TOP > ニュース一覧 > ニュース

【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・2部第12節

2023/08/02


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第12節は、7月30日(日)に全6試合が行われた。


2部リーグ第12節 全結果・順位表





2部リーグ第12節まとめ


 連敗を免れて下位圏内から脱出したい9位・立教大学と、前節の勢いそのままに今季初の連勝を狙う11位・作新学院大学の一戦。立ち上がりから試合を優勢に進めた立教大は25分、吉田奨が相手DFとの一対一から中央へとグラウンダーパスを送る。これを本木紀慶がダイレクトでゴール左に放ち、立教大が先制。作新大も何度かチャンスは作るものの、前半のシュート数は1本と、流れをつかめないまま試合を折り返した。後半開始早々の49分、またしても立教大に決定機。庄司朗がゴール前に走り込むと、水野将人がタイミングよくパスを供給。これを庄司がゴールへと流し込み立教大が追加点を挙げる。2点のビハインドを負った作新大も果敢に攻め続けるが、ゴールを割ることなく2-0で立教大が勝利を収め、8位に順位を上げた。

 前節で連敗をストップし、ここから巻き返しを狙う6位・早稲田大学と首位を勝点1差で追う3位・山梨学院大学の対戦は、序盤から早大が相手陣内に攻め入り、得点のチャンスをうかがう。しかし山学大も我慢強く守り、前半はスコアレスドローに。試合が動いたのは後半開始直後の46分。前半から主導権を握っていた早大は、山市秀翔が駒沢直哉と連携からテンポよく縦に仕掛けて抜け出すと、そのまま先制点を決める。一方の山学大も徐々に流れをつかむものの、ゴールには至らない。試合はそのままアディショナルタイムに突入。1-0で早大が勝利かと思われた90分+5分に、再びスコアが動いた。山学大はスローインから繋いだボールを吉長由翔が落ち着いて決め1-1に。山学大がラストプレーで同点に追いつく。ほどなくして試合終了のホイッスルが鳴り、山学大が貴重な勝点1を獲得。早大は目の前で勝点2を逃す結果となった。

 3連勝を狙う4位・駒澤大学と、連敗は避けたい10位青山学院大学の一戦。0-0のまま試合を折り返した両チームだったが、後半は駒大ペースで試合が進む。駒大は54分、﨑山友太のシュートから青学大のオウンゴールを誘って先制すると、85分にも松村大地のクロスに鈴木心月が頭で合わせて追加点。2点のビハインドを負った青学大も、終了間際にはフリーキックを獲得するが、ゴールまであと一歩及ばず。試合は2-0で駒大が勝利を収めて3位に浮上。首位・立正大学との勝点1差をキープした。

 ともに勝ちきれずに前半戦を終えた8位・順天堂大学と12位・亜細亜大学の対戦。試合開始直後から正確にパスをつなぎ、積極的ゴールを狙う順大に対し、亜大はGKの山道大地を中心に辛抱強く守り続ける。ハーフタイムには流れを変えるべく、両チーム1名ずつ選手交代を行うが、後半も前半と同じような展開に。順大はFWの梶原豊にボールを集めてチャンスを狙うがゴールは遠い。亜大も試合を通してシュート2本にとどまり、そのまま試合は終了。スコアレスドローで勝点1を分け合った。

 5位の日本体育大学は、リーグ中断明けから3連勝中と好調の関東学院大学をホーム迎えて対戦。第3節に行われた同カードでは日体大が2-1で勝利している。リベンジを狙う関東大は、立ち上がりからチャンスをうかがい、15分にセンターライン付近でボールを受けた菅江陸斗がドリブルで持ち上がりそのままシュート。これがゴール右上に決まり、関東大が先制する。関東大はさらに22分、沖崎颯が左サイドで相手DFとの一対一を制してクロス。これをゴール前で待っていた堀金峻明が頭で合わせて追加点。41分にも相手のオウンゴールで0-3とリードを広げた。日体大もその直後の43分、高い位置からのディフェンスで米陀大洋が相手選手パスを奪取。すぐさまをゴール左隅にシュートを放ち、1点を返して1-3で試合を折り返した。この1点を機に巻き返しをはかりたい日体大だったが、後半は前半以上に関東大が圧倒する展開となった。まずは65分、関東大は菅江からのパスを受けた橋本丈がゴールを決めて1-4に。再び得点差を3に広げると、82分、84分にも畳みかけるように追加点を挙げて1-5に。さらに試合終了間際の90分+5分には、吉田遥汰がこの試合2点目となるゴールを決めてフィニッシュ。関東大が大量7得点を奪い、圧勝でリベンジを果たした。関東大は首位との勝点差1の2位をキープ。大敗を喫した日体大は、順位こそ変わらないものの首位との差を2ゲームに広げることとなった。

 首位を堅持する立正大学と上位グループ入りを目指す7位・産業能率大学の試合は、互いにゴールを奪い合う激しい展開となった。まずは24分、立正大は西田結平が競り合いの際に倒されてペナルティーキックを獲得。これを榊原杏太が落ち着いて決め立正大が先制する。産能大も42分、タイミングよくゴール前に抜け出した猪狩祐真がシュートを決め、前半のうちに同点に追いついた。後半は拮抗した戦いとなったが、立正大は80分、川上航立の右コーナーキックから吉野陽翔が右足のダイレクトで合わせて勝ち越しに成功。さらにその2分後には中村優斗が追加点を挙げ3-1と産能大を突き放す。だが産能大も最後まで諦めずに攻め続け、89分に小山田賢信のゴールで1点を返すが反撃はここまで。リードを守りきった立正大が3-2で勝利し、首位の座を守った。




 立正大学は産業能率大学との接戦を制して首位をキープ。2位には9戦連続負けなしで4連勝の関東学院大学、そして同勝点で駒澤大学が3位に浮上。山梨学院大学は4位に、そして関東大に大敗を喫した日本体育大学は5位へと後退した。リーグも後半戦に突入し、混戦模様だった2位から5位も少しずつ勝点差が開く形になってきた。とはいえ、上位グループが僅差で競り合う状況なのは変わりない。熱い戦いはまだまだ繰り広げられそうだ。













チケット情報
試合映像配信予定
リーグ戦・各節レポート
プロ内定者一覧
はじめての大学サッカー
2024年度新入部員一覧
主将副将一覧
プログラム通販
スペースバー1
メディアの皆様へ
スカウトの皆様へ
スペースバー2
Instagram