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JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦・1部第20節マッチレポート

2019/11/13
 『JR東日本カップ2019第93回関東大学サッカーリーグ戦』1部第20節は、11月9日(土)に4試合、11月10日(日)に2試合が行われた。


法政大学 対 早稲田大学 @千葉県立総合スポーツセンター東総運動場


 現在2連敗中と、連覇を目指すインカレへの出場権確保に向けて足踏み状態が続く法政大学(勝点29・5位)と、自力残留の可能性はあるものの、残留に向けて崖っぷちの早稲田大学(勝点18・10位)との一戦。

 試合は序盤から一進一退の攻防となるが、やや優勢に試合を進めたのは早大。ワントップの9番・加藤拓己のポストプレーを起点に、2列目の選手が積極的に前に飛び出して法大を押し込む。だが、立て続けにゴール前で決定的なチャンスを作り出すも、なかなか相手ゴールを脅かすシュートを放つことができない。24分には、波状攻撃でシュートを放つが法大DFの決死のブロックに阻まれ、最後はこぼれ球を拾った27番・山下雄大が得意の左足を振り抜くが枠の外へ。すると直後の27分、押し込まれる展開が続いていた法大にチャンスが訪れる。敵陣内17番・竹本大輝が早大選手に猛然とチャージ。さらに、相手選手が苦し紛れに出した横パスをカットすると、一気にドリブルでゴール前へ。そのままDFをかわすと、ゴール右下へとコントロールショットを放つ。これが決まり、法大が先制する。その後は早大も7番・栗島健太の決定的なシュートを放つが、法大のGK1番・山岸健太にはじき出されるなど、再三のチャンスをものにできない。結局、劣勢の中でワンチャンスをモノにした法大がリードして前半を終了する。

 後半に入ると、今度は法大がボールを支配して主導権を握る。前がかりになった早大が空けたスペースを活用して攻撃を組み立てると、68分にはフリーキックを獲得。これに合わせた9番・松澤彰がヘディングシュートを放つも、早大のGKに阻まれる。早大も73分、味方とのパス交換から9番・加藤が裏に抜け出してGKと一対一となる好機を迎えるが、放ったシュートは枠の外。その後も追いつきたい早大が攻勢を強めるが、最後まで集中力の途切れなかった法大が、粘り強い守備でこれをシャットアウト。1-0で勝利した法大が、インカレ出場へ王手をかけた。法大は次節に勝利すれば、自力でインカレ出場を確定させられる。一方の早大は、これで3連敗。降格圏の11位の流通経済大学に勝点1差、最下位の東洋大学には勝点3差と、さらに厳しい状況となった。


順天堂大学 対 専修大学 @千葉県立総合スポーツセンター東総運動場


 インカレ出場のためにこれ以上は負けられない順天堂大学(勝点28・6位)と、複数失点が続き3連敗中。残留争いに巻き込まれつつある専修大学(勝点20・9位)の一戦。

 試合は前半の序盤から動いた。16分、専大は10番・氣田亮真がスルーパスに抜け出すと、ペナルティーエリア内でGKに倒されてペナルティーキックを獲得。これを10番・氣田自らが決めて専大が先制する。23分にも、5番・鹿沼直生の浮き球のパスにまたもや10番・氣田が抜け出し、ゴール左隅に流し込んで追加点を挙げる。流れを変えたい順大は28分に3番・三國スティビアエブスを投入。反撃を試みるが、専大の勢いは止まらない。38分、専大はフリーキックを獲得すると、20番・鈴木龍之介のキックを13番鈴木厚太がヘディングで落とし、最後は4番・西村慧祐が押し込んで3-0に。専大が攻守で順大を圧倒し、前半を終えた。

 後半も専大が押し込む展開となった。ゴールネットこそ揺らせないが、何度となく決定機を作って順大に反撃の余地を与えない。80分には21番・浦川流樺のクロスに9番・岸晃司がオーバヘッドで4点目を突き刺して勝負あり。攻めては相手の3倍以上となる17本ものシュートを放ち、守っては実に16試合振りの無失点と、攻守が噛み合った専大が4-0で5試合振りの完勝。この勝利で専大は残留争いから一歩抜けだした。一方の順大は良いところなく完敗。順位も、ついにインカレ出場権外の7位に転落してしまった。


駒澤大学 対 東洋大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 ここ4戦無得点と苦しい状況の中、まずは1勝して残留を確実にしたい駒澤大学(勝点21・8位)と、前節法政大学に勝利も厳しい状況には変わりなく、勝ち続けることで残留に望みをつなぎたい東洋大学(勝点12・12位)の一戦。

 立ち上がりから、駒大が武器であるフィジカルを活かして試合の主導権を握る。駒大は9番・高橋潤哉や裏のスペースを狙ってロングボールを多用。また、深くまで攻め込んではロングスローやセットプレー、クロスから空中戦を繰り広げる。しかし、東洋大も9番・荒川勇気のポストプレーや10番・松崎快のドリブルで主導権を奪いすると、22分に23番・山下勇希が28番・前田泰良とのワンツーでバイタルエリアに侵入。11番・小林拓夢に鋭いパスを通ると、11番・小林は駒大DFともつれあいながらも右足を振り抜き、ゴールにシュートを突き刺して先制点を挙げる。続く28分には、4番・土田直輝がボールを奪うとすぐさま前線へとロングフィード。駒大のDF17番・前田武勇がボールに追いついてヘディングでのバックパスを返すが、これを10番・松崎が奪取。冷静に左足でループシュートを決めて、追加点を決める。東洋大が前節勝利の勢いのまま、0-2とリードして前半を終えた。

 追う駒大は後半の早い時間から交代カードを切り、攻勢を強める。63分に7番・荒木駿太、67分に34番・矢崎一輝、74分には11番・森本ヒマンを立て続けに投入し、必死に5試合ぶりの得点を狙う。しかし東洋大は、ここから逃げ切りを図る。前節と同様、前線の選手に代えてDFの24番・松田佳大を投入し、5バックにシステムを変更。守りを固めた東洋大の前に、駒大は最後まで攻めあぐねることとなり、0-2でタイムアップ。
 駒大は今節も無得点で敗れ9位に後退。降格圏の11位・流通経済大学とは勝点4差と、残留も危うい状況になってきた。一方東洋大は今季初の連勝で、ついに11位の流通経済大学に勝点2差、10位早稲田大学とは勝点3差に。残留圏内を射程圏内に捉え、逆転残留を狙う。


立正大学 対 流通経済大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 前節で大勝するもインカレ初出場に向けて油断の出来ない立正大学(勝点30・3位)と、現在4連勝中で、勝って残留圏の10位浮上を狙う流通経済大学(勝点17・11位)の一戦。

 立正大はFWの10番・人見拓哉とシャドーの18番・平松昇を攻撃の起点とし、サイドを高い位置に配置した布陣でゴールを目指す。試合が動いたのは27分。相手陣地内で立正大の13番・武田夏輝がボールを奪うと、そのままサイドを突破。ゴール前に入れたクロスに、10番・人見が右足で合わせて立正大が先制する。対する流経大はウイングの11番・満田誠のドリブルと7番・菊地泰智のパスでチャンスを演出。30分には、24番・佐々木旭のクロスを25番・熊澤和希が頭で合わせる絶好のチャンス。しかしこれはクロスバーを直撃し、同点弾とはならず。立正大の1点リードで前半を終えた。

 後半は残留のために勝点がほしい流経大が試合を支配する。ロングスローやコーナーキックから、12番・アピアタウィア久の高さを活かした攻撃を展開。また10番・山口大輝が裏のスペースに抜けて、何度となくゴールを脅かすが、どうしてもゴールを奪うことができない。逆に立正大は、前掛かりになった流経大の隙をついて、11番・見原慧がGKと一対一のチャンスを迎える。だが、このピンチに流経大のGK、22番・高井悠貴がファインセーブで応えて、立正大は追加点ならず。流経大は試合終了間際にもビッグチャンスを迎えるが、決めきるずに1-0で試合終了。立正大が勝利して、勝点を33に伸ばした。次節で引き分け以上の結果を残せば、初インカレ出場が確定する。インカレに近づく大きな一歩だ。一方の流経大はこれで4連勝がストップ。降格圏脱出まで1ゲーム差にまで迫りながら、前半の1失点に泣くととなった。


桐蔭横浜大学 対 中央大学 @Shonan BMW スタジアム平塚


 早々にインカレ出場と2位フィニッシュを確定させた桐蔭横浜大学(勝点40・2位)と、インカレ出場圏内の6位浮上を目指し、何としてでも勝点がほしい中央大学(勝点27・7位)の一戦。

 桐蔭大は11番・下村司を中心に積極的にゴールを狙い、前半は11番・下村が4本、10番・鳥海芳樹が1本、DFの19番・中村響が1本と計6本のシュートを放つ。一方の中大は中盤の16番・高岸憲伸のシュート数1本のみに留まるなど、前半は桐蔭大が優勢に試合を進めるが、両チーム得点のないまま前半を終えた。

 試合の流れを変えるべく、中大は後半開始と同時に主将の7番・宮城和也を投入。しかし試合は動かず、桐蔭大も前線の選手を替えるなどして前線の活性化をはかる。しかし得点には繋がらず、このままスコアレスドローで終わるかと思われた83分、ついに試合が動いた。中大がペナルティーエリア付近でファールを受け、フリーキックを獲得。キッカーは16番・高岸。右足ではなったシュートが直接ゴールに突き刺さり、中大が待望の先制点を挙げる。追う立場となった桐蔭大は10番・鳥海を下げて32番・國場龍之介をピッチに送り込んで反撃を試みるも、責めきれないまま試合終了。中大が4連勝で、ついに6位に浮上。インカレ出場圏内に滑り込んだ。桐蔭大は連勝が5で止まり、6連勝ならず。最終節まで残り2試合、仕切り直しとなった。


明治大学 対 筑波大学 @Shonan BMW スタジアム平塚


 前節で3年ぶり5回目のリーグ優勝を決めた明治大学(勝点52・1位)と、インカレ出場に向けてこれ以上負けられない筑波大学(勝点30・4位)の一戦。

 試合は前半開始早々に動いた。キックオフ直後の1分、筑波大11番・和田育の、約20メートルもの距離からのミドルシュートがゴールに突き刺さる。1年生ながら筑波大の11番を背負う、期待のルーキーが華やかな先制点を決めた。しかしその直後の2分、今度は明大がリーグ戦王者の実力を見せる。6番・瀬古樹が左サイドの5番・須貝英大へとパスを出すと、5番・須貝のクロスボールに14番・坂本亘基が反応。右足を振り抜いてゴールを決め、明大が早々に同点に追いつく。その後も明大は得意のショートカウンターで得点を狙い、対する筑波大は明大のハイプレスをかいくぐるポゼッションで対抗。見応えのある攻防戦を繰り広げるが、19分には明大のキャプテン、11番・佐藤亮の左コーナーキックからのボールを、22番・小野寺健也が頭で合わせ明大が逆転に成功。明大の攻撃は止まらず、その1分後の2-分には、筑波大DFのミスを見逃さなかった20番・佐藤凌我がボールを奪い、そのまま右足を振り抜いて3-1とする。

 後半もまた、明大がチャンスを多く作った。6番・瀬古のスルーパスから8番・森下龍矢が抜け出し、11番・佐藤がゴールへと流し込んだものの判定はオフサイド。4点目を狙い、果敢に筑波大ゴールへと迫る明大に対し、筑波大は9番・犬飼翔洋、19番・加藤匠人、15番・池谷祐輔を投入。反撃に出るが、なかなか前線へとボールを運べない。結局、後半は互いに得点を挙げられず、3-1のまま試合は終了した。

 この勝利で、明大は2017年に筑波大が更新した最多勝点記録54を上回る、勝点55を達成。前期唯一黒星を喫した筑波大へのリベンジを果たすとともに、目前の記録保持者を乗り越えるという二重、三重の意味での勝利を手にした。リーグ戦は残り2試合。明大が前人未到の勝点60に達するかどうかも、注目点となるだろう。一方の筑波大は5位に後退。勝点2差で、7位・順天堂大学が迫るだけに、次節こそ勝利してインカレ出場を決めたいところだ。



 次節の第21節は、11月16日(土)に味の素フィールド西が丘で桐蔭横浜大学と筑波大学、明治大学と早稲田大学が、相模原ギオンスタジアムでは駒澤大学と法政大学が対戦する。また、県立保土ヶ谷公園サッカー場にて専修大学と東洋大学が戦う。11月17日(日)にはフクダ電子アリーナにて立正大学と中央大学、順天堂大学と流通経済大学の試合が行われる。

 3連勝中と好調の中大は、桐蔭大に勝利してインカレ出場権が与えられる6位に浮上。一方、後期リーグは1勝に留まる順大は、インカレ出場圏外の7位へ順位を落とした。すでに出場が決まっている首位の明大と2位の桐蔭大をのぞき、インカレ出場権を争うのは3位から7位までの5チーム。残り2試合も、インカレ出場圏を懸けて熱い戦いが展開されるだろう。一方、残留争いでは、敗れれば降格の危機にある最下位の東洋大が後期リーグ未だ勝利のない9位・駒大に勝利し、残留へと望みを繋げた。敗れた駒大は降格圏内の11位・流経大と勝点差4。決して油断できない状況にある。残り2戦、残留争いにも注目だ。

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