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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・2部第6節マッチレポート

2018/05/26


 『JR東日本カップ2018第92回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第6節は、5月19日(土)に4試合、5月20日(日)に2試合行われた。


神奈川大学 対 東海大学 @県立保土ヶ谷公園サッカー場


 第5節終了時点で1分4敗と、いまだ勝星がない神奈川大学(勝点1・11位)と、順位を上げて中位グループから抜け出したい昇格東海大学(勝点7・6位)の一戦。

 両チーム集中応援日で盛り上がりを見せた神奈川ダービー。前半は両チームのディフェンス陣がうまく機能し、相手の攻撃を跳ね返していた。東海大学はロングスローからの攻撃を仕掛け「ヒヤヒヤした」(神大・関森悟監督)が、神大のゴールを割ることはできない。対する神大も東海大の守備に阻まれ、前半はシュート1本にとどまるなど「勝っていないチーム同士の重い立ち上がり」(同監督)で、スコアレスドローのまま折り返した。

 試合が動いたのは58分。セットプレーのチャンスを得た神大は、29番・久保田歩がゴール前に入れたキックに、4番・白井達也が合わせる。うまく相手のマークを外した4番・白井がゴールネットを揺らすと、ここから神大の攻撃に勢いが出てくる。対照的に東海大は持ち味であるパワーをなかなか生かせず、「東海大なのに(サッカーの展開が)小さかった」(東海大・後藤太郎監督)と苦しい状況に。さらに終盤の82分には、神大がまたもやコーナーキックを獲得。29番・久保田が上げたクロスに、4番・白井が右足で決めて2点目を挙げる。ゴールの形は1点目とほぼ同じ。「セットプレーの練習はしていたが、あれはできすぎ」(関森監督)と指揮官も驚くゴールで、神大が2-0とリードを広げた。結局、最後まで神大ペースのまま試合終了。神大は練習を積み重ねたセットプレーから2得点を挙げ、嬉しい今季初勝利となった。

 神大の関森監督は「チャレンジ&カバーの部分が改善できて、粘り強くできたことが勝ちにつながった」と試合内容を分析。この勝利で11位から8位にジャンプアップし、降格圏を脱出したが、「厳しい状況に変わりはない」と表情を緩めない。それでも「後期に向けて可能性を残せた」とほっとした様子を見せた。
 前節に続く完敗を喫し、今季初の連敗となった東海大の後藤監督は、「出場停止で小林陸玖を欠いたことが大きかった」と1年生ながら存在感を増すセンターバックの不在を嘆いた。順位をひとつ下げるにとどまったが、ここ3試合勝星がなくチーム全体が不調のスパイラルに陥っている。次節は2位・中央大学が相手と厳しい状況は続くが、負の流れを変えて4試合ぶりの勝利を目指したい。




日本体育大学 対 東京農業大学 @県立保土ヶ谷公園サッカー場


 勝点3を積み上げて首位グループに迫りたい日本体育大学(勝点9・4位)と、上位に食い込みたい東京農業大学(勝点4・8位)の戦い。

 前半は、両チームともに集中力を保ち、拮抗した展開が続いた。前半終了間際には、24分に交代出場した東農大4番・西海洋介がボレーシュートを放ちチャンスを作るが、日体大のGK、12番・大杉啓がファインセーブ。ともに得点のないまま前半を終了した。

 しかし後半に入ると試合は大きく展開する。まず50分、日体大は14番・渡邊龍からパスを受けた7番・関戸裕希が鮮やかなシュートでゴールを決めて先制する。対する東農大も62分、こぼれ球を拾った7番・手塚竣一朗がゴール前にパス、これを11番・田代蓮太が落ち着いて決め、同点とする。追いついた東農大はその後、猛然と日体大ゴールに襲いかかるが追加点を挙げたのは日体大。80分、13番・川原田湧がGKのこぼれ球を拾って出したパスに反応したのは、ハーフタイムに11番・平川元樹に代わって投入された26番・及川翔五。右足で押し込みゴールを決め、再び日体大がリードを奪う。結局、このゴールが決勝点となり、試合は2-1で日体大が勝利を収めた。

 前節に続く勝利で連勝を挙げた日体大だが、矢野晴之介監督の表情は晴れない。「今日の試合は何の収穫もない。今季で一番ダメだった試合」ときっぱり。勝利はしたものの、「最後まで怖がっていて、守備もチャレンジすることがなかった」とチームに厳しい評価を下していた。

 対照的に敗れた東農大の三浦佑介監督はチームを評価。「なかなか勝てていないので、どうしても慎重な入り方になった」と前半の展開に理解を見せ「ハーフタイムには後半、ギアを上げていこうと伝えた」という。「後半、相手を嫌がらせることはできただけに残念。逆転のニオイはしていたが、ここで勝ちきれないことが今の順位にあらわれている」と語った。ただ「今日のプレーはアグレッシブさがあった」と三浦監督。「負けて悔しさはあるだろうが、これをやったらいいという今後の指針はできた」という言葉が、次節・慶應義塾大学戦にどう活きるか。




青山学院大学 対 関東学院大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場


 勝って上位争いに加わりたい青山学院大学(勝点9・5位)と、勝点3を手に入れたい関東学院大学(勝点5・7位)の戦い。

 前半は、互いに静かな立ち上がりとなった。しかし12分、青学大の9番・坂本裕樹が関学大ディフェンスラインの裏をついて見事なゴールを決め、試合の均衡を破ると、36分には34番・後藤田亘輝が追加点を挙げ、リードを2点差とする。青学大の一方的な展開になるかと思われ試合だったが、40分、関学大がペナルティーキックを獲得。これを10番・見木友哉が豪快にど真ん中に蹴り込み、関学大が1点を返す。

 反撃の狼煙を上げた関学大は、後半開始早々の50分にまたもやペナルティーキックを獲得。再び10番・見木が決めて同点に追いつく。さらに関学大は62分、この試合で3度目となるペナルティーキックを獲得。みたび10番・見木が蹴るも、これは青学大のGK、40番・大原悠太朗がストップ。しかし、こぼれ球を拾われてシュート、ポストから跳ね返ってきたボールを10番・見木がしっかりと決め、ハットトリックを達成。と同時に、関学大が逆転に成功する。このままでは終われない青学大は74分、14番・尾ノ上幸生のショートコーナーを9番・坂本が浮き玉でつなぐ。それを3番・池庭諒耶が頭で押し込み3点目。今度は青学大が同点に追いついた。すると76分、関学大は33番・井上海希からのクロスに11番・石塚龍成が右足で合わせて4点目。再び青学大からリードを奪う。その後は両チーム、勝利に向けての気持ちがぶつかりあう激しい店内となったが、1点のリードを守りきった関学大が3-4で勝利を収めた。

 青学大は2点を先取してからの悔しい敗戦。逆転をされた相手に一度は追いついたものの再度失点を許し、力尽きた。前節に続く連戦とはならなかったが、5位はキープ。すぐ下に勝点1差で関学大が迫っているだけに、次節の拓殖大学戦での連敗は免れたい。

 激しい乱打戦を制した関学大は、第2節以来となる勝利を手にした。また10番・見木がハットトリックを達成し、得点ランキング2位に浮上するなど明るい話題も。順位の上昇はひとつにとどまったが、5位・青学大との勝点差は1。次節も勝って、上位グループに食い込みたいところだ。


中央大学 対 立正大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場


 5連勝中で1部昇格へ向けてこのまま全勝したい中央大学(勝点15・1位)と、昇格圏に食い込みたい立正大学(勝点12・3位)、ともに昇格を見据えたチーム同士の戦い。

 前半は両チーム一進一退の攻防が続いていた。しかし38分、中大の9番・大橋祐紀がペナルティーエリア内でオーバーヘッドをしようとしたところ、相手DFの顔を蹴る形となりレッドカードが出される。中大は以降10人での戦いを余儀なくされ、防戦一方に。数的優位に立つ立正大のペースで試合が進むこととなった。

 前半に続き、後半もブロックを組んでしっかり守っていた中大だったが、ついに試合が動いた。87分、立正大の3番・鈴木順也が強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らし、立正大が先制する。数的不利の中大はますます厳しい状況となり、試合はこのまま終わるかと思われた。しかしアディショナルタイムに突入した90+5分に劇的な展開がまっていた。中大は18番・相原旭のロングスローから、4番・上島拓巳が頭でそらし、最後は10番・加藤陸次樹が胸トラップからの素晴らしいボールコントロールで左足を押し込み、同点弾。ほどなくタイムアップの笛がなり、1-1で試合終了。土壇場で中大が立正大に追いついて2位内を堅守した。

 上位同士の熱い対決だったが、試合はイエローカードが5枚、レッドカード1枚が飛び交う荒れた展開となった。特に中大はエースの9番・大橋の退場に加え、警告を受けた選手が4人とプレーの内容に課題も。10人ながら終了間際に追いついて地力を見せつけたものの修正点は多そうだ。 あと数秒を守りきれず、悔しい敗戦となった立正大。しかし、数的に有利だったとはいえ優勝候補の中大と互角以上に渡りあったことで、今年の実力がフロックではないことを証明した。残り5試合で上位2チームとの差をどれだけ詰められるか。まずは次節、関東学院大学戦に勝利することが重要だ。


拓殖大学 対 東京学芸大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 これまで3分2敗と勝ちなし、まずは1勝したい拓殖大学(勝点3・10位)と、1分4敗とこちらも勝ちなし。早く最下位を脱したい東京学芸大学(勝点1・12位)の一戦。

 これまでなかなか調子の上がりきらない両チームだったが、試合は開始直後から激しく動いた。まずは5分、13番・金井明寛のクロスボールに30番・浅野佳祐が合わせて拓大が先制する。しかし、そのわずか2分後に、拓大はペナルティーエリア内でのファウルでペナルティーキックを献上。このチャンスに東学大は7番・色摩雄貴が決めて、試合を振り出しに戻す。東学大は中盤の4人に1年生を起用。これが功を奏し、テンポのよいコンビネーションからサイドの選手をうまく利用した攻撃が目立つ。一方の拓大は細かいパスワークから攻撃を展開。それぞれの特徴を活かして追加点を狙う両チームだったが、先にチャンスをものにしたのは東学大だった。40分、東学大7番・色摩からのクロスボールに27番・鈴木魁人が頭で合わせシュート。1度はポストに阻まれたものの、そのこぼれ球を自ら押し込み、東学大が1-2と逆転に成功。拓大もシュートを放ち何度かチャンスシーンを作るが、東学大のGK、1番・木村真のファインセーブによりゴール叶わず前半を終える。

 迎えた後半早々の54分、拓大は23番・小宮嶺を投入。23番・小宮は途中出場とは思えない落ち着きで相手を翻弄し、攻撃を仕掛けるがチャンスを決めきることができない。対する東学大もサイドから攻撃を仕掛け、終盤には今季初出場となる19番・杉木智大を投入。19番・杉本は右サイドバックから全体を統率するなど、後半は互いに交代出場のフレッシュな選手がチャンスを作って持ち味を出したが、どちらも追加点を決められないまま試合終了。待ちに待った初勝利は東学大の手に渡ることとなった。

 この結果、拓大は唯一勝ち星のないチームとなり、10位から最下位に転落。とはいえ、8位・神奈川大学までの勝点差は1と中位グループまでの差はわずかだ。引き分けが3と、惜しい試合もあるだけに、次節の青山学院大学戦こそ初勝利し、一気に順位アップを狙いたい。一方、うれしい今季初勝利を手にした東学大。フレッシュな新戦力の起用も勝利に大きく貢献した。最下位からの脱出にも成功したが、順位は11位と未だ降格圏内だ。次節の日本体育大学戦に勝ち、連勝で一気に降格圏を脱出したい。


慶應義塾大学 対 立教大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 下位グループ脱出のために勝点が欲しい慶應義塾大学(勝点4・9位)と、開幕から5連勝中で、首位を狙いたい立教大学(勝点15・2位)の一戦。

 試合開始早々チャンスを得たのは立教大。10分、24番・原大知の左サイドからゴール前へのパスに、9番・吉澤泰成がワンタッチで相手GKをかわして冷静にゴールに流し込む。先制点を奪われた慶大も負けじとボールポゼッションで得点を狙うが、立教大もディフェンスラインが粘り強く守り、得点を許さない。シュート数は慶大が6に対し立教大が3。慶大は倍のシュートを放つもゴールを決められず、0-1と立教大がリードで前半終了。

 後半も早い時間に試合が動いた。開始早々の49分に一瞬の隙をつき、31番・長谷川佳輝のパスに抜け出した10番・吉田直矢が、試合を大きく左右する追加点を挙げる。粘る慶大はその後猛攻を続けて立教大ゴールを脅かすが、なかなかゴールまでいたらない。それでも試合終了間際の90分、慶大5番・岩崎湧治が7番・佐藤海徳の左コーナーキックを頭で押し込みゴール。1点差に迫るが、時すでに遅し。あと1歩及ばずタイムアップ。快進撃を続ける立教大が少ないチャンスを見事得点に繋げ、開幕6連
勝を勝ち取った。

 2試合ぶりの勝利を目指した慶大だったが、好調・立教大を崩しきれず敗戦。結果、順位をひとつ落として10位に後退となった。下位グループは同勝点に4チームが並ぶ混戦状態だけに、ひとつ勝てば抜け出すことも可能だが、その1勝が遠い。一方、前日の試合で中央大学が引き分け、連勝がストップしたため、立教大は開幕から唯一の全勝チームに。勝点でも中大を上回り、初の単独首位に躍り出た。現行のリーグ戦になって以降、都県リーグから昇格したチームが、昇格したその年に首位に立つのは、早稲田大学、東京国際大学に次ぐ3チーム目だ。はたしてこのまま連勝し続け、首位をキープできるか。次節・神奈川大学戦が肝となる。





 第7節は、5月30日(水)に青山学院大学緑ヶ丘グラウンドで拓殖大学対青山学院大学が、慶應義塾大学下田グラウンドで慶應義塾大学対東京農業大学が、東京学芸大学総合グラウンドで日本体育大学対東京学芸大学が、中央大学多摩キャンパスサッカー場で中央大学対東海大学が、立正大学熊谷キャンパスサッカー場で立正大学対関東学院大学が、立教大学富士見総合グラウンドで神奈川大学対立教大学の試合が行われる。

 第6節では中大と立正大が引き分けたため、唯一の6連勝となった立教大が単独首位に躍り出た。はたして破竹の勢いを見せる立教大に待ったをかけるチームは出てくるのか、これからの展開に目が離せない。一方、今季初勝利を収めた神大と東学大が、ここから巻き返しなるかも注目したいところだ。

 関東リーグ前期も折り返し地点を過ぎ、各チーム明暗がくっきりとわかれる状況となってきた。ここからどのようにリーグ戦が展開するのか。第7節は前期唯一の平日ナイター。全会場無料の各大学グラウンド開催となっているので、各地での熱い戦いをぜひその目で見届けてほしい。

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