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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節マッチレポート

2020/10/29


 『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、10月24日(土)に5試合が行われた。


桐蔭横浜大学 対 慶應義塾大学 @味の素フィールド西が丘


 上位争いに食いつくためにも勝点3は取りこぼせない桐蔭横浜大学(勝点20・暫定5位)と、後期に入ってからは勝利がない慶應義塾大学(勝点15・暫定8位)の一戦。

 立ち上がりは桐蔭大がボールを保持しながら、相手の動きをうかがう展開となった。対する慶大はしっかりとブロックを作り、守備からリズムを作る。一進一退の状況が続く中、16分に桐蔭大は左サイドで細かくパスをつなぎペナルティーエリア内に侵入。ゴール前の混戦から右サイドにボールが流れると、2番・浅野嵩人が相手との競り合いに勝ってボールを拾う。2番・浅野がマイナスに折り返したところに待ち構えていたのが8番・加々美登生。8番・加々美が放ったシュート性の速いパスに、11番・篠原友哉が反応。ゴール前で足を伸ばしてコースを変えてネットを揺らす。その後も先制した桐蔭大がペースを握り、1-0と桐蔭大リードで前半を終えた。

 前半はシュート1本に抑え込まれ、なかなか自分たちのサッカーができなかった慶大。後半は流れを変えるべく、ハーフタイムに33番・木南諒、19番・宮本稜大のふたりの選手を投入する。それでもなお主導権を握る桐蔭大は、ボランチの6番・橘田健人、34番・山口直也を中心にボールを保持しながら攻め込む。慶大は次々と選手交代を行い、フレッシュな選手が前線に追加。前半より高い位置でもプレッシングを試みるが、なかなか自分たちの形でボールを奪うことができない。桐蔭大は77分に188cmの長身FW、24番・寺沼星文を投入。前線に高さのあるターゲットを置き、パワープレーで逃げ切りを図る。24番・寺沼は慶大のロングスローに対しても最終ラインまで戻って守備をサポート。慶大は10番・松岡瑠夢のシュートなどで最後まで攻撃の形を模索するが、桐蔭大の守備を崩すまではいたらなかった。最後まで耐えきった桐蔭大がウノゼロで白星を挙げ、上位をキープした。




早稲田大学 対 専修大学 @味の素フィールド西が丘


 首位を奪取するためにも下位チームとの対戦で勝点の取りこぼしは許されない早稲田大学(勝点27・暫定2位)と、ここで上位の早大を叩いて最下位から抜け出したい専修大学(勝点4・暫定12位)の一戦。

 まさに電光石火の早業。試合は開始直後に動いた。1分、左サイドの13番・杉田将宏のクロスに、右サイドを駆け上がった6番・大西翔也がシュート性のグラウンダーで折り返す。最後は8番・田中雄大が専大GKの目の前でボールに触れてコースを変え、早大が幸先のよい形で先制する。早々にビハインドを負った専大だったが、持ち前のパスワークからチャンスを演出。17分には、一瞬の隙を突いた32番・菊地紘平のロングパスに、9番・遠藤翔太が抜け出してキーパーと一対一に。絶好の決定機を迎えるが、シュートは早大GK1番・山田晃士に阻まれて得点とはならない。その後も専大が早大ゴールに迫るものの、決定的なシーンを作ることができない。すると41分、今度は早大がチャンスメイク。左サイドからのクロスに合わせた19番・倉持快のシュートはクロスバーに当たり決定機を逃すが、こぼれ球をつなぎ、再び左サイドに展開。13番・杉田のクロスを18番・鈴木郁也が頭で合わせて追加点を挙げる。終始主導権を握った早大が、2点リードで試合を折り返す。

 後半に入り、スコアが動いたのはまたも立ち上がりの47分。早大が、三たび左サイドから得点を演出する。26番・鈴木俊也のクロスにフリーの19番・倉持がダイビングヘッド。豪快な一撃で、早大がリードを3点に広げる。専大は56分、13番・佐藤圭祐がペナルティーエリア内で倒されたがペナルティーキックの判定とはならず。攻撃のギアを上げた専大は80分に、今度こそペナルティーキックを獲得。これを途中出場の17番・奥原零偉が冷静に決め、1点を返す。その後も専大は、キャプテンマークを巻いた32番・菊地が攻守にわたってチームを牽引。攻撃のスイッチを入れる効果的な縦パスを何度となく供給して攻撃を組み立て、後半は早大の倍となる8本ものシュートを放ったが、反撃は1点止まり。失点をペナルティーキックの1点のみに留め、最後まで集中を切らさなかった早大が3-1で勝利。この日の試合が延期となった首位・明治大学とついに同じ試合消化数となり、その勝点差は「1」まで肉薄した。




筑波大学 対 立正大学 @RKUフットボールフィールド


 直近試合で好調・国士舘大学に競り勝ち、このまま上昇気流に乗りたい筑波大学(勝点11・暫定10位)と、同じく直近の延期試合で、大量5得点を挙げた立正大学(勝点13・暫定9位)の一戦。

 9位と10位直接対決。ともに直近の試合では勝利しているだけに、連勝を目指して臨む。試合は前半、立ち上がりにいきなりスコアが動いた。立正大は8分に右コーナーキックを獲得。2番・鈴木康孝の右足から放たれたキックに合わせたのは、この日が関東リーグ初スタメンとなるルーキー20番・五十嵐海斗。厳しいマークにあいながらも相手DFに競り勝ち、頭で押し込み立正大が先制する。その後は立正大が優勢に試合を進めるが、44分に筑波大が追い付く。コーナーキックからの立正大のクリアミスを見逃さなかった5番・井川空がヘディングでセカンドボールを跳ね返し、それを拾った11番・森海渡が落ち着いてゴールに突き刺す。前半終了間際の筑波大のゴールで試合は振り出しに戻り、1-1の同点で前半を終えた。

 立正大はハーフタイムに先制点を挙げた20番・五十嵐に代えて14番・冬至直人を投入。後半に入ると、この14番・冬至が味方との細かいパスワークから何度となく筑波大DFの背後に抜け出す。すると69分、途中出場の8番・神戸康輔のアーリークロスを13番・坂井剛が頭でそらすと、最後は14番・冬至がダイレクトでボレーシュートを突き刺して勝ち越し点。立正大が再びリードを奪う。2度のビハインドを負った筑波大は終盤、立正大のゴールを攻め立て最後まで諦めない。アディショナルタイムに入った90+1分には、2番・山原怜音がドリブルで中央を切り裂くと、そのまま右足を振りぬいてゴールネットに突き刺し、ふたたび同点に追いつく。残り時間はあとわずか。それでも果敢に攻撃を仕掛ける筑波大。最後の最後にドラマは待っていた。90+4分、直前に立正大の決定機を防いだ筑波大は左サイドで攻撃を組み立てる。ゴール前でボールを受けた2番・山原が迷わず右足を振りぬくと、ボールは立正大GKの手を弾き、ゆっくりとゴールに吸い込まれていった。2番・山原のアディショナルタイムの2発で、劇的な逆転勝利を収めた筑波大。勝点3を積み上げたことで立正大をかわし、順位も9位に浮上した。


順天堂大学 対 国士舘大学 @国士舘大学楓の杜キャンパスグラウンド


 勝って上位浮上のきっかけをつかみたい順天堂大学(勝点20・暫定6位)と、勝点20で4チームが並ぶ状況の中、勝点3を取って他チームを突き放したい国士舘大学(勝点20・暫定4位)の一戦。

 勝点20で並ぶ両チームの対戦。この試合での勝敗が、今後の順位を左右する。意気込む国士大は立ち上がり、前線からの積極的なディフェンスと、裏への動き出しで順大ゴールを脅かす。対する順大はサイドから攻撃の起点をつくり、巧みなパスサッカーで国士大ゴールを目指した。試合が動いたのは5分、相手のクリアボールを奪った国士大がそのままダイレクトでゴール付近にパスを出し、11番・梶谷政仁がディフェンスをかわしてゴール。国士大が開始早々に先制点を挙げる。しかしその4分後、順大は左サイドの7番・杉山直宏が上げたクロスを15番・長倉幹樹が冷静に決めて同点に追いつく。すると13分には国士大の7番・澁谷雅也が、そして19分には順大の15番・長倉がそれぞれ追加点を挙げ、スコアは2-2の。試合は国士大がゴールを挙げ、順大が奪い返す形で進んでいたが、そのシーソー状態を破ったのが33分。順大は高い位置でボールを奪うと、ドリブルで国士大のディフェンスをひきつけてラストパス。これを受けた16番・小林里駆がワンタッチでディフェンスをかわして逆転のゴールを決め、順大がこの試合初のリードを奪う。これでスコアは2-3に。

 後半に入ると、さらに白熱した試合展開に。52分には、素早い攻守の切り替えから国士大がチャンスメイク。途中出場の33番・棚橋尭士がディフェンスの隙間を抜け出してパスを受け、そのまま同点ゴールを決める。3-3と再び同点に追いつき、勢いにのる国士大だったが、75分、12番・山口晏侍が2回目の警告を受けて退場となる。だが10人になっても国士大は攻めの姿勢を貫く。81分、相手のゴール前でペナルティーキックを獲得すると、10番・松岡大智が決めて再び逆転に成功。試合は4-3のままで終了し、最終的に人数では劣る国士大が勝点3を獲得した。


駒澤大学 対 中央大学 @国士舘大学楓の杜キャンパスグラウンド


 3連勝を狙う駒澤大学(勝点20・暫定3位)と前節は逆転負けを喫し今節こそ勝ちたい中央大学(勝点6・暫定11位)の一戦。

 前半の立ち上がりは両チームとも攻撃的に試合を展開。1分、駒大は7番・荒木駿太がファーストシュートを放つ。駒大は続く2分にも、29番・宮崎鴻が打ったシュートのこぼれ球に10番・薬真寺孝弥が反応。しかしこれは中大GK、45番・猪越優惟がファインセーブ。開始早々から駒大が中大ゴールを脅かした。一方の中大も5分、25番・山﨑希一がドリブルで中央に持ち上がると右足でシュート。これは惜しくもバーを直撃。さらに6分には32番・小島偉央がシュートを放つもGKの正面。立ち上がりこそシュートの打ち合いとなった両チームだったが、以降はなかなかシュートまで持ち込めない展開が続く。ようやく試合が動いたのは33分。中大は7番・髙岸憲伸が8番・本間椋とのワンツーからGKをかわし、そのまま左足で流し込んで先制。追いつきたい駒大は44分、29番・宮崎が競り合いに勝ったところを7番・荒木が抜け出し、ループ気味のシュートを放ってゴールを狙うが、中大のGK45番・猪越優帷が片手1本で弾き出して得点ならず。前半は中大の1点リードで終わった。

 後半の立ち上がりは、1点リードの中大がペースを握った。すると駒大は55分、9番・矢崎一輝に替えて14番・米田大介、56分に13番・江﨑巧朗に替えて8番・中間俊亘を投入。この交代がきっかけとなり、駒大が次第に流れを掴み始める。64分には、中大DFのトラップが大きくなったところを狙った駒大28番・相澤佑哉が、中大選手に倒されてペナルティーキックを獲得。これを10番・薬真寺が冷静に決めて駒大が同点に追いつく。駒大は72分にも14番・米田が左足で強烈なシュート。GK正面でゴールとはならなかったが、駒大が次第に中大を追い詰め始める。一方の中大は同点に追いつかれてからなかなかシュートまで持ち込めない。そして77分、駒大は7番・荒木がドリブルで仕掛けてペナルティーエリア内で倒され、再びペナルティーキックを獲得する。このチャンスに、主将の10番・薬真寺がこの日2本目となるペナルティーキックを冷静に決め、ついに駒大が逆転に成功。中大も終了間際の88分、途中出場の20番・三木結斗のコーナーキックに3番・深澤大輝が合わせるが、これはGKが正面でキャッチ。同点とはならず、試合は2-1で駒大が勝利を収めた。駒大はこれで3連勝。一方の中大は終盤に怒濤の攻めをみせたが同点には追いつけず、前節に続いて悔しい逆転負けとなった。



 第15節は10月31日(土)に早稲田大学と国士舘大学、立正大学と中央大学、明治大学と慶應義塾大学の3試合が、11月1日(日)に駒澤大学と筑波大学、桐蔭横浜大学と順天堂大学の2試合がそれぞれ行われる。

 首位を走る明大と法大の一戦が延期になり、早大と明大の消化試合数が同数に。そのうえ早大が3-1で専大に勝利したことにより首位明大との勝点差は1にまで縮まった。毎試合多数得点で勝利を重ねる早大は、今節の勝利で4連勝目。総得点では堂々の1位を走る。はたして、どこまで連勝を伸ばすことができるか。一方、下位に沈む中大はなかなか勝利を掴むことができず、第2節以来勝利なし。次節は悲願の勝利となるか。なかなか勝点を伸ばせずにいる中堅から優勝争いに食い込むチームは現れるのか。注目したい。
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