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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節レポート

2017/10/04
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、9月30日(土)に1試合、10月1日(日)に5試合が行われた。



◯現在2連勝中で波に乗る流通経済大学(勝点22・3位)と、前節は慶應義塾大学に黒星を喫し、早めに立て直したい法政大学(勝点19・5位)の一戦。

 法大のキックオフで始まった試合は両者拮抗した攻防戦が続く展開に。しかし24分、法大は右サイドバックの2番・武藤友樹がこの日2度目の警告で退場となり、10人で戦うことを余儀なくされる。数的不利となった法大だが、26分にはトップ下の11番・青柳燎汰を下げて、23番・関口正大を右サイドバックに投入。2番・武藤の抜けた穴を修正すると、中盤でセカンドボールを収め、9番・ディサロ燦シルヴァーノへと縦パスを入れてチャンスを作ろうとする。一方、「ここ2試合、先制点をとられているので選手たちは慎重になっていた」(中野雄二監督)という流経大は、1トップの30番・星野秀平のポストプレーを起点に攻撃を展開。次第にボールの支配率を挙げると、前半終了間際に立て続けに法大ゴールを脅かす。しかしゴールとまでは至らず、0-0のまま前半を終える。
 後半に入ると、試合は法大が試合を優位に進め始める。しかし流経大は5番・守田英正と、怪我から復帰し、これが今季リーグ初出場となる4番・今津佑太のセンターバックコンビが中心となり、法大に得点を許さない。さらに「左サイドは崩せている。とにかく(2番の)小池裕太からクロスを上げ続けろ」(中野監督)という攻撃が功を奏し、試合は少しずつ流経大ペースに。さらに流経大は、「相手のほうが人数が少ないのに、自分たちが1トップでいるのはおかしい。リスクをおかしてでも前に出るべきではないか」(同監督)として、両サイドの10番・ジャーメイン良、18番・立花歩夢を前線に上げて2トップに。するとこの変更で、早々に流経大が均衡を破ることに成功する。81分、ゴール前で13番・小野原和哉が相手のボールを奪うとすかさず10番・ジャーメインに。「(13番)小野原がいい形でひっかけてくれた」というボールを受けた10番・ジャーメインは「動き出しのところで相手を外せれば、ゴールに直結できると思った」と巧みにボールをコントロール。ゴールに突き刺す豪快なゴールで先制点を挙げる。これのゴールがチームに勝利をもたらす決勝点となり、1-0で流経大が勝利を収めた。
 流経大の中野監督は「2、3危ないシーンはあったが、ほぼ予想どおりの展開。相手が10人になったが、変に前がかりにならず1-0で勝てればいいと思っていた」とコメント。後半は「負けたくない気持ちのほうが勝っていた」とやや守備的になったチームに対し、1トップから2トップに変更するなどして攻撃を後押しし、勝利に結びつけた。この勝利で後期開幕から3連勝となった流経大は勝点を25と伸ばし、3位をキープ。「1位の筑波大学と2位の順天堂大学の勝点差は1。2強の一角が崩れれば、まだまだチャンスはある」と、首位争いへの食い込みを虎視眈々と狙う。次節は日本体育大学との試合となるが「このまま無敗なら勝点49、1敗でも勝点46。例年優勝のラインは勝点45。まだまだチャンスはある」(中野監督)というだけに、次戦も勝ち星を落とさず4連勝を狙いたい。一方、これで2連敗となった法政大学は順位を1つ落とし6位に後退。「今季は連勝か連敗しかない」(法大・長山一也監督)という悪い流れを断ち切るためにも次の専修大学との一戦で勝利を収めたい。


〇首位を独走するためにも勝点を伸ばしたい筑波大学(勝点29・1位)と、前節に慶應義塾大学との直接対決で敗北を喫し、降格圏に転落した日本体育大学(勝点11・11位)の対戦。

 試合は序盤から筑波大がボールを支配し、優勢にゲームを進める展開となった。すると10分、日体大が自陣の深い位置で出したパスを筑波大10番・北川柊斗がカット。そこから巧みなドリブルで日体大DFをかわすと、ペナルティーエリア付近で豪快に左足を振り抜き、先制点を挙げる。さらにその1分後は筑波大2番・浅岡大貴から11番・中野誠也へとテンポよくパスを繋ぎ、11番・中野がドリブルで運んだボールを最後は9番・三笘薫が受け、冷静にゴールへと流し込み追加点。立て続けのゴールでスコアを2-0とする。苦しい立ち上がりとなった日体大は、22番・渡邊龍と29番・小林颯が両サイドから攻撃のリズムを作り、ヴァンフォーレ甲府内定の10番・太田修介にボールを集めるものの、筑波大の強固な守備に阻まれ、シュートまで持ち込むことができない。
 後半、日体大は前線から激しいプレッシングで積極的にボールを奪取。途中出場の26番・山下諒也がそのスピードを生かし、筑波大DFの背後にボールを通して再三チャンスを演出するが、決定的なシュートがクロスバーに弾かれるなど、あと一歩のところでゴールには至らない。対する筑波大は70分、9番・三笘が獲得したペナルティーキックを11番・中野が落ち着いて決めて3点目。その後は両チームともいくつかの決定機を迎えるも得点することなく試合終了。3-0で筑波大が勝利を収めた。
 順調に勝点3を積み重ねた筑波大は次節、筑波大学第一サッカー場に明治大学を迎える。ホームでの試合開催で、昨年度王者の明大相手に最高のパフォーマンスを見せられるか、注目の一戦となるだろう一方、連敗を喫し降格圏から抜け出せなかった日体大は、3連勝と波に乗る流通経済大学との一戦が控える。1部残留へ向けて、残りの8試合で意地を見せたい。


◯後期未だ勝ちのない専修大学(勝点15・8位)と、前節9試合ぶり勝利し、降格圏を脱出した慶應義塾大学(勝点14・10位)の一戦。

 勝敗次第で両チームの順位が入れ替わる可能性がある勝点1差の8位と10位の一戦は、序盤、ロングボールを中心とした攻撃で、慶大がペースを握った。しかし専大も、サイドを広く使った攻撃で次第に反撃を開始。39分には、専大がフリーキックを獲得。15番・小林岩魚の蹴り込んだキックのこぼれ球を拾った3番・大西拓真がシュートを放つ。ボールは惜しくもクロスバーを叩くも、それを12番・西村慧祐が頭で押し込み先制点。さらに前半終了間際の44分、専大は15番・小林のフリーキックに、ニアにいた3番・大西が頭で合わせ追加点。専大が2-0とリードし、前半が終了する。
 後半の立ち上がりは反撃に出たい慶大がチャンスを迎えた。54分、11番・近藤貫太が右サイドに大きくサイドチェンジし、それを2番・手塚朋克がボールを受けペナルティーエリアにクロスを上げる。そのクロスに9番・池田豊史貴が頭から飛び込んでゴールを決め、1点差に詰め寄る。しかし専大は57分、コーナーキックからカウンターを仕掛けると、19番・氣田亮真が右サイドをドリブルで突破。オーバーラップしてきた2番・丸野了平にパスを出すと、これを受けた2番・丸野が冷静に右足で流し込み、3点目を決めて勝負あり。3-1で慶大を突き放し、専大が勝利を収めた。
 待望の後期リーグ初勝利をあげた専大は順位をひとつ上げ、7位に浮上。次節は総理大臣杯に優勝しながらも、後期は2連敗と調子を落としている法政大学と対戦する。法大との勝点差はわずか1。勝てば、さらに上位へと順位が入れ替わるだけに、なんとしても勝点3が欲しいところだ。一方、連勝とはならなかった慶大だが、11位の日本体育大学も敗れたため、10位の降格圏外をキープ。しかし勝点差は3と決して安心できる数字ではない。次節は、2連敗と調子を落としている東国大と対戦するが、残留を確実にするためにも勝点3を獲得し、降格圏との差を広げたい。


○勝点差1で首位筑波大学を追う順天堂大学(勝点28・2位)と、今季初の連勝を狙う明治大学(勝点18・7位)との一戦。

 順大は6番・石上輝、7番・名古新太郎を中心として、テンポ良くボールを回し得点の機会を探る。対する明大は12分、右サイドバックの2番・岩武克弥の顔面を相手の蹴ったボールが直撃。急遽13番・岸本英陣と交代するアクシデントがあったものの、その後は落ち着いて試合を展開。29番・小柏剛が裏に抜け出し、ボランチの6番・柴戸海、7番・安部柊斗のセカンドボールを回収すると、ボール保持者に素早いプレスをかけて、試合の流れを譲らない。均衡が破られたのは前半アディショナルタイムの45+1分。順大10番・米田隼也から折り返しを、11番・旗手怜央が右足を振り抜いてゴールを決め、1-0で試合を折り返す。
 なんとしても追いつきたい明大だったが、後半に得点を決めたのはまたしても順大。57分、11番・旗手からのパスを受けた受けた14番・杉田が右サイドへとボールを展開すると、5番・毛利駿也が狙いすましたミドルシュートを放ち追加点。怪我から復帰したばかりの5番・毛利の貴重なゴールで順大が2-0とリードを広げる。追う明大もその後、10番・木戸皓貴が何度となくゴールを狙うが、順大の堅い守備を前に最後まで得点を奪えず、2-0で試合終了。順大が後期3連勝を飾った。
 順大は第1節の明大戦以来となる、うれしい完封勝利となった。首位を走る筑波大も勝利したため順位は変わらないものの、勝点差1でピタリと首位を追い、優勝を射程圏内にとらえる。次節は現在12位の桐蔭横浜大学と対戦。最下位相手の試合となるが、首位を追い続けるために取りこぼしは許されない。一方、敗れた明大は、果敢にゴールを目指すも無得点。今季初の連勝とはならなかった。次節は首位、筑波大と対戦する大一番を迎える。


○連敗は避けたい駒澤大学(勝点15・9位)と、後期初勝利で最下位を脱出したい桐蔭横浜大学(勝点9・12位)の一戦。

 ともに後期リーグ初勝利・勝点3を狙う両校の戦いは、前半立ち上がりから縦に速い攻撃でゴールへと攻め込む展開となった。駒大は19番・高橋潤哉を中心に力強くスピードのあるロングボールを軸とした攻撃を仕掛ける。対する桐蔭大は10番・石川大地を起点に細かいパスで、駒大DF陣を崩しにかかった。しかし両チームともGKが体を張ったプレーでファインセーブを見せ、得点を与えない。
 後半も、互いに相手ゴールへ攻め込むチャンスを作るが、得点にまでは繋がらない。早い時間に動いたのは駒大だった。49分に13番・初芝政弘、55分に7番・大村英哉を投入し、攻撃の立て直しを図る。一方の桐蔭大は後半も残り10分を切ると、14番・イサカゼイン、11番・鈴木国友、22番・橘田健人の3人を立て続けにピッチに送り出し、ラストスパートをかけるが得点を挙げることができずに0-0のスコアレスドローでタイムアップ。互いに決めるべきシュートを決めきれず、勝点3が必要な状況の中での悔しい引き分けとなった。
 次節、駒大は"1部昇格組"の直接対決を制して4位に浮上した東洋大学と、桐蔭大は3連勝と勢いに乗る順天堂大学と戦う。無得点の課題と無失点の収穫が混在する両チームだが、これを次節へどう活かすか。


○上位進出のため連敗は避けたい東京国際大学(勝点20・4位)と、前節に続く2連勝で勢いに乗りたい東洋大学(勝点18・6位)の一戦。

 東洋大が勝てば順位が入れ替わる、勝点2差で競るチーム同士の試合は、ともに一進一退の攻防が続く。積極的にチャンスを作り、得点を挙げたい両チームだったが決定機をものにできず、中盤での競り合いが繰り広げられる。前半は互いにシュート3本と低調な展開で、0-0のまま前半を終了した。
 後半に入ると、立ち上がりから東洋大が東国大ゴールに攻め上がり試合の流れを掴む。すると迎えた65分、右サイドをオーバーラップした20番・坂本涼斗からのクロスボールに9番・丹代藍人が反応。ゴール前中央でボールを受けると左足で冷静にシュートを放ち、東洋大が先制した。その後も東洋大ペースが続くものの、シュートまではいたらず追加点を挙げることができない。追いつきたい東国大は試合終盤に10番・安東輝、19番・町田ブライトを中心に攻め込むが、得点を挙げられないまま試合終了。1-0で東洋大が勝利した。
 後半、東洋大のシュート数は1本にとどまったが、その1本を得点に繋げられたのは大きい。次節・駒澤大学戦に向けての励みとなるだろう。一方の東国大は、後半に8本ものシュートを放ちながら無得点。前節の順天堂大学戦に次ぐ連敗となり、次節・慶應義塾大学戦以降の立て直しが急務だ。



 次節、第15節は10月7日(土)に筑波大学第一サッカー場にて筑波大学と明治大学、順天堂大学さくらキャンパスサッカー場にて順天堂大学と桐蔭横浜大学、東京国際大学第一サッカー場にて東京国際大学と慶應義塾大学、流通経済大学フットボールフィールドにて流通経済大学と日本体育大学、法政大学城山グラウンドにて法政大学と専修大学、東洋大学朝霞グラウンドにて東洋大学と駒澤大学が戦う。
東洋大が東国大に競り勝ち、4位と5位が入れ替わりとなった第14節。インカレ出場権を狙う中位グループの勝点は僅差で並ぶだけに、残の試合の結果次第では順位が大きく変動するだろう。一方、優勝争いでは首位の筑波大と2位の順大がともに勝利。残留争いでは慶大と日体大が互いに敗戦し、桐蔭大が駒大に引き分けたため順位は動かなかった。後期も中盤戦を迎え、優勝、降格争いに向けて熱戦が続くだけに、チームの結束力が今後を左右するだろう。
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