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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部第3節

2024/05/01


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】第3節は、4月27日(土)に3試合、4月28日(日)に3試合が行われた。



3部リーグ第3節 全結果・順位表






3部リーグ第3節まとめ


 第2節を終え、東京農業大学、國學院大學、明治学院大学、国際武道大学の4チームが連勝・無敗となっている3部リーグ。第2節までは得失点差の関係で首位についていたのは東農大。その東農大は2連敗中の11位・共栄大と対戦。しかし、東農大は序盤から波に乗れず、後半のシュートはわずか1。共栄大がチャンスを作るなか失点だけは免れたものの、スコアレスドローで試合を終了。3連勝ならず首位から後退した。対する共栄大は初勝利こそ逃したものの初の“勝点1"を手に入れた。

 同じく無敗の國學院大學と、1勝1分の4位・専修大学の試合は専大が試合の主導権を握りながらも國學大が数少ないチャンスを決めて先制。34分、内海碧斗が相手のボールを奪うとすかさずパス。受けた辻友翔はドリブルで独走しペナルティーエリアに侵入する。ゴール前では専大DFに阻まれるものの、クリアボールを拾った麻生哲平が磯丈成につないでシュート。磯が2試合連続で先制ゴールを挙げる。國學大は後半開始早々の50分にも、磯が左サイドから入れたクロスに辻が頭で合わせる。シュートは専大GKがキャッチしたかに思われたが、こぼれたボールに再び辻が詰めて追加点。専大がリードを2点に広げた。専大も終盤の84分に伊澤壮平がボックス内で倒されてペナルティーキックを獲得。伊澤自身がこれを沈めて1点を返すが反撃はここまで。1-2で國學大が勝利し、連勝を3に伸ばした。



 16年ぶりの関東リーグに復帰ながら2連勝と、3部の“台風の目"となりつつある国際武道大学は未勝利で最下位に沈む東京経済大学と対戦。試合は30分に動いた。東経大は国武大のパスミスからボールを奪うと、清水俊希がハーフウェーライン手前から一気に独走。DFを振り切り、GKとの1対1をも制して右足を振り抜いて先制点を挙げる。東経大はその9分後にも、清水が左サイドからペナルティーエリア内に侵入したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを二宮樹希が決めて2-0とリードして前半を終了した。2点のビハインドを負った国武大は、後半の頭から松本治大を投入して攻撃のギアをあげるが、東経大の粘り強い守備を崩しきれない。76分にはゴール前の混戦から大町泰生が押し込んで1点を返すが、その後が続かない。国武大は後半、東経大の5倍以上となる16本ものシュートを放ちながらも追いつけず2-1でタイムアップ。今季リーグ初黒星を喫した国武大は5位に後退。一方、初勝利を挙げた東経大は最下位を脱し9位に順位を上げた。



 4月28日(日)に行われた3試合では、連勝中の明治学院大学が快勝。23分、中央学院大学の坂本治樹に鮮やかなミドルシュートを決められるものの、35分には西原篤史の横パスに鈴木燦次が合わせて同点に追いつく。さらに前半アディショナルタイムの45+3分にも、コーナーキックの流れから伊井舜哉がヘディングシュートを決めて追加点。明学大が逆転に成功して前半を終了した。後半も明学大が優勢に試合を勧め、終盤の81分には、中院大のGKとDFの連携ミスの隙をついた佐伯亮太がボールを奪い、そのままシュートを右隅に決めて3点目。先制点こそ奪われたものの、逆転勝利で明学大が3連勝を収めた。

 ともに1勝1敗、勝点3で並ぶ青山学院大学と作新学院大学の試合は、開始早々にスコアが動いた。7分、青学大はコーナーキックのチャンスを得ると、黒田陸斗がこぼれ球を滑り込むようにして押し込んで先制点を挙げる。作新大は開始早々にDFの軽部倭太琉が負傷交代するなどのトラブルにも見舞われ、なかなかチャンスを作れない。後半も両チーム攻撃のギアを上げられず1-0で試合終了。先制点を守りきった青学大が2連勝で6位から4位へと順位を上げた。



 ともに未勝利で下位に沈む亜細亜大学と平成国際大学の対戦。亜大は18分、矢崎晟洋のコーナーキックに磯崎碧が頭で合わせて先制。亜大はその後もチャンスを作るが追加点のないまま1-0で試合を折り返した。後半に入ると、1点を追う平国大が攻勢をかける展開に。67分に3人の選手を一気に替えると、78分にも2人の選手をピッチに送り出すなど積極的な選手交代で亜大のゴールを狙うが、亜大の守備を崩しきれないままタイムアップ。1-0で亜大が勝利し、待望の今季リーグ初勝利を収めた。





 第3節の結果、3部リーグの全勝チームは國學院大學と明治学院大学の2チームとなった。両チームは勝点、得点、失点数すべて同数のため同率首位に並ぶ。3位には、今節スコアレスドローに終わった東京農業大学が勝点2差で迫る。4位には、2連勝の青山学院大学が浮上。今季初黒星を喫した国際武道大学は青学大と同じ勝点6で並ぶ5位となった。一方、下位グループでも動きがあった。未勝利だった亜細亜大学、平成国際大学、共栄大学、東京経済大学のうち、亜大と東経大が初勝利を上げ、共栄大もドロー決着で勝点1を獲得。そのため亜大が8位に、東経大が最下位から9位に浮上。かわって平国大が最下位に沈むこととなった。

 次節、第4節は5月4日(土)に3試合、5日(日)に3試合が行われる。同率首位の2チーム、明治学院大学はアウェーで亜細亜大学と、國學院大學もアウェーで東京農業大学と対戦する。なかでも勝点2差で國學大を追う東農大との一戦は要注目だ。
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