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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第13節

2023/08/09


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第13節は、8月5日(土)に5試合、8月6日(日)に1試合が行われた。


1部リーグ第13節 全結果・順位表





1部リーグ第13節まとめ


 5位の東京国際大学と4位の東洋大学、勝点19で並ぶ直接対決は、東国大が終始ペースを握る展開となった。東国大は39分、熊坂光希がドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると相手DFに倒されながらも髙橋剣士朗にパスを供給。これを受けた高橋が落ち着いてゴールに流し込んで先制点を挙げる。一方の東洋大は前半シュート0本と、ほとんど攻撃ができないまま。東国大は後半開始早々の4分にも、小島匠瑛、髙橋とパスをつなぎ、古澤ナベル慈宇へ。古澤は相手DFをひとりかわし、ゴール左隅にシュートを決めて2-0に。東洋大は後半もシュート1本と奮わず2-0で試合終了。2連勝の東国大が3位に浮上した一方、東洋大は6位へと後退した。

 前節でリーグ戦初の敗戦を喫した筑波大と、なかなか流れを掴みきれない法政大学の一戦。前半は両チームともゴールを迫りながらも得点を決めきれず、スコアレスで試合を折り返した。しかし後半に入ると、首位・筑波大が底力を見せる。56分、筑波大は角昂志郎がドリブルでペナルティーエリア内に侵入するとゴール前にフリーでいた田村蒼生にパス。田村はそのままGKをかわして先制点を挙げる。74分にも角昂志郎がゴール左隅にシュートを流し込み追加点。続く81分、瀬良俊太が左からのグラウンダークロスに右足で合わせダメ押しとなる3点目を挙げ3-0で試合終了。筑波大は前節の鬱憤を晴らす3得点をあげて快勝。法大は7試合勝ちなしと苦しい展開が続く。

 6戦無敗の2位・流通経済大学は11位・国士舘大学と対戦。先手を取ったのは流経大。21分、松永颯汰のクロスに合わせて八木滉史がヘディングシュートを放ち先制点を挙げる。しかし、国士大も直後に反撃。24分、布方叶夢のフリーキックに森田礼が頭で合わせ、すぐさま同点に追いついた。その後は両チーム決めきれないまま試合は終盤へ。1-1で試合終了と思われたが、90+2分、流経大の宮田和純がペナルティーエリア左側からコントロールショット。シュートは相手GKの頭上を越え、ゴールの右ネットに突き刺さった。劇的なゴールで流経大が勝ち越しに成功し、2-1で試合終了。流経大が無敗記録を7に伸ばして2位を堅持した。

 6位・日本大学と8位・拓殖大学の一戦は、日大が拓大を終始圧倒する展開となった。まずは9分、日大は植木颯が相手のパスをカットしそのままシュート。これが決まり、日大が先制する。続く11分、橋田尚希のヘディングシュートはGKに止められるものの、こぼれ球を丸山喬大が右足で押し込み追加点を挙げる。さらに19分、橋田からパスを受けた丸山が、この試合2ゴール目となる3点目を挙げて拓大を突き放す。後半に入っても、日大は攻撃の手を緩めない。日大は終盤に差し掛かった83分、88分に立て続けに得点。ともにフリーキックからのこぼれ球を、五木田季晋、栗田悠巨がそれぞれ押し込んで試合を決定づける。一矢報いたい拓大は90+1分、川村舞弥が倒されてペナルティーキックを獲得。これを日野翔太がゴール左に決めて1点を返すが、拓大の反撃はここまで。5-1と日大が大勝を収め、4位に順位を上げた。

 ともに降格圏内からの脱出を目指す12位・中央大学と10位東海大学の一戦。前半戦では中大唯一の白星の相手が東海大だったが、再戦となったこの試合では、開始早々東海大が動く。10分、松橋啓太は相手からボールを奪うとそのままドリブルで突破し、ペナルティーエリア付近でシュートを放つ。これが決まり、東海大が先制点を挙げる。後半は両チームとも攻撃のギアを上げるが、なかなか得点にはつながらない。しかし66分、東海大の大田知輝のパスは一度相手DFにクリアされるものの、ボールを拾った藤井一志がロングシュート。これがGKの頭上を越えてゴールに突き刺さり、東海大が追加点を挙げる。試合はそのまま0-2で終了。東海大は連勝を収め、順位を2つあげて8位に浮上した。

 前節はそれぞれ勝利を収めた両チーム。首位・筑波大学に勝利した桐蔭横浜大学と6得点で大勝した明治大学の一戦は、序盤から終盤まで激しくゴールを狙う展開となった。先手を取ったのは明大。16分、太田龍之介からパスを受けた熊取谷一星が、コントロールショットを放ち先制点を挙げる。対する桐蔭大も30分に得点機を迎える。河野眞斗が放ったシュートは一度GKに止められるものの、こぼれ球に反応した渡邊啓吾がボールを押し込み、桐蔭大が同点に追いつく。桐蔭大はさらに42分、五十嵐聖己が河野のクロスをダイレクトボレーで突き刺して逆転に成功。前半のうちに桐蔭大が2-1と勝ち越して試合を折り返した。後半は桐蔭大が主導権を握って試合を優勢に進めるが、なかなかゴールには至らない。しかし84分、井出真太郎のフリーキックに渡邊が合わせて3点目をマーク。桐蔭大がリードを2点差に広げる。明大も87分に中村草太がGKをかわしてゴールを奪い、3-2と1点差に迫るが反撃はそこまで。桐蔭大がリードを守りきり3-2で勝利した。桐蔭大はこれで3連勝。順位はひとつ上がるに留まったが、勝点を19に伸ばし上位グループを視野に捉えた。



 首位・筑波大学は3-0で完勝。前節、リーグ戦初黒星を喫した悪夢を払拭した。2位の流通経済大学も勝利したため勝点差は変わらないものの、その差は6と大きく開き、依然筑波大が優位であることは間違いないだろう。3位以下は相変わらずの混戦模様だ。東京国際大学が同勝点の東洋大学に勝利して3位に浮上したが、3位の東国大から7位の東洋大まではわずかに1ゲーム差。こちらの接戦も見どころとなりそうだ。8月12日(土)、8月13日(日)に開催される次節・第14節を終えるとリーグ戦は約1ケ月半の中断期間に入る。真夏シーズンの最後の一戦、気温に負けない熱い戦いに期待したい。











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