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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・1部第8節マッチレポート

2020/09/21



 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」1部リーグ第8節は9月16日(水)に延期分1試合が行われた。


法政大学 対 国士舘大学 @国士舘楓の杜キャンパスグラウンド


 連勝できず思うように勝点を伸ばせない法政大学(勝点12・暫定4位)と、勝点差1の法大に勝って、順位逆転を狙う国士舘大学(勝点11・暫定5位)の一戦。

 4位と5位の直接対決は、前半開始早々にスコアが動いた。国士大は3分、8番・宮本英治が法大陣内でボールを奪うと、10番・松岡大智にボールを預ける。10番・松岡はドリブルでボールを運ぶと、ペナルティーエリア手前から左足を振り抜き強烈なミドル。シュートはそのままゴール左上に突き刺さり、国士大が早い時間帯に先制点を挙げる。だがその後は法大がボールを保持する時間が続く。法大は10番・長谷川元希の鋭いドリブルから何度となく国士大ゴールへと迫るが、なかなか決めきることができない。一方の国士大も粘り強い守備でボールを奪い、11番・梶谷政仁を中心とした素早いカウンターで攻撃を組み立てる。両チームチャンスを作るものの点は決まらず、0-1で前半が終了した。

 追いつきたい法大は後半頭から主将の23番・関口正大を投入。すると後半早々にチャンスを迎える。51分、11番・服部剛大からのスルーパスに抜け出した9番・平山駿がゴール前で決定機。しかしこれは、国士大の4番・嶋一駿が体の張ったディフェンスで立ちはだかり、得点とはならず。逆に70分には国士大に決定機。11番・梶谷がカウンターから左サイドへとボールを運ぶと、上げたクロスに28番・高橋尚紀が反応。走り込んでシュートを放つが、このシュートは関東リーグ初出場の法大GK44番・中川真のビックセーブに阻まれる。その後、法大は3番・高木友也が左サイドから鋭いクロスを何度となく上げるものの、ゴール前で合わせることができない。国士大は粘り強い守備で法大に得点を許さず、0-1で試合終了。

 試始早々の1点を守り切った国士大が勝点3を手にし、順位逆転に成功。法大を抜いて暫定4位に上昇した。





 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」1部リーグ第8節は、8月29日(日)に2試合が行われた。


桐蔭横浜大学 対 専修大学 @流通経済大学龍ケ崎フィールド


 直近3試合が2勝1分け負けなしと、調子が上向いてきた桐蔭横浜大学(勝点10・暫定3位)と、開幕戦以降は白星に恵まれず苦しい戦いが続いている専修大学(勝点4・暫定11位)の一戦。

 1週間前には天皇杯神奈川県予選でも対戦し、桐蔭大が4-1で勝利しているこのカード。2週連続の対戦となった試合は、立ち上がりから桐蔭大がボールを保持して攻める展開となった。対する専大はボールを奪ってカウンターを試みるが、ボールはうまくつながらない。すると23分、桐蔭大は最終ラインまでボールを下げると、GK1番・早坂勇希が前線に正確なフィードを送る。そのボールは11番・篠原友哉を経由し、ハーフウェーライン付近にいた10番・鳥海芳樹の元へ。10番・鳥海はゴール前までドリブルで一気に独走すると、最後は対峙する相手DFを抜き去って右足一閃。持ち味のドリブルで魅せたエースのゴールで桐蔭大が先制する。桐蔭大は32分にもカウンターを仕掛け、敵陣深くまで持ち込んだ8番・加々美登生が中央へグラウンダーのクロスを送る。そこに走り込んできた10番・鳥海が背後から足をかけられてペナルティーキックを獲得。これを10番・鳥海が自ら決めて追加点。桐蔭大が2点リードで試合を折り返す。

 2点のビハインドを負った専大は後半開始直後に7番・鈴木龍之介と9番・遠藤翔太を立て続けに投入。選手交代で流れを変えようとする。すると65分、7番・鈴木を起点に左サイドでパスをつなぎ、ペナルティーエリア外でボールを受けた9番・遠藤がカットインして右足を振りぬく。9番・遠藤のシュートがサイドネットに突き刺さり、専大が1点を返す。交代選手が期待に応え、攻勢を強める専大だったが、その後はなかなかシュートまで持ち込めない。逆に79分、専大は自陣ゴール付近でのビルドアップのミスから桐蔭大の10番・鳥海にボールを奪われる。10番・鳥海はそのまま華麗なドリブルシュートでゴールネットを揺らし、専大が決定的な3点目を挙げる。試合は3-1のまま終了。10番・鳥海のハットトリックの活躍で桐蔭大が4戦負けなしと好調をキープ。対する専大は失点の多さが目立ち、浮上のきっかけを掴めずに終わった。


明治大学 対 慶應義塾大学 @RKUフットボールフィールド


 直近の第7節で敗れ、開幕から続いていた連勝が6でストップした明治大学(勝点18・暫定1位)と、3試合ぶりの勝利を目指す慶應義塾大学(勝点8・暫定6位)の一戦。

 開始直後の3分、明大最終ラインのトラップミスを慶大10番・松岡瑠夢が拾い、GKの位置を確認しロングシュートを放つがボールは枠の上へ。しかしその後は明大がボールを支配し試合を進める。だが慶大も中央を固め、体を張った守備で得点を許さない。両チームセットプレーでチャンスを作るが、決定力を欠き0-0で前半を終える。

 スコアレスで迎えた後半は、明大が自慢の攻撃力を存分に見せつけた。まずは開始早々の48分、明大はコーナーキックを獲得。6番・住永翔のキックに合わせた25番・加藤蓮のヘディングシュートがポストに当たり、こぼれ球を11番・佐藤凌我が押し込んで明大が先制。さらに57分、14番・持井響太が左サイドで仕掛けると、ペナルティーエリア内で待ち構えていた10番・小柏剛へとパス。10番・小柏があげたクロスは相手に当たりゴール正面の6番・住永の前へ。6番・住永がダイレクトで放った弾丸シュートはGKが反応できないスピードでネットに突き刺さった。また直後の60分には、右サイドから5番・須貝英大の上げたクロスが11番・佐藤の前に。11番・佐藤は慶大DFに囲まれながらも相手をかわし、冷静にボールをゴールに押し込み3-0に。慶大はその後、攻撃的な選手を次々と投入して流れを変えようと試みるが、明大の勢いは止まらない。とどめは64分。明大14番・持井の裏へのスルーパスに、10番・小柏が抜け出してノートラップで左足のシュートをゴール右端に突き刺した。4-0とリードを広げた明大は、その後も9番・狩土名禅などのフレッシュな選手を投入して攻撃の手を緩めない。慶大の反撃を0点に抑え、明大が4-0で完勝を収めた。

 後半に攻撃力が爆発する形となった明大だが、栗田大輔監督は「前半と後半ではランニング、仕掛けるところが決定的に違った」とコメント。ハーフタイムには「見ていて面白くない」と告げて選手たちに奮起を促したという。「シンプルに人とボールが動いて、1対1を仕掛けたり、相手を追い越そうというアクションが少なかった」と栗田監督。またボール保持に留まっていた前半に対し「後半は相手の背後を狙った」ことも、大量得点につながった。第7節の初黒星に続き、2年連続の出場を狙っていた天皇杯は東京都予選で中央大学にまさかの敗戦。練習やミーティングで「何度も何度も繰り返した」という悔しさ、反省を糧にここから再び連勝街道を突き進むことができるか。次節は王者の真価が問われる一戦となるだろう。





 9月2日(水)の17:30からは延期となっていた第2節の順天堂大学と専修大学が対戦。また、9月5日(土)には第9節の5試合が行われる。15:00から早稲田大学と国士舘大学、筑波大学と駒澤大学、桐蔭横浜大学と中央大学が対戦。17:30から専修大学と慶應義塾大学、明治大学と法政大学がそれぞれ試合を行う。

 前節は国士舘大学にまさかの完封負けを喫した明治大学だったが、今節は国士大と同じく今季1部に復帰した慶應義塾大学を相手に快勝を収めた。つい先日東京ヴェルディへの内定が発表された11番・佐藤凌我と14番・持井響太の活躍に加え、4得点とクリーンシートで改めて王者の意地を見せつけた。また昨季2位の桐蔭横浜大学も10番・鳥海芳樹のハットトリックで完勝。昨季以上の結果を残すためにも負けられない試合が続く。また専修大学は敗れたため、下位は順天堂大学と中央大学とともに勝点4で未だ三つ巴の状態のまま。試合数に差はあるが混戦模様となっている。はたしてどのチームが混戦から抜け出すのか。いよいよ前期リーグも終盤に突入する。
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