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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第9節マッチレポート

2021/08/30



 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第9節は、8月21日(土)に延期分の1試合が行われた。


国士舘大学 対 流通経済大学


 降格圏脱出に向け、勝点を積み上げたい国士舘大学(勝点11・暫定11位)と、勝てば首位奪取の可能性もある流通経済大学(勝点20・暫定4位)の一戦。

 1部リーグでは、3年ぶりの顔合わせとなった対戦カード。試合は、立ち上がりから一進一退の攻防戦が続き、スコアが動いたのは前半の半ばも過ぎた36分だった。流経大は右サイドを鮮やかなパス回しで攻略。10番・満田誠が上げたクロスを、ペナルティエリア内で待ち構えていた2番・佐藤響が右足でボレーシュート。これがニアサイドを打ち抜き、流経大が先制点を挙げる。その後も流経大がボールを保持し、試合の主導権を握ったまま前半は1-0で終了する。

 巻き返しを図りたい国士大は、後半開始早々の46分に、ペナルティエリア付近の位置でフリーキックを獲得する。キッカーは、5番・内田瑞己。右足のキックは、鋭い弧を描いてゴールを目指すが、相手の壁を掠めるとそのままクロスバーを直撃。惜しくも同点とはならなかった。その後、試合展開は非常にインテンシティの高いものとなり、両チームは積極的に交代カードを切る。国士大は74分に18番・弓場堅真、89分に27番・古川真人を投入。すると、この采配が見事に的中。試合終了間際の90分、2番・前川智敬が右サイドからのダイレクトパスを18番・弓場に供給。中央に折り返したところを、27番・古川が相手を背負いながらも振り向きざまにシュート。これがゴールネットを揺らし、国士大が途中出場ふたりの活躍で同点に追い付く。試合は1-1のまま終了し、流経大は首位浮上のチャンスを逃す形に。国士大は試合終了間際、土壇場の同点弾で勝点1を積み上げて10位に浮上。自動降格圏から脱出した。





 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第9節は6月13日(日)に、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった1試合をのぞく5試合が行われた。


早稲田大学 対 桐蔭横浜大学


 上位を猛追する早稲田大学(勝点14・暫定4位)と、対照的に中々調子が上がらない桐蔭横浜大学(勝点7・暫定10位)の一戦。

 立ち上がり、早大は注目のルーキー33番・安斎颯馬が1年生らしく積極的にペナルティーエリア内にドリブルで侵入し、チャンスをうかがう。しかし桐蔭大も高い集中力で決死のディフェンス。そんな中、試合は12分に動いた。桐蔭大は8番・圓道将良のコーナーキックを、1年生センターバックの28番・松本太一が右足で押し込み先制する。ゴール後は桐蔭大ペースで試合が進み、27分にも桐蔭大に決定機が訪れる。10番・篠原友哉がドリブルで右サイド深くへと侵入。ゴール前にクロスを上げると、11番・寺沼星文が頭で合わせるが、これは僅かに枠の外。すると今度は早大にチャンスが訪れる。37分、早大はコーナーキックを獲得すると、ゴール前で13番・平松柚佑が頭で軌道を反らし、6番・大西翔也が頭で押し込み同点に持ちこむ。この後、両チームともにチャンスを作るが、集中力の高い守備で追加点は許さず1-1で前半は終了。

 雨が降りしきる中で開始された後半は、早々の48分に桐蔭大に決定機。左サイドでボールを受けた14番・水野颯太のパスを、ペナルティーエリア内中央で受けた10番・篠原が右足でゴール隅へと流し込み追加点。桐蔭大が再びリードを奪った。同点に追いつきたい早大は55分、33番・安斎が得意のドリブルで右サイドを駆け上がり、ゴール前へクロスを供給。これを、後半から出場の早大10番・加藤拓己がジャンピングボレーでゴールに突き刺し、またもや早大が同点に追いつきスコアは2-2に。勢いに乗った早大はその後も桐蔭大ゴールに迫り続ける。78分、早大は25番・森璃太がショートパスで右サイド深くへと侵入し、ニアサイドにスルーパスを送る。これを、ゴール前に走り込んでいた19番・水野雄太が滑り込んでゴールを決めて3点目。遂に早大が逆転に成功する。しかし、桐蔭大の逆襲はここからだった。試合終盤に息を吹き返した桐蔭大は早大ゴールに果敢に攻め込む。すると87分、ペナルティーエリア付近でボールを受けた15番・小関陽星が左足一閃。3点目をゴールに突き刺し、桐蔭大が土壇場で同点とし、試合を振り出しに戻した。勝点3獲得を目指し、アディショナルタイムに突入しても激しい攻撃を見せる両チーム。勝負が決したのは、アディショナルタイムも終わりに近づいた90+3分のことだった。桐蔭大は9番・山田新が右サイドでボールを受けドリブルで駆け上がるって早大DF2人を引きつけると、ゴール前に走り込んでいた13番・左部開斗へスルーパス。そのまま13番・左部が冷静に右足でゴールを決めて勝負あり。勝利への執念を感じさせる試合終了間際の攻防戦は、3-4で桐蔭大が勝利を収めた。

 桐蔭大はこの勝利で8位に浮上し、降格圏から脱出。一方の早大は首位から2ゲーム開くことになる手痛い敗戦となった。


順天堂大学 対 立正大学


 天皇杯ではJ1のFC東京に勝ち、勢いのある順天堂大学(勝点7・暫定8位)と、未だ降格圏内を抜け出せず何としても勝点3が欲しい立正大学(勝点7・暫定11位)との一戦。

 同勝点で並ぶ両チームの対戦。互いに下位グループからの脱出を狙う重要な一戦となる。試合は、立ち上がりから両チーム球際の激しい、荒れた試合となった。序盤は順大がボールを握る展開が続くものの、立正大も果敢に前からプレスを掛けて自由を与えない。順大は冷静に自陣からボールを繋いでペースを掴むと、ボールを回すラインを少しずつ上げて立正大守備陣を崩しにかかる。7番・樋口堅大が相手DFかわして10番・小林里駆へ繋ぎ、シュートを放つなどチャンスも作るがゴールにはつながらず、スコアレスで前半を終えた。

 後半は早い時間にスコアが動いた。順大は51分、敵陣中央でフリーキックを獲得する。これをショートパスで繋ぐと、左サイドから6番・白井海斗がクロスを供給。この攻撃は2度立正大に跳ね返されるものの、セカンドボールを拾った29番・野田武瑠が右サイドからクロスを上げ、それに25番・清水勇貴がヘディングで競り勝って先制点を挙げる。しかし立正大はこの失点に慌てることなく攻撃を仕掛け、56分には17番・石川悠から24番・榊原へとシンプルなロングボールからチャンスを作り出す。少しずつ流れを掴み始めた立正大は70分、24番・榊原のクロスを後半途中交代で入った、10番・坂井剛が折り返し、最後は11番・鎌田翔太郎が詰めると、相手GKと接触しペナルティーキックを獲得する。これを10番・坂井が冷静に決め、スコアは1-1に。試合を振り出しに戻した。すると73分、今度は順大がペナルティーエリア付近でフリーキックを獲得。しかし5番・小川真輝のシュートは枠を捉えることができない。攻め続ける両チームだったが、再び試合を動かしたのは順大だった。81分、ビルドアップから5番・小川が33番・岩井琢朗にスルーパスを送ると、33番・岩井がドリブルで持ち上がる。そして、そのまま強烈なシュートをゴールに突き刺して勝ち越しゴールを奪う。立正大もその後に攻勢を強めたが、最後まで追いつくことができず2-1で試合終了。
 順大はこの勝利で勝点を10まで伸ばし、暫定ながら7位に。下位グループから脱出した。一方、立正大は勝ち切ることができず、勝点7で暫定最下位へ転落となった。


駒澤大学 対 慶應義塾大学


 混戦状態の上位グループに残るためにも連敗は避けたい駒澤大学(勝点15・暫定3位)と、今季初勝利からの2連勝と、波に乗る慶應義塾大学(勝点7・暫定9位)の一戦。

 対照的な状況にある両チームの対決は、全体を通して手堅いゲームを運びとなった。前半は両チームともシンプルなプレーで、積極的に前線へとボールを送り込む。だが互いの好守に阻まれ、なかなかゴール前でボールを収めることができない。そんな中、駒大は多くのセットプレーを獲得したが、これも慶大がしっかりと守りきる。ともに集中した守備で相手に決定機を与えずスコアレスで前半を終了した。

 後半も互いの固い守備に阻まれて、なかなかチャンスを作れないまま時間だけが過ぎていく。そのまま試合終了かと思われたが、試合は残り10分を切ったところで一気に動き出す。84分、駒大は8番・江﨑巧朗が放ったミドルシュートがバーに当たり、ゴール前にこぼれる。それを4番・岩本蓮太が頭で押し込み、待望の先制点を挙げる。さらに駒大は90分、23番・小島心都の蹴り入れたコーナーキックを、後半途中出場の9番・宮崎鴻が頭で合わせると、ゴール前にいた7番・荒木駿太がヘディングでそらしてコースを変え追加点。駒大はスコアを2-0とし、わずかな時間で慶大を突き放す。一方の慶大も2失点の直後となる90+1分、19番・齊藤滉の横パスを18番・飯塚亮貴がペナルティーエリア手前からダイレクトで流し込んで1点を返す。試合終了間際までゴールに迫る慶大だったが、駒大が凌ぎきって、2-1で試合終了。駒大が最後の最後に勝負強さを発揮し、前節の敗戦を払拭して暫定2位に浮上した。


筑波大学 対 拓殖大学


 前節に3-0と快勝した勢いで連勝を目指す筑波大学(勝点12・暫定6位)と、勝点を積み上げて、最下位を脱出したい拓殖大学(勝点4・暫定12位)の一戦。

 前半は、両チーム激しく攻め合う展開となった。立ち上がり、筑波大は10番・小林幹を中心に攻撃を組み立て、拓大は前線から激しくプレスをかける。すると28分、拓大にコーナーキックのチャンス。38番・日野翔太のファーサイドへのボールに10番・田中幸大が豪快なヘディングを叩きつけて、拓大が先制に成功する。さらに35分、ペナルティーエリアの外から7番・鏑木瑞生がミドルシュートを放つ。これは筑波大DFがブロックするものの、こぼれ球を9番・山中麗央がワントラップからゴール左隅に冷静に流し込んで追加点。0-2のまま拓大リードで前半を終えた。

 後半も両チーム譲らない見応えのある展開に。61分、拓大が筑波大の攻撃をカットしてカウンターを仕掛ける。38番・日野の華麗なドリブルから、9番・山中がダイレクトでコントロールシュート。ゴール右のサイドネットに突き刺さり、拓大が駄目押しの3点目で筑波大を突き放す。筑波大も90分に、9番・森海渡が18番・庄司夢ノ介とのワンツーでディフェンスラインを突破し、GKと一対一の場面でゴールニア上に突き刺して1-3に。しかしここで試合終了のホイッスル。終始筑波大を圧倒した拓大が今季2勝目を挙げ、降格圏から脱出した。




明治大学 対 法政大学


 直近の2試合で勝利がなく、単独首位に立つためにも勝利が欲しい明治大学(勝点17・暫定2位)と、勝点で並ぶ明大相手に勝って単独首位をもぎとりたい法政大学(勝点17・暫定1位)の一戦。

 首位争いを続ける、暫定1位と2位の直接対決は、立ち上がりから中盤で激しいボールの奪い合いが続いた。法大はディフェンスラインでボールを回して前線に繋ごうとするが、明大の堅固な守備に阻まれてしまう。一方の明大は法大の前線からのプレスにより、なかなか攻撃に転じることができない。拮抗した状態のまま、試合は進んでいったそれでも法大は20分に、シュートブロックのこぼれ球に反応した11番・田中和樹が抜け出してシュートを放つが、これは明大GK12番・青嶋佑弥の正面。対する明大も23分、ペナルティーエリア手前で縦パスを受けた14番・田中克幸が、ワントラップで法大DFをかわすとすかさず右足を振り抜く。グラウンダーの力強いシュートはゴール左端へ。しかし法大もGK12番・中川真がスーパーセーブを見せて得点を許さない。その後も両チーム攻め合う展開が続くが得点には至らず、スコアレスのまま前半が終了した。

 後半も均衡はなかなか破られず、膠着状態が続く。そんな状況を動かすべく、56分には明大、法大ともに交代カードを切る。明大は22番・林幸多郎に代えて23番・櫻井風我、法大は4番・中井崇仁に代えて20番・佐藤大樹を送り出す。この交代が吉と出たのは法大だった。64分、スローインを受けた9番・久保征一郎がワンタッチでボールを落とすと、交代出場の20番・佐藤が長い距離をドリブルで運び、相手を引き付ける。明大DFを3人引き付けたところで、フリーになっていた7番・安光将作にラストパス。7番・安光はダイレクトでゴール左下に流し込み、法大が先制点をあげる。しかしその後、追いつきたい明大にビッグチャンスが訪れる。10番・杉浦文哉が放ったシュートは法大DFに阻まれるが、こぼれ球をつないで11番・藤原悠汰が再びシュート。法大GKの横をすりぬけてゴールラインを割るかと思われたが、法大2番・陶山勇磨がぎりぎりのところでボールをはじき出す。すると、その1分後の84分。明大DFからボールを奪った法大は、14番・田部井涼から20番・佐藤へとスピーディーに攻撃を展開。20番・佐藤がヒールで落とすと、そこに走りこんだ10番・飯島陸がワントラップでシュートを放つ。明大GKがボールに飛びつくものの、ボールを弾きだすことはできず、そのままゴールに吸い込まれ、法大が追加点。0-2と明大を突き放した。なんとしてでも得点が欲しい明大は最後まで攻め続けるが、法大が集中して守りきり0-2のまま試合は終了。

 首位攻防戦に勝利した法大は勝点で明大を上回り、暫定ではあるが単独首位に躍り出た。対する明大はここ3戦で勝ち星なし。順位も暫定3位へと転落し、大事な一戦で悪い流れを断ち切ることは出来なかった。



 今節では、首位法大が2位明大との直接対決を制し、暫定首位の座をキープ。そして慶大に勝利した駒大が暫定2位に浮上。首位戦線に大きな動きがあった。一方、不調が続いていた桐蔭大は早大との壮絶な打ち合いを制して2試合ぶりの勝利。天皇杯でJ1のF C東京に勝利し勢いに乗る順大も、立正大に勝利し下位グループから一歩抜け出した。最下位にも動きがあった。拓大は筑波大に勝利し10位に浮上。自動降格圏内を脱出した。代わりに、順大に敗れた立正大が最下位に後退。暫定ではあるが上位は勝点3差内に3チーム、そして下位は勝点3差で6チームがひしめく大混戦となった。前期リーグも残すところ2節となり、ますます目の離せない展開になりそうだ。
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