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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・3部第12節

2023/08/10


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第12節は、8月5日(土)に4試合、8月6日(日)に2試合が行われた。


3部リーグ第12節 全結果・順位表





3部リーグ第12節まとめ


 上位グループ入りのためにも3連敗は免れたい東京経済大学と、第7節以来勝利から遠ざかっている明治学院大学の一戦。試合は東経大のペースで進み、東経大が積極的に得点機会を狙うが、どうしてもゴールを奪うことができない。一方、明学大も押し込まれながらも相手の隙を狙って攻撃を仕掛けるが、こちらも得点には至らない。後半は両チーム7本ずつと、少なくないシュート数を放ちながらも1点が遠く、スコアレスのまま試合終了となった。

 関東リーグ残留のためこれ以上、上位との勝点差を広げられない11位・東京学芸大学と、リーグ戦3連勝中で勢いに乗る4位・専修大学の対戦。前半は東学大が優勢に試合を進め、23分には生駒泰輝がゴール手前で相手のこぼれ球に素早く反応。そのままシュートを放ち、東学大が先制点を挙げる。そのまま1-0と東学大リードで試合を折り返すが、後半に入ると専大の猛攻が始まる。49分、専大は右サイドから山本隼大が中央にグラウンダーパスを出すと、情野依吹が右足で合わせて同点に追いつく。さらに55分、前線からのプレスで相手の連携ミスを誘うと、山下晶大がゴールを奪い逆転に成功する。専大の勢いは止まらず、その3分後には山下のパスから村上千歩が追加点を決めて1-3に。さらに61分には、山本が倒されてペナルティーキックを獲得。これを山本自身が冷静に決めてダメ押しの4点目をマーク。専大がわずか12分間で4得点を挙げ、試合は1-4で終了。東学大は先制点を奪うものの、後半はシュートを1本も放つことなく逆転負けを喫した。これで4連勝の専大は、順位をひとつ上げて4位に。2部リーグ昇格圏内を射程圏内に捉えた。

 首位との勝点差を縮めたい2位・城西大学と、今季初勝利を目指す共栄大学の試合は、思わぬ大差がつく結果となった。試合は序盤から動いた。まずは11分、城西大は佐藤遼が倒されてペナルティーキックを獲得すると、これを吉川元輝がゴール中央に決め先制点を挙げる。城西大は24分にも、北条真智からのクロスに、齊藤涼優が右足で合わせて追加点。さらに38分、ペナルティーキックから3点目を決め、城西大は前半を3-0のリードで終える。対する共栄大も、後半からの巻き返しを図るべくハーフタイムに2選手を一度に交代。しかし後半に入っても城西大の勢いは止まらず、49分、齊藤がこの試合2点目となるゴールを決めて4-0に。城西大はその後も得点を量産し、51分、60分、79分、88分と次々とゴールネットを揺らす。共栄大も82分に吉野斐人がゴールを決めるが逆転には程遠く、後半に5点を追加した城西大が8-1と圧勝。首位・神奈川大学が引き分けたため、城西大は首位との差を勝点4に縮めた。一方、大敗を喫した共栄大は今節も勝利を収めることはできなかった。

 勝点差1で争う8位・國學院大學と9位・東京農業大学の一戦。試合は一進一退の状況となったが、40分に東農大が試合を動かす。左サイドでボールを受けた堀井榛人がゴール前にクロスを送ると、初田来音が頭で合わせ先制点。0-1と東農大リードで試合を折り返した。後半に入って攻撃のギアを上げた東農大は、57分に藤井建悟がドリブルで持ち運び、ペナルティーエリア手前から鋭いミドルシュート。これがゴール右上に決まり、東農大が0-2とリードを広げる。國學大も後半だけで8本のシュートを放つが、どれも得点には至らずタイムアップ。東農大が4試合ぶりの勝利を収め、7位に浮上した。

 シーズンダブルを喫することだけは避けたい中央学院大学と、首位を快走する神奈川大学の試合は、首位・神大が苦戦を強いられる展開となった。まずは前半の8分、中院大が右コーナーキックを獲得。高橋永人がゴール前に上げた浮き球のクロスを、髙橋琉偉が頭で合わせて中院大が先制。神大もボールを保持して攻めるものの、前半のシュートをわずか1本に抑えられ、1-0のまま中院大のリードで前半を終えた。後半は両チーム一歩も譲らず、なかなかゴールが生まれない。このまま中院大が逃げ切るかと思われた83分、神大は細田皐太が倒されてペナルティーキックを獲得。細田自身がこれを落ち着いて決め、神大が同点に追いつく。試合は1-1のままタイムアップ。辛くも勝点1を得た神大だったが、依然として首位はキープ。一方、勝点2を逃す形となった中院大は、順位をひとつ落とす結果となった。

 7位・平成国際大学は、3連勝中と好調な3位・慶應義塾大学をホームに迎えて対戦。前半は慶大ペースで進んだが、平国大のシュートを1本に抑えながらもゴールを決めきれず、両チーム無得点で試合を折り返す。試合は後半に動いた。58分、慶大は道家拓真が左サイドからドリブルでペナルティーエリア内まで持ち運ぶと、ゴール手前で待っていた塩貝亮太にパス。これを塩貝がダイレクトで決め、慶大が先制する。しかしその5分後には平国大の坂郁弥が相手のミスに素早く反応。ボールを奪うと右足を振り抜き、すぐさま同点に追いつく。試合は1-1で終了と思われたが、アディショナルタイムの90+5分、慶大は茅野優希が倒されてペナルティーキックを獲得。これを茅野自身がゴール左に決めて慶大が勝ち越しに成功。このゴールが決勝点となり、慶大が1-2で4連勝。順位は変わらないながら、4位との勝点差を3ポイントに広げた。一方、敗れた平国大は順位をひとつ落とし8位に後退した。



 ついに3部リーグも後半戦に突入。上位3チームは順調に勝点を積み上げたが、首位・神奈川大学は試合終盤に追いついて黒星を免れ、3位・慶應義塾大学はアディショナルタイムに勝ち越すなど厳しい展開も。そんな中、2位の城西大学は大量8得点で快勝し、前節で敗れた悪い流れを払拭。首位との勝点差を4に縮めた。また、中断明けから4連勝の専大は4位に浮上。ここ2試合は5得点、4得点と攻撃力の高さを見せ、ダークホース的な存在となっている。一方、下位グループでは12位・共栄大が今節も初勝利を飾れず。11位・東京学芸大学は、10位との勝点差がついに10ポイントと大きく開く結果となった。
 7月中旬から始まった真夏のナイターシリーズも、8月12日(土)、8月13日(日)に開催される第13節で終了。リーグ戦は1ケ月半の中断期間を経て、9月27日(水)に再開する。





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