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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第16節マッチレポート

2021/10/18

 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第16節は、10月13日(水)に延期分の1試合がリモートマッチで行われた。


流通経済大学 対 拓殖大学



 リーグ戦復帰後の初勝利を挙げて上位進出を狙う流通経済大学(勝点22・暫定9位)と、1部リーグ残留に向けて連敗を止めたい拓殖大学(勝点17・暫定12位)の一戦。

 試合は、立ち上がりから攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となった。拓大が細かいパス回しでチャンスをうかがうと、流経大はロングボールを中心に拓大ゴールに迫る。そんな中、先制したのは流経大。12分、コーナーキックのこぼれ球を拾った3番・佐々木旭が、左サイドからゴール前にクロスを入れる。それを29番・糟谷雄介がヘディングで合わせて1-0とした。先制を許した拓大だったが、23分には19番・関根大輝が右サイドを突破。パスを受けた9番・山中麗央が、反転から左足を振り抜いて、ゴール左隅にシュートを突き刺して拓大が同点に追いつく。前半は両チーム一歩も譲らず、1-1のまま終了した。

 後半も立ち上がりから両チームが激しくぶつかり合う。追いつかれた悪い流れを変えたい流経大は、54分、29番・糟谷に代えて15番・菊井悠介を投入。すると、この起用が的中。62分、センターサークル付近でパスを受けた15番・菊井がペナルティーエリア付近まで一気にドリブルで仕掛ける。パスを受けた10番・満田誠がワントラップからシュート。これが左のサイドネットに突き刺さり、2-1と流経大が勝ち越しに成功する。再びリードを奪われた拓大は、65分に10番・田中幸大と13番・深代陸のふたりを同時に投入して攻勢に出る。しかし流経大の勢いは止まらない。78分、4番・佐久間駿希のパスを受けた15番・菊井が拓大DFに囲まれながらもドリブルで仕掛け、自らシュートを決めて3-1と拓大を突き離す。さらには90+2分、14番・丸山優太朗がショートコーナーの流れから左足でのコントロールシュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、ダメ押しの4点目をあげる。試合はこのまま4-1で終了。後半途中に交代出場した15番・菊井が、3得点に絡む活躍で、流経大を勝利へと導いた。

 待望の復帰後初勝利を挙げた流経大は、9位から4位へと大きくジャンプアップ。上位追走への大きな勝点3を得た。一方拓大は残留が遠のく痛い一敗となった。




 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部第16節は9月18日(土)と9月19日(日)に、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった2試合を除く4試合が行われた。


法政大学 対 桐蔭横浜大学 @江東区夢の島競技場


 混戦の上位争いから頭ひとつ抜けるべく、首位固めの勝点3が欲しい法政大学(勝点26・暫定1位)と、9月の試合は負けなしと勢いに乗る桐蔭横浜大学(勝点20・暫定5位)との一戦。

 台風の影響で雨風が強く、いたる所に水たまりが見えるピッチコンディション中で試合は始まった。水をたっぷりと含んだピッチは、すぐにボールが止まってしまうため、両チームロングボールを蹴り合う展開となった。そんな中、法大は13分にフリーキックの流れからコーナーキックを獲得。キッカーの35番・渡邉綾平がゴール前中央に入れたボールはクリアされたものの、こぼれ球に24番・中川敦瑛が素早く反応。相手のチャージで体勢を崩しながらもシュートを放つ。シュートボールは一度相手DFに当たるが、跳ね返りが再び24番・中川のもとへ。右足を振り抜いたシュートはゴール右に吸い込まれ、法大が先制点を挙げる。法大はその後もセットプレーを中心に桐蔭大ゴールに迫るが、決め切ることができず、1-0のまま試合を折り返した。

 だが後半に入ると戦況が大きく変わる。さらに雨風が強くなってきた62分、相手のクリアボールを桐蔭大の10番・篠原友哉がダイレクトでゴール前中央に放り込む。法大のDFがクリアを試みるが、水を多く含んだピッチのなかでボールをうまく処理ができない。その隙を見逃さなかった11番・寺沼星文が中央にパスを送り、水たまりで止まってしまったボールに13番・左部開斗がいち早く反応した。ゴール左隅めがけて左足を振り抜く。法大のGK、1番・近藤壱成もこれに反応するが、ボールは水たまりでストップ。ボールに触れることができずにいるところを、ゴール前に詰めていた9番・山田新が押し込む。土砂降りの雨の中、桐蔭大が同点に追いついた。さらにその5分後の67分、桐蔭大は13番・左部が右サイドから中央に高めのクロスを供給。法大DFがクリアするものの、桐蔭大の9番・山田がすかさずボールを回収し、シュートを放つ。これを法大GKがうまく処理できていないところに桐蔭大の選手二人が詰め、最後は10番・篠原が押し込んで追加点。ついに桐蔭大が逆転に成功する。対する法大は後半にシュートを1本も打てないまま。結局、逆転に成功した桐蔭大がそのまま逃げ切り、1-2で試合終了。前半と後半で主役が入れ替わった試合は、桐蔭大の勝利で締めくくられた。

 好調・桐蔭大は、これで4戦負けなしの2連勝。4位に浮上し、首位グループと1ゲーム差に迫った。一方、首位・法大にとっては痛恨の敗戦。得失点差で首位の座は守っているものの、2位・明治大学とは同勝点と並ぶなど、厳しい状況となった。




明治大学 対 筑波大学 @江東区夢の島競技場


 延期試合での勝利から中2日で試合に臨む明治大学(勝点25・暫定2位)と、これが総理大臣杯後初めてのリーグ戦となる筑波大学(勝点18・暫定7位)との一戦。

 台風接近に伴う大雨の影響で水を含んだピッチでのキックオフとなったこの試合。天候が不安定なこともあり、両チーム浮き球のパスを多用してゴールに向かう。筑波大にチャンスが訪れたのは開始早々の2分。コーナーキックの流れから26番・福井啓太が頭で合わせるが、これは惜しくもバーの上へ。対する明大も浮き球のパスとドリブルでゴールに向かい、25番・松原亘紀がドリブルからシュートを放つ。しかし、こちらも枠を捉えることができない。筑波大はワントップの9番・森海渡が明大ディフェンスラインの裏に抜け出してチャンスを作るが、ペナルティーエリア付近の水たまりに足をとられ、シュートを放つことができない。それでも筑波大がペースを掴み始めた15分、14番・山原怜音のスローインを20番・山内翔が落とし、それを拾った14番・山原が中央にクロス。明治大GKの頭上を越えたところに、28番・竹内崇人が飛び込んで右足で合わせる。シュートはゴールネットに突き刺さり、筑波大が先制。追いつきたい明大は20番・太田龍之介にボールを預けてチャンスを狙うが得点には至らず、0-1のまま前半が終了する。

 後半は明大ペースで試合が進んだ。50分には、14番・田中克幸、5番・加藤蓮とつなぎ、最後は20番・太田がシュートを放つが、筑波大GK1番・櫻庭立樹に阻まれてボールは枠外へ。その後も明大が攻め続けるが、決定機をつくりだすことができないまま時間がすぎる。両チームともイレギュラーなピッチ状態の中でも堅い守りをみせ、追加点のないまま試合終了かと思われた90+3分、明大に待望の決定機が訪れる。これがラストチャンスと見た明大は、GKの1番・青嶋佑弥がハーフウェーライン付近まで上がってフリーキックを前線に入れる。筑波大DFと競り合いながらも、ボールはペナルティーエリア付近へ。筑波大DFがクリアしきれないまま明大にボールがわたると、16番・佐藤恵允が頭で浮かせ、最後は11番・藤原悠汰が豪快なボレーを突き刺して明大が土壇場に追いつく。明治大学が試合終了間際に劇的な同点弾を決めて試合終了。1-1のドローで勝点1を分け合う結果となった。

 明大の栗田大輔監督は、「勝てた試合を引き分けたのか、負け試合を引き分けにもっていったのか、判断に迷うところ」と困惑の表情。第1試合で首位・法大が敗れ、ここで勝てば首位奪還となっただけに絶好のチャンスを逃したことになる。それでも「負け試合で勝点1を取れたのかな」と、首位と勝点で並んだことに一定の評価を下した。対する筑波大は勝利を目前で逃す悔しい敗戦。最後の最後に勝点2を逃す結果となった。




早稲田大学 対 立正大学 @味の素フィールド西が丘


 ようやく後期リーグ初戦を迎え、後期初勝利で勢いに乗りたい早稲田大学(勝点18・暫定8位)と、前節で惜しくも逃した勝点3を今度こそ掴みたい立正大学(勝点14・暫定10位)の一戦。

 立ち上がりから攻勢を強めたのは立正大。6分には、8番・神戸康輔のスルーパスに反応した13番・吉田新が得意の左足を振りぬくが、これは枠の外へ。すると26分、今度は早大にチャンスが訪れる。ペナルティーエリアに走りこんできた30番・杉田将宏に、11番・西堂久俊が右サイドから絶妙なスルーパス。受けた30番・杉田がシュートを放つが、わずかにゴール右に外れ、惜しくも得点とはならなかった。一進一退の攻防が続く中、31分に試合が動く。立正大は早大のパスミスを逃さず、16番・鳥飼椋平がすかさずボールを奪取。そのままゴール前までドリブルで持ち運ぶと、ゴール前にクロスを上げる。そのボールに走りこんできた33番・竹村俊二が早大のファウルを誘い、立正大がペナルティーキックを獲得する。これを33番・竹村自身が冷静にゴール左上に蹴り込み、立正大が先制する。その後は早大も果敢に攻め続けるが、なかなか相手の守備を崩すことができず、立正大が1点リードのまま前半を終える。

 後半開始早々、チャンスを迎えたのは早大だった。48分、30番・杉田が左サイドからクロスを上げると、マークを外した10番・田中雄大が右足を振りぬく。しかし立正大GK12番・杉本光希がこれをファインセーブに。得点とはならなかった。その後も早大は10番・田中、7番・山下雄大を中心に試合を支配するが、立正大も4番・孫大河を中心とした堅い守備で得点を許さない。最後までスコアは動かず試合は終了し、前半の1点を守り切った立正大が見事勝利。勝点3を手にすると同時に9位に浮上し、降格圏から脱出した一方の早大はチャンスを作りながらもゴールネットを揺らせず。2ケ月半ぶりとなるリーグ戦で勝利を収めることができなかった。




順天堂大学 対 慶應義塾大学 @味の素フィールド西が丘


 前節で4試合ぶりの勝利を挙げ、連勝を目指す順天堂大学(勝点19・暫定6位)と、降格圏脱出に向けて勝点を積み上げたい慶應義塾大学(勝点12・暫定11位)の一戦。

 正確なパスワークでゴールに迫る順大に対し、慶大は前線からの激しいプレスで応戦する。すると20分に試合が動く。順大が中盤でボールを回しながら、10番・小林里駆と2番・後藤裕二のパス交換で右サイドの深い位置までボールを運ぶ。そのまま10番・小林がドリブルでサイドを強引に突破。クロスを上げると、それを受けた7番・樋口堅大が素早く右足を振り抜いてシュート。これがポストを叩きながらもゴールに吸い込まれ、順大が待望の先制点を挙げる。しかしその後は、両チーム共にチャンスらしいチャンスを作れず、1-0の順大リードで試合を折り返した。

 1点を追う慶大は、後半から18番・飯塚亮貴、11番・宮本稜大、16番・山田大敬の3人を一気に投入して勝負に出る。すると56分、慶大に大きなチャンスが訪れる。16番・山田が前線でボールを奪うと、2番・小山内慎一郎、14番・橋本健人へとボールを繋いで前線へ。14番・橋本のグラウンダーのクロスに7番・山本献走り込み、右足のダイレクトシュートを放つ。だが、これは惜しくも枠の左に外れてゴールならず。その後は拮抗した展開が続き、両チームなかなかシュートに持ち込めずに試合は終盤へ。結局、その後は大きなチャンスが訪れることなく、試合は1-0のまま終了した。

 順大は上位進出に向け大きな勝点3を獲得。順位も5位となり、上位グループに近づいた。この連勝で波に乗ることができるか。一方、慶大は降格圏の11位から脱せないまま。1部リーグ残留へ向け厳しい戦いが続く。





 次節の第17節は9月25日(土)に、14:00から早稲田大学と国士舘大学の試合が非公開で行われる。江東区夢の島競技場では11:00から桐蔭横浜大学と拓殖大学、14:00から慶應義塾大学と立正大学の試合が行われる。また小出義雄記念陸上競技場にて14:00から法政大学と順天堂大学が対戦。上記2会場はいずれも有観客試合となる。

 今節の2日間は、対称的な天候の中で試合が行われた。土曜日は台風の影響で悪天候の中、桐蔭大が最後までゴールを狙い首位の法大を相手に逆転勝利。4戦無敗で首位までの勝点差を3まで詰めた。また、明大は終了間際に筑波大相手に追いつき、勝ち点1を死守。得失点差で2位のままだが、首位の法大と勝点で並ぶこととなった。

 一方、台風一過の晴天の中で行われた日曜日の試合では、早大が新型コロナウイルス感染症の影響による活動停止から復帰を果たし、後期リーグ初戦を迎えた。しかし、試合は立正大がペナルティーキックでの1点を守りきり勝利。順大対慶大戦は、順大が前半に挙げた1点が決勝点となり、リーグ戦2連勝で5位に浮上した。

 消化試合数に差があるため順位は暫定だが、現状、上位4チームが勝点3差の中にひしめき合う大混戦となっている。また、下位グループでは立正大が今節の勝利で一歩抜け出し9位に浮上。しかし、10位・国士舘大学、12位・拓殖大学とも消化試合数が少ないだけに油断は禁物だ。例年にないほど混戦となった今季1部リーグ。各チーム優勝、または残留に向けて重要な試合が続く。
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