【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・3部第7節
2023/06/06
『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第7節は、6月3日(土)に4試合、6月4日(日)に2試合が行われた。
3部リーグ第7節 全結果・順位表
3部リーグ第7節まとめ
前節、第2節以来となる勝利を挙げた東京農業大学は、3戦負けなしの東京経済大学と対戦。試合は前半から東経大が試合を優位に進める。8分、東経大の渡邊健太が先制点を決めると、35分には佐瀬祐人のゴールで追加点。後半も東経大が主導権を握り、後半開始早々の46分には、佐瀬のこの試合2点目となるゴールで3-0と東農大を突き放す。東農大も68分に藤井建悟のゴールで1点を返すが、77分には東経大の清水俊希がダメ押しの4点目を挙げ1-4で試合終了。東農大は連勝とはならず、終始試合を優位に進めた東経大が勝利した。
上位2チームとの差を縮めるため連勝を狙う慶應義塾大学は、中位で足踏み状態の8位・専修大学と対戦。スコアレスで試合を折り返した両チームは、後半に入るとともに攻勢を強める。57分には慶大のルーキー、塩貝健人が先制点を挙げるも、76分には専大も樋口大輝がコーナーキックからのこぼれ球を蹴り込んで試合を振り出しに戻した。専大はその4分後の80分、ロングスローから村上千歩が抜け出し、最後は松永颯太が右足を振り抜いて逆転に成功。慶大もその後、何度となく専大ゴールに迫るが決めきれず1-2で試合終了と。慶大は上位浮上のきっかけをつかめず、3位から6位に大きく後退。逆転勝利の専大は順位をひとつ上げて7位となった。
首位を勝点2差で追う2位・城西大学と4位・中央学院大学の一戦。現在5連勝中と好調な城西大は6分、鮮やかな崩しから最後は佐藤遼が右足を振り抜いて先制。しかし、ここから中院大の反撃が始まる。中院大は34分、坂本治樹のゴールで同点に追いつくと、前半終了間際の45+2分にはコーナーキックからのこぼれ球を田﨑常慈が決めて逆転に成功する。中院大は後半の64分にも坂本が自身この日2ゴール目となる追加点を挙げて1-3とリードを広げる。城西大も82分に福元竣のゴールで1点差に迫るが、同点に追いつくことはできず2-3で試合終了。中院大が乱打戦を制し城西大に1ゲーム差と迫る3位へと順位を上げた。城西大は順位こそ変わらないものの、6連勝とはならず。
6位・明治学院大学は10位・東京学芸大学と対戦。明学大は27分に保土原大貴のゴールで先制し、1-0リードで試合を折り返す。後半に入ると東学大が攻勢を強め、何度となく明学大ゴールに迫るがなかなか同点に追いつけない。すると試合終盤の88分、明学大はコーナーキックの流れから豊田怜央が相手のクリアボールを頭で叩き込み、勝利を手繰り寄せる2点目を決める。試合は2-0で終了し、勝利した明学大は順位をひとつ上げて5位に。東学大は苦しい5連敗目で、ついに自動降格圏内の11位へと沈む結果となった。
開幕から6連勝中、首位の神奈川大学は今季未だ1勝に留まっている11位・平成国際大学と対戦。前半は互いにチャンスを作りながらも、なかなか得点は生まれずスコアレスのまま終了。後半も拮抗した展開が続いたが、終盤に差し掛かった85分、ついにスコアが動く。平国大は加藤佑弥が左サイドから仕掛けてシュートを放つ。これはGKに弾かれたものの、クリアボールを五十嵐大翔が拾いそのままゴールへと流し込む。先制した平国大はこの1点を守り切り、0-1で試合は終了した。神大は今季リーグ初黒星。依然首位を堅持しているが、開幕からの連勝は6でストップすることとなった。一方の平国大は首位・神大から大金星を挙げ、価値のある今季2勝目を挙げた。
前節に待望の2勝目を挙げた9位・國學院大學は、今季未だ勝利がない12位・共栄大学と対戦。國學大は前半始早々の8分に秋山洸瑠のコーナーキックを、大澤昌也が右足で合わせて先制。しかし、その6分後の14分、共栄大も藤尾真羽人のゴールで同点に追いつく。その後は國學大がボールを保持し、幾度も共栄大ゴールに迫るものの、ゴールを決め切ることができず1-1で試合終了。互いに勝点1を分け合う形となった。
第7節ではともにここまで無敗の1位・神奈川大学と2位・城西大学が初黒星を喫する結果に。首位・神大の開幕からの連勝は6でストップすることとなった。とはいえ、上位2チームの順位は変わらず。3位以下では中央学院大学と東京経済大学が勝利し、2位との勝点差を1ゲームにまで縮めた。さらに勝点差1で5位・明治学院大学、6位・慶應義塾大学と並んでおり、3位以下は混戦状態となった。下位グループの巻き返しも期待される中、『JR東日本カップ 2023第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第8節は、6月10日(土)に4試合、6月11日(日)に2試合が行われる。
