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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第12節マッチレポート

2021/08/05


 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ【後期】』1部リーグ第12節は、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となった1試合を除く5試合が、8月1日(日)に行われた。


明治大学 対 立正大学


 混戦が続く首位争いから抜け出したい明治大学(勝点21・暫定1位)と、第11節は延期となったものの第10節に続く連勝を目指す立正大学(勝点10・暫定10位)の一戦。

 立正大は、前半立ち上がりから相手陣地にボールを押し込み、攻勢を強める。立正大は自陣からパスを繋ぎ、明大のプレッシャーをかわしながらボールを運ぶが、なかなかチャンスを決めきれない。しかし前半終了間際の45分、24番・榊原杏太の左サイドからのクロスに16番・鳥飼椋平が頭で合わせる。ゴール前で相手DFに競り勝ち、地面にたたきつけたボールはそのままゴールラインを割り、立正大が先制。明大もゴール前までパスをつなぎ、連動した動きで攻撃を組み立てたが、立正大の体を張った守備に対して打開策を見つけることができなかった。

 1点を追う明大は後半、相手守備の内側でボールを回して果敢に攻め続ける。しかし立正大にゴール前で阻まれ続け、なかなかゴールを奪えない。0-1のまま試合が終了するかと思われた90分、明大はこの試合がリーグ戦初出場となる19番・徳永敦優のアーリークロスに、11番・藤原悠汰がヘディングで合わせ待望の同点弾をもぎとる。試合終了までの残り時間は、両チーム追加点を狙い緊迫した戦いを繰り広げたが、再度ゴールネットを揺らすことなく1―1で試合は終了。

 激しい首位争いのさなかにある明大は、終了間際の得点で辛うじて勝点1を獲得。首位は駒澤大学に譲ったものの勝点では並んでおり、次節での首位奪還を目指す。一方、降格圏からの脱出を目指していた立正大は、目の前で白星を逃す結果に。勝点3を得ていれば降格圏を抜けられる可能性もあったが、勝点2を逃したことで11位に後退した。下位は同勝点で4チームが並ぶとはいえ、厳しい状況となっている。


法政大学 対 拓殖大学


 「アミノバイタル®」カップでは決勝で惜敗。次なる目標であるリーグ制覇に向けて後期好スタートを切りたい法政大学(勝点20・暫定2位)と、混戦となっている残留争いから抜け出すべく、勝点3を勝ち取りたい拓殖大学(勝点8・暫定12位)の1戦。

 試合は前半から大きく動いた。まずは17分、法大は4番・山下諒時が右サイドを走る10番・田中幸大に浮き球のパスを送る。10番・田中が相手DFを引き付けたところで、28番・日野翔太にパス。28番・日野は冷静にボールを運び、左足でシュートを突き刺す。先制した拓大はその直後18分、ペナルティーエリア手前で縦パスを受けた9番・山中麗央が、相手DFをかわしてすかさずシュート。これがゴール左端に決まって追加点を挙げる。さらに22分、拓大は左サイドから18番・松田麗矢がロングスロー。すると10番・田中がゴール前でこのボールに競り勝つ。そして最後は3番・黒木謙吾がこぼれ球を右足で押し込んで3点目。法大を大きく突き放す。勢いの止まらない拓大は40分にも、9番・山中が相手DFのトラップミスからボールを奪い、そのまま右足でゴールに流し込んで4点目。拓大が前半だけで4ゴールを奪い、0-4で試合を折り返した。

 まさかの4失点を喫した法大は、流れを変えるべく後半頭から11番・田中和樹、7番・安光将作といった前線の選手を投入。この交代起用が、後半開始早々に試合を動かした。48分、法大は7番・安光が自陣中央から左サイドにスルーパスを展開。これに20番・佐藤大樹が走りこみ、そのまま左足でロングシュートを放つ。ボールは相手GKの頭上を越え、放物線を描きながらゴールへと吸い込まれ、法大が1点を返した。その後は、両チーム攻撃を仕掛けるが得点は動かず、1-4のままアディショナルタイムに突入。すると90+3分、法大は20番・佐藤が左サイドからゴール前までボールを運んでクロスを上げる。これに合わせた4番・中井崇仁の反転シュートがゴール右隅に決まり、法大が2点目をマーク。拓大との差を2点差に詰め寄る。だが、これで試合終了かと思われた90+4分、拓大はペナルティーエリア付近で相手DFのこぼれ球を9番・山中が奪取。10番・田中にパスを出すと、10番・田中は右足を振り抜いてシュート。これがニアサイドに突き刺さり2-5に。得点ランキングトップタイに並ぶ10番・田中の今シーズン7得点目で、拓大が乱打戦に終止符を打った。

 勝点3を手にした拓大は、同勝点ながら得失点差により暫定10位に順位を上げて最下位を脱出。今節の大量得点が功を奏す結果となった。追う展開となった法大は、最後まで粘ったものの、最下位相手に衝撃的な大敗。順位を1つ落とし、課題の残る悔しい結果となった。




駒澤大学 対 桐蔭横浜大学


 首位の座を狙う駒澤大学(勝点19・暫定3位)と、上位に食い込むためにも勝点を積み上げたい桐蔭横浜大学(勝点13・暫定8位)の一戦。

 開始早々の3分、いきなり駒大に最初のチャンスが訪れた。駒大は18番・上野正騎が右足を振り抜くが、惜しくも枠を捉えることができない。その後も駒大は、前半だけで計7本ものシュートを放つが、どうしてもゴールを決めきれず。対する桐蔭大はボールを保持して9番・山田新を中心に攻めるが、シュートは1本に留まる結果に。どちらも攻めあぐねる形で、0-0のまま前半が終了する。

 後半は開始早々に試合が動いた。まずは46分、駒大の9番・宮崎鴻が後方からのラフなクリアボールを収めると、ペナルティーエリアまで侵入。パスを受けた14番・島崎翔輝がダイレクトで流し込み、駒大が先制点を挙げる。勢いに乗った駒大は、60分にも追加点。相手GKのパスを8番・江﨑巧朗がカットし、シュートを放つ。これは相手DFが防ぐものの、こぼれ球に反応した7番・荒木駿太が落ち着いてゴール右隅に流し込み、2点目をマーク。2-0とリードを広げた。このままでは終われない桐蔭大は、相手DFのハンドにより絶好の位置でフリーキックのチャンスを獲得。10番・篠原友哉は中にいる選手にキックを蹴り入れるが、味方に合わずクリアされてしまう。逆に攻撃の手を緩めない駒大は79分、スローインを9番・宮崎が頭で逸らし、抜け出した7番・荒木が相手DFに引っ張られながらも、右足でゴールに突き刺す。7番・荒木の本日2点目となるゴールで勝負あり。駒大がスコアを3-0として試合は終了した。

 3-0で完勝した駒大が、勝点を22に伸ばし首位に浮上。勝点で明大と並ぶものの、得失点差で上回り今季初の首位の座に立った。敗れた桐蔭大は順位こそ変わらないものの、下位4チームが勝点2差で迫る、のっぴきならない状況に追い込まれた。


流通経済大学 対 順天堂大学


 上位進出に向け負けられない流通経済大学(勝点16・暫定5位)と、『「アミノバイタル®」カップ』初戦敗退の悪い流れを払拭したい順天堂大学(勝点16・暫定6位)の一戦。

 前半は開始10分ごろまで流経大が攻め、順大が防戦一方となった。順大は左サイドを中心に組み立ながら突破を図るが、なかなかゴールまでたどり着くことができない。流経大は19分、8番・仙波大志が順大ディフェンスラインの裏に入れたボールを起点に、右サイドで細かくパスをつないで順大ディフェンスを崩す。最後は5番・宮本優太のゴール前へのクロスに、2番・佐藤響がジャンピングヘッドで合わせて先制。その後は両チーム攻撃のギアを上げてシュートが飛び交う展開となるが、得点には結びつかない。結局、流経大が1点をリードしたまま後半へ。

 後半、最初にチャンスを得たのは流経大。54分、ペナルティーエリア外から7番・菊地泰智が左足で狙うが、ポストに阻まれて追加点とはならず。すると64分、流経大GKのロングボールを順大の5番・小川真輝がヘディングの競り合いで奪取。こぼれ球を26番・岩井琢朗が収めると、そのまま約20メートルをドリブルで運びペナルティーエリアに侵入。低いコントロールシュートがゴール左隅に吸い込まれ順大が同点に。1-1と試合を振り出しに戻した。だが76分には流経大がチャンスをつかむ。ディフェンスラインでボールを回す順大に対し、流経大は前線からプレスをかけて8番・仙波がインターセプトに成功。そのままゴールを狙ったシュートは順大のGK21番・廣濱顕哉に阻まれるが、こぼれ球を15番・菊井悠介、5番・宮本と繋ぎ、最後は6番・安居海渡がドライブ回転のかかったシュートをゴールに突き刺して追加点。2-1と勝ち越しに成功した。追う順大はすぐさま選手2名を交代し、3バックにシステムを変更。反撃を図るも、流経大が1点を守りきって逃げ切り、2-1で試合終了。

 後期初戦を白星スタートで飾った流経大は、5位から4位に浮上。前期リーグの延期試合を2試合残しているだけに、この勝点3は上位進出の足がかりになるだろう。


慶應義塾大学 対 国士舘大学


 暫定9位に沈み、後期リーグで巻き返しを狙う慶應義塾大学(勝点11・暫定9位)と、消化試合数が少ないもののこちらも下位に沈む国士舘大学(勝点8・暫定11位)の一戦。

 前半は両チーム、エースが存在感を見せつける戦いとなった。慶大は14番・橋本健人、国士大は10番・棚橋尭士の二人を起点に相手ゴールに迫る。慶大は22分に14番・橋本のクロスに25番・日川優太がヘディングで合わせるが、惜しくもゴールの左上へ。両チーム得点を決めることができず、前半は終了。

 後半も拮抗した展開が続いたが、65分、国士大がセットプレーからチャンスをつかむ。フリーキックを獲得した国士大は、そのこぼれ球を4番・大石悠介が拾ってシュートを放つが、これはポストを直撃。しかし、その跳ね返りを14番・布施谷翔が押し込んで国士大が先制する。勢いに乗った国士大は何度となく慶大のゴールを攻め立て、87分には14番・布施谷からのパスを受けた11番・有田稜がシュート。GKに弾かれるものの、そのこぼれ球を10番・棚橋が押し込んで追加点。試合を決定づける2点目を挙げた。慶大は国士大の勢いを押し返すことができず、無得点のまま試合終了。

 降格圏に沈む国士大が、後期リーグ初戦を0-2で勝利し9位にジャンプアップ。同じ勝点11で4チームが並ぶ状況ではあるが、3試合分消化試合が少ない国士大にとっては、順位浮上のきっかけとなる大きな勝利。一方、慶大はこの敗戦で最下位に転落となった。



 次節の第13節は8月7日(土)に、すべて非公開のリモートマッチで明治大学対拓殖大学、法政大学対慶應義塾大学、駒澤大学対立正大学、筑波大学対国士舘大学の4試合が行われる。

 単独首位でリーグを折り返した明大だったが、後期初戦は立正大に辛くも引き分け、2位に後退となった。一方、駒大は桐蔭大に3-0と完勝。明大と同勝点ながら得失点差で上回り、今季初の首位に浮上した。さらに、前期は明大との白熱した首位争いを繰り広げていた法大は、最下位の拓大に5点を奪われてまさかの連敗。順位を1つ落とし3位に後退した。そんな中、着々と順位を上げているのが流経大だ。順大相手に勝利を収め、延期分の2試合を残す中で順位を4位とし、上位進出を狙っている。また下位同士の対戦となった慶大と国士大の試合は、国士大が勝利し最下位を脱出。代わりに敗れた慶大が再び最下位に転落となった(※順位はすべて暫定)。

 とはいえ、首位争いを繰り広げる上位グループは、依然1ゲーム差の中に4チームがひしめきあい、下位グループは勝点11の中に4チームが並ぶ大混戦模様。後期のスタート奪取に成功し、この混戦の中から抜け出すのはどのチームか。1勝が今後を大きく左右する熾烈な戦いから目が離せない。
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