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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第19節マッチレポート

2020/12/04


 『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ19節は、11月28日(土)に6試合が行われた。


立教大学 対 明治学院大学


 上位との連戦では白星を挙げられず、なかなか2部リーグ残留を決められない立教大学(勝点19・8位)と、こちらも降格圏を脱出できず苦しむ明治学院大学(勝点13・11位)の一戦。

 序盤から攻勢に出たのは立教大。右サイドの21番・堀博昭と18番・桐蒼太のドリブル、クロスから何度となくチャンスを演出。素早く攻守を切り替えてハイプレスをかけ、明学大に自由を与えない。16分には18番・桐のクロスに9番・平林翼がヘディングで合わせるなど決定機を作る、これはバーを直撃。先制点とはならなかった。一方の明学大は次第にボールを握る時間を増やすが、カウントされたシュートは9番・武田義臣が遠目から狙った1本のみ。前半終了間際には2番・柴田晃汰が負傷交代するアクシデントに見舞われるが、立教大の決定力不足にも救われ、スコアレスのまま前半を終えた。

 前半とは打って変わって後半は明学大がリズムを掴む。明学大は前線にロングボールを供給し、球際の強さを活かしてセカンドボールを回収。セットプレーの場面ではペナルティーエリア内に人数をかけて立教大ゴールを脅かした。後半は防戦一方となった立教大は56分、ここまで8試合で7ゴールをマークしている19番・宮倉樹里杏を投入する。前線に高さのある選手を置いて、71分にはサイドの選手を交代。前半に好機を演出したサイド攻撃に迫力を持たせる。77分には絶好の位置でフリーキックを獲得。21番・堀のシュートは壁に阻まれてしまうが、こぼれ球を繋ぐと21番・堀がクロスを挙げ、19番・宮倉がヘディングシュート。僅かに枠の左に外れたものの、このシュートで立教大は試合の流れを引き戻す。対する明学大は29番・保土原大貴や32番・水上翼、24番・坂本和也ら1年生のフレッシュな選手を投入し、これに対抗。しかし両チームともに最後までゴールを割ることができずタイムアップ。

 スコアレスドローで勝点1を分け合った両チーム。この結果、立教大の関東リーグ残留はまたもやお預けに。明学大は9位の日本大学と10位の東京国際大学が勝利したため、勝点差を縮めることができなかった。


東洋大学 対 日本大学


 現在3連勝中、1部昇格に望みをつなぐためにも勝点3が欲しい東洋大学(勝点35・3位)と、勝点を1でも積み上げて降格圏を突き放したい日本大学(勝点16・9位)の一戦。

 4連勝を目指す東洋大は警告の累積により4番・土田直輝と5番・市原亮太が出場停止。チームの要が不在の中で先発メンバーを大幅に変更したが、それでも前半の主導権を握ったのは東洋大だった。ゴール、アシスト共にチーム最多の11番・野本幸太を中心に左サイドから攻める東洋大だが、ゴールまであと一歩が及ばない。集中した守備で東洋大の攻撃をかわす日大は38分、26番・橋田尚希が東洋大の守備を剥がしてボールを右サイドへ展開。待っていた18番・近藤友喜が縦にドリブルで突破してクロスを上げると、ファーサイドの8番・大森渚生が落ち着いてこれをキープ。左足を振りぬいたシュートはゴールネットを揺らし、日大が先制点を挙げる。数少ないチャンスをものにした日大がリードし、前半を終えた。

 追う東洋大は後半も主導権を握ったが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。東洋大は早い時間帯から交代カードを切り、シュートチャンスを作り出す。コーナーキックの場面では24番・佐々木銀士がニアで合わせるが、これは惜しくも枠の外。10番・室井彗佑の積極的な仕掛けからシュートもゴールとはならず。20番・長澤壮竜を中心に攻撃を組み立てる日大に対し、後半は1本もシュートを打たせなかったものの、主力不在の影響は大きかった。結局、東洋大は最後まで有効な攻撃ができず、ゴールを割れないまま試合終了。

 日大が2部リーグ残留を大きく引き寄せる勝点3を獲得。敗れた東洋大は、残り3試合全勝が1部リーグ昇格の絶対条件。次節、次々節の上位2チームとの直接対決に勝たなければならないという、厳しい状況になった。


神奈川大学 対 日本体育大学


 第13節以来勝利から遠ざかっている神奈川大学(勝点20・7位)と、2連勝中と勢いに乗る日本体育大学(勝点26・6位)の一戦。

 試合は序盤から動いた。10分、神大は16番・三輪翔真がゴールライン際までドリブルで持ち込み、マイナスのクロスを供給。それを26番・角田薫平が落ち着いてダイレクトシュート。これが決まり、神大が先制点を挙げる。一方、日体大は10番・飛鷹啓介が何度となくゴールを狙うも、神大のGK12番・山野宗一郎を中心としたDF陣を崩しきれず、ゴールにはいたらない。その後も両チームチャンスを決めきれず、神大が1-0でリードのまま前半を終了した。

 後半も主導権を握ったのは神大だった。神大は53分、スローインを受けた26番・角田が、ダイレクトで浮き玉のパスをゴール前に供給。これを2番・高橋勇利也がヘディングで合わせ、神大が追加点。テンポの良いパスから、瞬く間に2点目を奪った。勢いに乗る神大だが、日体大も反撃を開始。途中出場の5番・三浦颯太のスピードに乗ったドリブルと、30番・西城響也を中心とした左サイドからの攻撃で、何度となくチャンスを作り出すがシュートまで持ち込むことができない。攻めあぐねる日体大を尻目に、神大は90+3分、相手のパスミスを11番・三澤徹晃がカット。ドリブルでゴール前まで持ち込むと、そのまま左足で流し込んで勝負あり。3-0で試合は終了。神大は待望の後期リーグ2勝目を挙げ、関東リーグ残留をほぼ手中に収めた。




流通経済大学 対 産業能率大学


 この試合に勝利すれば1部リーグ昇格に大きく近づく流通経済大学(勝点41・1位)と、1部リーグ昇格にわずかな望みを懸けてこの試合に臨む産業能率大学(勝点30・5位)との一戦。

 序盤から主導権を握ったのは流経大。産能大の前からのプレスをテンポの良いパスワークではがし、前線へとボールを繋ぐ。対する産能大は、集中した守備から一瞬のチャンスを窺う。序盤はボールを保持しながらもなかなかシュートを放つことができない流経大だったが、30分にはコーナーキックを獲得。するとGK31番・薄井覇斗がゴール前へ駆け上がるトリックプレーを見せる。キッカーは8番・仙波大志。左からニアサイドの18番・熊澤和希へとボールを繋ぎ、中央の6番・佐藤響へ。6番・佐藤はドリブルで突破を図り、そのままシュートを突き刺す。斬新なプレー選択で産能大を惑わせた流経大が先制する。産能大は、流経大の連携の取れたプレスに苦しみ、シュートまで持ち込むことができない。前半、産能大のシュートを0本に抑えた流経大が、1点のリードで試合を折り返した。

 後半に入り、先に交代カードを切ったのは主導権を握っている流経大だった。56分、9番・加藤千尋に替えて20番・関野元弥を投入。一方の産能大は、60分に19番・小野寺亮太と30番・川名連介を投入し、前線を活性化。その効果もあってか徐々に産能大がペースを掴み始めるが、78分、またしても流経大が追加点。コーナーキックからのこぼれ球に反応した14番・安居海渡がミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。これ以上の失点は許されない産能大は、90+2分、32番・橋本峻弥から11番・中島澪音へと縦パスで繋ぎ、11番・中島から30番・川名へとさらに縦パスで突破を図る。最後は30番・川名が冷静に流し込み1点を返して1-2に。同点に追いつくべく前がかりになる産能大だったが、一瞬の緩みから失点を許してしまう。90+3分、流経大は産能大陣内の深い位置で相手のクリアボールを回収。30番・吉村仁志から33番・菊井悠介へと繋ぎ、最後は16番・永井颯太が個人技で相手DFを置き去りにし、試合を決定づける3点目を決める。

 90分を通しての産能大のシュートをわずか2本。圧巻の強さを見せた流経大が1部リーグ昇格に近づく勝点3を手にした。流経大は次節、東洋大学戦で引き分け以上の結果で、1年での1部昇格が確定する。一方の産能大は、3失点中セットプレーから2失点と課題が明確化した試合となった。




拓殖大学 対 関東学院大学


 14試合負けなしの勢いで1部リーグ昇格を射程圏内に入れた拓殖大学(勝点40・2位)と、1部リーグ昇格に望みをつなぐためにも、上位相手の勝利が必須の関東学院大学(勝点33・4位)の一戦。

 現在2位の拓大と4位関学大の1部リーグ昇格を争う上位対決。関学大はこの試合に勝てなければ1部リーグ昇格が絶望的となる。前期リーグは、拓大が4-1と大きく点差を広げて勝利したが、この試合は終始両チームの堅さが目立つ内容となった。前半は、拓大が2試合連続2ゴールの10番・田中幸大を起点に攻撃を展開。15分には、16番・鏑木瑞生のシュートのこぼれ球に反応した10番・田中が無人のゴールに押し込み、先制ゴールかと思われたが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。対する関学大も得点ランキングトップの9番・村上悠緋を起点にチャンスを演出。しかし拓大ディフェンスラインを崩せず、両チームとも無得点のまま前半を終えた。

 後半に入ると、拓大はこの試合が関東リーグ初出場となる27番・小長谷勇樹に代えて13番・長峰祐斗を投入する。13番・長峰は、交代早々に得点機を演出。65分、8番・奥村晃司からのパスを受けた13番・長峰が、左サイドからミドルシュートを放つ。するとシュートは相手選手に当たってコースが変わり、ゴール左隅へと吸い込まれていった。思わぬ形で先制ゴールを挙げた拓大は、75分にも追加点を挙げる。14番・青木義孝が相手の背後に抜けてパスを受けると、そのままゴール前にクロスを上げる。このボールに反応した9番・山中麗央が右足をダイレクトで振りぬき、拓大を突き放す2点目をマーク。関学大も78分、22番・長澤シバタファリからのパスを受けた10番・木下がドリブルを仕掛け、最後はGKとの一対一を冷静に流し込みゴール。1点差に詰め寄るが、2部リーグ最少失点を誇る拓大ディフェンスを再度突破することは叶わずタイムアップ。リードを守り切った拓大が2-1で勝利した。

 この試合で勝利した拓大は15試合負けなしと記録を更新。3位の東洋大学との勝点差を8に広げた。次節の産業能率大学戦は延期となったが、東洋大が引き分け以下の結果で1部リーグ昇格が決定する。また関学大はこの試合の敗戦により、1部リーグ昇格の可能性が無くなり関東2部リーグ残留が確定した。


東京国際大学 対 青山学院大学


 この試合で連敗を止め、残留争いから抜け出したい東京国際大学(勝点14・10位)と何としても勝点3を掴み取り、2部リーグ残留への望みを繋ぎたい青山学院大学(勝点10・12位)の一戦。

 ともに下位に沈む10位・東国大と12位・青学大の対戦。前半序盤から主導権を握ったのは東国大。8分に左サイドを駆け上がった22番・大野広遥のクロスを、相手DFに競り勝った7番・宇高魁人が頭で合わせて東国大が先制する。この後も東国大は9番・伊能玲生の空中戦の強さや11番・師岡柊生の前のスペースをターゲットとし、中盤、そして後方からシンプルなボールを供給してチャンスを狙う。対する青学大は、押し込まれる展開が続く、苦しい入りとなった。しかし、失点した場面以外は決定機を作らせず、辛抱強く粘る。しかし、守備に人数をかけている分攻撃に迫力を出せず、前半のシュートは32番・山内大空が放った1本のみ。結局、前半は東国大の1点リードで終えることとなった。

 青学大はハーフタイムから18番・佐々木達也を投入するが、後半に入ってもゲームの流れは変わらない。すると56分、再び東国大にチャンスが訪れる。相手陣内の深い位置で得た直接フリーキックを、24番・高橋大がゴール前に入れる。一度は相手DFにクリアされたものの、そのこぼれ球を13番・落合陸がダイレクトで蹴りこむ。鮮やかなシュートがゴール左隅に決まり、東国大がリードを2点差に広げる。青学大は72分、35番・福重達也を投入するなど交代枠をすべて使い切って流れを変えようと試みる。80分過ぎからは、この選手交代が功を奏したのか試合は青学大ペースに。32番・山内が前線で起点となり、交代で入った13番・菅原大雅や35番・福重が果敢に仕掛けて東国大を圧倒。しかし決定機を作れないまま、無情にもタイムアップ。2点を先取した東国大が2-0で勝利を収めた。

 東国大の後半のシュートはわずかに2本。それでも数少ないチャンスをものにし、第12節以来となる勝利を掴み取った。青学大は後期リーグ未勝利。10位の東国大との勝点差が7と開いたため、次節で敗れることがあれば東京都リーグへの降格が確定する。



 次節は12月5日(土)の11:00から関東学院大学と神奈川大学、13:30から青山学院大学と日本大学が対戦。12月6日(日)には11:00から流通経済大学と東洋大学、13:30から東京国際大学と明治学院大学、立教大学と日本体育大学の試合が行われる。

 流経大と拓大がともに勝利したのに対し、3位の東洋大と4位の関学大がそろって敗戦。この結果、関学大以下の昇格の可能性はなくなり、東洋大も2位・拓大との勝点差が8に広がった。そのため、流経大と拓大の1部リーグ昇格が濃厚に。しかし次節の流経大の対戦相手である東洋大は、今季リーグ戦で唯一黒星を喫している相手。また拓大も残り3戦は前期リーグで敗れた流経大と東洋大、そしてここまで着実に勝点を積んでいる産能大と難しい相手がそろっている。東洋大は残り全勝が絶対条件だが、上位相手に無類の強さを発揮しているだけに、逆転で1部リーグ昇格を成し遂げた2016年の再現となる可能性も。また残留争いも最終局面を迎えている。青学大は負けた瞬間に東京都リーグへの降格が決まり、明学大も東国大との直接対決を落とせば降格が濃厚となる。直接対決を制し、昇格そして残留に望みをつなげることはできるのか。2部リーグもいよいよ佳境を迎える。
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