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JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦・2部第12節マッチレポート

2022/09/28



『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第12節は、9月18日(日)に延期分の1試合が行われた。

関東学院大学 2-1 立正大学


 上位争いに食い込むためにも勝利が欲しい立正大学(勝点17・暫定7位)と残留争いから脱却するために勝利が欲しい関東学院大学(勝点15・暫定8位)の一戦。

 序盤に主導権を握ったのは関東大。技巧派MF、10番・狩野海晟を中心とする細かいパスワークを活かした攻撃で、立正大ゴールへと迫る。20分、相手ゴール前で関東大の14番・栁陸斗と23番・伊藤雄教がワンツーで崩すと、最後はサイドから走りこんできた7番・岩元ルナが芸術的なループシュートを放つ。ボールはそのまま綺麗な弧を描いてゴールに吸い込まれ、関東大が先制にする。その後も関東大は追加点を狙ってアグレッシブなプレーを見せるが、立正大もキャプテンの5番・平松航を中心に、高い集中力でゴールを死守。関東大に追加点を許さず1-0と関東おリードで試合を折り返した。

 1点のビハインドを負い、何としても得点が欲しい立正大。すると立正大は53分、コーナーキックのチャンスを獲得。大怪我を乗り越えてこの試合が復帰戦となった3番・吉田新の鋭いキックに、5番・平松がドンピシャで合わせたヘディングシュートをゴールに突き刺し、試合を振り出しに戻した。その後は、台風14号の影響もあり豪雨に見舞われるなど悪コンディションが続いたものの、両チーム一歩も譲らず拮抗した時間帯が続く。関東大は後半も細かいパスワークでチャンスをうかがい、85分にはコーナーキックのチャンスを得る。すると10番・狩野のキックに16番・坂本順平が反応。ゴール前に折り返すと、4番・藤本裕也が自ら頭で合わせたシュートのこぼれ球を再度押し込んで追加点。関東大がここにきて勝ち越しに成功する。巻き返したい立正大は、途中出場の19番・多田圭佑をターゲットに、ロングボールをゴール前に放り込んで得点を狙う。しかし関東大DFの、必死の守備を前にゴールネットを揺らすことができない。終了間際には、雷雨のために約35分間の中断があるなどのトラブルにも見舞われたが、その後スコアは動かず、2-1のまま試合終了。

 大雨のなかで貴重な勝点3を手にした関東大は、順位をひとつ上げ、7位に浮上。一方、立正大は同点に追いついていただけに、悔しい敗戦となった。




 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第12節は、8月20日(水)に延期分の1試合が行われた。

産業能率大学 2-1 東京学芸大学


 この試合に勝って単独首位に返り咲きたい産業能率大学(勝点23・暫定3位)と、後期リーグ初戦で最下位脱出を図りたい東京学芸大学(勝点9・暫定12位)の一戦。

 立ち上がりから主導権を握ったのは産能大。9番・菅原龍之助のポストプレーを生かしてボールを前線に運び、サイドに人数をかけ攻勢に出る。一方の東学大は守備のブロックを丁寧に形成して産能大の攻撃に対応。ボールを奪ってからはFWの11番・井上颯太が俊足を生かしてカウンターを仕掛ける展開に。徐々に東学大が主導権を握り始めた18分、東学大は10番・後藤健太のコーナーキックに3番・保野友裕が頭で合わせる。だが、ボールはゴールの上に外れてゴールならず。続く21分、右サイドでスローインを受けた東学大8番・柿本音王が鮮やかなトラップでターンをすると、そのまま左足を振り抜く。シュートは混戦のペナルティーエリア内でコースが変わり、そのままゴールへ。東学大がリーグ戦7試合ぶりの得点を挙げて先制する。アンラッキーな形で失点を喫した産能大だったが、その後は後ろから試合を組み立て、じっくりと反撃のチャンスをうかがう。前半終了間際の44分には9番・菅原が反転からシュートを放つなどして好機を演出。次第に決定機につながる攻撃が増えてきたところで、試合はハーフタイムへ。

 後半も前半のペースのまま、産能大が10番・城定幹大、6番・小野寺亮太を中心に細かいパスワークで東学大陣地へ侵入。対する東学大は3番・保野、4番・草住晃之介のセンターバックを中心に、体を張った守備で耐える時間が続いた。58分、産能大は右サイドからのクロスボールのこぼれ球に、2番・鳥海昴が飛び込んでシュートを放つものの、東学大GK1番・栗原巧太郎がこれをブロック。こぼれたボールもゴールラインギリギリでかき出し、東学大は諦めない守備でリードを死守する。しかし、東学大に徐々に疲れが見え始めた72分、産能大は左サイドの深い位置でフリーキックを獲得。8番・有馬和希のキックに5番・中澤大翔が豪快に頭で合わせゴールを決め、ついに試合を振り出しに戻した。その後も追加点を狙う産能大が攻め立て、東学大が守る展開が続く。しかしスコアは動かず、同点のまま終了するかと思われた90+5分、劇的な展開が待っていた。産能大は、再三チャンスを演出した右サイドの突破からペナルティーエリアに侵入。これを止めようとした東学大のプレーがファウルとなり、産能大がペナルティーキックを獲得する。このチャンスを、産能大10番・城定がしっかりと決め、産能大が土壇場で逆転に成功。そしてゴールの瞬間、長いホイッスルが鳴り試合終了。

 産能大は劇的な逆転で勝点3を獲得し、中大から首位に奪取。一方の東学大は前半ポジティブな内容で戦えたものの、結果は前期リーグから続いての8連敗。降格圏から動けず、苦しい敗戦となった。




 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第12節は、8月6日(土)に延期試合を除く4試合が行われた。


中央大学 4-0 青山学院大学


 前期リーグをでは2位で終え、と好順位につけこの勢い好順位のまま優勝を狙う中央大学(勝点19・暫定2位)と、前回前期対戦時はの惜しい敗戦から後期となった相手に勝利しここから巻き返しを図りたい青山学院大学(勝点911・暫定119位)の一戦。

 試合は開始早々に動くいた。1分、ハーフウェーライン付近にいた中大の25番・高橋一誠がヘディングで前にパスをすると、その浮き球を18番・星野創輝が収めて近くの7番・田邉光平にパスを出す。そしてパスこれを受けた7番・田邉はが前線に持ち運び上がりペナルティーエリア前、右足でロングシュートを放つ。シュートとそれがは逆サイドのゴール左上に決まり突き刺さり、得点中大が先制する。中大はさらに12分には、左サイドから7番・田邉がゴール前にクロスを上げると、ファーサイドでポジションを取っていたの20番・田中幹大が頭で合わせて追加点ゴールを奪う。中大の勢いは止まらず、続く16分にも7番・田邉が左サイドをドリブルで仕掛ける。7番・田邉中にのクロスに合わせたのはを上げると、またしても20番・田中。がディフェンスとの駆け引きを制し、ヘディングシュートを叩き込んで3点目を挙げるで合わせゴールとなる。一方、立て続けの失点となったに得点された青学大は7番・佐々木達也を中心に攻撃を組み立て直すが、ていく。しかし中大の硬い堅い守備を崩せず試合は3-0のまま試合をで折り返すした。

 後半に入りこの悪い流れを変えるべく、青学大は、ハーフタイムに16番・田中芳拓を投入。し巻き返しを図る。しかしが、68分にまたもや中大にチャンス。、中大のは3番・牛澤健が相手陣地にロングボールを蹴り入れ、るとそれを9番・勝浦太郎がそれを収める。すぐに前にいた13番・有田恵人にへパスを出すと、。これを受けた13番・有田はペナルティーエリアまでドリブルで突破。運びディフェンスの間から右足でシュートを放つ打つと、それがそのままゴールネットを揺らし、4-0と青学大を大きく突き放す決まり4点目となる。一方青学大も諦めることなくゴールを狙い続けるが、どうしてもゴールには繋がらない。結局、青学大はゴールを挙げられないままそして試合はこのまま4-0で終了。

 中大は大量4得点を奪った中大が、後期取り、初戦を制して首位に浮上た。同じく後期リーグ初戦を勝利し、一方、後期初戦に勝利して勢いをつけたかった青学大だが、4失点と大きな敗戦。は痛い敗戦となった順位こそ変わらないものの、降格圏内に近づく厳しい状況となった。


東海大学 1-0 明治学院大学


 前期リーグを3位で終え、折り返し、1部リーグ昇格に向けて後期も勝点を積み上げて1部リーグ昇格を狙うたい東海大学(勝点18・暫定3位)と、後期初戦のに勝利し降格圏内から脱しで波にのりたい明治学院大学(勝点9・暫定11位)の一戦。

 試合の主導権を先に握ったのは東海大だった。序盤から、キャプテンの7番・西山拓実を中心に、ボールを前線に運び明学大ゴールへ迫る。しかし、明学大の堅い固い守備を破ることができず、得点には至らずない。一方も明学大は、初スタメンのとなる26番・岡田朋也を起点に攻撃を仕掛けめの姿勢をみせるが、なかなかゴール前までボールを運ぶことができない。その後も、両チームともにチャンスをものにすることができず、前半は0-0で終了。

 すると後半開始後、東海大にチャンスが訪れる。60分、東海大は6番・坂本翔が左サイドをオーバーラップで駆け上がる。そのまま中に切れ込むと、すかさず10番・杉山祐輝にパス。受けた10番・杉山はにペナルティーエリア内に侵入して右足を振り抜くが、明学大の選手がこのシュートをブロック。そのプレーがハンドと判断され、での相手選手のファウルにより、東海大がペナルティーキックを獲得する。これを、10番・杉山祐輝自身が右足で落ち着いて決め、東海大が先制点を獲得挙げる。明学大はその直後に20番・鈴木雄太を投入し、て流れを変えようと試みるが、決定機を活生かせず、このまま1-0で試合は終了。

 1点を守り抜いた東海大が勝利を収め2位に順位を上げた。対する明学大は勝点を積み上げることができず、痛い敗戦となった。明学大は後期黒星スタートに。降格圏からの脱出はならなかった。


慶應義塾大学 0-2 日本大学


 1部リーグ昇格のためには1試合も勝点を落とせない慶應義塾大学(勝点18・暫定4位)と、上位進出のためにも勝点を積み上げたい日本大学(勝点17・暫定6位)の一戦。

 両チームともに勝って勢いをつけたい後期リーグ初戦。試合の主導権を先に握ったのは日大だった。17分、11番・千葉隆希の左からのクロスを14番・西山蓮平がヘディングで合わせ、日大が先制点を挙げる。勢いに乗った日大はさらに29分、5番・近藤友喜のドリブルからの右足シュートが相手DF のクリアミスを誘いってオウンゴールに。日大にとってはラッキーな、慶大にとってはアンラッキーなゴールで日大がとなり追加点を挙げた。その後も日大は、6番・中村健人、10番・梶谷涼人などを中心に攻め込むが、慶大のGK21番・根津拓斗がゴールを許さない。前半は結局、先制点から日大が勢いを落とすことなく2点リードのまま前半を終了した。

 追いつきたい慶大は、ハーフタイムに9番・古川紘平を投入して得点を狙う。だがも、日大のGK12番・木村凌也のセービングや、DFの2番・藤村祐世を中心とした日大の堅い守備に阻まれてゴールネットを揺らすことができない得点を挙げられない。慶大は、交代枠5枚を使いきり、って悪い流れから抜け出そうとするが、得点は生まれず0-2で試合が終了した。
後期初戦で幸先よく勝点3を獲得した日大は、順位をひとつ上げて5位に。一方、敗れた慶大は順位を2つ落とし、6位に後退となったを追い越す暫定5位に浮上した。


日本体育大学 2-1 城西大学


 前期リーグをは5位で終えたものの、首位との勝点差は2。折り返し、一1部リーグ昇格に向けて勝点を積み上げたい日本体育大学(勝点18・暫定5位)と、前期リーグを10位で終え、上位進出を狙いたい城西大学(勝点10・暫定10位)の一戦。

 試合の主導権を握ったのは日体大だった。13分、左サイドに流れた18番・松原海斗がドリブルで前線にボール運びパスを出す。このパスれを受けた9番・土佐陸翼が、ペナルティーエリアの外から右足を振り抜いてシュートを突き刺す。き日体大が先制する。反撃したい城西大も前線からのプレスをかけでボールを奪い反撃に出るがゴールまで迫るが、得点に繋げることはできない。前半は、終始日体大ペースで前半を終えるわった。

 後半開始早々、1点を追う城西大にチャンスが訪れる。47分、10番・浅賀凱斗の放ったシュートのこぼれ球に25番・野口新太がいち早く反応した25番・野口新太が。右足を振り抜き、貴重な同点ゴールをあげる。流れに乗った城西大は続く67分、流れに乗った城西大が前線からのプレスでボールを奪いうと、14番・原山祐里が左足でのシュートを放つが、これは惜しくもキーパー正面。城西大はチャンスを作るりながらも、日体大の堅い固いディフェンスを崩すことが出来ない。悪い流れを変えたい日体大は57分に37番・篠田大輝を投入。すると試合は次第に日体大ペースに。は74分には、コーナーキックのこぼれ球を37番・篠田がゴールに突き刺し、て勝ち越しに成功する。再び追いつきたい城西大もは日体大ゴールに迫り同点を狙うるが、試合はそのまま2-1でのまま終了。

 日体大は途中交代の起用がズバリ的中。期待に応えた37番・篠田のゴールで日体大が勝利を収め、首位に勝点1差と迫った。城西大は勝点を積み上げることはできず、痛い敗戦となった。城西大は順位こそ変わらず10位のままだが、自動降格圏内とは勝点1差となっている。






 中大中央大学が4-0で快勝して首位に浮上したが、後日延期日程で産業能率大学が2-1で逆転勝利を収め、産能大が再度首位を奪取。上位争いを繰り広げる東海大学と日本体育大学は辛くも試合を制し勝点3を獲得した。結果、1位の中央産能大から3位の日体大までが大学から5位の日本大学までが勝点2差内に。昇格圏内をめぐる争いは後期も激化していくだろう。一方、明治学院大学、東京学芸大学、青山学院大学、城西大学は青学大、城西大、明学大は勝ちきれず、下位に低迷。上位との勝点が開いていく。く結果に。悲喜こもごもとなった後期リーグ初戦。優勝、昇格、そして残留に向けた熱戦が繰り広げられる。
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