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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第21節マッチレポート

2021/10/29


 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第21節は10月23日(土)に5試合、24日(日)に1試合が行われた。


流通経済大学 対 国士舘大学


 リーグ戦逆転優勝のため勝点3を取りたい流通経済大学(勝点31・暫定2位)と、4戦負けなしの勢いでインカレ出場を狙う国士舘大学(勝点25・暫定6位)の一戦。

 逆転優勝のためには負けられない流経大だったが、前半は国士大が積極的に攻撃を仕掛ける展開となった。まずは序盤の8分、国士大は10番・棚橋尭士が流経大陣地のエンドライン際でボールを奪い、ドリブルからシュート。しかし、これは流経大GK21番・薄井覇斗が弾く。しかし、弾いたボールに24番・塚越誠也が反応。トラップでボールを収めると、そのまま冷静に右足シュートをゴールに叩き込んだ。追加点を狙う国士大は、その後も積極的に流経大ゴールを攻め立てるが、流経大の堅固な守備ラインを突破できない。流経大もゴールを挙げられないまま、0-1で前半を終えた。

 前半はなかなかチャンスを作れなかった流経大だが、後半は積極的に国士大ゴールを攻め立てる。流経大は50分過ぎから24番・藤井海和、2番・佐藤響、18番・宮田和純、9番・永井颯太、7番・菊地泰智を次々に投入。得点のチャンスをうかがうが、どうしても国士大GK、1番・飯田雅浩の守るゴールを割ることができない。だが、このまま試合終了かと思われた89分、流経大は7番・菊地が国士大の24番・塚越からボールを奪取。そのまま2番・佐藤にパスを送ると、2番・佐藤はそのままシュート。これは国士大GK、1番・飯田が弾くものの、こぼれ球を狙っていた流経大の10番・満田誠が頭で押し込み待望の同点弾。逆転優勝のために負けられない流経大が、土壇場で試合を振り出しに戻した。その後は両チームとも激しく攻め合うが、得点は動かず1-1で試合終了。ともに勝点1を分け合う結果となった。

 勝点3を得てインカレ出場に近づきたかった国士大としては、悔しい引き分け。終了間際の失点で勝点2を失い、インカレ出場はギリギリのラインに。最終節の結果次第となった。一方、負ければ逆転優勝が遠のく流経大は、望みをつなぐ勝点1。とはいえ、最終節を含む残り試合で敗れれば、その時点で優勝の望みが潰える可能性もある。気の抜けない試合が続く。


桐蔭横浜大学 対 立正大学


 1つでも順位をあげるために、とにかく勝利が欲しい桐蔭横浜大学(勝点25・暫定8位)と、勝点3を獲得して残留争いから一歩抜け出したい立正大学(勝点24・暫定9位)の一戦。

 リーグ戦終盤特有の、負けられない緊張感の中で落ち着いた入りを見せた両チーム。要所で巧さを見せながら、後方からのビルドアップを試みる桐蔭大に対し、守備ブロックを形成しながらも前線からのプレッシングをかける立正大。ともになかなかチャンスを作れないまま、試合は膠着状態で進んでいった。最初に決定機を迎えたのは立正大。25分、13番・吉田新のクロスに16番・鳥飼椋平が倒れ込みながら合わせるが、シュートは惜しくも枠を捉えきれない。ここから徐々に立正大が攻勢を強め、38分にはコーナーキックから16番・鳥飼が頭で合わせる。だが、こちらもわずかに枠を外れてゴールには至らない。ノーゴールの45分とはなったものの、桐蔭大のシュートを0本に抑えた立正大が、思い通りの試合運びを見せて試合を折り返した。

 勢いの止まらない立正大は、後半に入ってからも怒涛の攻撃を見せる。57分には左サイドでコーナーキックを獲得。13番・吉田のキックに、フリーでいた19番・田中智也が頭で合わせるが、桐蔭大GKの32番・北村海チディがセーブ。だがなおも獲得したコーナーキックから、今度は5番・平松航が強烈なヘディングシュートを放つが、これは桐蔭大の10番・篠原友哉がゴールライン上で決死のクリア。畳み掛ける立正大は58分、クロスボールのこぼれ球を拾った33番・竹村俊二が鮮やかなボレーシュートを放つ。だがゴール右隅に決まったかと思われたシュートは、またしても桐蔭大32番・北村がスーパーセーブ。桐蔭大が必死の守備で得点を許さない。再三のピンチを凌ぎ切り、流れを変えたい桐蔭大は70分、8番・圓道将良と14番・水野颯太に代えて、11番・寺沼星文と19番・楠大樹を投入。この交代が功を奏し、88分には19番・楠のクロスが相手DFに当たりゴールに向かう。しかし、こちらも立正大DFがゴールライン上でクリア。さらに試合終了間際の90+3分、桐蔭大はこの試合最大のチャンスを迎える。24番・山内日向汰のサイドチェンジから19番・楠が抜け出し、最後は3番・中野就斗がシュートを放つ。これは立正大GKの31番・鈴木颯人が一度は弾くものの、こぼれ球を11番・寺沼が押し込んでゴールネットを揺らす。土壇場での決勝ゴールかと思われたが、オフサイドの判定でゴールは認められない。結局、試合は0-0で両チーム無得点のままタイムアップ。勝点1を分け合い、それぞれ順位をひとつ上げた。


法政大学 対 駒澤大学


 優勝は難しい状況となったものの、6試合ぶりの勝利がほしい法政大学(勝点28・暫定5位)と、首位・明大を追いリーグ優勝を目指す駒澤大学(勝点30・暫定3位)の一戦。

 前半は、駒大が9番・宮崎鴻と10番・土信田悠生を起点として法大を押し込む展開に。まずは5分、駒大は10番・土信田が相手DFからボールを奪うと7番・荒木駿太にラストパス。これを7番・荒木が左足で冷静に押し込み先制する。法大は9番・久保征一郎を中心に攻撃を仕掛けるものの、なかなかシュートまで持ち込めない。すると32分、駒大はまたもや10番・土信田が躍動。パスを受けた9番・宮崎のシュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾った8番・江﨑巧朗がクロスを上げる。これに10番・土信田が頭で合わせて追加点。さらに2分後の34分、左サイドから2番・桧山悠也がふわりとしたボールをゴール前に送ると、相手のクリアが不十分な状態に。こぼれ球に反応した10番・土信田が左足で冷静に流し込み、スコアを0-3とする。法大はなかなか決定機を作れず、駒大の3点リードで試合を折り返した。

 ところが後半は、前半の流れからはまったく想像できなかった展開になった。58分、法大は7番・安光将作が9番・久保にパス。そこから放ったシュートは相手DFに防がれるも、7番・安光がこぼれ球を右足でゴール左に流し込み法大が1点を返す。そしてこの得点をきっかけに、流れは法大に一気に傾く。64分、右サイドでスローインを受けた24番・中川敦瑛のクロスに、9番・久保が頭で合わせて2-3に。しかし71分、駒大もセンターサークル付近でフリーキックを獲得する。8番・江﨑が蹴り入れたボールを、9番・宮崎、途中出場の15番・米谷拓海が頭でつなぎ、最後は7番・荒木が頭でゴール左隅に流し込んで2-4に。再びリードを2点差に広げる。勢いづく駒大だったが、その後、一瞬の隙を突かれてしまう。74分、法大はドリブルで仕掛けた途中出場の11番・田中和樹が、相手DFに倒されてペナルティーキックを獲得。これを11番・田中自らが決めて3-4と1点差に駒大を追い詰める。それでも駒大は持ち前の守備力で1点差を死守し、このまま試合終了かと思われた90+5分、再びスコアが動いた。法大はゴールやや右寄りでフリーキックを獲得。途中出場の20番・佐藤大樹が直接ゴールを狙うが、これは駒大GK21番・深澤颯人に防がれる。しかし、こぼれ球にいち早く反応した9番・久保が押し込んで劇的な同点ゴールを挙げる。結局、試合は4-4の引き分けで終了。

 駒大は前半に3点をリードするものの、後半に4失点を喫して勝利を逃すことに。これで3試合未勝利となり、優勝が遠のく結果に。一方の法大は劇的ゴールで同点に追いついたものの6試合未勝利となり、ついに優勝の可能性が消滅した。


明治大学 対 順天堂大学


 3連覇に向けて、6試合負けなしと好調の明治大学(勝点36・暫定1位)と、インカレ出場権獲得に向けてなんとしても勝点3が欲しい順天堂大学(勝点25・暫定7位)の一戦。

 試合開始早々から流れを掴んだのは順大だった。前線の速いプレッシングから攻撃の糸口を掴むと6分には右サイドの崩しからファーサイドにクロスボールを入れる。それを拾った6番・白井海斗がシュートを放つが、明大の4番・石井優輝がゴールラインギリギリのところでクリア。得点とはならなかった。しかし順大はこの流れに乗って攻め、チャンスを窺う。すると25分、6番・白井のコーナーキックを17番・寺山翼がヘディングで合わせ、順大が先制する。明大は前半の最後まで反撃のきっかけをつかめず、放ったシュートもわずかに1本。王者らしからぬ苦戦を強いられる形で前半は終了し、順大が1点をリードして試合を折り返した。

 後半が始まると一転、明大が息を吹き返す。前線からの激しいプレスに加えて、積極的なシュートが目立つようになり、流れは明大へと大きく傾く。すると52分、明大は14番・田中克幸のコーナーキックを20番・太田龍之介がヘディングで合わせるが、これは惜しくもポストに弾かれてしまう。だが、そのこぼれ球を途中交代で入ったばかりの22番・鷲見星河が右足で蹴りこみ、明大が同点に追いつく。その後、試合は一進一退の攻防を繰り広げるが双方とも決定機を決めきれない。試合は終盤に突入。そのまま終了かと思われたが、ここで明大が相手を突き放す。85分、明大は再び14番・田中のコーナーキックから22番・鷲見が頭で合わせる。このシュートは相手DFがクリアするものの、そのクリアボールを途中出場の17番・倉俣健が左足で振り抜き、明大が逆転に成功。少ない残り時間の中で順大も果敢に攻め込むが得点を決めまでは至らず、2-1で試合終了。

 途中交代で入った選手の活躍でピンチを乗り越えた明大は無敗記録を7に伸ばし、3連覇に向けて重要な勝点3を獲得した。一方、順大は先制点を奪った順大だが終わって見れば逆転負け。インカレ出場権獲得は先伸ばしとなった。




筑波大学 対 拓殖大学


 インカレ出場に向けて勝点3を獲りたい筑波大学(勝点28・暫定4位)と1部リーグ残留のためにはもう1試合も負けられない拓殖大学(勝点20・暫定11位)の一戦。

 前半は、拓大が前線からの速いプレッシャーでボールを奪い、筑波大ゴールに迫る展開となった。10分には拓大のコーナーキックから28番・日野翔太がこぼれ球をダイレクトで打つが、筑波大GK、30番・髙山汐生のセーブで得点には至らず。一方の筑波大もサイドからの攻撃を起点に、15番・角昂志郎がクロスからのこぼれ球をダイレクトシュート。だがこれはゴール上へと外れてしまう。その後は、拓大がたびたびチャンスを演出。17分には筑波大陣地でボールを奪うと、17番・加藤悠馬が19番・関根大輝のスルーパスに抜け出してGKと一対一に。しかしこのビッグチャンスは、筑波大GK、30番・髙山の素晴らしい反応とセービングで得点にはつながらない。拓大はその後も18番・松田麗矢のロングスローからの速攻で、何度となくゴールを狙う。そして32分、ついにスコアが動く。拓大はゴール前中央のパス回しで相手を崩すと、16番・浅倉廉が個人技で相手をかわしラストパス。これを受けた11番・加賀美右京が冷静にゴール右隅を狙った左足シュートを放つ。これが決まり、拓大が先制する。その後は、両チームともにサイドからの攻撃でゴールに迫るが、得点には繋がらず、拓大の1点リードで試合を折り返した。

 後半は1点を追う筑波大が攻撃を仕掛ける。筑波大は開始早々に15番・角が相手DFラインの裏に抜けてゴール前に迫るが、相手DFにカットされてしまう。しかし、カットされたボールを7番・加藤匠人がそのままシュート。だがこれは拓大のGK、12番・高麗稜太のセーブに阻まれる。早い時間に追いつきたい筑波大は63分、13番・岩本翔に替え10番・小林幹を投入。筑波大は10番・小林を中心に何度も攻撃を仕掛け、相手ゴールを脅かすが得点には繋がらず、0-1でタイムアップ。

 集中した守備で最後まで筑波大の猛攻を凌いだ拓大が1点を守り切って2連勝。1部リーグ残留に向けギアを上げると同時に、大きな勝点3を手にした。




早稲田大学 対 慶應義塾大学 @味の素フィールド西が丘


 ここ最近は勝ち切れず、思うように勝点を重ねることのできない早稲田大学(勝点24・暫定10位)と、前日の試合結果により負ければ降格確定と後がない状態の慶應義塾大学(勝点18・暫定12位)。ともに厳しい状況下の中で行われることとなった伝統の”早慶戦“。

 伝統の一戦は、ともにリーグ降格の可能性がある中で迎えたということもあり、試合開始直後から両チームとも果敢にゴールに攻める展開となった。最初に試合を動かしたのは早大。24分、慶大GK21番・村上健が、絶妙な位置に落ちたボールを処理する際に早大の28番・駒沢直哉と接触。これがファウルの判定となり、早大がペナルティーキックを獲得。これを17番・植村洋斗が落ち着いて決め、早大が先制点を上げる。しかし慶大も間をおかずに反撃を開始。28分、8番・平田賢汰のグラウンダーのクロスを受けた2番・小山内慎一郎が、そのままボールを持ち運んでゴール前へ。左足でゴール左上にシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻した。しかし、動き始めた試合は止まらない。35分、早大は17番・植村の縦パスを、28番・駒沢直哉が巧みにトラップ。落ち着いてゴールへと流し込み、早大が2-1と再びリードを奪う。しかし前半終盤の42分、慶大は右サイドを崩すと7番・山本献が中に切れ込んで18番・飯塚亮貴にパスを供給。これを受けた18番・飯塚が振り向きざまのシュートを突き刺して2点目をマーク。前半は両チーム一歩も譲らず、2-2と振り出しの状態で終えることとなった。

 激しいゴールの奪い合いとなった前半とは一転、後半はなかなかゴールが決まらない展開となった。最初にチャンスを作ったのは慶大。54分に36番・北澤快が左サイドからドリブルを仕掛けてクロスを供給。これに11番・宮本稜大がうまく合わせるが、シュートは相手GKの正面。一方の早大もサイドからチャンスを作るがシュートは枠を捉えることができない。終盤に突入すると、両チーム目まぐるしく攻守が入れ替わる展開となったが、どちらも集中した守備でゴール前まで進入を許さない。試合は2-2のままアディショナルタイムに突入。このまま試合終了かと思われたが、最後の最後に劇的な展開が待っていた。90+2分、慶大は14番・橋本健人が左サイドをドリブルで突破。角度のない位置から豪快なシュートを放つと、これがゴール隅に突き刺さる。最後の最後に慶大が逆転に成功し、スコアを2-3とする。このままでは終われない早大も、試合終了間際に右サイドからシュートチャンスを作るが、またもや枠を捉えることができずに試合終了。

 伝統の早慶戦、そして1部リーグ残留を懸けた”勝点3“をめぐる戦いは、2-3で慶大が早慶戦としては10年ぶりとなる勝利を収めて幕を閉じた。この勝利で2部リーグ降格を免れた慶大だが、残り試合で1敗でもすれば降格となる厳しい状況が続く”崖っぷち“にいることは間違いない。これから、さらに厳しい試合が続く。一方、ショッキングな敗戦を迎えた早大は、11位・拓殖大学との勝点差がわずか1に。水曜日に行われる拓殖大学との直接対決で敗れれば、2部自動降格圏内に入るなど、こちらも厳しい状況だ。





 次節の第22節は、全試合が10月30日(土)14:00から行われる。明治大学と駒澤大学の試合はAGFフィールド、法政大学と流通経済大学の試合は流通経済大学龍ケ崎フィールドで実施。さらに、早稲田大学と順天堂大学、筑波大学と桐蔭横浜大学、慶應義塾大学と拓殖大学、立正大学と国士舘大学がそれぞれ対戦。この4試合は会場非公開のリモートマッチで行われる。

 インカレ出場が確定している暫定首位の明大は、順大に先制されるも逆転に成功。優勝に向けて貴重な勝点3を積み上げた。さらなる混戦を引き起こしたのは、2位以下の対戦だ。法大と駒大、流経大と国士大は両試合引き分けに終わり、法大の優勝の可能性が消滅。優勝は明大のほか流経大、駒大の3チームに絞られた。最終節では、その明大と駒大が直接対決。駒大が優勝するためには、明大戦での勝利が必須条件だ。また流経大はインカレ出場が確定するも、暫定首位・明大との勝点差が7に広がった。優勝のためには、本当に1敗も許されない状況だ。最終節、明大が勝利して流経大が敗れれば、その瞬間に明大の3連覇が決定する。

 一方、未だ1部リーグ残留が決定していない4位以下の9チームは、5位から12位の勝点差がわずか7。未消化試合が残っていることもあり、最終節は大混戦が予想される。ここにきて連勝をし、降格圏から脱出を図っているのが11位の拓大。また最下位の慶大も早大に逆転勝利を収めるなどして、勝点を重ねた。この結果、今節敗れた早大、順大、立正大あたりまでは、2部リーグ降格が現実的なものとなってきた。27日(水)に行われる延期試合、そして最終節でどのような結果となるのか。本リーグ戦、最終節の熱いドラマにご注目を。
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