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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第20節マッチレポート

2021/10/21

 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部第20節は、10月17日(日)に全6試合が行われた。


桐蔭横浜大学 対 国士舘大学


 1部残留を確実なものにするためにも勝点3が欲しい桐蔭横浜大学(勝点24・暫定10位)と、4連勝で上位に食い込みたい国士舘大学(勝点24・暫定7位)の一戦。

 勝点24で並ぶチーム同士の対戦。桐蔭大は、怪我で戦列を離れていたキャプテンの28番・鍋田純志が復活。今季初となるスタメンに名を連ねた。しかし、試合の主導権を握ったのは国士大だった。前半の立ち上がりから何度となく桐蔭大ゴールに迫り、15分にはセンターサークル付近でボールを受けた10番・棚橋尭士が、11番・有田稜とのワンツーで抜け出す。ゴール前で相手GKと一対一となりシュートを放つが、これは桐蔭大GKの32番・北村海チディの好セーブにより得点には至らず。ピンチを防いだ桐蔭大は17分、ペナルティーアーク付近で相手DFのクリアボールを拾った10番・篠原友哉が19番・楠大樹にパス。ボールは相手選手に当たったものの、10番・篠原がこぼれ球を自ら拾い、ペナルティーエリア外から低い弾道のシュートを放つ。しかし、こちらも国士大GKの1番・飯田雅浩が素早い反応でゴールを許さない。両チームともGKの活躍もあり、スコアレスのまま前半は終了した。

 後半も立ち上がりから果敢に攻める国士大は、51分にコーナーキックを獲得。5番・内田瑞己のキックは相手フィールドプレーヤーに弾かれるが、このクリアボールを14番・布施谷翔が拾い、3番・谷口栄斗に一旦預けてペナルティーアーク付近でもう一度パスを受ける。そこから豪快なミドルシュートを放つものの、これはゴール左に逸れて枠を捉えきれない。対する桐蔭大も63分、24番・山内日向汰がペナルティーエリア付近、やや角度のない位置で倒され、フリーキックを獲得する。これを24番・山内が自ら蹴るが、国士大の堅い守備に阻まれゴールをこじ開けることはできない。ともにゴールネットを揺らせないまま時間が進み、試合はスコアレスのままアディショナルタイムに突入。90+3分、国士大が最後のチャンスとなるコーナーキックを獲得するが、これも決まらずスコアレスドローで試合終了。

 勝点3を獲得して順位を大きく上げたい両チームだったが、勝点1を分け合う結果となり、上位進出とはならなかった。




法政大学 対 筑波大学


 直近4試合勝利なし、勝利を挙げて1位を走る明治大学との差を縮めたい法政大学(勝点28・暫定3位)と、総理大臣杯準決勝で敗れた雪辱を果たし、勝点3を手にして優勝に近づきたい筑波大学(勝点25・暫定5位)の一戦。

 試合開始早々、筑波大がチャンスを迎える。1分、筑波大は9番・森海渡がペナルティーエリア付近で倒され、フリーキックを獲得。このチャンスに14番・山原怜音が直接ゴールを狙うが、右足で放ったシュートはゴール右上へ。対する法大は13分、ロングボールに反応した2番・陶山勇磨が右サイド深い位置でボールを収め、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入。シュートを放つが筑波大の体を張った守備に防がれ、ボールはペナルティーエリア外にこぼれる。すぐさま法大の25番・吉尾虹樹がこれを拾い、その位置からミドルシュート。だが、これもゴール右上に逸れてしまう。その後も両チームゴールネットを揺らすことはできず、0-0のまま前半終了。

 後半は筑波大が流れを掴んだ。63分、6番・瀬良俊太から左サイドでパスを受けた14番・山原がゴール前へ鋭いクロスを入れる。すると、そこに入ってきた9番・森がヘディングシュートをゴールに突き刺し、筑波大が先制。ビハインドを負った法大は、流れを変えようと2番・陶山に代えて24番・中川敦瑛、20番・佐藤大樹に代え36番・石井稜真、33番・若林龍に代え7番・安光将作と、前線の3選手を立て続けに交代。しかし、筑波大の勢いは止まらない。77分、13番・岩本翔に替わって入った10番・小林幹が右サイドからゴール前に鋭いパスを通す。そのボールを9番・森がワンタッチで出すと、28番・竹内崇人が落ち着いてゴール右端に流し込み、筑波大がリードを2点差に広げる。その後、法大は得意のパス回しでゴールに迫るが、筑波大の集中したディフェンスを崩すことができない。法大はゴールを決めることなく、0-2のまま試合終了。

 試合を通して決定的なチャンスを掴みきれなかった法大は、これで5戦連続で勝利から遠ざかる結果に。順位も5位に後退し、優勝は厳しい状況となった。一方、堅い守備でリードを守り切った筑波大は総理大臣杯のリベンジを果たし、順位を一つ上げて4位に。インカレ出場を確実なものとするためにも、さらなる勝利を目指す。




駒澤大学 対 順天堂大学


 10月13日に行われた延期試合で復帰後初の黒星を喫し、これ以上首位との差を広げたくない駒澤大学(勝点29・暫定2位)と、インカレ出場圏内に入るためにも、少しでも多くの勝点が欲しい順天堂大学(勝点24・暫定8位)の一戦。

 急激に気温が下がった雨天の試合で、最初にチャンスを掴んだのは駒大だった。12分、10番・土信田悠生が右サイドで味方のクリアボールを拾い、中にクロスを入れる。これがフリーの9番・宮崎鴻に渡り、ダイレクトで左足を振り抜くが枠を捉えきれない。一方、駒大に押し込まれる時間の多かった順大も、23分に決定的チャンスが訪れる。右サイドでボールを受けた26番・岩井琢朗が、緩急のあるドリブルで相手DFをかわし、中央に速いクロスを送る。相手GKが触ったこぼれ球に23番・桂陸人が反応。シュートを放つがミートせず、得点には至らない。その後、両チームゴール前までボールは運ぶものの、シュートまで結びつけることができず、スコアレスのまま前半は終了。

 攻撃の糸口を上手く見出せないまま前半を終えた順大だったが、後半早々の52分にチャンスを作る。GK1番・後藤佑介からのボールを、右サイドで受けた26番・岩井が中へとドリブルを開始。そしてタイミングを見計らい、抜け出した29番・野田武瑠にラストパスを送る。29番・野田はダイレクトでシュートを打つが、駒大GK21番・深澤颯人のファインセーブで得点することができない。対する駒大は57分、相手GKのクリアボールを拾うと右サイドからペナルティーエリア内に走り込んできた14番・島崎翔輝が右足を振り抜く。しかし、こちらも相手GKに防がれてしまう。拮抗する展開が続く中、試合終盤の88分には、順大の17番・寺山翼が相手からボールを奪い、途中出場の20番・長倉幹樹にスルーパス。相手GKと一対一になるが、駒大5番・相澤佑哉が決死のスライディングで、シュートを打たせない。互いにチャンスを決めきることができず、結局スコアレスのまま試合は終了した。

 ともに勝点3が必要な試合は、しかし両チーム勝点1を積み上げるに留まった。駒大は順位こそ変わらないものの、首位・明治大学と2ゲーム差をつけられる結果に。順大も順位はひとつ上がったものの、勝点24・25の中位グループから抜け出すことは叶わなかった。


立正大学 対 拓殖大学


 勝てばインカレ出場に大きく近づく立正大学(勝点24・暫定6位)と、残留に向け勝点3が欲しい拓殖大学(勝点17・暫定12位)の一戦。

 前は、半立ち上がからは立正大が攻勢に出た。立正大は前線にロングボールを配給し、サイドに攻撃を展開。ボールを受けた7番・田中宏武がロングシュートを放つが、得点には至らない。立正大はその後も立て続けにシュートを放つが、拓大の固い守備に阻まれる。一方の拓大も、ロングボールへの対応を改善し、徐々にペースを握り始める。すると15分、拓大は17番・加藤悠馬のクロスから11番・加賀美右京が逸らし、最後は9番・山中麗央が右足でゴールに突き刺し先制する。立正大に押し込まれる時間帯もあった拓大だが、エースの一撃で先手をとった。さらに拓大は20分、相手陣地の深くでボールを奪い、ペナルティーエリア外から16番・浅倉廉が強烈なミドルシュート。攻撃の手を緩めず、27分には相手のビルドアップに対して前線からプレッシャーを掛けてボールを奪取。ショートパスで守備を崩すと、28番・日野翔太からのスルーパスに抜け出した9番・山中が冷静に流し込み、追加点を挙げる。2失点を喫した立正大も自分たちを鼓舞し続け、果敢に攻めていく。サイドを使った攻撃で18番・青島太一がシュートを放つが、これは惜しくも拓大GK、12番・高麗稜太の正面に。立正大は、その後もチャンスを決めきれず、0-2で試合を折り返した。

 後半もリードしている拓大が主導権を握る形となった。反撃に出たい立正大だが、なかなかチャンスを作ることができない。それでも拮抗した試合展開の中、立正大は78分に10番・坂井剛がスペースに抜け出しシュート。しかし今度もまた拓大GK12番・高麗が好セーブでゴールを許さない。立正大がようやく反撃の一撃を決めたのは82分。13番・吉田新のコーナーキックを、4番・孫大河がヘディングで押し込み1点を返す。その後も何度となく拓大ゴールに迫る立正大だったが、5番・岸本駿朔を中心とした拓大の堅い守りをこじあけることができず、1-2で試合終了。

 立正大はこの敗戦で6位から9位に後退。インカレ出場が遠のくばかりか、残留争いに巻き込まれかねない痛恨の敗戦となった。一方、拓大はこの勝利で連敗がストップ。最下位から11位に浮上し、降格圏脱出まで勝点4差となった。


流通経済大学 対 慶應義塾大学


 上位を追走するためにも、なんとしても勝点3が欲しい流通経済大学(勝点25・暫定4位)と、降格圏に沈み、苦しい戦いを強いられている慶應義塾大学(勝点18・暫定11位)の一戦。

 雨と強風による悪天候の中で、はじめに流れを掴んだのは流経大だった。流経大は開始早々から10番・満田誠を中心に攻撃を組み立てると、何度となくコーナーキックを獲得し、慶大ゴールに迫る。しかし、慶大も武器である粘り強い守備で最後の局面を死守。だが、スコアレスで前半終了かと思われた43分に試合が動く。コーナーキックを獲得した流経大は、7番・菊地泰智のキックからゴール前で混戦となり、相手DFのクリアボールを3番・佐々木旭が左足で蹴り込む。先制に成功した流経大が、1点のリードを得て試合を折り返す。

 後半も流経大の勢いは止まらない。4番・佐久間駿希、3番・佐々木が立て続けにシュートを放つと、56分には流れの中で12番・家泉怜依が、ペナルティーエリア内で相手GKに倒されてペナルティーキックを獲得。これを3番・佐々木が落ち着いて流し込んでスコアは2-0に。流経大が点差を2点に広げる。だが失点後には、慶大も25番・日川優太のロングスローや、11番・宮本稜大のポストプレーをきっかけに攻撃を組み立て始める。すると65分、相手GKのキックミスを拾った8番・平田賢汰が、中央にいる2番・小山内慎一郎にボールを預ける。2番・小山内からのスルーパスをDFの間で受けた11番・宮本は、トラップから右足を振り抜きシュート。これが決まり、慶大が反撃の1点を返す。その後は一進一退の攻防を繰り返しながらも両チームにチャンスが訪れるが、双方とも決めきることができず試合終了。

 流経大は首位追走に向けて貴重な勝点3を獲得。3位に浮上し、2位の駒澤大学を勝点2差に捉えた。一方の慶大はこの敗戦により最下位に転落。早ければ次節にも降格決定と、窮地に追い込まれた。


明治大学 対 早稲田大学


 悲願の3連覇を目指し、勝点3を積み続けるのみという明治大学(勝点33・暫定1位)と、7大学が勝点差1の中でひしめく中位グループから一歩抜け出したい早稲田大学(勝点24・暫定9位)の一戦。

 ともに開始直後から積極的な守備でチャンスを創出する。まずは9分に早大の攻撃。早大はこの試合最初となるコーナーキックから得点を狙うが、明大が落ち着いてこれに対応。その後も果敢に攻め込む早大だったが、最後のパスが合わず、ゴールを決めることができない。試合は次第に明大ペースとなり、前線の11番・藤原悠汰、29番・馬場惇也を中心に激しいプレッシングをかける。攻撃の糸口を掴み始めた明大は18分、左サイドで起点を作ると、最後は14番・田中克幸がバイタルエリアから左足を一閃。このシュートは惜しくもクロスバーをかすめて枠外に。前半は両者一進一退の攻防を繰り返すが、チャンスを活かせず0-0で試合を折り返した。

 降っていた雨が止み始めた後半、試合は一気に動き始める。開始早々にチャンスをものにしたのは明大。51分、前線の激しいプレスからボールを奪うと、11番・藤原が相手の裏にスルーパスを送る。これを受けた28番・熊取谷一星が左サイドからクロスをあげ、中央に構えた29番・馬場がそのボールを頭で合わせて明大が先制する。1点を追う早大も流れを変えるべく、54分に19番・安斎颯馬と11番・西堂久俊を同時に投入。その後はどちらも決定機を欠く展開となるが、試合終盤に劇的なドラマが待っていた。残り時間わずかとなった87分、早大は同時投入された二人が試合を振り出しに戻す。11番・西堂が右サイドをドリブルで駆け上がり、そのままペナルティーエリア内に侵入。中にクロスを上げると、最後は19番・安斎が右足で流し込み、早大が同点に追いつく。だがその直後の88分、明大も途中出場コンビが試合を動かす。7番・西矢健人のスルーパスを受けて、25番・松原亘紀が左サイドからクロスを上げる。それを11番・藤原が体ごとゴールに押し込み、明大が再び勝ち越しゴールを決めた。早大も最後まで踏ん張りゴールを狙うが、スコアを動かすまでにはいたらず2-1で試合終了。

 最後の最後で王者の地力を見せた明大が、3連覇に向けて貴重な勝点3を獲得。対する早大は自動降格圏が目前に迫る10位に後退することとなった。



 次節の第21節は10月23日(土)の14:00から5試合が同時キックオフ。筑波大学と拓殖大学、桐蔭横浜大学と立正大学、法政大学と駒澤大学、明治大学と順天堂大学、流通経済大学と国士舘大学の試合が非公開で行われる。また、10月24日(日)に、味の素フィールド西が丘にて17:00から早稲田大学と慶應義塾大学の1試合が有観客試合で行われる。また、この試合は第72回早慶サッカー定期戦-早慶クラシコ-としても開催される。

 暫定首位の明大は、早大を相手に劇的な勝利をつかみ着実に勝点3を積み上げた。その背を追う駒大は順大とスコアレスドローで足踏み状態に。その駒大のポジションを虎視眈々と狙うのが流経大だ。今節では慶大に競り勝ち、暫定3位に浮上。駒大との勝点差は2。未消化試合も多く、首位を射程圏内に捉えて猛追する。対称的に厳しい状況に置かれているのが法大だ。筑波大に完封負けを喫し、直近5試合勝ちなしという状態で暫定5位に転落した。
 一方、残留争いも熾烈を極めている。拓大が立正大に勝利し、残留に望みをつなぐ勝点3を獲得。順位をひとつ上げて11位に浮上した。一方の慶大は流経大に敗れ最下位に転落。次節の早慶戦と他会場結果次第で降格が決まる可能性がある。対する早大にしても降格圏内目前の10位にいるだけに、残留に向けて絶対に勝利が欲しい一戦。伝統の早慶戦は、残留争いの面でも重要な直接対決となる。

 大混戦の中、残り2節となった1部リーグ。どのチームも負けられない緊張感のある状態で次節を迎える。
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