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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・3部第11節

2023/08/02


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第11節は、7月29日(土)に4試合、7月30日(日)に2試合が行われた。


3部リーグ第11節 全結果・順位表





3部リーグ第11節まとめ


 上位進出のため勝利が欲しい5位の東京経済大学と、残留のために勝点を落とせない10位の國學院大學の一戦は、拮抗した試合展開となった。前半は両チーム無得点のまま試合を折り返す。後半も同様の展開が続き、0-0のまま試合は終盤へ。だが、スコアレスドローで終わるかと思われた90分にスコアが動く。國學大はコーナーキックから鷹取聖がシュート。これは相手選手に弾かれるものの、混戦となったゴール前で岡田遼平がこぼれ球を押し込んで値千金の先制点をもぎ取る。試合は0-1のまま終了。終了間際のゴールで國學大が勝利を掴み、順位を2つ上げて8位となった。

 4位・中央学院大学と8位・明治学院大学の試合は、立ち上がりから明学大がペースをつかんだ。17分、明学大は保土原大貴のフリーキックに飯村晴季が頭で合わせて先制。対する中院大は攻め手に欠け、無得点のまま0-1で前半を終了した。後半に入ると中院大が攻勢を仕掛けるが、明学大もゴールを死守。しかし中院大は試合終了間際の87分、鶴田快聖の右からのクロスボールを、逆サイドからゴール前に侵入した坂本治樹がヘディングで押し込んで同点に追いつく。試合は1-1で終了し、両チーム勝点を分け合う結果となった。

 9位の平成国際大学と7位の東京農業大学、勝点2差で迎えた試合は、前半の終盤から一気に動き始めた。41分、平国大は友田佑真がドリブルからネットを揺らして先制すると、後半の59分にも、藤波堅也からのパスを加藤佑弥が右足で合わせて追加点。続く68分に屋宜和真も追加点を挙げ、3-0で平国大が快勝した。この結果、両チームの順位は入れ替わり、平国大が7位に順位を上げ、東農大は9位に後退することとなった。

 未だ勝利が無い12位・共栄大学と、中断明けから負けなしで3連勝を狙う6位・専修大学の一戦。試合は、来季ヴァンフォーレ甲府内定、専大・村上千歩のワンマンショーとなった。専大は前半から主導権を握ると、35分、山本隼大のシュートがGKに弾かれたところを、村上が押し込む。前半は先制点のみに留まった専大だが、後半はその攻撃力が爆発。まずは58分、一丸大地からのボールを山下晶大が頭で合わせて追加点を挙げると、68分、78分に村上が立て続けにゴールを決めてハットトリックを達成。さらに84分、松永颯太が倒されてペナルティーキックを獲得。これを村上が落ち着いて決め、自身の4ゴール目となる5点目をマーク。専大がエース村上の活躍で大量5得点を挙げて圧勝。3連勝で5位に浮上した。一方の共栄大は、またしても勝点を落とし初勝利とはならなかった。

 勝点4差で自動昇格圏内を争う3位・慶應義塾大学と2位・城西大学の対戦。
前半は両チームチャンスを作るものの、得点は生まれず0-0で前半を終える。試合が動いたのは後半が始まってすぐの51分。慶大は塩貝亮太が中盤でボールを奪うとすぐさま塩貝健人へボールを預ける。そして、ペナルティーエリアに侵入前に再びパスを受けた塩貝亮太が、そのままネットを揺らして慶大が先制する。その後は両チーム終了間際まで激しいぶつかり合いとなるものの、1-0のまま試合終了。鮮やかなコンビネーションプレーで挙げた1点を守りきった慶大が3連勝を果たした。この結果、順位こそ変わらないながらも両チームの差は勝点1に。後半戦も、熾烈な昇格争いが繰り広げられることとなった。

 首位を走る神奈川大学と降格圏内の11位・東京学芸大学の一戦は、激しい点の取り合いとなった。先手を取ったのは神大。18分、磯部直也がGKのこぼれ球を拾ってクロスを上げると、これに小林洸が左足で合わせて先制点を挙げる。その後は拮抗した展開となったが、前半終了間際の45+3分、東学大も生駒泰輝がクリアボールを直接突き刺して同点に追いつく。しかしその直後の45+4分、今度は神大の磯部直也が右足でゴールを挙げ、2-1の神大リードで試合を折り返すこととなった。後半も前半同様に点の取り合いとなった。まずは52分、神大・田中優也が鮮やかなヘディングシュートでネットを揺らし、3-1と東学大を突き放す。しかし東学大も最後まで攻撃を仕掛け、85分には前線に抜け出した後藤健太がゴールを決めて一矢報いる。だが、東学大がみたびゴールを奪うことなく3-2で試合終了。勝利した神大は、2位の城西大学が敗れたことにより勝点差を6に広げる結果に。リーグ後半戦を前に、首位独走状態に入った。一方、東学大は10位と勝点が9差に開き、残留に向け手痛い敗戦となった。



 今節をもって前半戦を終えた『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ。首位・神奈川大学はわずか1敗でリーグ戦を折り返し、2位・城西大学との勝点差を6に広げて独走態勢に。中位グループは2位から6位までが勝点5差内という混戦模様だが、なかでも中断明けから勢いを増しているのが3位の慶應義塾大学と5位の専修大学だ。慶大、専大ともに3連勝を収め着実に勝点を伸ばしている。一方、下位グループでは11位の東京学芸大学と12位の共栄大学が厳しい状況に。最下位の共栄大学は白星を挙げられないまま、前半戦を終えることとなった。後半戦に下位グループの巻き返しはあるのか。期待したい。







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