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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節レポート

2015/09/24
 『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、9月19日(土)に全6試合が行われた。


○前節ついに首位の座を奪った早稲田大学(勝点24)と、2部への降格圏内が近づきつつある中央大学(勝点11)の対戦。前期の対戦成績は1-4と早大にとっては苦い記憶が残る相手だ。

 立ち上がり9分、早大の10番・山内寛史が中央からつないだパスを受け、幸先よくゴール。22分にも、左サイドからの流れで再び早大10番・山内に追加点を許してしまう。2点のビハインドを追いながら試合を進めた中大だったが、結局最後まで得点を奪うことが出来ず、2-0で試合終了。
 早大は前期から続く連勝を7に伸ばし、首位をキープ。一方、立ち上がりの失点は痛かったものの、前節とは変わってチャンスも多く作ることが出来た中大。次節はチャンスをゴールに帰ることが出来るかがカギとなる。


○明治大学と順天堂大学は、両校ともに勝点暫定18での対戦となった。順大は延期試合のために試合数を一つ残してるだけに、やや余裕があるように見えるが油断はならない。

 立ち上がりは両校ともポゼッションに重きを置いたスロースタートとなった。前半中盤には順大が立て続けに明大ゴールを襲うが得点には至らず、逆に猛攻に耐えた明大が41分、11番・藤本佳希の得点を先制点とし、前半終了。後半に突入すると、明大がペースを握り、71分に右サイドの攻撃から11番・藤本が今節2点目を決める。さらに84分にはPKを獲得。しかしこれは相手GKに止められ、得点ならず。一方PKを止めて流れに乗るかと思われた順大だが、明大の守備に抑えられ、2-0で試合を終えた。
 5位と7位、順位を離してしまった順大だが、中2日で行われる慶大との延期試合にしっかりと勝利し、再び勝ち点を詰めたいところだ。


○慶應義塾大学(勝点20)と駒澤大学(勝点17)の対戦。

 前後半ともに主導権を握ったのは慶大だった。前節の逆転勝利の勢いそのままに、積極的に攻撃を仕掛けると、12分、19番・松木駿之介がヘディングシュートで先制。その後19分にも今度は3番・溝渕雄志が左足からの技ありゴールでネットを揺らし、2点リードで前半を終える。後半には62分に20番・田中健太がダメ押しの3点目を決めると、3-0で試合終了。慶大が気持ちのいい勝利を収めた。
 対sる駒大は前線の高さを生かした攻撃を仕掛けようとするも、相手にはじかれることが多くチャンスをものにすることができず、手痛い敗戦となった。
 波に乗る慶大は3位と順位も好調。このまま22日の順大戦に勝利すれば、首位もそう遠くはない。


○前期を首位で折り返した国士舘大学(勝点21)。最下位、神奈川大学(勝点10)相手に絶対に勝点を落とすわけにはいかない。

 前半、神大はチャンスを多く作り出すものの、フィニッシュで質を欠いて、なかなか得点につなげることができない。対して国士大は落ち着いてゲームを展開し、28分、13番・附木雄也が左サイドのフリーキックから頭で合わせ、先制。1-0で前半を折り返す。後半に突入した直後、49分に神大7番・岡田孝徳が前節に引き続き、同点弾を決めるが、このままで終わる国士大ではなかった。失点直後から徐々にペースを掴むと、終盤82分にPKを獲得。これを3番・福田友也がしっかりと決め2-1とすると、81分に退場者を1人出し、数的不利となった神大に、88分には17番・山口和樹が、アディショナルタイム2分には16番・松本孝平が右コーナーキックを頭で合わせ、終わってみれば4-1と国士大の快勝となった。
 前節法大相手に引き分けと「番狂わせ」を起こした神大だったが、今節も同じようにとはいかなかった。ここからは一戦ごとの勝点が非常に重要になってくる。一方国士大は勝点差3で早大の後を追う。未消化分の試合がある国士大にとっては首位に返り咲く絶好のチャンスだ。


○安定感のある一方で、なかなか勝点を積み重ねることのできない流通経済大学(勝点19)と、前節の逆転負けを引きずるわけにはいかない桐蔭横浜大学(勝点11)の対戦。

 前半の立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛ける桐蔭大に対し、しっかりとした守備でゴールを割らせない流経大。後半に突入してからも変わらず攻撃の手を緩めない桐蔭大であったが、なかなか得点も生まれず、後半だけで流経大に13本のフリーキックを与えてしまう。しかし流経大も得点には至らず、0-0のスコアレスドローで試合を終えた。
 試合を通して流経大の倍以上のシュートを打った桐蔭大であったが、得点できなかったのは非常に惜しいところである。両校ともに中2日で延期試合を控えるが、切り替えて臨みたいところだ。


○前節神大相手に引き分け、早大に首位を奪われた法政大学(勝点22)と、今季非常に苦しんでいる専修大学(勝点14)の対戦。

 試合開始早々6分に、コーナーキックのチャンスを掴んだ専大。20番・中村駿介のキックから30番・大西拓真が頭で合わせ、先制。すると29分、同じく1年生の24番・中山克広がピッチ中央からゴール前までドリブルで突破、自身でゴールを決めると2点リードで前半を終える。後半に入ると法大は得意のセットプレーで専大のゴールを脅かす。63分にゴール前の素早いパスから18番・日影健太が1点を返し、2-1とする。その後、法大は果敢に攻撃を仕掛けるも、専大も集中力を切らさずしっかりと守備を固め、2-1で試合終了となった。
 後期初勝利となった専大。この流れを切らさず何とか上位に食い込み前年度王者としての意地を見せたいところだ。一方4位と後れを取ってしまった法大。しかし2位までの勝点差はわずか2ポイント。ここからが勝負どころである。


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