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JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦・1部第16節マッチレポート

2018/10/24

 『JR東日本カップ2018第92回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第16節は10月13日(土)に全6試合が行われた。


筑波大学 対 国士舘大学 @笠松運動公園陸上競技場


 前節、法政大学を無失点で抑えて順位を上げてきている筑波大学(勝点24・4位)と、2戦連続負けなしの勢いのままに巻き返しを図る国士舘大学(勝点8・12位)の一戦。
 試合は立ち上がりから筑波大ペースで進んだ。すると開始早々の6分、筑波大7番・三笘薫が左サイドを突破し、そのままゴールに流し込んで先制点を獲得。さらに17分、先日清水エスパルス加入内定を発表した筑波大の10番・西澤健太の右サイドのクロスに、またもや7番・三笘が今度は頭で合わせて追加点を挙げる。一方、国士大はなかなか攻撃のペースを掴むことができず、筑波大が2点のリードで試合を折り返す。
 しかし後半、先にチャンスを得たのは国士大だった。7番・近藤大貴のパスに反応した14番・髙橋利樹がスルー。その背後に抜けた6番・明本考浩がシュートを放つも、ボールは枠外へ。この状況を変えようと、国士大はボランチ7番・近藤に代わって15番・谷口栄斗、FW14番・髙橋に代わって24番・新井晴樹を投入する。しかし64分、筑波大は29番・山原怜音の背後のパスに抜け出した7番・三笘が、DFを一枚はがして冷静に左に蹴り込みゴール。7番・三笘がハットトリックを決めて国士大を突き放す。さらには87分、右サイドからパスを受けた途中交代の筑波大26番・井川空が、7番・三笘へスルーパスでお膳立て。それに反応した7番・三笘が左隅へと流し込み、ダメ押しの4点目を挙げる。終始主導権を握っていた筑波大が圧倒的な力を見せつけ、勝利を収めて圧勝。この勝利で順位も3位となり、ジリジリと首位・早稲田大学に迫る。一方、完敗を喫した国士大は再び2部リーグ降格に黄信号が灯る事態となった。


早稲田大学 対 駒澤大学 @笠松運動公園陸上競技場


 現在首位を独走中の早稲田大学(勝点35・1位)と、勝って上位に食い込みたい駒澤大学(勝点21・6位)の一戦。
 序盤は一進一退の攻防が続き、互いにペースを握らせない。最初にチャンスを作ったのは早大。左サイドで10番・岡田優希がためをつくり、右サイドへとチェンジ。そのボールを受けた11番・相馬勇紀がクロスを上げて9番・武田太一が頭で合わせるも、駒大GK、1番・角井栄太郎のビックセーブに阻まれる。早大は細かくパスを繋ぎながらもロングボールでチャンスを窺い、対する駒大はボールを保持すると前線へとロングボールを放り込むサッカーを展開するが、決定機に欠け前半は0-0で折り返す。
 後半に入ると、運動量に勝る駒大がビッグチャンスを作る。77分、ハーフウェーライン付近で10番・中原輝が右サイドからゴール前へとロングボールを放り込む。ペナルティーエリア付近で9番・高橋潤哉が相手DFと競り合い、裏へと抜けた18番・矢崎一輝が反応。放ったシュートはGKが弾くも、そのこぼれ球を14番・坂本和雅が決めて駒大が先制する。駒大はその後も堅固な守備で早大の攻撃を防ぎ、そのままタイムアップかと思われた。しかし終了間際の90分、早大は11番・相馬が左サイドをドリブルで駆け上がりクロスを上げると、そのボールを10番・岡田が決めて同点に。土壇場で早大が追いつき1-1で試合終了となった。
 早大は終了間際の主将のゴールで、勝点1を獲得。2位以下と勝点差が開いているとはいえ、勝点を積み上げられたのは大きい。一方の駒大は大金星を目前で逃す結果となった。


明治大学 対 東洋大学 @味の素スタジアム 西競技場


 2試合勝ちがなく調子を落としている明治大学(勝点25・2位)と、3試合負けなしと調子を上げている東洋大学(勝点17・10位)の一戦。
 試合の立ち上がりは、明大が10番・小野雅史を中心に攻め込みチャンスを作る。しかし得点を決め切れず、次第に流れは東洋大に。すると26分、東洋大6番・坪川潤之が中盤でボールを奪い7番・松崎快とワンツーで抜け出してゴール前へ。最後は、右足で流し込み、東洋大が先制する。
 後半は1点のビハインドを負った明大が猛攻を仕掛ける。61分には20番・佐藤凌我に代え、14番・中村健人を投入。さらに、71分に17番・河邉駿太郎、81分には18番・小柏剛を投入して攻撃力を強化。ゴールを狙うも、東洋大もGKの21番・松本健太を中心とした守りでこれを跳ね返す。なかなか得点を決められずにいた明大だったが、逆に87分には14番・野本幸太とのワンツーで抜け出した7番・松崎がドリブルで前線まで持ち上がり、グラウンダーのクロスを上げると、これを32番・荒川勇気が押し込み追加点。リードを2点差に広げる。その後は、東洋大が上手く時間を使い、手堅く2点を守りきってタイムアップ。東洋大が2位・明大を下し、勝点3を獲得した。
 ここ3試合負けなしで後期2勝目を挙げた東洋大。古川毅監督は「1部のチームはどこも個の力があり、固い守備をベースとしたサッカーをしないと複数得点をたたき込まれる恐れがあった」と、まずは試合前の心境を語った。幸い、0-0の引き分けで終わった前節の順天堂大学戦は「手堅い試合ができていた」ことから、この試合では守備を徹底。明大戦では「格上の相手に最低でも勝点1がとれれば」と考えていたが、終わってみれば2-0の完勝。残留争いから逃れる勝点3を手にした。しかし「これで完全に残留争いから抜け出したとは思っていない」と古川監督。「1試合1試合、死に物狂いで勝点を重ねてはじめて降格圏から脱出できる」とあくまで慎重な姿勢を崩さない。それでも「守り切るという姿勢にシフトできている」ことに加え、少ないチャンスをしっかりと決め切れたのは好材料。次節の駒澤大学戦に向け「まずは勝点1を目指しながらも、勝点3を狙いたい」と意気込んだ。一方、夏の王者・明大はこれで2連勝。後期は6-1と大勝でスタートを切ったが、その後は勝ちきれず、ついに2位から5位に転落してしまった。



法政大学 対 専修大学 @味の素スタジアム 西競技場


 法政大学(勝点22・5位)と専修大学(勝点21・7位)、ともに後期リーグ未勝利と調子の上がらないチーム同士の一戦。
 後期未だ勝ちがなく、インカレ出場に向けて勝点3が欲しい両チームの一戦は、互いにテンポの良いパス回しでゴールに迫る展開となった。そんな中、試合は11分に試合が動いた。法大の30番・橋本陸が右サイドで放ったシュートは、専大GK28番・桐林海生に一度は阻まれるも、こぼれ球を5番・大西遼太郎が押し込んで法大が先制する。すぐさま専大も反撃を開始。16分、7番・葛谷将平がペナルティーエリア外から放ったシュートは、法大1番・吉田舜に止められるも、10番・氣田亮真がこぼれ球を拾い、4番・大西拓真へとパス。4番・大西が右足でゴールに流し込み、専大が同点に追いつく。その後は互いに攻めあう展開となったが、34分に法大の11番・森俊貴が、34番・中井崇仁からパスを受けドリブルでボールを前線へと運ぶ。ラストパスを受けた33番・北川公貴が、ゴールへとボールを流し込み、法大が勝ち越しに成功する。
 法大のリードで始まった後半は、両チームともにチャンスを作りながらも決定機を逃す展開となった。そんな流れを変えるべく、法大は33番・北川に代えて、20番・上田綺世を投入。専大は13番・鈴木厚太に代え、18番・下田悠哉をピッチに送り出す。この交代が見事に当たったのが、法大だった。90分、専大のクリアボールを拾った途中出場の13番・末木裕也が20番・上田へとパス。20番・上田は、GKとの1対1を冷静に決めて法大が試合を決定づける3点目。法大が3-1で勝利し、後期初の勝点3を獲得した。
 待望の後期リーグ初勝利を挙げた法大。長山一也監督は「今日は前線からいい守備ができて、アグレッシブに戦えた」と明るい顔でコメント。この試合では"前線からの守備"をキーワードに、Iリーグで活躍していた30番・橋本、33番・北川、34番・中井をスタメンに抜擢。U-21代表のFW、20番・上田は「守備をさぼるときがある」としてベンチに置いた。不動のエースさえもスタメンから外して打ち出した強いメッセージに、選手たちが応えた。「今日の試合を見れば、これくらい守備をして運動量がなければ勝てないということがわかったはず」と長山監督。2試合連続スタメンとなった33番・北川のゴール、途中出場の20番・上田の得点など、攻撃面での狙いも的中した。とはいえ、まだ1勝しただけだという危機感はある。長山監督は「後期初勝利はうれしいが、連勝しないと意味がない」と、次節の試合を正念場として捉えているようだ。
 一方、専大はまたもや後期初勝利ならず。順位も8位に後退し、インカレ出場圏内から遠のきつつある。次節こそ勝点3をつかみとりたい。



流通経済大学 対 東京国際大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 前節の早稲田大学戦の大敗を払拭したい流通経済大学(勝点20・8位)と、後期2つ目の白星を狙いたい東京国際大学(勝点14・11位)の一戦。
 前半早々に試合が動いた。3分、流経大の7番・渋谷峻二郎が左サイドをドリブルで突破。中央まで切り込むと、フリーの25番・宮本優太へとパスを送る。それを25番・宮本が右のインサイドキックで丁寧にゴラッソ。流経大が先制点を決める。その後も流経大は厳しいプレスで主導権を握ると、11分に23番・菊地泰智からのボールを28番・伊藤敦樹がダイレクトボレーで押し込み追加点。2-0とリードを広げる。しかし東国大も9番・町田ブライトの奮闘でボールをキープし、少しずつ攻撃を仕掛け始める。すると前半終了間際の45+2分、流経大のGK1番・薄井覇斗がファールの判定を受け、東国大に間接フリーキックのチャンス。このチャンスを10番・浅利航大が決めて、前半を2-1で終える。
 しかし後半も、試合は流経大ペースで進んだ。58分、中盤で23番・菊地からのパスを受けた34番・佐藤響がドリブルで突破。右足を勢いよく振りぬくロングシュートが決まり3点目をマーク。78分に東国大の8番・柳園良太が2枚目の警告を受けて退場すると、流経大の勢いは増し、85分には32番・仙波大志のコーナーキックから12番・アピアタウィア久がヘディングシュート。これは相手GKに阻まれるも、こぼれ球を16番・鈴木哲平が押し込んでダメ押しの4点目。前半終盤にはチャンスを作った東国大だったが、後半はシュートわずか1本と退場者を出し、なすすべなく完敗。4-1で流経大が勝利を収め、順位を8位からインカレ出場圏内の6位へと上げた。


順天堂大学 対 桐蔭横浜大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 前節、東洋大学戦とスコアレスドローで勝点を伸ばせなかった順天堂大学(勝点24・3位)と、明治大学相手に逆転勝利を挙げた勢いに乗りたい桐蔭横浜大学(勝点18・9位)の一戦。
 試合は互いに攻撃を仕掛ける中、32分に動く。順大の6番・石上輝が上げたクロスを、26番・新関成弥が左足で決めて順大が先制。さらに40分、順大の26番・新関が放ったシュートは桐蔭大のGK・1番・児玉潤に阻まれるが、そのこぼれ球を9番・浮田健誠が左足で決め、順大が追加点。順大が2点をリードし、前半が終了する。
 後半も順大が怒涛の攻撃を見せた。後半序盤の54分、順大は9番・浮田がドリブルを仕掛け、11番・旗手怜央へとパス。それをトラップした11番・旗手が目の覚めるような左足のシュートでスーパーゴールを決め、順大3点目を挙げる。しかし、ここから桐蔭大も反撃を開始。サイドからスピードで突破して果敢にチャンスを作ると、75分にはゴール前でのシュートが順大の6番・石上の手に当たり、ハンドの判定でペナルティーキックを獲得。これを7番・山下優人がしっかり決め、桐蔭大が1点を返す。しかし失点しても順大の勢いは止まらない。85分、右サイドバックの2番・柳澤亘が右サイドをドリブルで突破し、24番・白井海斗にクロスを上げる。これに24番・白井がダイレクトシュートを決めて追加点。再び桐蔭大を突き放すと、そのまま4-1で順大が勝利。順大はこの勝利で僅差ながらも2位へ順位を上げる結果に。桐蔭大は10位と順位をひとつ下げることとなった。



 第17節は10月20日(土)に全6試合を開催。江戸川区陸上競技場にて明治大学対順天堂大学、早稲田大学対国士舘大学が、笠松運動公園陸上競技場にて筑波大学対桐蔭横浜大学、法政大学対流通経済大学が、しらこばと運動公園競技場にて駒澤大学対東洋大学、専修大学対東京国際大学の試合が行われる。

 上位2チームが思うような結果を残すことができなかった第16節。2位の明大を10位の東洋大が撃破。1部リーグ残留に向け追いこまれた東洋大が底力を見せつけた。首位の早大は駒大に引き分けるなど、未だに調子が安定しない一面も。一方で上位2チームを追う順大・法大・筑波大はそれぞれ勝点3を獲得し、順大は2位に浮上。2連敗の明大が4位まで転落する結果となった。筑波大も3位浮上と、昨年度王者の強さを見せ始めた。次節は明大対順大の上位対決カードもあり、さらなる順位変動が起こることが予想される。早大が勝点を積み重ねて首位を守るのか、それに次ぐチームが混戦を抜け出して首位に近づくのか。今後も目が離せない戦いが続く。

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