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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・1部第12節マッチレポート

2018/09/21

 『JR東日本カップ2018第92回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第12節は、9月15日(土)に3試合、9月16日(日)に3試合行われた。


東洋大学 対 東京国際大学 @味の素フィールド西が丘


 前期リーグを10位で終え、後期に巻き返したい東洋大学(勝点12・10位)と、2部降格圏から脱出したい東京国際大学(勝点10・11位との一戦。

 勝点差2の10位と11位の直接対決。前半は東洋大がボールを保持し、試合を優位に進める。東洋大は29分、11番・小林拓夢が右サイドからペナルティーエリアに侵入。これを止めようとした東国大6番・石田勇大が倒れ込んだところ、ボールが腕にあたり、これがハンドの判定に。結果、東洋大がペナルティーキックを獲得する。これを11番・小林自身が蹴るも、東国大のGK、1番・村上駿が弾いてゴールならず。東国大は1番・村上のビックセーブでピンチを免れ、結局スコアレスドローで前半が終了する。
 すると、後半開始早々にいきなり試合が動いた。47分、東国大は22番・菅野佑哉のフリーキックを2番・高橋和洋が頭で合わせて、先制点を挙げる。このゴールをきっかけに、試合は東国大が主導権を握る展開に。東国大は9番・町田ブライトにシンプルにボールを当て、徐々に惜しみ始め、83分にはフリーキックのチャンスを得る。10番・浅利航大が蹴ったボールに、14番・伊能玲生が頭で合わせ追加点を決め、0-2とリードを広げる。
 東洋大も32番・荒川勇気など攻撃的な選手を投入、80分にはケガから復帰した主将の31番・勝野瑛をピッチに送り込むが得点には至らず。前半は東国大がシュート0、後半は東洋大がシュート0と極端な展開となったが、前半のピンチをしのぎきり、後半のチャンスを逃さなかった東国大が勝点3を獲得した。
 この結果、勝点2差の両チームは順位が入れ替わり、東国大が10位に浮上。一方、東洋大は11位と降格圏に沈むことになった。



早稲田大学 対 明治大学 @味の素フィールド西が丘


 2位に勝点8差をつけ、首位でリーグ戦を折り返した早稲田大学(勝点28・1位)と、1周間前には総理大臣杯で優勝した明治大学(勝点18・4位)の一戦。

 前期首位の早大と夏の王者・明大。注目の両チームが、後期初戦で激突することになった。前半の立ち上がりはともにロングボールを多用する展開となったが、10分には明大が早くも決定機を作り出す。7番・富田光が右サイドから上げたクロスは相手にクリアされるも、こぼれ球を9番・村田航一が拾い、相手をかわして右足で蹴り込む。総理杯の決勝戦ではゴールを挙げられず「チームに貢献できているとは思うが、FWでいる以上得点力を磨いていかないと」と言っていた男が、後期リーグ初戦でいきなり結果を出した。この先制ゴールで流れは一気に明大に。ことごとくセカンドボールを拾って早大ゴールに迫ると、34分には7番・富田のクロスを9番・村田が頭で折り返し、最後は、24番・狩土名禅がダイレクトで流し込んで追加点。総理杯ではノーゴールで終わった24番・狩土名が、その鬱憤を晴らすかのようなゴールでリードを広げる。勢いが止まらない明大は、38分にも7番・富田の右サイドからのフリーキックを9番・村田が頭で合わせ、スコアを3-0とする。前半はシュート0と、ほとんどチャンスを作れなかった早大だが、このままでは終われないとばかりに39分には主将の10番・岡田優希を投入。しかし無得点で前半を終えることになった。
 早大はハーフタイムに6番・冨田康平を投入し、より攻撃的な形にシフトする。すると52分、11番・相馬勇紀がドリブルで持ち込み、10番・岡田へ横パス。ボールを受けた10番・岡田は、豪快に右足を振りぬいてゴール左上にシュートを突き刺し、1点を返すことに成功。これで、早大のペースになると思われたが、明大の勢いは衰えなかった。53分、明大は右サイドをパスで崩して9番・村田が10番・小野雅史に縦パスを出すと、10番・小野がこれをゴール左隅に流し込み4点目を決める。それでも明大の攻撃は泊まることなく59分、7番・富田のクロスを途中出場の18番・小柏剛が頭で合わせ5点目。さらに88分には、右サイドの25番・森下龍矢のクロスを、8番・渡辺悠雅が受け、途中出場の20番・佐藤凌我へとパス。20番・佐藤がダメ押しの6点目を決める。試合は終始明大が主導権を握り、大量6ゴールを挙げて首位の早大を下し、勝点3を獲得した。
 勝点8差で前期を終え、後期は独走体制に入るかと思われていた早大の、まさかの大敗。外池大亮監督はまず「惨敗でした」と一言。「明大さんが予想以上に落ち着いていて(総理杯優勝という)成果からくる安定的な力を随所で見せていた」と相手の力を認めたうえで「うちは前期の貯金でなんとかなるだろうという幻想があった」と自らの甘さを指摘。「12チーム中、11チームが"前期はうまくいかなかった"と言っている中で、早大だけが"うまくいった"という意識で夏を過ごしてしまった」と嘆いた。しかし思わぬ大敗に「これが大きな気づきになれば」と外池監督。2位との勝点差は7と、まだアドバンテージはある。「これからがチャレンジ」という早大が、再び強さを見せるきっかけとなるのか。
 「総理杯で優勝はしたが、リーグ戦での我々は4位でチャレンジャー。総理杯で得た自信を生かすも殺すもこの試合次第」。明大の栗田大輔監督は、この試合の意義をそう語った。「(前期で敗れ)一度負けた相手に二度負けるわけにはいかない」(10番・小野)と臨んだ試合に「全員がプレッシングして、よく前向きに走ってくれた」(同監督)結果の6得点。首位・早大との差はまだ大きいが「我々が勝つことで、他大学にも光明が見えてくる」と笑顔を見せた栗田監督。"後期の明大"のあだ名はダテではない。



流通経済大学 対 桐蔭横浜大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 インカレ出場のためにも順位を上げたい流通経済大学(勝点16・7位)と、勝って残留争いから抜け出したい桐蔭横浜大学(勝点13・9位)の一戦。

 後期リーグに巻き返しを図りたい両チーム。だが立ち上がりはともにリスクを負わず、シンプルなプレーに終始。流経大は、33番・巌晃誓や15番・ジャーメインアレックスの推進力を活かしながら攻め立てる。一方の桐蔭大は10番・鳥海芳樹や9番・滝沢昂司らを中心に、ボールを動かしながらゴールを狙う。しかし、両チームともに決め手に欠け、スコアレスで試合を折り返した。
 後半は桐蔭大のペースで試合が進み、9番・滝沢、14番・菅原圭介の2トップが積極的にシュートを放つも、得点に結びつかない。桐蔭大はペナルティーキックを獲得するが、流経大のGK、21番・薄井覇斗がこれをストップ。桐蔭大は絶好のチャンスを逃してしまう。流経大は60分に9番・髙澤優也、75分に27番・満田誠を投入して攻撃の活性化させようとするが、攻めあぐねる展開のままタイムアップ。スコアレスドローで勝点1を分け合う結果となった。


順天堂大学 対 国士舘大学 @佐倉市岩名運動公園陸上競技場


 前期リーグで国士舘大学に敗れ雪辱したい順天堂大学(勝点16・5位)と、最下位脱出のためになんとしても勝点3が欲しい国士館大学(勝点4・12位)の一戦。

 前半、主導権を握ったのは最下位の国士大だった。序盤から激しいプレスをかけ、順大のディフェンスラインのミスを誘う。落ち着いてパスを回せない順大は23分、ペナルティーエリアの近くで国士大の8番・諸岡裕人を倒し、フリーキックを献上。これを7番・近藤大貴が直接決めて国士大が先制点を挙げる。これで勢いがついた国士大は、40分に6番・明本孝浩が蹴ったコーナーキックを、またもや7番・近藤が決めて追加点。0-2と国士大がリードして前半が終了する。
 しかし後半は一転、形勢が一気に逆転する。国士大は前半の勢いが嘘だったかのように足が止まり、順大に押し込まれる展開に。順大は49分に3番・三國スティビアエブスがPKを獲得すると、これを11番・旗手怜央が決めて1点を返す。その後も順大は主導権を握り続け、試合終盤の80分には10番・名古新太郎のコーナーキックを3番・三國がヘディングで折返し、そのボールを4番・村松航太が決めて同点に追いつく。さらに試合終了間際の88分、3番・三國がドリブルで突破し、右サイドにボールを展開。途中出場の24番・白井海斗の右からのクロスに、こちらも途中出場の26番・新関成弥がヘディングを叩き込み、ついに順大が逆転に成功。そのまま試合は終了し、3-2で順大の見事な逆転勝利となった。



専修大学 対 筑波大学 @佐倉市岩名運動公園陸上競技場


 前期リーグの好調さを後期も維持したい専修大学(勝点19・3位)と、後期の巻き返しを狙う筑波大学(勝点15・8位)の一閃。

 試合は前半序盤、専大の19番・中杉雄貴がミドルシュートを枠内に放ち、会場を沸かせる。対する筑波大もU-21 代表の7番・三笘薫を中心に専大ゴールを脅かす。互いにチャンスを作りながらも得点できない展開が続く中、33分に筑波大がその均衡を破った。それまで攻撃の起点になり続けた7番・三笘の縦パスを、うまくターンで受けた8番・高嶺朋樹がゴール右隅に流し込み、筑波大が先制点を挙げる。 後半は追いつきたい専大が11番・中山克広を中心に攻勢を強めていく。しかし筑波大の守護神、30番・阿部航斗に決定機を阻まれなかなか同点に追いつけない。すると84分、我慢強く守ってきた筑波大にチャンス到来。自陣ゴール前からのロングカウンターに7番・三笘が反応。1人抜け出し、ペナルティーエリア内でボールを受けようとするが、止めようとした専大DFのプレーがファウルとなり、筑波大がペナルティーキックを獲得。これを主将の3番・小笠原佳祐が冷静に決めて2-0に。その後も専大は何度となくゴールを狙うが、筑波大の粘り強い守りを崩せずタイムアップ。筑波大が勝点3を獲得し、8位から6位へと浮上した。
 筑波大の小井土正亮監督は「総理大臣杯に出場できず、2ケ月公式戦をしていない。久しぶりの公式戦で、ゲームマネージメントができていない弱点が出た」とまずは課題を口にした。それでも30番・阿部を中心とした守りに「夏の成果が出た」との評価も。この勝利が「強い筑波大」復活のきっかけになるのか。昨年度王者のプライドにかけ、後期の巻き返しを狙う。



法政大学 対 駒澤大学 @日立市民運動公園陸上競技場


 現在1部リーグ2位、首位早稲田大学との差をつめたい法政大学(勝点20・2位)と、大臣杯ではベスト8に終わり、後期リーグで巻き返したい駒澤大学(勝点16・6位)の一戦。

 駒大のキックオフから始まった試合は、法大が10番・青栁燎汰、7番・下澤悠太、20番・上田綺世の連携から、駒大は24番・荒木駿太、10番・中原輝、9番・高橋潤哉を中心に攻撃を展開。前半は駒大が優勢に試合を進めたが、法大のGK、1番・吉田舜の好セーブもあり、スコアレスドローで前半が終了した。
 試合は後半に動いた。79分、途中出場の法大8番・紺野和也がドリブルで前線に切り込むと、上げたクロスが駒大選手のオウンゴールを誘い、法大が先制する。試合はそのまま動かず、法大がこのまま勝利すると思われたが90分に劇的な展開が待っていた。3番・星キョーワァンのヘディングに、9番・高橋が左足で合わせ駒大が土壇場で同点ゴールを決める。結局、1-1のドローで試合は終了。首位との差を詰めたい法大にとっては勝点2を目前で逃す、悔しい引き分けとなった。



 第13節は9月22日(土)に県立保土ヶ谷公園サッカー場にて駒澤大学対流通経済大学、早稲田大学対桐蔭横浜大学が対戦。9月23日(日)には味の素フィールド西が丘にて明治大学対国士舘大学、法政大学対順天堂大学が、筑波大学第一サッカー場にて筑波大学対東京国際大学、専修大学対東洋大学の試合が行われる。
 後期初戦となる第12節は、激しく順位が変動する結果となった。首位の早大が4位の明大に1-6で敗れるなど、ほとんどの試合で下位チームが上位チームに勝利もしくは引き分け。2位以下は前期リーグ終了時点での勝点差が小さかったため、混戦状態がさらに続く展開となりそうだ。しかし前期リーグで首位を独走していた早大との勝点差はまだ開いている。その差を乗り越え、最初に早大を脅かすチームはどこになるのか。予想がつかない後半戦、引き続き注目してもらいたい。

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