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JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦・2部第12節マッチレポート

2019/09/21


 『JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦』2部第12節は、9月15日(日)に6試合が行われた。


産業能率大学 対 立教大学 @国士舘大学町田キャンパスサッカー場


 前期最終戦でリーグ上位の拓殖大に勝利し、調子を上げてきている産業能率大学(勝点14・8位)と、関東リーグに残留するためにはなんとしてでも勝点が欲しい立教大学(勝点11・11位)の一戦。

 試合は、両チームとも慎重な立ち上がりとなった。産能大がショートパスや背後へのパスを織り交ぜた攻撃で相手を押し込むと、立教大はカウンターでこれに応戦。スコアが動いたのは立教大がコーナーキックを獲得した38分。20番・立川将吾のコーナーキックに合わせた4番・井浦智史が、鮮やかなヘディングシュートを決めて立教大が先制する。産能大も18番・吉田伊吹にボールを集めてチャンスを窺うが、立教大の堅固な守備に阻まれ、なかなかゴールを決めることができない。産能大はさらに、負傷交代で前半のうちに2枚の交代枠を使うという苦しい状況。結局、立教大が1点をリードしたまま前半を終了した。

 後半も立教大が主導権を握り、産能大ゴールへと襲い掛かる。しかし56分、産能大はスローインの流れから、26番・山崎広大が強引にクロスを上げる。すると17番・山下隼輝が逆サイドからゴール前に入り、クロスを押し込んで同点に追いつく。その後も互いにゴールに迫るものの、決定機を作れず、引き分けで試合終了する。両チーム、勝点1を分け合う形となった。

 産能大の小湊隆延監督は「開始直後のセットプレーで得点できていれば、また違う展開になったと思うが」と、序盤の決定機逸を悔やみながら「そこから相手の土俵に乗せられてしまった」とコメント。後半に逆転を狙う「“自分たちのストーリー”にすれば次につながる」と選手たちを送り出したが、同点に追いつくまでに留まった。それでも「最低限のストーリーは引き出せた」と小湊監督。攻撃の質の向上を課題に挙げながらも「前期は開幕戦から3連敗。しかも前期に0-4で敗れた相手に引き分けたのだから、確実に成長していると思う。あとは2部リーグの混戦を抜け出すあめに、どれだけ熱量をもって日々の練習に取り組めるか」。その成果は、次節に持ち越しとなった。

 一方、先制しながらも勝ちきれなかった立教大。倉又寿雄監督は「8月の3連戦は、ボールを失うことが多かった」と前期終盤のチーム反省点を挙げ、「産能大さんはうまいチームなので、ある程度我慢しながら守備をして速攻でチャンスを作る」とのゲームプランを語った。狙いどおりの形で先制したものの「後半は逆に、同じような形で相手にやられてしまった」と苦笑い。追加点のチャンスはあっただけに「最後に決めきれなかったのが課題。ただ、決めきれないからこそ、今のこの順位なのかもしれない」とコメント。「一戦一戦、やっていくしかない」と次節を見据えた。




慶應義塾大学 対 国士舘大学 @国士舘大学町田キャンパスサッカー場


 前期リーグでは敗れた相手に雪辱を期す首位・慶應義塾大学(勝点24・1位)と、首位奪還を狙う国士舘大学(勝点21・3位)の一戦。

 首位と3位の上位対決。国士大が勝てば勝点で首位・慶大に並び、得失点差次第では首位に立つ可能性もある。しかし、前半開始早々から流れを引き寄せたのは首位の慶大。まずは3分、慶大は国士大のパスミスを見逃さずに奪取すると、10番・ピーダーセン世穏のスルーパスに反応した14番・橋本健人が冷静に流し込み先制点を挙げる。これで流れに乗った慶大は続く5分、フリーキックを獲得。14番・橋本のボールに10番・ピーダーセンが頭で合わせて追加点。その後も試合は慶大ペースで進み、28分には11番・多嶋田雅司のシュートのこぼれ球を拾った19番・福本拓海がクロスをあげると、これに11番・多嶋田が合わせて3点目。スコアを3-0とし、国士大を突き放した。

 後半に入ると国士大も守備が安定し、少しずつ慶大ゴールへと向かい始める。しかし3点差は大きく、攻め急ぐばかりの国士大はなかなか決定機を作ることができない。それでも79分にコーナーキックを獲得すると、栃木内定10番・明本考浩のキックに、主将で水戸内定の3番・住吉ジェラニレショーンが頭で合わせ、1点を返す。しかし国士大の反撃はここまで。その後は慶大が安定した試合運びでゴールを守りきり、3-1で試合が終了。国士大にとっては前半早々での2失点が響く結果となった。

 慶大は、2位の日本大学が引き分けたことで、2位以下に勝点5差をつけることに成功した。「初戦としては出来すぎの結果」と試合を振り返った慶大の淺海友峰監督は「国士大は特徴がはっきりしているチームなので、まずは相手のストロングポイントを消すことを心がけた」とコメント。前半は「狙いどおりに機能した」としたが「後半は相手のサッカーをさせてしまった。それは選手たちも自覚していると思う」との反省も。今節の勝利で首位独走態勢に入ったが「今日の試合で、学生たちが何かをつかめれば」とさらなる成長を促した。




拓殖大学 対 東京国際大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 2部リーグから唯一『2019年度 第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』に出場した勢いを見せたい拓殖大学(勝点14・5位)と、苦しみながらも前期リーグを連勝で締めくくり、1年での1部リーグ返り咲きへ巻き返しを図る東京国際大学(勝点14・6位)の一戦。

 同勝点で並ぶ5位と6位チームによる直接対決。昇格戦線に残るためにも、ともに負けられない重要な一戦となった。試合は序盤から東国大が激しく攻め立て、拓大が耐えて守る展開に。しかし拓大は徐々に流れを取り返し、12分に9番・長尾吉家が右サイドを突破しチャンスを演出。最後は15番・内山隆弘が上げた浮き球クロスを、26番・田中幸大が頭で押し込み先制ゴール。拓大が前半に放ったシュートはこの1本のみだったが、数少ないチャンスを確実にものにした拓大が先制する。しかし、その後は拮抗した状態が続き、1-0のまま前半は終了した。

 後半、追いつきたい東国大は、キャプテンの4番・小木曽佑太がチームを鼓舞して得点を狙うも、拓大のGK12番・高麗稜太や4番・西山大輝を中心とした堅守に阻まれて得点を挙げられない。両チームとも、90分を通して放ったシュートはわずか3本という堅い試合になったが、最後まで東国大にゴールを許さず、守り勝った拓大が勝点3を手にした。


日本大学 対 東京学芸大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 1部リーグへの昇格を射程圏内にとらえている日本大学(勝点21・2位)と、関東リーグ残留のためにも勝点3が欲しい東京学芸大学(勝点7・12位)の一戦。

 開始直後から膠着状態が続いたが、12分に東学大が試合の流れを変えた。15番・武沢一翔がゴール前に入れた浮き玉のパスを日大GKが弾くと、こぼれ球を11番・一木立一が冷静にゴールへと流し込み、ゴールネットを揺らす。11番・一木の今季初得点で、東学大が先手を取った先制。同点に追いつきたい日大は21分、前線からプレッシャーをかけてボールを奪った25番・荻原翼がシュートを放つも、これは東学大のGK、12番・高橋謙太郎がファインセーブで得点ならず。このまま逃げ切って前半を終えたい東学大だったが、日大の攻撃はアディショナルタイムに入っても続いた。45+2分、左コーナーキックを得た日大は北海道コンサドーレ札幌内定の8番・金子拓郎のキックに、湘南ベルマーレ内定の舘幸希が頭で合わせ同点ゴール。終了間際のゴールで日大が試合を振り出しに戻して前半が終了した。

 後半は日大が攻勢に出るが、東学大も粘り強い守備とGKの12番・高橋のファインセーブで得点を許さない。再び試合が動いたのは63分、最終ラインの3番・長谷川雄介からパスを受けた18番・滝沢和司が、右サイドから中央へと正確なパスを供給。それを受けた25番・荻原がゴールを決めて、日大が逆転に成功する。しかし東学大も最後まで諦めなかった。日大がこのまま勝利と思われた終了間際の90分、東学大は16番・橋本柊哉からの左クロスを、途中出場の10番・山中海斗が押し込んで劇的な同点ゴール。ほどなくタイムアップの笛がなり、試合は2-2で終了。東学大は貴重な勝点1を得、日大は勝利目前で勝点3を逃す結果となった。


東海大学 対 青山学院大学 @東海大学湘南キャンパスサッカー場


 リーグ戦序盤の勢いを取り戻したい東海大学(勝点14・7位)と、上位進出のためにも負けられない青山学院大学(勝点12・10位)の一戦。

 前期リーグ最終戦となった前節も同カードとなり、その際は青学大に軍配が上がった。東海大にとっては雪辱を期すべく臨んだ試合は、序盤からインテンシティの高い試合となった。東海大はロングボールを多用。10番・寺岡尚輝のフィジカルの強さや、18番・本多翔太郎の個人技を活かしながらも、素早い攻撃を展開する。すると12分、東海大は17番・前田直哉の右からのコーナーキックを10番・寺岡が頭で合わせて先制する。東海大はその後も、5番・面矢行斗のロングキックなどを中心に、パワフルな攻撃で前線に攻め込む。しかし、青学大も主将の6番・佐藤凌輔を中心にボールを動かして主導権を奪い返すと、17番・佐々木達也、2番・加倉井拓弥の左サイドの2人がチャンスを演出。前半終了間際の44分には、17番・佐々木からのパスを受けた9番・大竹将吾が、ペナルティーエリア内へとスルーパス。それを受けた8番・小畑慶太郎が右足を振り抜き、同点に追いついて前半を終了する。

 後半は両チームともに攻勢を強める。東海大は前半同様の素早い攻撃で、一方の青学大は敵陣でボールを保持してチャンスを窺うが、ともに守備陣の踏ん張りもあり、得点には至らない。試合の流れを引き寄せるべく、東海大はフィジカルの強さが持ち味の26番・山田泰雅を、青学大はスピードが持ち味の19番・家鋪賢介などピッチに送り出して攻撃を活性化させるも、ゴールにはつながらず同点のまま試合終了。タイトな試合内容になったが、ともに決め手を得られず勝点1を分け合う形となった。


日本体育大学 対 関東学院大学 @東海大学湘南キャンパスサッカー場


 ここ8試合負けなしで、後期初戦を勝って昇格圏内を捉えたい日本体育大学(勝点19・4位)と、上位進出のために必勝態勢で試合に臨む関東学院大学(勝点13・9位)の一戦。

 試合の立ち上がりは日体大が主導権を握った。18番・飛鷹啓介が早々にシュートを放つが、これは惜しくもバーを叩きゴールならず。対する関学大は6番・林田滉也、8番・北龍磨を中心にテンポよくボールを動かして主導権を奪う。前半終了間際の40分には、ジェフユナイテッド千葉内定の10番・見木友哉が起点となり、11番・奥直仁とワン・ツーでペナルティーエリア内に侵入。最後は横パスを受けた9番・今村優介が右足を振り抜き、関学大が先制。その直後の43分には、8番・北が中盤でボールを奪うと、10番・見木がドリブルでゴール前まで独走。そのまま右足を振り抜き、追加点を挙げる。

 関学大の2点リードで迎えた後半だったが、試合は一転して日体大のペースに。日体大は後半開始直後の47分、18番・飛鷹が前線にスルーパスを送ると、10番・山下諒也がこれに反応。ゴール前に抜け出すと、冷静にボールを流し込み、スコアを1-2とする。日体大は57分にも、今期初出場のルーキー、32番・三浦颯太が左サイドから正確なクロスを供給。それを18番・飛鷹が頭で合わせ、ついに同点に追いつく。その後も、10番・山下のスピードを生かした攻撃で関学大ゴールに襲いかかる日体大だったが、関学大はGKの1番・武者大夢がファインセーブを繰り広げ、日体大の攻撃を防ぐ。すると82分、今度は関学大が反撃に出る。この試合で再三チャンスを演出してきた10番・見木がペナルティーエリア付近をドリブルで切り崩すと、横パスで相手DFを置き去りに。最後は7番・木下海斗がパスを押し込み、再び勝ち越しに成功。終盤の日体大の猛攻をしのぎきった関学大が、1点差を守りきって試合終了。10番・見木の大車輪の活躍もあり、関学大が前期初戦を制した。



 次節の第13節は、9月22日(日)に全6試合が行われる。東海大学湘南キャンパスで日本体育大学と青山学院大学、慶應義塾大学と東海大学がそれぞれ対戦。また立教大学冨士見総合グラウンドでは国士舘大学と立教大学、日本大学と拓殖大学が、東京国際大学第一サッカー場で産業能率大学と東京学芸大学、東京国際大学と関東学院大学が、それぞれ激突する。

 夏の中断期間を経て、再開した『JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦』。今節では、首位・慶應義塾大学が3位・国士舘大学との上位対決を制し2位以下との勝点差を広げることに成功。昇格を狙う、日本大学や日本体育大学は下位相手に勝利できず足踏み状態となり、『2019年度 第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』に2部リーグから唯一出場した拓殖大学は東京国際大学に辛勝を収めた。この結果、3位・国士舘大学から8位・産業能率大学までの勝点差はなんと「6」。この混戦状態の中から昇格争いに加わるのはどのチームなのか。これからの戦いからも目が離せない。

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