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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第2節マッチレポート

2020/07/15


 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第2節は、7月11日(土)に2試合が行われた。


拓殖大学 対 東京国際大学 @RKUフットボールフィールド


 開幕戦は9-1と大量得点で快勝した拓殖大学(勝点6・暫定1位)と、今節こそリーグ戦初勝利を飾りたい東京国際大学(勝点0・暫定10位)の一戦。

 試合は、丁寧にパスを繋いで崩す拓大と、守りを固めてカウンターを狙う東国大という、好対称な試合展開となった。スコアが動いたのは25分。積極的に攻撃を仕掛ける拓大は、28番・浅倉廉がペナルティーエリアに向かってドリブルを仕掛ける。東国大が一度はボールを奪ったものの、こぼれ球に反応した拓大の13番・長峰祐斗が強烈なシュートを放つ。東国大のGK、21番・林祥太郎が弾くも、再度こぼれ球に素早く反応したのが7番・髙橋和希。前節2得点を挙げ、好調な7番・高橋のゴールで拓大が先制する。さらに拓大は38分、左サイドからドリブルで仕掛けた28番・浅倉のパスを、9番・山中麗央が受けてゴール前へクロス。それを7番・髙橋がトラップしてGKをかわすと、冷静にゴールへと押し込む。7番・高橋の今日2点目となるゴールで、拓大がリードを広げた。前半だけで9本のシュートを放った拓大に対し、東国大のシュートはわずか1本。圧倒的に拓大が攻め込む前半となった。

 流れを変えたい東国大は、ハーフタイムに30番・森賢太郎と16番・関根琉楓の2人を同時に投入する。すると57分、この起用が早速功を奏す。ペナルティーエリア内でドリブルを仕掛けた11番・師岡柊生のパスを、20番・福島健太が受けてゴール前へとクロスを上げる。そこに待ち構えていたのが、後半から投入された16番・関根。左足で上手く合わせると、放ったシュートはワンバウンドしてそのままゴールへ。東国大が2-1と1点差に詰め寄った。同点ゴールが欲しい東国大は、試合終了間際に9番・伊能玲生を投入し、攻撃に厚みを加えるも、拓大の粘り強い守備を崩すことができない。結局、2-1のまま試合は終了。1点差を守り切った拓大が開幕2連勝を果たした。

 拓大の玉井朗監督は「後半、もうちょっと落ち着いて戦えればよかったけれど、相手の圧力もある中、よく踏ん張れたと思う」とチームの成長を評価。2試合連続2得点の7番・髙橋も「いちばん大事なのは、相手に点を取られたあとにどうするか。今日は自分たちで声をかけて対応できたのがよかった」と、後半の戦い方にポイントを置いた。次は流通経済大学との首位決戦。ルーキーながら2試合連続スタメン出場で、この試合でも2得点に絡んだ28番・浅倉は「次の試合は大一番。そこで活躍することで自分の価値もあがる。結果にこだわっていきたい」と意気込んだ。

 一方東国大は、開幕2連敗と厳しい試合が続いている。6番・小林友也主将は「この2試合、内容的に負けていたかというと、そうではない。自分たちの目指している部分は出せていると思うが、結局2試合とも1点差で負けている。そういう詰めの甘さを改善しないと勝てない」と総括。「精度を高くして確実に決めきるようにしないと」と課題を挙げた。新型コロナウイルス感染書の影響により参加できない大学があるため、組み合わせの関係で次節はお休み。「今年は誰が出ても同じというのが自分たちの特徴。休みの期間の間に、もっともっと競争をしていきたい」とさらなる向上を誓った。




流通経済大学 対 日本大学 @RKUフットボールフィールド


 前節に続いて連勝を狙う流通経済大学(勝点3・暫定2位)と、この試合が今季初戦となり、良いスタートを切りたい日本大学(勝点0・暫定3位)の一戦。

 試合は開始早々に動いた。7分、流経大は8番・仙波大志のスルーパスに23番・齊藤聖七が裏へと抜け出し、そのまま右足を振り抜いて先制点を奪う。対する日大も、立て続けに直接フリーキックとコーナーキックを獲得するが、惜しくもゴールならず。その後も試合は流経大が主導権を握り、31分には追加点。11番・満田誠が細かなパスワークで右サイドを制し、9番・加藤千尋にパスを送る。ゴール前でこれを受けた9番・加藤は、すかさずマイナスのパス。23番・齊藤がダイレクトで蹴り込み、2試合連続2得点、4点目となるゴールで日大を突き放す。前半のシュート数は流経大が9本に対し、日大はわずか1本。流経大が日大を圧倒し、2-0で前半を終了した。

 日大はハーフタイムに17番・景山豪から18番・近藤友喜、20番・長澤壮竜に代えて9番・岡安優と、DFとFWの2枚を一気に交代して試合の流れを変えようと試みる。しかし後半も流経大の優勢は変わらず、浦和内定の10番・伊藤敦樹を中心にサイドから追加点を狙う。一方の日大は粘り強い守備でゴールを守りながら、6番・楜澤健太が左サイドから攻めるが、流経大も最後まで得点を許さずタイムアップ。チャンスをものにできなかった日大が、無得点のまま黒星スタートとなった。

 これで開幕から2連勝となった流経大。次節は同じく2連勝の拓殖大学と首位を賭けて戦う。中野雄二監督は「拓大さんは昨年、久しぶりに総理大臣杯にも出場し、1部昇格の可能性もあったチーム。この2試合を見るかぎり、その(強い)雰囲気をすごく感じる」と"ライバル"へのリスペクトを口にした。「プレッシャーがなければ好きないようにやるチーム、という印象がある」と警戒しながらも「ウチのハイプレスの中でどれだけやれるか、大学サッカー的に楽しみな部分もある」とにやり。初の無失点試合ながらも「守備面で課題が残った」とし、4番・野々村鷹人、10番・伊藤の両センターバックには厳しい評価も。それでも「3点目を取って試合を決められなかったことよりも、2-0のゲームをしっかりやれるようになったことがよかった」とチームとしての精神的な成長に手応えを感じた様子だった。

 一方、1週遅れてのスタートとなった日大。川津博一監督は「これが1試合目のチームと2試合目となるチームの差はあったと思う」とコメント。今季はポゼッションにこだわり、ポゼッションすることで主導権を握るというコンセプトで開幕試合に臨んだが「それすら出せないスピード感に圧倒された。90分間戦って、歯が立たなかったというのが正直な感想」と脱帽宣言も。「2失点とも、結局自分たちがボールロストしたところから。そういうところが課題」と次節に向けての立て直しが急務となりそうだ。




 次節は7月19日に流通経済大学と拓殖大学、日本大学と神奈川大学がそれぞれ対戦する。
 拓大、流経大はともに開幕から2連勝同士の対戦となる。好調が続いている両チームだけに、次節の直接対決は今後を占う重要な一戦となるだろう。一方で、1試合を終えて勝点0で並んでいるのが日大と神奈川大学。次節こそは、リーグ戦初勝利を狙いたいところだ。意地と意地がぶつかり合う熱い試合を期待したい。
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