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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第12節レポート

2015/09/10
 『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』が開幕を迎えた。1部リーグは9月5日(土)に2試合、6日(日)に1試合が行われた。なお、天皇杯2回戦進出により9日(水)に行われる予定だった3試合は、台風接近による影響で再延期となり、国士舘大学、流通経済大学、慶應義塾大学、順天堂大学、桐蔭横浜大学、神奈川大学の6大学は、1試合少ない状況で第13節を迎えることとなる。
 約2か月の中断期間を挟んでの後期開幕戦、今後の躍進を占う一戦に注目が集まった。


○首位・国士舘大学に勝ち点差2で4位につける早稲田大学(勝点18)と、なかなか勝点を伸ばせない前年度王者・専修大学(勝点13)の対戦。

 両チーム共に落ち着かない立ち上がりであったが、28分にカウンターから早大の9番・宮本拓弥が先制。1-0で前半を折り返す。後半開始早々48分に10番・山内寛史が12番・八角大智のスローインを受けて、追加点をあげる。徐々に流れを引き寄せた早大であったが、57分、専大の5番・小口大貴が左コーナーキックから1点を返す。そこから専大が反撃を試みるも、早大は最後まで集中力を切らさず、1失点に抑え、2-1で試合終了となった。
 早大は勝点を21に伸ばし、暫定2位へと浮上。一方、専大は9位と降格圏内に近い油断のならない順位に留まった。


○こちらも首位・国士大を勝点2差と射程圏内にとらえる法政大学(勝点18)と、降格圏内から少しでも離れたい中央大学(勝点11)の対戦。

 試合開始と同時に法大がペースを握るも、先制点をあげたのは中大だった。中大は最初のコーナーキックで相手GKのこぼれ球を拾った10番・三島頌平が右足で押し込んでゴールをあげる。しかし法大は失点後も落ち着いてボールを運び、25分には8番・青島拓馬が前線を突破しシュートを放つ。青島のシュートはDFに当たったものの、その跳ね返りを冷静に合わせたのが7番・鈴木貴大。「こぼれ球は常に狙っているし、ミートはしていなかったがうまくGKを外すことができた」という鈴木のゴールで法大が同点に追いつき、1-1で前半を終える。
 後半も終始法大のペースが続き、79分には相手のクリアボールを拾った8番・青島拓馬が得点し、逆転に成功。さらに試合終了間際のアディショナルタイム3分には左サイド7番・鈴木貴大のパスを受けた11番・高田一輝がダメ押しの3点目を押し込んで、3-1で快勝した。
 法大は勝点を21に伸ばし、得失点差により暫定順位ながら首位の座に躍り出た。「セットプレーからの失点は課題として残るが、総理大臣杯での敗戦で得た個々の課題を、修正して後期に臨めた」(長山一也監督)と、中断期間中の成長が結果につながった。一方の中大は10位と順位は変わらないものの、桐蔭大、神大の未消化試合の結果いかんでは降格圏内に。「前期は失点が多かったので、中断期間中は守備の改善の重点をおいてきたが、今日は逆転されてからバランスが崩れてしまった」(手塚聡監督)。引き続き、降格争いを続けることとなった。


〇総理大臣杯では決勝進出をはたすも、リーグ戦では中位に留まる明治大学(勝点15)と、その明治大学と勝点差1で上位進出を狙う駒澤大学(勝点14)の対戦。

 前半は両チームともにチャンスがあるものの、決め切ることができず、スコアレスドローのまま終了。後半も前半と同様、お互いに攻撃と集中した守備を続けるが、73分に明大11番・藤本佳希がドリブル突破からシュート。このシュートはGKが弾くものの、そこに詰めていた8番・柴戸海が左足で押し込み、待望の1点を掴む。駒大は失点後、攻撃の選手を3人投入するが、反撃もむなしく1-0で明大の勝利となった。
 この結果、明大は順位をひとつあげて5位に浮上。駒大は変わらず8位に留まった。



 9日に延期の試合が予定されていた、流経大VS神大、慶大VS順大、国士大VS桐蔭大の試合は、台風接近による大雨の影響でさらに延期となった。順位を上げた大学もこの試合が終わるまでは油断できない。

 次節13節の予定は、9月12日(土)に味の素フィールド西が丘にて順天堂大学と中央大学、国士舘大学と専修大学、9月13日(日)に同じく味フィ西にて、慶應義塾大学と桐蔭横浜大学、早稲田大学と明治大学、Shonan BMWスタジアム平塚にて法政大学と神奈川大学、日立市民運動公園陸上競技場にて流通経済大学と駒澤大学の試合が行われる。
 優勝争い、はたまた2部降格をかけた戦いに今後も目が離せない。



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