ勝ち切って初勝利を挙げたい東海大学(勝点1・暫定2位)と、まずは今季初得点を目指す日本大学(勝点1・暫定4位)の一戦。

 昨季のリーグ戦での対戦成績は1勝1敗。互角の戦いを繰り広げてきた両チームだけに拮抗した展開が予想された試合は、立ち上がりから空中にボールが行き交うゲームとなった。そんな状況の中、均衡を破ったのは東海大。40分、6番・坂本翔の楔を受けた10番・杉山祐輝が反転してクロスを上げる。これを受けた17番・桑山侃士が豪快にゴールに突き刺し、東海大が先制する。その後も東海大が攻勢を強めるが、日大も5番・青木駿人を中心とした守備で追加点を与えない。結局、試合は東海大が1点リードのまま後半へ。

 1点を追う日大は、後半立ち上がりから8番・近藤友喜のロングスローから東海大ゴールに迫る。しかし東海大もGK1番・佐藤史騎を中心とした守備で先制点を死守。日大がようやく東海大GK1番・佐藤の牙城を崩したのは71分。10番、長澤壮竜のコーナーキックを、8番・近藤が東海大DFと競り、最後は東海大GK1番・佐藤がクリア。だが、そのこぼれ球を8番・近藤が拾いそのままシュート。これが東海大ディフェンダーにあたり、そのままゴールに吸い込まれてしまう。日大が、オウンゴールという思わぬ形で同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。このゴールで勢い付いた日大は86分、10番・長澤のフリーキックを受けた8番・近藤が胸トラップから右足シュート。これが豪快にネットを揺らし、日大が逆転に成功する。その後は日大が集中した守りを見せ、東海大にゴールを許さないまま試合終了。

 日大は今シーズン初得点、そして初勝利で一気に首位に。一部昇格に向けて幸先の良いスタートを切った。一方、東海大は2試合連続で先制点を守りきれず、ついには初黒星。次節こそ初勝利を目指す。



 “昇格組”の青山学院大学が、昨季1部の慶應義塾大学を下すなど波乱含みの幕開けとなった前節・開幕戦。しかし2節連続で昇格組との対戦となった慶大は、明治学院大学を相手に3点を奪い快勝。暫定2位に浮上した。また前節はスコアレスドローに終わった日本大学は、東海大を2-1で下して暫定首位に。一方、この試合がリーグ初戦となった日本体育大学と城西大学は明暗が分かれる結果となった。日体大は先制点を手堅く守り切り、勝点3を獲得。城西大のリーグ初勝利は次節以降にお預けとなった。

 2節を消化したものの、延期試合も多いだけにまだどのチームにもチャンスがある状況。次節には、東京学芸大学と関東学院大学が初戦を迎える。はたして2チームの結果は。そして順位の変動はあるのか。3節以降の結果にも注目してほしい。
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