『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第3節は、4月15日(土)に5試合が行われた。しかし4月16日(日)の流通経済大学対東京国際大学の一戦は、雷のため前半終了時に中断。延期を余儀なくされた。
1部リーグ第3節 全結果・順位表
1部リーグ第3節まとめ
4月16日(土)に行われた『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第3節 流通経済大学対東京国際大学の一戦は、落雷の影響により前半終了時点で試合が中断。0-0のまま、5月6日(土)に後半開始時点より再開された。両チーム無得点のまま終盤に差し掛かった試合は、85分から一気に動き始める。東国大・熊坂光希のヒールパスを舘樹がつなぎ、最後は熊坂自身が右足で押し込み東国大が先制。東国大がこの1点を守りきって終了するかと思われたが、後半アディショナルタイムにも追加点。東国大は、古澤ナベル慈宇が相手の股を抜く技ありのプレーからシュートを突き刺して勝負あり。3週間ごしとなった試合に勝利した東国大は3位に浮上した。
現在1位の筑波大学は、期待のルーキー内野航太郎の2試合連続となる2得点を含む6-0で快勝。同勝点で並ぶ首位グループから抜け出した。一方、2試合連続で引き分けの明治大学も、藤森颯太が全得点をアシストする活躍で拓殖大学を3-0で下し、ついに今季初勝利を収めた。また、同じく今季初勝利を挙げたのが日本大学。昨年、2部で優勝争いをした中央大学と1-1のまま接戦を繰り広げたが、試合最終盤に勝ち越し点を挙げ、2-1で勝利。対する中大はこの敗戦でついに3連敗となった。桐蔭横浜大学と東洋大学の一戦は、桐蔭大が笠井佳祐の2得点で逆転勝利。東洋大は2試合連続勝利ならず。東海大学は安藤優人が3試合連続ゴール。対する法政大学も11番・中川敦瑛がこの試合2得点を挙げるが、どちらも一歩も譲らず2-2で試合終了となった。
1試合が延期となっているため暫定ながらも、唯一勝点7を獲得して首位に立ったのが筑波大。しかし2位・明大から8位・拓大までは1ポイント差。3試合を消化しただけとあって、まだまだ先の見えない状況だ。第4節は天皇杯予選の関係で2週間後に開催される。この中断期間にどれだけ建て直しを図れるか。6失点を喫し、10位へと順位を落とした国士大、3連敗中で最下位に沈む中大も、まだまだ上位に食い込む可能性は残っている。