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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第8節マッチレポート

2020/09/02


 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第8節は、8月30日(日)に6試合が行われた。


拓殖大学 対 立教大学 @流通経済大学サッカー場


 前節は多くのチャンスを作りながらも勝点1に留まった拓殖大学(勝点13・暫定2位)と、昨季は2戦2敗を喫した相手に、3連勝をかけて挑む立教大学(勝点8・暫定5位)の一戦。

 今季好調な両チームの一戦は、序盤から互いに気迫のこもったプレーが展開された。スコアが動いたのは一回目の飲水タイム直後となる18分。立教大の21番・堀博昭が右サイドをオーバーラップしてクロスを供給。これがオウンゴールを誘い、立教大が思わぬ形で先制点を挙げる。追加点を狙う立教大は38分、11番・小林達成がドリブルで攻め込むと、相手に倒されてペナルティーキックを獲得。このチャンスを11番・小林が自ら決め、リードを2点に広げて前半を終えた。

 だが、後半は打って変わって拓大が猛攻を仕掛ける展開となった。54分、8番・奥村晃司が14番・青木義孝からリターンパスをもらうと、ドリブルで仕掛けて左足を振りぬく。利き足とは逆足のシュートだったが、これがファーサイドに決まって拓大が反撃の狼煙を上げる。77分には7番・髙橋和希が右サイドからクロスを入れると、最後は14番・青木が決めて拓大が同点に追いつく。勝点3を狙う拓大は試合終了間際の88分にコーナーキックのチャンスを獲得。8番・奥村のボールに14番・青木が頭で合わせ、ついに逆転に成功する。拓大はその後もセンターバックの5番・山下諒時が中心となり、立教大の攻撃をシャットアウト。得点を許さず、3-2で試合が終了した。

 拓大は劇的な逆転勝利で勝点3を積み上げ、首位の流通経済大学を追随。勝点差を1にまで追い詰めた。一方の立教大は連勝が2でストップ。2点のリードを守りきれず、手痛い敗戦となった。


関東学院大学 対 神奈川大学 @流通経済大学サッカー場


 ここまで2勝3分と無敗の関東学院大学(勝点9・暫定3位)と、今季わずか1勝と厳しい状況の神奈川大学(勝点4・暫定12位)の一戦。

 2年前のリーグ戦では神大が2勝を挙げているこのカード。この試合でも神大が相性の良さを見せ、試合開始から関学大陣内の深くまで攻め込む。関学大は得意のパスワークで攻撃の糸口を探るが、神大のハイプレスに苦戦し、攻撃の形を見出すことができない。そんな中、18分に試合が動く。神大の5番・加藤大育がハーフウエーライン付近でインターセプトしたボールが、10番・渋谷拓海を経由して23番・佐藤未勇へ。23番・佐藤は相手に囲まれながらも右足を振りぬき、今シーズン初得点となる貴重な先制点を挙げた。神大は続く23分にも、23番・佐藤がペナルティーエリア外から思い切りのよいミドルシュート。ボールは相手DFにあたったものの、そのままゴールに吸い込まれて追加点。その後はオープンな展開となったが、35分に神大にまたもやチャンス。相手ゴール前での波状攻撃から、23番・佐藤がバイシクルシュートをゴールへとねじ込む。23番・佐藤のハットトリックで、神大が0-3とリードを広げた。3点のビハインドを負い苦しい展開になった関学大だが、失点直後の36分には、相手GKのクリアボールを拾った14番・北村椋太の鋭いクロスに、9番・村上悠緋が頭で合わせて1点を返す。反撃の狼煙を上げた関学大だったが、前半は1点に留まり、1-3と神大が2点リードで折り返した。

 後半は前半と一転、関学大の圧巻のゴールショーとなった。今シーズン初先発となった7番・大塚智也が個人技でゴール前のチャンスを演出すると、67分には後半から投入の13番・大友千裕がシュートのこぼれ球を頭で押し込んで追加点。2-3と1点差に迫る。試合終盤に差し掛かった82分には、クロスボールに反応した9番・村上が豪快なボレーシュートを叩き込んでついに同点に追いつく。巻き返しを図る神大はさらなるゴールを狙い、終了間際の90分には9番・村上が神大DFのパスミスをカット。そのまま1人で前線まで持ち上がると、最後はGKとの1対1を冷静に沈めて4-3に。9番・村上のハットトリックで、関学大が逆転に成功する。さらにその直後の90+2分には、途中交替の38番・塩田直輝のクロスから。13番・大友が胸トラップから豪快なボレーシュート。後半からのゴールラッシュを締めくくるにふさわしいゴールで、ダメ押しの5点目を決める。試合はほどなくして終了。終わってみれば両チームにハットトリックが生まれる壮絶な打ち合いとなったが、後半、神大のシュートを0に抑えて逆転に成功した関学大に軍配が上がる結果に。関学大はこれで3勝3分と無敗の数を伸ばし、神大に2年前の借りを返した。一方の神大は3点リードをひっくり返される悔しい敗戦。これで5敗目となり、今節も最下位から脱出はかなわなかった。


流通経済大学 対 産業能率大学 @RKUフットボールフィールド


 首位を堅持するためにも勝点3を上乗せしたい流通経済大学(勝点16・暫定1位)と、前節今季初勝利を挙げて勢いに乗る産業能率大学(勝点4・暫定8位)の一戦。

 試合は流経大がボールを支配し、産能大がカウンターを狙う展開となった。最初のチャンスは産能大。8分、6番・西海那音と8番・金子雄大がパスを繋ぎバイタルエリアに侵入。そこに抜け出した28番・菅原龍之助は、スルーパスを受けるとキーパーと1対1に。しかし流経大の守護神、1番・鹿野修平が好セーブを見せ、ゴールを決められない。すると27分、今度は流経大のチャンス。13番・佐々木旭のクロスに9番・加藤千尋がダイビングヘッドで合わせて先制する。流経大は34分にも、9番・加藤のスルーパスに抜け出した6番・佐藤響が、キーパーとの1対1を決めて追加点。2-0と流経大リードで試合を折り返した。

 2点を追う産能大は、ハーフタイムに28番・菅原を代えて9番・石津駿斗を投入する。この交代起用が的中。産能大が徐々に流れを掴みはじめ、終盤に差しかかかった84分、フリーキックのこぼれ球を拾った12番・山崎広大が、右足を豪快に振りぬいて1点を返す。この得点で流れに乗った産能大は、その3分後の87分にもチャンスを獲得。産能大の1番・東島大成のフィードを追った流経大DFがボール処理を誤ると、9番・石津がすかさずそのボールを奪取。フリーの状態でGKとの1対1の状況になると、これを冷静に沈めて同点に追いついた。試合はその後スコアが動かず、2-2のままで終了。流経大は前半に挙げた2点のリードを守ることが出来ず痛い引き分け。後半、シュートを0本に抑えられたことも課題として残る。産能大は終盤の猛攻が実り勝点1を獲得。首位を相手に得た勝点1は、次戦への大きな自信となるだろう。


日本大学 対 明治学院大学 @RKUフットボールフィールド


 第4節以来の勝ち星を挙げて軌道を修正したい日本大学(勝点5・暫定7位)と混戦状態となった下位グループから一歩抜け出したい明治学院大学(勝点4・暫定11位)の一戦。

 試合は開始早々に動いた。4分、日大は8番・大森渚生がペナルティーエリア内に抜け出したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを8番・大森自身が冷静に沈め、新大が先制する。幸先よく先制点を挙げて勢いに乗った日大は31分、32番・鴨志田勁汰のパスを受けた34番・山田大樹が左足を振り抜きシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、日大が2-0とリードを広げ、そのまま前半を終えた。

 追う明学大は後半開始から、11番・高田稜平に変え32番・保土原大貴を投入。すると明学大は48分、32番・保土原を起点に、7番・野原広太がクロスをトラップでおさめる。そのまま右足シュートをゴール右上に突き刺し1点を返す。これで勢いに乗った明学大は7番・野原を中心に攻勢を強め、9番・武田義臣を起点にパスをつなぐと、59分には日大ディフェンスの隙をつき、7番・野原が右足のインサイドで巻くようなシュートを決める。スコアは2-2となり、ついに試合は振り出しに戻った。しかし、明学大も最後まで諦めない。89分、日大はGK12番・大滝昌広のロングフィードを36番・溝口寛人がヘディングでつなぎ、7番・鬼京大翔がドリブルで持ちあがる。最後はペナルティーエリア前中央に走り込んだ35番・西山蓮平へ。35番・西山は冷静にボールを収めると、左足でミドルシュートを放つ。ゴール右隅に決まったこのゴールが決勝点となり3-2で試合終了。一度は追いつかれた日大だが、最後の最後に突き放して久々の勝利を収めた。明学大は0-2から追いつきながら、目前で勝点を逃す結果となった。




東洋大学 対 日本体育大学 @RKUフットボールフィールド


 ここ数試合得点力不足に悩む東洋大学(勝点8・暫定4位)と、上位進出のために勝点3が欲しい日本体育大学(勝点4・暫定10位)の一戦。

 リーグ戦では2017年以来、3年ぶりに相まみえた両チーム。試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続いた。東洋大はボールを保持しながらサイドを起点に敵陣へ攻め込むが、GK、21番・河畑光をはじめとした日体大守備陣が好守を見せる。対する日体大はショートカウンターから素早い攻撃を展開するが、東洋大も粘り強い守備で相手に決定的な仕事をさせない。互いに得点には至らず0-0のまま試合を折り返す。

 ハーフタイム、東洋大はアクシデントもあって3番・板倉洸に代えて25番・神山京右を、日体大は14番・河村慶人を投入した。後半は集中が切れ始めた東洋大に対し、日体大が徐々に主導権を握り返す展開となった。すると72分、ついに均衡が破られる。日体大は14番・河村がロングボールを収めると、36番・佐々木大貴が繋いで10番・飛鷹啓介へ。10番・飛鷹のワンタッチで合わせたシュートがゴールネットを揺らし、日体大が先制する。これで勢いに乗った日体大は82分、相手のビルドアップをひっかけると一気にカウンターへ。14番・河村が相手DFをかわすと、ラストパスに10番・飛鷹が冷静に合わせてリードを広げる。まずは1点を返したい東洋大は89分、4番・土田直輝が左サイドを崩してクロスを上げ、最後は途中出場の16番・前田泰良が反応して意地の一撃。しかし東洋大の反撃はここまで。ほどなくタイムアップの笛が鳴り、2-1で日体大が勝利を収めた。日体大は今季2勝目を挙げて8位に浮上。一方の東洋大は3戦白星が無く、そろそろ奮起が期待されるところだ。




東京国際大学 対 青山学院大学 @RKUフットボールフィールド


 2勝目を挙げて巻き返しを図りたい東京国際大学(勝点4・暫定9位)と、延期試合を含めると3試合連続勝利から遠ざかり、なんとしてでも勝利が欲しい青山学院大学(勝点5・暫定6位)の一戦。

 序盤から主導権を握ったのは東国大だった。強度の高いプレッシャーで青学大に自由を与えず、自分たちのリズムで試合を進める。すると開始早々の5分に、東国大は左コーナーキックを獲得。10番・有水亮のボールに3番・山原康太郎が打点の高いヘディングで合わせ、東国大が先制する。その後も東国大は高い強度を保ちながら試合を優位に進め、追加点を狙う。しかし、4試合ぶりの勝利を目指す青学大も体を張った守備で決定的な仕事をさせず、試合は1-0のまま折り返しとなった。

 ボールを持つ時間帯を増やしたい青学大は、後半開始と同時に6番・植松亮を投入。中盤のテコ入れを図ると、これが功を奏して後半は青学大ペースに。青学大は両サイドを起点に東国大ゴールを脅かすものの、ゴールネットを揺らしたのはまたもや東国大だった。76分、前がかりとなった青学大の一瞬の隙をついた東国大の3番・山原が前線に強く速い弾道のクロスを送る。これに反応した7番・宇高魁人は、青学大GK21番・千綿友をかわして左足を振り抜く。シュートは惜しくもポストに阻まれたものの、そのこぼれ球を拾った16番・関根琉楓が冷静に沈めて追加点。東国大がリードを2点差に広げた。これ以上負けられない青学大は80分、8番・羽生識が中央から突破を図る。一度は相手ディフェンスに阻止されたものの、10番・西羽拓がすぐにボール奪い返し、再び8番・羽生にパス。これを8番・羽生が左足でゴールに突き刺して2-1に。8番・羽生の3試合連続となるゴールで1点差に詰め寄った青学大だったが、東国大は89分にDF2番・石川竣祐、24番・高橋大を投入し逃げ切りの体勢に入る。結局、4分のアディショナルタイムを守り切った東国大が2-1で勝利。勝点3を積み上げ7位に浮上。逆に青学大は10位へと大きく後退した。





 9月2日(水)には延期分の第2節2試合と第3節1試合が行われる。15:00から関東学院大学と産業能率大学、立教大学と明治学院大学が対戦。17:30からは東洋大学と東京国際大学の試合が行われる。また、9月6日(日)には第9節の6試合が行われる。15:00から東洋大学と明治学院大学、流通経済大学と青山学院大学、日本体育大学と東京国際大学が対戦。17:30から産業能率大学と日本大学、拓殖大学と関東学院大学、立教大学と神奈川大学がそれぞれ試合を行う。

 首位の流通経済大学が引き分けに終わり、2位の拓殖大学が勝利を収めたため、その勝点差は1に縮まった。また関東学院大学は神奈川大学との打ち合いを制し、無敗記録を6に伸ばした。勝点も2桁に積み上げ、上位争いに名を連ねる形に。第2節の延期分を挟んで迎える第9節拓殖大学との直接対決は要注目の試合となるだろう。まだまだ暑さの残る連戦を乗り切るのはどのチームになるのか、前期リーグ終盤も目が離せない。
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