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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第12節レポート

2015/09/10
 『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグの後期が開幕。再開後の一試合目となる第12節は9月5日(土)に1試合、6日(日)に5試合が行われた。


○前期全勝で首位を走る日本体育大学(勝点33)と、前期は厳しい戦いが続き最下位に終わった日本大学(勝点5)の一戦。

 試合は前半から日体大が圧倒する。まずは開始早々の3分、スローインから10番・藤井貴之のゴールで先制すると12分には3番・増谷幸祐がPKを沈めて早くも2点差に。37分に7番・高井和馬が、藤井からのクロスを収めて3-0となるゴールを決め、前半で勝負あり。後半開始早々にも高井がこの日2点目となるゴールを決めるなど日大を圧倒し続けた日体大。日大も後半に16番・木場田征実、9番・宇都宮勇士が2点を返すなど意地を見せたが、アディショナルタイムにも渡邉龍が加点し、最終スコア5-2で日体大が後期も幸先の良いスタートを切った。


○今シーズン関東リーグに復帰したばかりながらも健闘している朝鮮大学校(勝点14)と、1年での1部復帰へ厳しい戦いが続く東京国際大学(勝点14)の一戦。

 試合を先に動かしたのは朝鮮大だった。19分、コーナーキックから24番・崔希正がヘディングシュートを決め、前半はそのまま1-0で終了。そして迎えた後半、朝鮮大が貴重な追加点を決める。77分、相手GKのこぼれ球を押し込もうとした4番・慎鏞紀のボールをクリアーしようとした東国大のプレーが、オウンゴールとなりスコアは2-0に。ラッキーな形で東国大を突き放した。試合はそのまま終了。朝鮮大が完封勝利を収めた。


○総理大臣杯での躍進をそのままリーグ戦につなげたい筑波大学(勝点22)と、前期は思うように勝点を積み上げられなかった東海大学(勝点7)の一戦。

 前半から主導権を握ったのは筑波大だった。24分、11番・中野誠也が鮮やかなドリブルから先制点を決める。筑波大は後半に入っても試合を有利に進め、60分には、相手のクリアボールを拾った中野からパスを受けた、14番・吉田直矢が追加点。東海大を引き離すと、アディショナルタイムには途中出場の18番・高柳昂平がダメ押しの3点目を決め勝負あり。3-0で筑波大が完勝を収めた。


○なんとか上位陣に食らいついて行きたい東洋大学(勝点18)と、早く残留争いから抜け出したい拓殖大学(勝点10)の一戦。

 序盤からボールを支配したのは東洋大だった。しかし拓殖大の粘り強い守備の前にシュートまで持ち込むことができない。スコアレスのまま後半を迎えると、前半は防戦一方だった拓殖大が少しずつチャンスを作り始める。そんな中、先制点を奪ったのは拓殖大だった。59分、22番・小布施恭平が中央突破、それを4番・穂積諒が流し、最後は14番・大森勇希がミドルシュートを放ち1-0に。その後は東洋大の攻撃をシャットアウト。「前期は失点が多かったのでシステムを変えて、中をしっかり守るということを徹底した」(玉井朗監督)との狙いが功を奏し、拓殖大が完封勝利で後期初戦を飾った。


○共に中位から抜け出せない東京学芸大学(勝点15)と青山学院大学(勝点14)の一戦。

 先に、試合を動かしたのは東学大。前半20分に16番・冨澤右京からの浮き球を9番・五十嵐亘が受け先制点を決めた。その後は、攻め合うが両チームとも決定的なシーンはなく、1-0で前半終了。後半に入ると青学大が盛り返す。63分、10番・伊藤光輝がドリブルから同点ゴールを決めるとその後は完全に青学大のペースに。82分、11番・恵龍太郎のクロスを途中出場の9番・室井晃希がヘディングシュートで押し込み逆転。青学大が逆転で勝利を収めた。


○勝点差6で日体大を追う関東学院大学(勝点27)と前期は勝ちきれないゲームが続いた産業能率大学(勝点6)の一戦。

 先制点を奪ったのは産能大。15分、8番・浜下瑛が右サイドからのセンタリングをダイレクトで決めた。その後は関学大がゲームを支配し何度もチャンスを作る。しかし決定的なチャンスをものにできず、そのまま前半終了。そして迎えた後半、耐え続けた産能大が貴重な追加点をあげる。52分、右サイドに開いた9番・越智大和からのクロスを、10番・見留耀太が落ち着いて合わせて2-0に。その後、更に攻勢を強めた関学大だったが最後まで産能大ゴールを奪うことはできず。シュート数14対6と、産能大の2倍以上のシュートを放った関学大は、「最低でも0-0で終わらなければならない内容だった」(石村大監督)。一方、「選手たちの危機感がいい方向に出た。昨年、苦しんだ経験が今生きている」(加藤望監督)という産能大は、完封勝利でうれしい白星スタートとなった。



 次節13節の予定は、9月12日(土)に川口市青木町公園総合運動場にて東京国際大学対東海大学、東洋大学対日本大学、千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて、東京学芸大学対産業能率大学、関東学院大学対青山学院大学。9月13日(日)にShonan BMWスタジアム平塚にて日本体育大学対拓殖大学、日立市民運動公園陸上競技場にて筑波大学対朝鮮大学校の試合が行われる。
 日体大がこのまま首位を独走するか、また混戦模様となりつつある2位以下の順位がどう変動するのか。序盤から熱い戦いを繰り広げる2部リーグに注目したい。



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