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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・2部第14節マッチレポート

2021/10/22


 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第14節は、10月20日(水)に延期分の1試合がリモートマッチで行われた。


日本大学 対 専修大学


 直近の試合で快勝を収め、連勝して残留争いでリードしたい日本大学(勝点21・暫定8位)と、こちらも自動降格圏脱出に向けて何としても勝点3が欲しい専修大学(勝点17・暫定11位)の一戦。

 ともに熾烈な残留争いを繰り広げている両チーム。直接対決となるこの試合の結果が、今後に向けて重要なファクターとなることは間違いない。試合は、開始早々にスコアが動いた。4分、コーナーキックを獲得した専大は、32番・高月創太の正確なキックを、191cm長身DF、2番・加藤慎太郎が得意のヘディングで合わせて先制する。これで勢いづいた専大は7分にも17番・澤頭元希の突破から最後は9番・村上千歩がシュートを放つがゴールには至らない。立て続けにチャンスを作る専大に対し、日大は耐える時間が続く。それでも31分、日大は中央でボールを受けた10番・長澤壮竜のミドルシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球に8番・橋田尚希が反応。これを落ち着いて流し込み、同点に追いつく。このゴールで流れを引き寄せた日大は直後の33分、またもや10番・長澤がチャンスメイク。相手DFの背後を狙う正確なスルーパス供給すると、最後は走りこんできた6番・近藤友喜がゴールネットを揺らして逆転に成功する。あっという間に逆転されてしまった専大だったが、40分、ゴール前の混戦の中から15番・岡田望が放ったシュートは、9番・村上に当たってコースが変わり、こぼれたボールが34番・清水綾馬の前へ。GKとの一対一を冷静に決め、前半のうちに同点に追いついた。

 後半に入り、前半とは打って変わって慎重な戦いぶりを見せる両チーム。なかなか決定機が訪れることはなく、2-2のまま試合終了かと思われた85分、ついに均衡が破られる。日大は右サイドを起点に中央へボールを運ぶと、途中出場の17番・熊倉弘達が強烈なシュート。これを専大GK、1番・大野来生がセーブ。こぼれ球に日大7番・大森渚生が押し込むが、またしても1番・大野が見事なセーブ。だが、こぼれた先にいた11番・荻原翼がボールに反応し、ゴールへ押し込み今度こそゴール。

 3-2と再び逆転に成功した日大が勝利し、7位に浮上。下位チームに勝点4差をつける、貴重な勝点3を手にした。一方専大はこれで4戦未勝利。自動降格圏脱出が遠のく痛い敗戦となった。



 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第14節は、9月22日(水)に延期分の1試合がリモートマッチで行われた。


東洋大学 対 産業能率大学


 直近のリーグ戦で3連勝と勢いに乗る東洋大学(勝点26・暫定2位)と、前戦で2部リーグ残留を争う日本大学に敗れ、是が非でも勝利が欲しい産業能率大学(勝点13・暫定11位)との一戦。

 今季の対戦は、『「アミノバイタル®」カップ』での対戦を含めた2試合で産能大の1勝1分と産能大に分がある。東洋大が苦手とする産能大に対して今季初勝利を挙げられるのか、それとも産能大が好調・東洋大に土をつけるのか。注目の一線は、ともに慎重な立ち上がりとなった。前線から激しいプレッシャーをかけに行く産能大に対し、東洋大はビルドアップをしながらも背後のスペースを狙う。対する産能大は、東洋大の左サイドバック、5番・大森大地をうまく捕まえることができずに苦戦。すると18分、東洋大はその左サイドの背後にボールを送ると、18番・小林粋がゴール前にラストパスを送る。これに抜け出したのは、一瞬の隙を逃さず攻撃参加したセンターバックの4番・神山京右。だが、この決定機を阻止すべく産能大の3番・矢口聖真がたまらずスライディング。4番・神山を倒して、東洋大にペナルティーキックを献上してしまう。東洋大は、これを7番・横山塁が落ち着いて決めて先制する。反撃に出たい産能大だったが、その後もなかなかエンジンをかけることができない。ほとんど決定機を作ることのないまま、東洋大の1点リードで試合を折り返した。

 後半に入ると、産能大は前半の問題点だった守備の修正を図り、反撃の糸口を探っていく。互いに譲らない展開が続く中、スコアを動かしたのは再び東洋大。79分、途中出場の10番・山下勇希が自陣でボールを奪うと、16番・室井彗佑に見事なスルーパスを通す。産能大DFと一対一になった16番・室井は冷静に時間を作り、後方から上がってきた11番・前田泰良にラストパス。これを11番・前田が冷静にゴール左隅に流し込み、東洋大がリードを2点に広げる。攻勢に出るしかなくなった産能大は、82分、左サイドの背後に抜け出した9番・菅原龍之助が縦に仕掛け、グラウンダーの早いクロスを送ると、逆サイドから入ってきた22番・藤吉玲依が流し込んで1点を返す。試合終了間際には途中出場の7番・川名連介がカウンターから抜け出し、決定機を迎えるが、シュートはゴール右ポストに弾かれて、同点弾とはならない。産能大が終盤に猛攻を仕掛けるも、最後まで集中を切らさなかった東洋大が2-1で勝利を飾った。

 東洋大は、これでリーグ戦4連勝。好調さがさらに勢いづく勝利となった。対する産能大は、これで2連敗と対称的に降格圏脱出が遠のく敗戦となった。



 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第14節は、9月15日(水)に延期分の1試合がリモートマッチで行われた。


東京国際大学 対 立教大学


 消化試合数の少ない有利さもあり、ここで勝点を積み上げて独走態勢に入りたい首位・東京国際大学(勝点29・暫定1位)と、前節の勝利に続き、連勝で勢いをつけたい立教大学(勝点17・暫定8位)の一戦。

 試合は両者一歩も引かず、激しい攻防戦となった。それでも17分、立教大は7番・内田祐紀弘が鮮やかなステップでDF2人をかわすと、9番・宮倉樹里杏にパス。シュートまでは繋がらなかったものの、立教大はこの攻撃流れをつかみ、立て続けにコーナーキックのチャンスを獲得。しかし、得点に繋げることはできなかった。すると今度は東国大が反撃に移る。33分、東国大は27番・熊坂光希が8番・落合陸とワンツーでパスを繋ぎ、左コーナー近くにいる10番・有水亮にボールを落とす。10番・有水のクロスのこぼれ球を、11番・師岡柊生がダイレクトでゴールを狙うが、これは立教大のGK、23番・村田耀が止めて得点とはならず。両チーム無得点のまま前半は終了した。

 後半に入ると東国大が攻勢を強め、53分には27番・熊坂からのパスが、走り込んできた10番・有水にわたる。しかし、これは立教大のディフェンスに阻まれてゴールを割ることができない。一方、なかなかチャンスを作れない立教大は、78分に一気に3人を交代。スピード感のある攻撃で流れを変えようとするが、得点には繋がらず0-0のまま試合は終了。両チーム決め手を欠いた試合は、勝点1を分け合う結果となった。



 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ【後期】』2部リーグ第14節は、9月4日(土)に延期分1試合が行われた。


日本体育大学 対 関東学院大学


 昇格争いに食い込むためにも、負けられない日本体育大学(勝点24・暫定3位)と、勝点を積み上げ下位グループからの脱出を目指す関東学院大学(勝点11・暫定10位)の一戦。

 前半は両チーム自分達のペースでボールを運ぶなど、拮抗した展開となった。先に決定機を掴んだのは関学大。25分に14番・栁陸斗が左サイドを抜け出してクロスを上げると、これを9番・村上悠緋がダイレクトシュート。しかし惜しくもバーを叩きゴールとはならなかった。この攻撃で関学大がペースを掴むかと思われたが、日体大も守備陣が奮闘する。逆に41分には右コーナーキックを獲得した日体大にチャンス。逆サイドに流れたボールを、23番・オボナヤ朗充於が回収してクロスを入れると、10番・弓削翼がヘディングでゴール前に落とす。そして最後は9番・河村慶人がゴールへと突き刺し、日体大が先制する。前半は日体大がリードのまま終わった。

 後半に入ると、関学大が早い時間帯に反撃に出る。54分、関学大は2番・野末学からのパスを8番・狩野海晟がコントロールし、ゴール前に浮球のパス。これを9番・村上がダイレクトでゴールに押し込み、関学大が同点に追いつく。その後は、両チーム激しい球際の攻防戦となり、試合は膠着状態に。ようやく均衡が破られたのは、試合終盤の82分。関学大はGK12番・飯塚洸太のロングキックを15番・橋本丈がハーフウェーラインで保持。すると15番・橋本はゴール前までドリブルで一気に駆け上がる。そのままペナルティーエリア内で待つ相手DF、そしてGKとの一対一をかわすと、冷静にゴールを決めて1-2に。関学大が逆転に成功する。日体大も同点に追いつこうと何度となく関学大ゴールに迫るが、関学大の体を張った守備を前にゴールを割ることができない。試合は1-2で終了し、関学大が見事な逆転勝利を収めた。

 勝利した関学大は貴重な勝点3を奪取し、10位から8位へとジャンプアップ。降格圏からの脱出に成功した。一方、勝てば首位奪取もあった日体大は痛恨の敗戦となった。



 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ【後期】』2部リーグ第14節は、8月28日(土)に延期分1試合が行われた。


中央大学 対 神奈川大学


 1部リーグ昇格圏内に入るため勝点を積み上げたい中央大学(勝点22・暫定4位)と、降格圏脱出を目指す神奈川大学(勝点5・暫定12位)の一戦。

 中大は最終ラインから試合を組み立て、両サイドを起点に攻撃を展開。対する神大は、ロングボールを前線に運んで縦に早い攻撃を仕掛ける。両大学なかなか試合の主導権を握ることが出来ず、一進一退の攻防が続く中、36分に試合が動く。神大は23番・田中隼太がスローインを受けると、裏に抜け出した10番・白川浩人にスルーパスを供給。10番・白川が上げたふわりとしたクロスに、19番・石原大樹が頭で合わせ、神大が先制する。中大はチャンスを作るもなかなかシュートまで持ち込めず、0-1の神大リードで前半が終了した。

 後半、1点を追う中大は8番・山﨑希一がスピードとテクニックを駆使して左サイドを突破。しかい、人数を掛けて守る神大の守備陣に阻まれてしまう。それでも何度となくチャンスを作り続けると、73分、中大に決定機が訪れる。8番・山﨑がショートカウンターで抜け出したところを、相手DFがペナルティエリア内で足を掛けてしまい、中大がPKを獲得。これを途中出場の10番・髙岸憲伸が、冷静にゴール右下に沈めて中大が同点に追いつく。勢いに乗った中大は、その後も猛攻を仕掛けるが、神大の粘り強い守備を攻略できず1-1で試合終了。

 中大は勝点3を積み上げられず上位浮上ならず。順位は変わらず4位に留まることとなった。一方、神大は残留につながる貴重な勝点1を手にした。





 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第14節は、新型コロナウイルス感染症の影響により5試合が延期となり、8月14日(土)に1試合が行われた。


東京学芸大学 対 東海大学


 昇格に向け勝点3を積み上げたい東京学芸大学(勝点23・暫定3位)と、上位に食い込むためには負けられない東海大学(勝点15・暫定6位)の一戦。

 新型コロナウイルス感染症の影響で多くの試合が延期を余儀なくされるなか、2部リーグで行われた唯一の試合となった。終始拮抗した攻防が繰り広げられ、12分には東学大が連続でコーナーキックを獲得。7番・住田将が左足でゴールにボールを入れるが、これを東海大の守備陣、そしてGKの12番・佐藤史騎が弾き返してゴールとはならない。東海大も15分、相手のクリアボールを拾った6番・坂本翔がパスを繋ぎ、9番・高田悠が右足でシュート。しかしこれも枠を捉えることはできなかった。その後は、東学大が連続して4度ものコーナーキックを獲得するなどして優勢に立つが、東海大GKの12番・佐藤の気迫溢れるパンチングに阻まれてゴールを割ることができない。しかし42分、相手DFのクリアミスに、東学大の11番・河田稜太が素早く反応。DFをかわしてクロスを上げると、ゴール前にフリーで走り込んだ10番・鈴木魁人が頭で合わせて先制点。東学大がスコアを1-0として試合を折り返した。

 後半に入ると、1点を追う東海大がゴールに迫る展開となった。まずは47分、コーナーキックを獲得した東海大は、14番・西山拓実の正確な左足のキックから8番・杉山祐輝が頭で折り返し、混戦の中でボールを収めた4番・蛯谷空良がシュート。これは惜しくもゴール左へ。さらに71分、東海大は7番・堤太陽を投入すると、ロングスローを起点として前へと攻め上がる。82分には、この日が関東リーグ初出場となる35番・伊藤ジョフリーを投入。すると85分、13番・内田航太郎のロングフィードに反応した35番・伊藤が競り合いながら前へと運び、東海大がコーナーキックを獲得する。しかし東学大も最後まで集中を切らさず、東海大の攻撃を徹底的にシャットアウト。試合は、東学大が前半に挙げた先制点を守りきって1-0で終了した。

 延期試合も多く、各チーム消化試合数が違うため暫定的ではあるが、この勝利により東学大が今季初の首位に。この勢いのまま、13大会ぶりとなる『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』で好成績を残せるか。一方、東海大は正念場の戦いで痛恨の敗戦。中断期間でチームを立て直し、残り試合に臨みたい。





 次節の第15節は、9月12日(日)の11:00から立教大学と神奈川大学、日本大学と関東学院大学が、14:00から東京国際大学と日本体育大学、東京学芸大学と東洋大学、中央大学と東海大学、専修大学と産業能率大学の6試合が行われる。

 今節は新型コロナウイルス感染症の影響により、5試合が延期に。1試合のみの開催となったが、その中で東学大が接戦を制し、勝点3を獲得。暫定ながら東国大を抜いて今回初となる首位に躍り出た。一方、昇格争いに食い込みたい6位の東海大にとっては痛い敗戦。延期分の試合を残すチームが多く、今後はその結果次第で上位・下位ともに大きく順位が変動することだろう。今後も白熱した戦いから目が離せない。

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