JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第15節レポート
2015/10/01
『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ後期第15節は9月26日(土)に2試合、27日(日)に4試合が行われた。
○互いに後期に入ってからまだ勝利がなく、苦しんでいる関東学院大学(勝点29)と東京国際大学(勝点14)の一戦。
先に試合を動かしたのは関学大だった。前半終了間際の45分、8番・普光院誠のドリブルから22番・井上翔太郎が決めて1-0で前半を折り返すと、後半の59分にも左CKからエースの11番・萱沼優聖が追加点を決め2-0に。更に直後の64分には、クリアボールを拾った30番・石塚龍成がダメ押しゴールを決めて3-0。その後、70分に東国大の11番・進昴平に1点を返されたものの、3-1で関学大が後期初勝利を手にした。
○前々節に連勝記録が途絶えてしまうも前節はしっかりと勝利を手にした日本体育大学(勝点39)と、今節で3連勝をあげ残留争いから抜け出したい東海大学(勝点13)の一戦。
試合は序盤から攻める日体大と守る東海大という形になった。東海大は強固な守備ブロックを形成し日体大にチャンスを作らせない。攻めあぐねる日体大は選手交代などで流れを変えにかかるが、チャンスらしいチャンスを作れず。東海大は前後半合わせてシュート0本に終わったが、最後まで粘り強く守りきり試合はスコアレスドローで終了。両者勝点1を分け合った。
○しぶとく勝点を積み上げ上位進出を狙う朝鮮大学校(勝点21)と厳しい残留争いが続く産業能率大学(勝点9)の一戦。
先に試合を動かしたのは産能大。21分、CKから33番・河西真が決めて先制する。しかし朝鮮大もすぐさまに反撃。25分、フリーキックから19番・金秀勇がヘディングで決めて同点とする。朝鮮大はさらに42分、7番・高志煌が右サイドからの折り返しを豪快にネットに突き刺し逆転に成功し、前半はそのまま終了。そして迎えた後半、産能大が食らいつく。次第に流れを掴むと59分、12番・齋藤孝紀が同点ゴールを決めた。その後は互いに勝ち越し点を狙うものの最後までゴールは生まれず。試合は2-2の引き分けに終わった。
○なかなか思うように勝点を積み上げられない青山学院大学(勝点18)と後期未だ負けなしと好調の拓殖大学(勝点17)の一戦。
試合を通じて青学大がボールを保持し、ゲームを支配する展開となった。青学大はまず前半36分に、30番・森孝輔からパスを受けた7番・荒木大吾が個人技で打開し、得点を決める。しかし、前半40分に、拓大が中央付近でファールから直接FKを獲得。14番・大森勇希が高く蹴り上げたボールが直接ゴールに入り、同点で前半を折り返す。しかし後半53分に、直接FKを得た青学大・8番・山田武典がそのままゴールを決め、2-1に。72分には、相手のクリアボールを拾った7番・荒木大吾がドリブルで突破して追加点を決め、試合は3-1で終了した。
○なんとか上位2チームとの勝点差を縮めたい筑波大学(勝点27)と依然厳しい戦いが続く日本大学(勝点6)の一戦。
試合は前半から筑波大が有利に進めるも中々ゴールは生まれず前半をスコアレスで折り返す。後半に入っても攻め続ける筑波大だが日大の粘り強いディフェンスの前にゴールを奪うことができない。後半の70分近くには筑波大、日大ともに選手を入れ替え、日大もショートカウンターからチャンスを狙うがどうしても得点につながらずアディションルタイムへ。しかし、このまま試合終了かと思われた90分＋2分に試合が動く。筑波大主将の8番・早川史哉が右サイドからドリブルで持ち上がりパスを送ると、これを受けた途中出場の17番・野口航が左サイドからペナルティエリアにカットイン。そのままゴールを決め、監督の起用に見事に応える値千金の決勝弾。筑波大が1-0で勝利を収めた。
○共に上位進出を狙う東洋大学(勝点21)と東京学芸大学(勝点21)の一戦。
前半は互いにチャンスを作るもゴールは生まれずスコアレスでハーフタイムへ。迎えた後半、先に試合を動かしたのは東洋大。53分、7番・仙頭啓矢がフリーキックを直接沈め貴重な先制点を決めた。試合はその後動かずこの1点を守り切った東洋大が完封勝利を収めた。
第16節は10月3日（土）に日本体育大学健志台キャンパスサッカー場で、関東学院大学対拓殖大学、日本体育大学対東京国際大学。10月4日（日）に青山学院大学緑ヶ丘グラウンドで東京学芸大学対東海大学、筑波大学対青山学院大学。朝鮮大学校グラウンドで東洋大学対産業能率大学、朝鮮大学校対日本大学が行われる。後期リーグもついに折り返し地点。上位グループ、下位グループともに動きが出てきただけに、今節の結果にも要注目だ。
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○互いに後期に入ってからまだ勝利がなく、苦しんでいる関東学院大学(勝点29)と東京国際大学(勝点14)の一戦。
先に試合を動かしたのは関学大だった。前半終了間際の45分、8番・普光院誠のドリブルから22番・井上翔太郎が決めて1-0で前半を折り返すと、後半の59分にも左CKからエースの11番・萱沼優聖が追加点を決め2-0に。更に直後の64分には、クリアボールを拾った30番・石塚龍成がダメ押しゴールを決めて3-0。その後、70分に東国大の11番・進昴平に1点を返されたものの、3-1で関学大が後期初勝利を手にした。
○前々節に連勝記録が途絶えてしまうも前節はしっかりと勝利を手にした日本体育大学(勝点39)と、今節で3連勝をあげ残留争いから抜け出したい東海大学(勝点13)の一戦。
試合は序盤から攻める日体大と守る東海大という形になった。東海大は強固な守備ブロックを形成し日体大にチャンスを作らせない。攻めあぐねる日体大は選手交代などで流れを変えにかかるが、チャンスらしいチャンスを作れず。東海大は前後半合わせてシュート0本に終わったが、最後まで粘り強く守りきり試合はスコアレスドローで終了。両者勝点1を分け合った。
○しぶとく勝点を積み上げ上位進出を狙う朝鮮大学校(勝点21)と厳しい残留争いが続く産業能率大学(勝点9)の一戦。
先に試合を動かしたのは産能大。21分、CKから33番・河西真が決めて先制する。しかし朝鮮大もすぐさまに反撃。25分、フリーキックから19番・金秀勇がヘディングで決めて同点とする。朝鮮大はさらに42分、7番・高志煌が右サイドからの折り返しを豪快にネットに突き刺し逆転に成功し、前半はそのまま終了。そして迎えた後半、産能大が食らいつく。次第に流れを掴むと59分、12番・齋藤孝紀が同点ゴールを決めた。その後は互いに勝ち越し点を狙うものの最後までゴールは生まれず。試合は2-2の引き分けに終わった。
○なかなか思うように勝点を積み上げられない青山学院大学(勝点18)と後期未だ負けなしと好調の拓殖大学(勝点17)の一戦。
試合を通じて青学大がボールを保持し、ゲームを支配する展開となった。青学大はまず前半36分に、30番・森孝輔からパスを受けた7番・荒木大吾が個人技で打開し、得点を決める。しかし、前半40分に、拓大が中央付近でファールから直接FKを獲得。14番・大森勇希が高く蹴り上げたボールが直接ゴールに入り、同点で前半を折り返す。しかし後半53分に、直接FKを得た青学大・8番・山田武典がそのままゴールを決め、2-1に。72分には、相手のクリアボールを拾った7番・荒木大吾がドリブルで突破して追加点を決め、試合は3-1で終了した。
○なんとか上位2チームとの勝点差を縮めたい筑波大学(勝点27)と依然厳しい戦いが続く日本大学(勝点6)の一戦。
試合は前半から筑波大が有利に進めるも中々ゴールは生まれず前半をスコアレスで折り返す。後半に入っても攻め続ける筑波大だが日大の粘り強いディフェンスの前にゴールを奪うことができない。後半の70分近くには筑波大、日大ともに選手を入れ替え、日大もショートカウンターからチャンスを狙うがどうしても得点につながらずアディションルタイムへ。しかし、このまま試合終了かと思われた90分＋2分に試合が動く。筑波大主将の8番・早川史哉が右サイドからドリブルで持ち上がりパスを送ると、これを受けた途中出場の17番・野口航が左サイドからペナルティエリアにカットイン。そのままゴールを決め、監督の起用に見事に応える値千金の決勝弾。筑波大が1-0で勝利を収めた。
○共に上位進出を狙う東洋大学(勝点21)と東京学芸大学(勝点21)の一戦。
前半は互いにチャンスを作るもゴールは生まれずスコアレスでハーフタイムへ。迎えた後半、先に試合を動かしたのは東洋大。53分、7番・仙頭啓矢がフリーキックを直接沈め貴重な先制点を決めた。試合はその後動かずこの1点を守り切った東洋大が完封勝利を収めた。
第16節は10月3日（土）に日本体育大学健志台キャンパスサッカー場で、関東学院大学対拓殖大学、日本体育大学対東京国際大学。10月4日（日）に青山学院大学緑ヶ丘グラウンドで東京学芸大学対東海大学、筑波大学対青山学院大学。朝鮮大学校グラウンドで東洋大学対産業能率大学、朝鮮大学校対日本大学が行われる。後期リーグもついに折り返し地点。上位グループ、下位グループともに動きが出てきただけに、今節の結果にも要注目だ。
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