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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第20節レポート

2017/11/10
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第20節は、11月4日(土)に5試合、11月5日(日)に1試合が行われた。



〇インカレ出場権を手にするために勝点3が欲しい駒澤大学(勝点23・8位)と、残留するためには負けは許されない日本体育大学(勝点14・12位)の一戦。

 日体大のキックオフで試合は始まり、序盤から一進一退の拮抗した時間が続く。駒大は11番・安藤翼、7番・大村英哉らが攻撃を牽引し、ロングボール主体で日体大陣内に攻め込む。仕掛けたカウンターを最後は19番・高橋潤哉が受けシュートまで持ち込むが、枠を捉えることができない。対する日体大は、味方の動きに合わせた短いパスを多用。ボールを動かす中で、駒大がポジション修正をしきれていない隙をつき、鋭い縦パスを9番・平川元樹に入れる。しかし9番・平川のシュートは惜しいところでブロックされてしまう。前半終了まで五分五分の展開が繰り広げられ、0-0で後半を迎えることとなった。
 後半も前半同様、両チーム一歩も引かずに激しい球際の争いを見せ、徐々に選手たちのプレーもヒートアップ。そして71分、ついにゲームが動いた。やや押され気味だった日体大がボールを奪ってから時間をかけずに駒大陣地に侵入し、ゴール前中央のエリアで10番・太田修介、28番・伊藤純也と繋ぎ、最後は17番・里見直樹が右足で蹴りこみ、値千金の先制ゴールを決める。0-1とリードし、勢いづいた日体大は26番・山下諒也が快足でサイドを駆け抜け、攻守にわたり存在感を見せる。しかし追加点を決めようと攻勢を強めるが駒大ディフェンス陣はそれを許さず、反対に一気にカウンターを仕掛けて日体大ゴールに迫る。途中出場の駒大25番・矢崎一輝が仕掛けてシュートまで持ち込むが、後期リーグ初出場の日体大GK12番・長谷川洸が好セーブで得点を許さない。試合終了の笛が鳴るまで駒大の反撃は続いたが、日体大が執念を見せ、完封勝利。0-1で日体大が勝点3を収め、1部残留に望みをつなげた。
 悔しい結果に終わった駒大は次節、11位の慶應義塾大学と戦う。残留争いの渦中にある慶大との試合は難しい戦いを強いられることは間違いないが、上位の意地を見せたい。日体大は次節、勝点1差で10位の専修大学と戦う。同じく残留を争うチーム同士の直接対決という大一番。この勢いのまま臨み、一気に降格圏脱出を狙いたい。


○インカレ出場に向け、勝点を積み上げたい明治大学(勝点26・6位)と、降格圏内に沈み、勝たなければ後がない慶應義塾大学(勝点17・11位)の一戦。

 試合開始直後から明大がセンターバックやボランチを中心にビルドアップをし、流れを掴みだす。明大はポストプレーなどから29番・小柏剛がゴールを狙うも得点に結びつかない。一方の慶大はセンターバックからのロングボールを9番・池田豊史貴、20番・ピーダーセン世穏、32番・松本駿之介に当て、攻撃を組み立てるが、両者一歩も譲らずにノーゴールで前半を終了した。
 明大は後半開始後もビルドアップを続け、54分にコーナーキックを獲得。キッカーの14番・中村健人は大外にボールを蹴りだすと、そこに走りこんで来た7番・安部柊斗が右足で豪快なボレーで決め、明大が先制。1-0となり流れを掴んだ明大がその後一気に慶大ゴールへ攻め込むも、21番・上田朝都がファインセーブでこれをストップ。しかし、その後も慶大は追いつけずに試合終了。1-0で明大が勝利した。
  今節の試合で勝利し、インカレ出場に大きく前進した明大。栗田大輔監督は「慶大が必至にくるのはわかっていた。その中で0で抑えられたことと、焦れずにセットプレーで得点できたことは大きい」とほっとした表情を見せた。なかでも守備については「ベースを取り戻すことができた」と評価。「最後の15分くらい、慶大に押し込まれた時間帯に軌道修正ができなかった」という課題はあるものの、「明大らしい厳しい守備を徹底できた」と満足顔だ。中盤からのハイプレス、徹底した守備に加え「(4番)山崎浩介の成長が大きい」と、怪我で欠場中の3番・鳥海晃司の穴を埋める以上の活躍を見せたセンターバックの成長に目を細めた。次節は連勝中で勢いに乗る桐蔭横浜大学と対戦するが、インカレ出場を見据えてこのまま勝ち続けたい。一方の慶大は次節、8位の駒澤大学と対戦する。最下位の日本体育大学が勝利したため、勝点20で並ぶ展開になってしまった。降格圏内を抜け出すために次節こそ勝点を獲得したい。


○首位の筑波大学を勝点差2で追う順天堂大学(勝点43・2位)と、後期初の連勝を狙う法政大学(勝点27・5位)との一戦。

 試合序盤から両チームともにチャンスはあるものの、決定的なシーンを作り出せない時間が続いた。そんな流れが破られたのは26分。法大は22番・黒崎隼人のクロスを20番・上田綺世が頭で合わせて先制点を決める。このまま法大ペースになると思われたが、32分には順大も2番・柳澤亘がドリブルで仕掛け、それをゴール前で受け取った11番・旗手怜央が左足で落ち着いて決め、1-1と追いついて前半を終える。
 後半は目まぐるしくスコアが動く展開となった。まず開始早々の50分、法大は20番・上田のヘディングがクリアされて混戦になると、すかさずこぼれ球を拾った11番・青柳燎汰が右足で決め追加点。スコアを1-2とし、法大が再びリードする。しかしここから順大が猛追する。順大は55分に13番・浮田健誠に代えて9番・松島奨真を投入すると、66分に、7番・名古新太郎のコーナーキックから、この途中出場の9番・松島が左足を振り抜き2-2と追いつき、試合を振り出しに戻す。その後は両者一歩も譲らぬ展開となったが、82分、順大が得意のパスワークで法大ディフェンスラインを崩し、最後は11番・旗手が決めて3-2に。順大が逆転に成功すると、そのまま守り切り、順大が勝利を掴んだ。
 勝利した順大は3試合連続となる逆転勝利で2位をキープ。上位の強さを見せつける結果となった。集中応援開催日となる次節は東洋大学と対戦する。最終節の首位・筑波大学との直接対決まで、勝点差を広げることなく追随したい。一方敗れた法大はまたしても連勝ならず。先制点を挙げて勢いに乗っていただけに悔しい逆転負けとなった。次節は東京国際大学と対戦。インカレに向けてそろそろギアをあげていきたいところだ。


○現在4連敗中、インカレ出場のためにはもう負けられない東洋大学(勝点24・7位)と、現在3連勝中で、1部残留に向けて勝点を積み上げたい桐蔭横浜大学(勝点19・9位)の一戦。

 試合は東洋大ペースで進むが、桐蔭大もディフェンス陣が体を張ったプレーで得点を許さない。37分には8番・高橋宏季がゴールを決めるがこれはオフサイド。逆に桐蔭大も次第に流れを掴みだし、前半半ばには東洋大ゴールにシュートを放つが、こちらも得点には結びつかない。互角の展開が続いたが、結局0-0で前半を終了した。
 後半開始直後には東洋大がファーストプレーでビッグチャンス。東洋大の11番・坂元達裕が左足を振り抜くが、これは桐蔭大GK、21番・三浦和真がストップ。その後も互角の展開が続き、スコアレスのまま迎えた終盤に、試合は一気に動いた。桐蔭大は60分すぎから交代選手を次々とピッチに送り込み、前線を活性化。82分にコーナーキックを獲得し、6番・山下優人のグラウンダーのパスに、ゴール前中央にいた2番・小田島怜が反応。右足を振り抜くと、待望の先制点を挙げる。桐蔭大はさらにアディショナルタイムに突入した90+2分、再びチャンスを迎える。左サイドで8番・鳥海芳樹がボールを奪うと中央にクロスを放り込む。これを途中出場の14番・イサカゼインがダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らす。「(8番)鳥海からのクロスは練習からやっていた形。イメージどおりだった」(14番イサカ)という2点目で試合を決定づけ、そのまま試合終了。一時は最下位に沈んでいた桐蔭大が、4連勝という結果で1部残留に向け大きく前進し。
 対称的に東洋大はこれで泥沼の5連敗。初のインカレ出場に赤信号が灯る状況となってしまった。次節は2位の順天堂大学と対戦。集中応援の中、インカレ出場に望みをかけて勝利を掴みたい。一方の桐蔭大は4連勝で勝点を22に伸ばす結果に。9位という順位は変わらないが、10位との差を勝点4に広げるなど一時期の危機的状況は回避されつつある。「4連勝どころか、実は1部では3連勝も初めてだった」と八城監督は笑う。好調の要因については「これまで何気なくやっていたが、それでは勝てないことに気づいた。しっかり準備をして集中して試合に臨む。できることは限られているのだから、全力でやって結果がついてくるのを待つだけ」ときっぱり。この試合ではセットプレーから粘り強く得点を挙げ、「8番・鳥海のよさのひとつであるチェンジサイドに加え、14番・イサカがファーストタッチからシュートまで完璧にやってくれた」という追加点で東洋大を突き放し「去年から下積みしてきたものが出せた」という。次節は明治大学と対戦。降格の危機はほぼ回避できたとはいえ「優勝争いのつもりで戦いたい」と5連勝を目指す。


◯前節に駒澤大学に大敗し、悪い流れを断ち切りたい東京国際大学(勝点30・4位)と、2試合勝利から遠のいており、こちらも復調のきっかけにしたい流通経済大学(勝点35・3位)の一戦。

 試合は、開始直後から両者激しい攻防戦が繰り広げられた。東国大はサイドからゴール前にクロスボールを入れるが、流経大は5番・守田英正と13番・小野原和哉のセンターバックがこれをクリア。一方の流経大も今季初スタメンの東国大GK21番・古島圭人のファインセーブに阻まれ、ゴールを割ることができない。 しかし前半終盤の41分、右サイドで流経大の8番・森永卓が相手選手と競り混戦に。そのこぼれ球を10番・ジャーメイン良が拾うとうと、スペースに抜け出した6番・石田和希へとパス。これを受けた6番・石田の右足シュートがゴール右隅に突き刺さり、流経大が先制。1-0でリードし、前半を終える。
 後半に入ると、一転し東国大が攻める展開となった。しかしなかなか点が入らない中、終盤に差し掛かった80分に東国大が右コーナーキックを獲得。キッカーの10番・安東輝が中央にボールを蹴り込むと、流経大のGK、1番・オビパウエルオビンナがパンチングでこれをクリア。しかし、そのクリアボールを14番・川上翔平が左足でミートして東国大が同点に追いつく。だがその3分後の83分、今度は流経大が逆襲に出る。18番・立花歩夢が自陣からドリブルでゴール前まで一気にボールを運びチャンスを作る。東国大が体を張ったディフェンスでシュートこそ阻止するものの、そのこぼれ球を11番・渡邉新太が右足で押し込み2-1に。再びリードを奪った流経大が、東国大は猛攻を退け試合終了。2-1で流経大が勝利を収めた。
 これで3戦連続勝ち星なしの2連敗となった東国大。これまで勝点を積み重ねてきたこともあり、インカレ出場は確定的だが、5位の明治大学との勝点差はわずか1と、いつ順位が入れ替わってもおかしくない状況だ。次節は6位の法政大学と戦う。こちらも勝点差3と僅差で競る相手となるだけに、是が非でも勝点3を掴みたい。一方、流経大は次節に首位の筑波大学と戦う。今節の勝利でインカレ出場を決め、すでに3位が確定している流経大だが、舞台が"茨城ダービー"となれば県内のライバルに負けるわけにはいかない。天皇杯茨城県予選も含め、今季の戦績は1勝1敗。今季リーグ最後のダービーマッチで勝利を収め、筑波大に勝ち越したい。


○前節に5得点と攻撃陣が爆発した筑波大学(勝点45・1位)と、対称的に5連敗中と調子を落としている専修大学(勝点18・10位)の一戦。

 試合は激しいゴールの奪いあいになった。まずは15分、筑波大はスローインからボールをキープした11番・中野誠也がドリブルで右サイドを突破。ゴール前へとピンポイントクロスをあげると、それを10番・北川柊斗が頭で合わせて先制する。しかし17分、今度は専大が逆襲。左サイドの11番・中山克広がドリブルでボールを運びクロスをあげると、14番・岡本勇輝がこちらも頭で合わせて同点とする。すると42分、再び筑波大が試合を動かす。27番・渡邉陽から2番・浅岡へと中盤でボールをつながると2番・浅岡は、11番・中野にスルーパス。これを11番・中野が落ち着いて決め、再び筑波大がリードする。前半の残り時間はわずか。筑波大リードで前半が終わるかと思われた前半終了間際の44分。ここで専大がフリーキックを獲得する。キッカーは、14番・岡本。ペナルティーエリア内に正確なキックを入れると、12番・西村慧祐が頭で合わせ専大も2点目をマーク。専大がぎりぎりで追いつき前半が終了する。
 ゴールの奪い合いとなった前半とは一転、後半は互いに決定機を作れないまま時間が過ぎていった。それでも首位の意地を見せたのが筑波大。72分、6番・鈴木徳真が25番・西澤健太に縦パスを入れると、パスを受けた25番・西澤は、ゴール前にクロスボールをあげる。それを11番・中野が右足で合わせ、みたび筑波大が勝ち越しに成功。筑波大がこの勝ち越し点を守りきり、試合が終了。筑波大が優勝に向けて勝点3を積み上げた。
 2度追いつかれながらも、三度のリードで勝利を収めた筑波大。首位の実力をまざまざと見せつけた。次節は流通経済大学との"茨城ダービー"だ。ライバル・流経大に勝利することはもちろんだが、2位・順天堂大学が引き分け以下なら最終節の直接対決を待たず優勝の可能性もある。優勝に向けて、次節もしっかりと勝点3を取りたい。一方、2度追いつくも最後に力尽きた専大。次節は12位の日本体育大学と対戦。現在10位とはいえ、11位の慶應義塾大学、12位の日体大は勝点差わずか1に迫っている。この試合に負ければ、降格圏への転落は免れない。まさに、絶対に負けられない試合となるだろう。


 次節、第21節は11月11日(土)にフクダ電子アリーナにて明治大学と桐蔭横浜大学、順天堂大学と東洋大学が、龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて駒澤大学と慶應義塾大学、筑波大学と流通経済大学が、江戸川区陸上競技場にて専修大学と日本体育大学が、県立保土ヶ谷公園サッカー場にて東京国際大学と法政大学が戦う。
 今節、最下位の日体大が駒大に勝利し、10位の専大が筑波大に敗戦したため、10位から12位までの勝点差はわずか1となり、残留争いは熾烈を極めるものとなってきている。一方で、首位争いは筑波大、順大ともに白星を挙げて勝点差は2のまま。こちらも接戦が続いている。リーグ戦は残り2試合。優勝争い、残留争いともに負ければ終わりのゲームが続く。すべての試合から目が離せない。
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