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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・1部第6節マッチレポート

2018/05/24


 『JR東日本カップ2018第92回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第6節は、5月19日(土)に2試合、5月20日(日)に4試合行われた。


流通経済大学 対 東洋大学 @味の素スタジアム西競技場


 現在2連勝中と調子を上げてきた流通経済大学(勝点8・8位)と、開幕から未だ勝利のない東洋大学(勝点2・11位)が激突した。

 前半は、流経大が東洋大ゴールに攻め込むシーンが多く、7番・渋谷峻二郎が果敢にシュートを放つが、ゴールにはならない。東洋大もチャンスを作るが得点には繋がらず、両チーム無得点で前半を終えた。

 後半開始後もチャンスを得点に繋げられない両チームは、62分に流経大が5番・小野原和哉を、東洋大がルーキーの28番・横山塁を投入して先制点を狙う。試合が動いたのは69分だった。東洋大のGK、21番・松本健太のロングフィードに反応した30番・飯澤良介がボールを収めると、自らドリブルでシュートまで持ち込み、冷静に右足でゴールに流し込んだ。先制した東洋大がそのままペースを掴むかと思われたが、流経大も反撃。終了間際の86分には、途中出場の5番・小野原和哉が相手GKのこぼれ球に素早く反応し、同点に追いついた。試合はそのまま終了し、互いに勝点を分け合うこととなった。

 3連勝とはならなかった流経大だが、終了間際に追いつき勝点1を獲得。順位をひとつ落として9位にはなったものの、2試合連続で得点に絡んだ5番・小野原の復調がチームを押し上げている。今週末は天皇杯でJ3のグルージャ盛岡と対戦。昨年の筑波大学のようにプロアマ混在の大会で、大学サッカーの実力も見せつけたい。
 一方、終了間際で初勝利を逃した東洋大。連敗こそ逃れたが、やはり勝ちたかったというのが正直なところ。ルーキーの25番・中村勇太、28番・横山塁が交代でリーグ初出場をはたすなど明るい話題もあったが、ふたりはU-19代表候補メンバーに招集されたため、次節の明治大学戦は欠場。厳しい状況が続く。


筑波大学 対 桐蔭横浜大学 @味の素スタジアム西競技場


 開幕3試合未勝利からの2連勝で勢いにのる筑波大学(勝点7・6位)と、連敗を前節の快勝で止めて連勝を目指す桐蔭横浜大学(勝点6・8位)との一戦。

 試合開始序盤から桐蔭大が筑波大の中盤へとハイプレスをかけ、ボールを奪って積極的にゴールを目指す。試合が動いたのは7分。桐蔭大は果敢な仕掛けからコーナーキックを獲得すると、ショートコーナーから6番・山下優人がクロスボールを上げ、それを3番・打越大樹が頭で合わせて先制点を決める。その後は筑波大がボールを保持するもお互いにチャンスを作れずに、桐蔭大が0-1でリードして前半を終了した。

 後半開始早々の47分、筑波大がポゼッションで相手陣地に侵入する。左サイドから29番・山原怜音がドリブルでペナルティーエリア内に切れ込み、グラウンダーのパスを中央に入れると、9番・長澤皓祐がワントラップで相手を外す。筑波大らしく崩して決定機を迎えると、そのまま右足でゴールへと流し込み筑波大が同点に追いつく。その後は筑波大がボールを持ち、細かくパスを繋ぎながら逆転を目指すが、なかなか決定機を生かせない。対する桐蔭大はカウンターから相手ゴールに迫るが、こちらもチャンスを作れずに1-1のままタイムアップ。勝点1を分け合った。

 連勝で順位を上げたかった両チームだが、結果は引き分けでそれぞれが順位をひとつずつ落とすことになった。チャンスは作れていてもシュートまでもちこめる回数が少なく、なかでも筑波大の前半のシュート数はわずかに1と寂しい数字に。10日間をおいて迎える次節では、ともにゴールに向かう姿勢を期待したい。


東京国際大学 対 早稲田大学 @フクダ電子アリーナ


 初勝利から2連勝と、調子を上げてきた東京国際大学(勝点7・7位)と、前節初黒星を喫し首位から陥落した早稲田大学(勝点12・3位)の一戦。

 早大はこの試合、3-1-3-2-1という変則的な布陣を採用。「怪我人の関係もあった」(早大・外池大亮監督)という今季初の3バックに22番・坂本寛之を初スタメンで起用。そうした事情もあり、前半は互いに様子をうかがい手堅く試合を進めた。そんな中でも東国大は、11番・池添勘太郎、早大は、9番・武田太一を中心にチャンスを作るが、得点を決めることができない。

 得点のないまま始まった後半だったが、試合はいきなり動いた。49分、東国大の25番・荒木秀太が右サイドで早大のこぼれ球を拾うと、すばやく中央にいる10番・浅利航大にパス。10番・浅利がドリブルで相手を交わし、左足で放った豪快なミドルシュートは、ポストに当たってそのままゴールに吸い込まれる。先制の勢いにのる東国大は51分、9番・町田ブライトがドリブルで前線への突破をはかる。1度は早大の選手がクリアするが、そのこぼれ球を6番・石田勇大が押し込み追加点。東国大がリードを広げる。2点差にされた早大は、6番・富田康平と14番・藤沢和也を投入し、フォーメーションを変更。「勝負に出るときは4-1-4-1にしようと思っていた」という外池監督の狙いどおり、試合の流れは次第に早大に傾いていく。11番・相馬勇紀のクロスバー直撃のフリーキック、29番・岡田優希のクロスバーをかすめるシュートなど、早大は再三、東国大ゴールを脅かすがどうしても得点を奪えない。アディショナルタイムに入ってから数分がたち、このまま東国大が勝利するかと思われた90分+4分、ついに早大がゴールネットを揺らした。それまで左サイドからのクロスで何度となくチャンスを作っていた、早大の11番・相馬勇気のコーナーキックを、9番・武田が頭で合わせついにゴール。1点差に詰めるとその1分後の90+5分、29番・岡田優希からのパスを受けた11番・相馬は左サイドを突破。ゴール前にクロスを上げると、それを14番・藤沢が頭で合わせて同点弾。早大が土壇場で同点に追いつき、間もなくタイムアップ。2-2のスコアで試合が終了した。

 目の前で3連勝を逃した東国大。前田秀樹監督は「ゲームの流れをわかっていない。時間をうまく使えなかった」と終了間際の失点を嘆いた。2点のリードを盤石にしようと交代した選手が「変にアピールしようとして、がんばりが空回りしてしまった」と厳しい評価。得点も2分間の出来事なら、失点も2分間の出来事。「わずか3分弱の間にやられてしまった。魔の3分間。サッカーの怖さを思い知らされた」と肩を落とした。

 一方、最後に勝点1をもぎ取った早大だが、外池監督は「勝点をとったという実感はない」という。それでも「大学スポーツの在り方が問われている中で、フェアプレーに真摯に取り組むことが競技者として突き詰めるべきことだと思っている。今日も変なところでパワープレーに頼らず、ゴールできたことは評価したい」とした。首位の駒澤大学、2位の明治大学が敗れたため、劇的な展開で得た勝点1を積み重ねたことで再び単独首位に躍り出た早大。次節は勝点3差の4位・法政大学との対戦と気の抜けない戦いが続くが「今日の試合にはたくましさを感じた」という手応えをもって、次戦に臨む。



順天堂大学 対 駒澤大学 @フクダ電子アリーナ


 2連敗を喫し調子を落としている順天堂大学(勝点9・4位)と、対照的に4連勝で現在首位に立つ駒澤大学(勝点12・1位)の一戦。

 試合は、開始直後から順大が個々の技術の高さを見せつけてペースを握った。開始早々の4分には順大26番・新関成弥からのクロスボールに11番・旗手怜央が頭で合わせて先制。一方、なかなかボールを保持出来ない駒大は、粘り強い守備で順大の攻撃陣に対応するが、27分再び順大がゴールを挙げる。11番・旗手の素晴らしいスルーパスに抜け出して、合わせたのは9番・浮田健誠。「相手のGKが前目にきたところに、11番・旗手からいいボールがきた」(9番・浮田)と、キーパーをかわしてボールを冷静に流し込み、ゴールネットを揺らす。だが駒大も前半終盤の40分、31番・荒木駿太からパスを受けた16番・薬真寺孝弥が自らドリブルで持ち込み、右足で流し込んで1点を返す。

 2-1の順大リードで迎えた後半だったが、開始直後は駒大ペースで試合が進んだ。57分、10番中原輝が持ち味であるドリブルからのクロスボールをゴール前に上げると、これを11番・室町仁紀が頭で合わせ2点目をマーク。スコアを2-2とし、試合を振り出しに戻した。その後は、両チームチャンスは作るものの得点に繋げられない時間が続いた。すると67分、順大のベンチが動いた。今日1得点の9番・浮田を下げ、DFの3番・三國スティビアエブスを投入。ディフェンスラインではなく、そのまま前線で起用する。さらに76分、今季初出場となる8番・望月陸をピッチに送り出すと、その1分後には8番・望月が期待に応えた。8番・望月陸が右サイドから中央に切れ込みパスを出すと、3番・三國スティビアエブスが冷静に押し込み、順大が勝ち越しの3点目。さらに84分、左サイドからドリブルで持ち込んだ11番・旗手からラストパスを受けた3番・三國がダメ押しの4点目を決め、試合を決定づける。その後も順大が危なげなくゲームを進め、4-2で順大が勝利した。

 3番・三國の前線への投入から一気に勝利を引き寄せた順大。堀池巧監督は「そのために三國をメンバーに入れた」とFW起用を想定していたと語る。一方で2点リードされながらも追いつかれた展開には「ディフェンスの集中力が欠けていた」からだと厳しい評価を下した。「相手に(9番)高橋(潤哉)がいなかったことはラッキーだったが、今日の試合を見ても駒大に勢いがあることは事実。その駒大に追いつかれたあとも戦ってくれたことがすべて」とチームの底力を評価した。

 一度は同点に追いつきながらも引き離された駒大は、これで首位を陥落。首位とは勝点1差ながらも3位に後退した。エースの9番・高橋が骨折で、ディフェンスの要である3番・星キョーワァンが肉離れで欠場する厳しい展開だったが「それでも粘れるような選手になってほしい」と秋田浩一監督。1週間後には東京都代表として天皇杯でザスパクサツ群馬と対戦。この敗戦を活かしてプロと正々堂々渡り合いたいところだ。



法政大学 対 国士舘大学 @味の素スタジアム西競技場


 今季初黒星から2連敗中と、調子を落としている法政大学(勝点7・5位)と、開幕から未勝利の最下位・国士舘大学(勝点1・12位)の一戦。

 先制点の欲しい両チームだが、前半はなかなかシュートまで持ち込めない展開が続いた。法大は17番・森俊貴のシュートがポスト直撃するも、得点に結びつかず。

 両チーム無得点のまま始まった後半は、法大ペースで試合が動いた。法大は、20番・上田綺世にボールを集めて攻勢を強めるが、その20番・上田のシュートも国士大のGK1番・岩渕航平がストップ。しかし72分、国士大をアクシデントが襲う。ここまで、何度となく好守を見せていた1番・岩渕が負傷により交代。それでも何とか耐えてきたが、86分には法大の20番・上田をペナルティーエリア内で倒してしまい、ペナルティーキックを献上。これを20番・上田が決めて法大が先制する。そして、この1点を守り切った法大が勝利を収めた。

 3試合ぶりの勝利を収めた法政大は順位こそ同じながらも、首位の早稲田大学との差を勝点3にまで狭めた。次節はその早稲田大学と直接対決。上位大学の結果次第だが、勝てば首位に立てる可能性もある。エースの20番・上田がU-21代表に招集され、次節から3試合出られない厳しさはあるが残る選手たちの奮起に期待したい。一方、奮闘虚しく5連敗となった国士大。中位との勝点差も広がりつつあるだけに、そろそろ勝利がほしいところだ。

明治大学 対 専修大学 @味の素スタジアム西競技場


 現在2位と好調な明治大学(勝点12・2位)と、上位グループに浮上するためには連敗を避けたい専修大学(勝点6・10位)の一戦。

 専大は前節から大きくメンバーを変え、3トップの中央に17番・遠藤翔太を投入。前節の敗戦からの立て直しを目指す。前半の立ち上がりは風上にたつ専大がペースを握った。専大は11番・中山克広と19番・中杉雄貴がドリブルで突破をはかるが、明大も浦和内定の2番・岩武克弥と5番・袴田裕太郎の2人が立ちはだかり、専大の突破を許さない。すると、次第に明大が試合のペースを握り、大宮内定の10番・小野雅史がチャンスメイク。ゴールを狙うが、専大のGK・1番塚田匡壮がファインセーブでこれを防ぐ。

 両チーム得点がないまま始まった後半。専大はハーフタイムにルーキーの34番・安野 蓮を投入。立ち上がりを制すると52分、16番・河上将平からボールを受けた17番・遠藤翔太が前線にロングボールを送る。そのパスに反応して抜け出した11番・中山は、ディフェンダー2人を抜き去り、GKとの1対1を落ち着いて決めてゴール。専大が先制する。対する明大は、62分に24番・狩土名禅、71分には18番小柏剛を投入し、前線を厚くしてより攻撃的な布陣をとる。すると、80分に入った4番・橋岡和樹が右サイドをドリブルで突破。シュートを放つが、これは惜しくもポストにあたりゴールならず。結局、明大の終盤の猛攻に耐えた専大が1点のリードを守り切り、勝利を収めた。

 明治大は2位から4位に後退。後半、攻撃の駒を次々と投入しながらもゴールを奪えず、今季2敗目を喫した。とはいえ、2位から4位までは同じ勝点12で並び、首位・早稲田大学との勝点差は1。次節の東洋大学戦で勝てば、首位に立つ可能性もある。専大はこの勝利で、10位から6位に大きく浮上。2試合ぶりのスタメンでトップ起用となった17番・遠藤が、わずかなスペースにも抜け出してゴール前でチャンスメイクするなど、チームの起爆剤となった。勝率を5割に戻して迎える次節は筑波大学と対戦。昨年は2敗している相手だけに、今季はその雪辱をはらしたい。




 第7節は前期唯一の平日のナイター開催。5月30日(水)に流通経済大学フットボールフィールドで流通経済大学対駒澤大学が、東京国際大学第一サッカー場で東京国際大学対桐蔭横浜大学が、法政大学城山サッカー場で法政大学対早稲田大学が、筑波大学第一サッカー場で筑波大学対専修大学が、順天堂大学さくらキャンパスサッカー場で順天堂大学対国士舘大学が、東洋大学朝霞グラウンドで明治大学対東洋大学の試合が行われる。

 第6節では、首位の駒大が4位の順大に2-4で敗れて首位から陥落。一方、3位早大はアディショナルタイムに東国大に追いつき、2-2の引き分けに。2位の明大が専大に0-1で敗れたため、劇的な展開で勝点1を得た早大が首位に再浮上した。早大が首位に立つ中、国士大は法大に0-1で敗れ、未だ勝ちなしで最下位のまま。2部リーグからの昇格組2チームが、対照的な展開となっている。

 第7節は、全試合大学グラウンドで、平日のナイターでの試合。ふだんと違う状況の中での試合となるだけに、何かがおきるかも。上位5チームが勝点3差で並ぶ混戦を抜け出すのはどのチームとなるのか。

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