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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・1部第16節マッチレポート

2020/11/12

 『JR東日本カップ2020 関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第16節は11月7日に5試合が行われた。


中央大学 対 専修大学 @Shonan BMWスタジアム平塚


 2試合連続で逆転負けを喫し、勝利が遠い中央大学(勝点6・暫定12位)と、直近の桐蔭横浜大学戦で競り勝ち開幕戦以来の勝利を収めた専修大学(勝点7・暫定11位)の一戦。

 低空飛行が続く降格圏のチーム同士の対戦。直近の専大の勝利で最下位に転落した中大が開始からエンジン全開。8分、15番・岡井駿典が蹴り入れた右コーナーキックに、4番・松本大輔が頭で合わせて中大が先制する。逆転負けを喫してきた中大だが、この日も先制点を挙げ、3試合連続で先制に成功。中大はさらに追加点を得るべく、16分に7番・髙岸憲伸、17分には35番・栗山且椰が立て続けにシュート。これは惜しくも枠を外れるものの、21分に再び15番・岡井のコーナーキックから、今度は35番・栗山が押し込んで追加点を奪う。1年生の35番・栗山はこれが関東リーグ初ゴール。さらに25分には、右サイドの8番・本間椋のクロスに35番・栗山が頭で飛び込み、あっという間にリードを3点差に広げた。試合を優位に進める中大は、31分にも右サイド8番・本間のクロスから25番・山﨑希一が折り返したところを3番・深澤大輝が押し込み4-0に。33分には中央で相手のボールを奪った7番・髙岸が右足を振りぬいて5点目。中大の攻撃は止まらず39分、右サイドで26番・田邉光平との技ありのワンツーで抜け出した8番・本間が、角度のないところから決めて6点目。中大が前半だけで6-0と大きくリードした。試合を完全に支配した中大がシュート13本で6得点を挙げた一方で、専大は攻め手を欠き、シュートも0本と防戦一方になった。

 しかし後半に入ると、失うもののない専大が開始から前がかりな姿勢を見せる。49分、前半に途中出場を果たした左サイドの35番・渡井夏望のパスを受けた13番・佐藤圭祐が胸トラップで相手をうまく剥がし、豪快にシュートを突き刺して反撃の1点を返す。このまま流れに乗りたい専大だったが61分、中大は7番・髙岸が敵陣深くまでボールを運び、グラウンダーのクロスを送る。これをワンタッチで押し込んだ35番・栗山がハットトリックを達成する7点目を挙げると、直後の62分にも26番・田邉に華麗なカットインから強烈なシュートを突き刺して8-1に。専大は79分、裏に抜けた途中出場の10番・鈴木龍之介の一撃で2点目を奪うも、90+3分に中大22番・鈴木翔太のクロスに合わせた3番・深澤のヘディングシュートでさらに失点を重ねる。結局9-2という記録的なスコアで試合は終了。この結果、大勝を収めた中大が勝点を9に伸ばし、専大を抜いて最下位から浮上した。


桐蔭横浜大学 対 早稲田大学 @Shonan BMWスタジアム 平塚


 直近の試合で最下位・専修大学に競り負け、上位陣との勝点差が開いた桐蔭横浜大学(勝点23・暫定5位)と、首位・明治大学を勝点1差で追う早稲田大学(勝点33・暫定2位)の一戦。

 立ち上がりはどちらも守備の意識が高く、互いに攻撃の形を作れなかった。しかし15分を過ぎたあたりから両チーム徐々にシュートチャンスを作り、25分までに双方2本ずつのシュートをカウント。桐蔭大はボランチの6番・橘田健人、7番・神垣陸がボールを散らして攻撃を組み立て、早大は左サイドの38番・西堂久俊が縦に仕掛けて攻撃を牽引。10番・加藤拓己が前線で持ち前のフィジカルを活かしてボールを収める。前半は桐蔭大が中央から、早大がサイドから攻撃を仕掛ける展開。しかし大きなチャンスはなく、スコアレスで試合を折り返す。

 後半開始から早大は45番・田部井悠に代えて8番・田中雄大を投入。桐蔭大は47分、前半終了間際に足を痛めた5番・岩下航に代えてスピードが持ち味の26番・山田新を投入。両チーム攻撃の活性化を図る。すると57分、桐蔭大はコーナーキックのこぼれ球を10番・鳥海芳樹がワントラップからシュート。枠をとらえたが、ここは早大GK1番・山田晃士が好セーブでゴールを割らせない。対する早大も14番・植村洋斗がシュートを放つが桐蔭大GK1番・早坂勇希がギリギリのところで防ぐ。前半同様、互いにチャンスを作りながらもゴールには至らない。オープンな展開となった終盤の10分間は激しく攻守が入れ替わるが、拮抗した展開のままアディショナルタイムに突入。早大が押し込み桐蔭大ゴールに迫るが、桐蔭大守備陣の懸命の守りに阻まれる。結局、放ったシュートは枠内に入らず、スコアは最後まで動かなかった。

 スコアレスドローという結果に終わったものの、一瞬も目が離せない好ゲーム。この日、明治大学が国士舘大学に敗れたことで、勝点1を積み上げた早大が明大に勝点で並び、得失点差で首位に浮上した。


明治大学 対 国士舘大学


 前期リーグで敗戦したリベンジに燃える明治大学(勝点34・暫定1位)と、上位との差を詰めるためにも負けられない国士舘大学(勝点23・暫定4位)の一戦。

 首位と4位、上位チーム同士の一戦は、立ち上がりから激しい攻防戦が繰り広げられた。先にチャンスを作ったのは明大だった。15分、右サイドでフリーキックを獲得。23番・田中克幸がゴール前にボールを供給すると、これを24番・村上陽介がヘディングで落とし、最後は9番・狩土名禅が強烈なシュートを放つ。しかしシュートはバーを直撃し、得点とはならず。一方、国士大は35分、ペナルティーエリア内で33番・棚橋尭士が11番・梶谷政仁とのワンツーで抜け出してシュートを放つ。だが、明大3番・佐藤瑶大のスライディングに阻まれ、こちらも得点とはならない。両チーム決定機を迎えるが決めきれず、スコアレスで試合を折り返した。

 後半に入り、明大は国士大の堅い守備に苦しめられながらも5番・須貝英大の積極的なシュートや、右サイドの12番・岡庭愁人の鋭いクロスから国士大ゴールに迫る。対する国士大は守備を固くし、カウンターで得点を狙う。すると73分、国士大は10番・松岡大智が右サイドからクロスを上げると、走り込んだできた11番・梶谷がヘディングで合わせる。明大のGK、1番・早川友基が一度は弾いたものの、こぼれ球を18番・高橋尚紀がゴールに突き刺し、国士大が先制する。追いつきたい明大は積極的に相手ゴールを目指すが、国士大のハイプレスに苦しみ、決定機を作ることができない。結局、スコアが動くことなく試合は終了。国士大が先制点を守りきって大きな1勝を挙げた。

 国士大が首位・明大を相手に今季2度目の大金星を挙げた。明大は攻め切れずまさかの敗戦。勝点差1で2位につける早稲田大学が引き分けたことにより勝点で並び、得失点差で首位を明け渡す結果となった。


駒澤大学 対 順天堂大学


 前節に劇的勝利を挙げ、勢いに乗る駒澤大学(勝点26・暫定3位)と1月に行われる全国大会の出場枠をかけ負けられない順天堂大学(勝点23・暫定6位)の一戦。

 試合序盤に主導権を握ったのは順大。駒大のプレスをうまくかわしてチャンスを演出。すると17分、左サイドの25番・後藤裕二からのクロスを26番・新関成弥がうまく頭で押し込み、順大が先制する。しかし、ここから駒大が猛攻を開始。サイドからの素早い攻撃でチャンスを作ると、24分、右コーナーキックの混戦から最後は9番・矢崎一輝が押し込み、駒大が同点に追いつく。その後はスコアが動くことなく前半が終了。

 後半は開始から駒大が主導権を握り、チャンスを狙う。58分には、甘くなったクリアボールを10番・薬真寺孝弥が拾い、遠目からのボレーシュートでゴールネットを揺らす。逆転に成功した駒大は69分、7番・荒木駿太の浮き球のパスから、またもや10番・薬真寺がヘディングでシュートを決めて3-1に。さらに76分にも10番・薬真寺が直接フリーキックを沈めて本日3点目をマーク。対する順大は18番・大森真吾を起点に反撃を狙うも、なかなかチャンスを作ることができない。すると試合終盤の86分、再び駒大にチャンス。7番・荒木のパスから途中出場の22番・安元奨がリーグ戦初ゴールを決めて勝負あり。先制点を許した駒大だったが、10番・薬真寺のハットトリックの活躍で順大を完全に封じ込めた。終わってみれば5-1の大勝を収めた駒大が勝点3を手にした。


慶應義塾大学 対 立正大学


 後期リーグ開幕から敗戦が続き、ここで勝点3が欲しい慶應義塾大学(勝点15・暫定9位)と、「アミノバイタル®」カップの5位決定戦で敗れた悔しさをバネに試合に臨む立正大学(勝点19・暫定7位)の一戦。

 前期リーグ、そして「アミノバイタル®」カップを含めた対戦成績は1勝1敗。今季の決着をつける一戦は、両チームともスピードのある力強い攻防が続いた。試合序盤は立正大のボール保持目立ったが、先にチャンスを掴んだのは慶大だった。12分、10番・松岡瑠夢の浮き球パスから、8番・勝俣昂亮のアシストのもと、最後は19番・宮本稜大が右足でシュート。19番・宮本の関東リーグ初得点で、慶大が先制する。だが立正大も必死に食らい付く。19分、18番・平松昇のシュートのこぼれ球に2番・鈴木康孝が反応。ボールを収めると右足を振り抜いてシュートを決めた。同点となったその後は、両チーム何度となくシュートを放つもののゴールまでは至らず、1-1で試合を折り返す。

 後半は開始から慶大がペースを掴んだ。シュートは放つも決めきれない中迎えた73分、ついに慶大が均衡を破る。14番・橋本健人が華麗なパスワークからゴール前に抜け出し、自ら持ち込んで待望の勝ち越し点を決める。その後は、守備に力を入れてリードを守ろうとする慶大と、追いつきたい立正大の激しい攻防戦が続いた。しかしスコアは動かず試合はアディショナルタイムに突入。慶大リードで終わるかと思われた90+1分、立正大は9番・小川大智からのパスを受けた32番・青島太一がシュートを放つ。これは慶大GKが弾くものの、そのこぼれ球を見逃さなかった10番・近藤拓海がゴールを決め、土壇場で立正大が追いつく。残り時間はあとわずか。しかし両者は譲らず、試合はそのまま2-2で終了。慶大は今節も勝星を挙げられず、立正大はリーグ戦の連勝が2で止まるという、双方にとって無念の引き分けとなった。



 第17節は11月14日(土)に流通経済大学龍ケ崎フィールドにて桐蔭横浜大学と国士舘大学、慶應義塾大学と順天堂大学、AGFフィールドにて明治大学と早稲田大学が対戦。11月15日(日)には味の素フィールド西が丘にて筑波大学と中央大学の試合が行われる。

 ついに首位が入れ替わった。明大は国士大に今季2敗目を喫し、勝点は34のまま足踏み状態に。一方2位の早大は桐蔭大とスコアレスに終わったものの勝点1を積み上げた。その結果、明大とは勝点で並び、得失点差で上回ったため首位に浮上。また、ともに残留争いに苦しむ中大と専大の一戦は、中大が大量9得点をゴールに叩き込み大勝を収めた。待望の今季2勝目を挙げた中大が、ここから調子を上げることができるか注目したいところ。次節は伝統の一戦、"中筑定期戦"と舞台は整っている。得点王争いは今節ハットトリックを達成した駒大の10番・薬真寺孝弥が14得点で独走中だ。

 後期リーグも半分を終え、残り6節となった。次節注目の一戦は、なんといっても明大と早大の首位攻防戦だ。またリーグ戦の1試合として、伝統の中筑定期戦も行われる。いずれも優勝、残留共に今後を占う大事な試合となるに違いない。
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