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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節マッチレポート

2018/10/04

 『JR東日本カップ2018第92回関東大学サッカーリーグ戦【後期】1部リーグ第14節は、9月29日(土)に4試合、9月30日(日)に2試合が行われた。


順天堂大学 対 駒澤大学 @千葉県総合スポーツセンター 東総運動場


 後期リーグスタートから2連勝し、勢いに乗って順位を上げたい順天堂大学(勝点22・3位)と、後期リーグ初勝利を挙げたい駒澤大学(勝点17・8位)の一戦。
 試合を優位に運んだのは駒大だった。前に速くボールを運ぶと、シュートを立て続けに鼻って順大ゴールを脅かす。対する順大はセカンドボールを拾えず、なかなかボールを保持できない。前半終盤には駒大がコーナーキックから決定機を演出するが、ゴールには結びつかず、前半が終了。シュート数は駒大が7、順大が1。駒大の優勢が数字にも現れていた。
 後半に入っても、駒大の攻撃は続く。すると50分、駒大はペナルティーエリア中央でボールを繋ぐと、17番・福地拓也が左サイドでフリーの14番・坂本和雅へとパス。それを14番・坂本がしっかりと決め、駒大が先制する。だが失点をきっかけに、以降は順大がペースを握ることになる。57分、ロングボールに抜け出した順大23番・長倉幹樹が相手GKと接触し、ペナルティーキックを獲得する。それを11番・旗手怜央が決め、順大が同点に追いつく。その後は両者一歩も譲らず、互いに攻撃を仕掛けるもゴールには至らず、試合は1-1でタイムアップ。順大は後期3連勝とはならず、勝点1を得るに留まった。一方の駒大は後期リーグで未だ勝利がない状態。次節で何としてでも勝ちたいところだ。


明治大学 対 東京国際大学 @千葉県総合スポーツセンター 東総運動場


 首位との差を縮めるためにも勝点3の欲しい明治大学(勝点24・2位)と、降格圏を脱出したい東京国際大学(勝点13・11位)の一戦。

 立ち上がりは両チームともに堅いゲーム運びとなった。明大は9番・村田航一と24番・狩土名禅を中心に、東国大は9番・町田ブライトを起点として何度かチャンスを作るものの、ゴールに至ることはなく、0-0のまま前半終了。
 明大はハーフタイムに前節でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた18番・小柏剛を投入。攻撃の活性化を狙うと、それが奏功し、後半は明大ペースで試合が進む。9番・村田のパスから18番・小柏が抜け出してシュートを放つシーンもあったが、これは東国大のGK1番・村上駿が防ぎ、ゴールとはならず。東国大は25番・荒木秀太、28番・有水亮の1年生2人を投入して得点を狙うが、こちらもゴールを決めることはできず、結局0-0のまま試合終了。"後期リーグ11連勝"の目標を掲げていた明大にとっては苦い結果。また降格が近づく東国大にとっては勝点3が欲しい試合で勝点1を分ける、痛み分けとなった。


筑波大学 対 東洋大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 現在2連勝中、この勢いで首位を狙う筑波大学(勝点21・4位)と、現在10位に位置し1部リーグ残留のためにはこれ以上負けられない東洋大学(勝点13・10位)の一戦。
 試合は開始早々の5分に動いた。筑波大のルーキー、右サイドバック29番・山原怜音のシュートは、一度は東洋大のGK21番・松本健太に止められるものの、そのこぼれ球を10番・西澤健太がつめて先制。さらに15分、10番・西澤のフリーキックから7番・三笘薫が右足を振りぬいて、筑波大が2点リードで東洋大を引き離す。立て続けのゴールを得て、筑波大が試合を制するかと思われたが、ここから東洋大が反撃に出る。まずは34分、右サイドからの11番・小林拓夢のクロスは相手選手の足元へ。しかし、こぼれ球を7番・松崎快がヒールで流し、それをフリーになっていた14番・野本幸太が決めて1点を返す。東洋大の勢いは止まらず、わずか3分後の37分、またも右サイドから2番・坂本涼斗のクロスに10番・坂元達裕が頭で決め、2-2と追いついて前半を終える。
 後半は両者拮抗したゲーム展開に。勝負の行く末は、どちらが追加点を挙げるかに委ねられた。その結果、軍配があがったのは東洋大。75分、東洋大6番・坪川潤之のロングフィードから裏に抜けだした7番・松崎が、豪快に左足を振りぬく。筑波大のGK、30番・阿部航斗の股を抜くシュートで、東洋大が2点差からの逆転劇。筑波大は最後まで攻撃に出るが得点ならず、試合終了。7番・松崎がドリブル突破など、1ゴール1アシストの活躍を見せ、東洋大が貴重な勝点3を獲得した。
 東洋大の古川毅監督は「0-2になったことで逆に開き直れた」と試合を振り返り「むやみに放り込むのではなく、うまく試合をコントロールして攻撃の糸口を掴むことができた」と勝因を語った。後期リーグのこれまでの2試合は「どこか頭でっかちになっていた」と古川監督。しかし「今日は選手たちがいい距離感で、ファイナルサードを攻略してくれた」という。なにより「0-2から追いつき、逆転したことでメンタル的に前向きになれた」ことが最大の収穫。ただし「これでホッとするのではなく、しっかりいい準備をして1試合1試合勝点を重ねていくことが、1部リーグ残留、そしてインカレ出場につながる」と次戦に向けて気を引き締めた。



流通経済大学 対 国士舘大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 前節では5得点を挙げて快勝、上位争いへの参戦を目論む流通経済大学(勝点20・6位)と、1部リーグ最下位と低迷し、今節こそ勝点が欲しい国士舘大学(勝点4・12位)の一戦。

 雨が降りしきる中でスタートした試合は、国士大が積極的に攻めるも、流経大のディフェンスに阻まれて思うような攻撃ができない。対する流経大も先制点を狙うが、こちらも決定機をつくれないまま。ともに低調な滑り出しとなったが、30分には国士大がビッグチャンスを迎えるが、こちらもゴールならず。結局、スコアレスドローで試合を折り返した。
 しかし後半に入ると試合は一気に動いた。後半序盤の57分、国士大は6番・明本考浩の右コーナーキックに、9番・信末悠汰が右足で合わせて待望の先制点。この得点で勢いを増した国士大は73分、今度は8番・諸岡裕人が倒されてペナルティーキックを獲得。これを8番・諸岡自身が冷静に決め、2点目を挙げる。流経大も早めの時間帯に9番・髙澤優也、14番・相澤祥太を入れるが、攻撃がうまくはまらずシュートにさえ持ち込めない。81分には国士大が10番・大石竜平の右コーナーキックに、「40メートルくらいは走った」という9番・信末が中央まで走り込んでシュート。ダメ押しの3点目を追加した。流経大は、86分に最後の交代カードを切って32番・仙波大志を投入するが、流れを変えることができないままタイムアップ。3点を獲得した国士大が、7試合ぶりの勝利で今季2勝目を挙げた。
 敗れた流経大の中野雄二監督は「完敗」と言いながらも「うちが先に点を取っていればどう転ぶかわからない試合だった。先制点のあり方が大きかった」と試合を振り返った。前半はさほど試合展開に差はなく「ゲームの組み立てはできていた」が「後半はシュートが0だったことが物語るように、(組み立ての)先のダイナミックさが課題」との問題も浮き彫りになった。次節は首位の早稲田大学と対戦。「3連勝して早大を迎え撃つつもりだった」という流経大にとっては予想外の結果となったが「失点するまではやれていた」という手応えもある。この敗戦を、次戦にどう活かすか。
 一方、待望の今季2勝目を挙げた国士大。2ゴールを挙げた殊勲者である9番・信末は「これまで2点とっても逆転負けることがあったから、3点目が大事だと思った」とコメント。その言葉どおり、自ら3点目を挙げての完勝に「チームで何回も何回も話し合っての勝利なので、うれしい」と笑顔を見せた。また「0で抑えられたのも(第1節で引き分けた)東京国際大学戦以来」は「自信になる」。勝点が7になったとはいえ、最下位であることは変わらず、1部残留圏とは勝点が9ポイント以上離れている。依然厳しい状況ではあるが「残り8試合、1部残留を目標に戦い抜きたい」と意気込んだ。



法政大学 対 桐蔭横浜大学 @Shonan BMW スタジアム平塚


 前節の敗戦で順位が後退してしまった法政大学(5位・勝点21)と、降格圏から抜け出すためにもそろそろ勝利が欲しい桐蔭横浜大学(9位・勝点15)の一戦。
 台風の接近により開催が危ぶまれていたが、試合は予想外の晴天の下でキックオフを迎えた。立ち上がり10分までは落ち着いた展開となったが、17分に10番・鳥海芳樹からのパスに抜け出した3番・打越大樹が右足を振り抜いて、桐蔭大が先制点を決める。序盤にビハインドを負った法大は右サイドの8番・紺野和也、ワントップの20番・上田綺世を中心に攻勢を強めるが、桐蔭大の守備陣が集中力を切らさずに跳ね返す。前半終了間際には、法大の3番・前谷崇博が6番・長倉颯のコーナーキックに合わせ決定機を作るが、桐蔭大のGK、1番・児玉潤が横っとびのファインセーブでこれを防ぎ、0-1と桐蔭大リードで前半を終えた。
 前半とは一転、雨に見舞われた後半、桐蔭大は法大の攻撃に耐え続けながらもカウンターでチャンスを狙うが、追加点とはならず。対する法大も波状攻撃を仕掛けながらもゴールまではいたらない。試合は終盤にさしかかり、桐蔭大が逃げ切るかと思われたが、85分に法大20番・上田が3番・上田からのボールをキープ。DFに囲まれながらもシュートを突き刺し、ついに同点に追いつく。試合はそのまま終了し、1-1の引き分けに。勝利がほしい両チームだったが、勝点1ずつ分け合う結果になった。
 後期リーグは2分1敗と白星のない法大。長山一也監督は「前節もそうだったが、ピッチの3分の2まではボールを運べるのに、残りの3分の1、アタッキングサードのところでの質がよくない」と指摘。「コンビネーションやミドルシュートも含め、勇気をもってチャレンジするところができていない」と、チームの不調を分析した。この試合ではU-21代表のエース・20番・上田が後期初ゴールを挙げたが「結局、(21番・上田)綺世まかせになってしまい、ほかの選手が決められない」との苦言も。「調子のいいときはどこからでも点をとれる。上田まかせを解消しないと」と、選手たちの奮起を促していた。
 一方、2戦連続の引き分けに「勝ちたかった」と正直な心情を吐露したのが桐蔭大の安武亨監督。「前節は負けていたので開き直って追いついたが、今節は守りきろうといっていたのに踏ん張りきれなかった」と振り返り「向こうには決めきる力があり、うちは追加点を決めきる力がなかった」とコメントした。それでも、社会人リーグに参加している34番・佐藤喜生をスタメンに起用し、33番・中村響、37番・篠原友哉らを投入するなど選手層が厚みを増してきているのも確か。「チームは悪い方向に向かっているわけではない。ひとつ勝てば勢いに乗れる」と、勝点1獲得を前向きにとらえていた。



早稲田大学 対 専修大学 @Shonan BMW スタジアム平塚


 両チームともに後期リーグ未勝利。今節で後期初勝利を挙げ、勝点3を獲得したい早稲田大学(勝点29・1位)と専修大学(勝点20・7位)の一戦。
 試合開始前から雨が降り始め、厳しいコンディションのなかで始まった一戦は、前半開始早々から試合が動いた。9分、早大がコーナーキックを獲得し、こぼれ球を5番・杉山耕二が逃さずに押し込み先制点を挙げる。その後は雨が強まるなか、両チーム一進一退の攻防を繰り広げる。しかしこのまま前半終了かと思われた42分、専大は右サイドバックの6番・小林岩魚の鋭いクロスを13番・鈴木厚太がヘディングで叩き込みゴール。相手チームである早大の外池大亮監督をして「スーパーなクロス」と言わしめた、甲府内定の主将・6番小林のアシストで同点に追いつき、前半を終える。
 後半は同点に追いついた専大がリズムを握るが、早大も73分、76分と11番・相馬勇紀が立て続けにゴールを挙げて試合の流れを変える。73分のゴールはスローインを起点とした「人生2度目」というヘディングでの得点。76分のゴールは、10番・岡田優希のこぼれ球を確実に仕留める右足シュート。特別指定選手としてプレーした名古屋でのプレーから「ダイレクトシュートの練習を毎日していた。その結果がでた」と本人も満足顔の2得点で、専大を一気に引き離す。その後は専大が猛攻を仕掛けるものの、早大のGK1番・小島亨介のファインセーブに阻まれて、なかなか得点することができない。試合終了間際の90分、専大はゴールキーパーがはじいたこぼれ球を11番・中山克広が1点を返して1点差まで追い上げるもののそのまま試合終了。首位の早大が後期リーグ初勝利を挙げ、勝点を伸ばした。
 早大の外池監督は「前期は調子がよかったが、いつかこういう(勝てない)場面がくるとは思っていた」とコメント。後期は厳しい滑り出しとなったが「前節は35番・秋葉遼太などが入って、それまでのチームの基準が変わった。そのことでもう一度自分たちの姿を見つめ直すことができた」という。また「前節が引き分けという結果に終わったことで、学生たちが自分たちで試合を分析し、練習メニューを作った。結果を出すならこのタイミングだと思っていた」と、チームとしての成長が結果に結びついたことが「すごくうれしかった」と笑顔を見せた。「この状況を乗り越えたこと、そこに至るプロセスが自信になる」と外池監督。追い上げていた2位・明治大学が引き分けに終わったため、勝点差は再び7に広がった。待望の後期リーグ勝利が、優勝に向けて大きな一歩となるのか。





 第15節は10月7日(日)に全6試合を開催。笠松運動公園陸上競技場にて法政大学対筑波大学、早稲田大学対流通経済大学が、東京国際大学第一サッカー場にて駒澤大学対東京国際大学、専修大学対国士舘大学が、順天堂大学さくらキャンパスサッカー場にて順天堂大学対東洋大学、明治大学対桐蔭横浜大学の試合が行われる。
 台風の影響もあり、激しい雨と風の中で行われた第14節。首位の早大が3-2で後期リーグ初勝利を挙げ、また下位に沈む東洋大と国士大が勝点3を得る意地をみせた。早大が再び頭ひとつ抜け出す形となった1部リーグだが、2位以下は下位にいたるまで変わらずの混戦模様。降格圏かインカレ出場かはわずかの差。はたしてどのチームが抜け出すのか――。

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