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JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦・1部第2節マッチレポート

2022/05/23


 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第2節は、5月18日(水)に延期分の1試合を行った。


法政大学 0-2 国士舘大学


 初勝利で最下位からの脱出を狙う法政大学(勝点0・暫定12位)と、2勝目を挙げて上位進出を目指す国士舘大学(勝点4・暫定8位)の一戦。

 序盤は両チームサイドチェンジを多用し、サイドからゴールへ向かう姿勢で攻め合った。均衡が破れたのは14分。国士大はサイドバックの3番・望月海輝が右サイドでボールを奪うと、15番・綱島悠斗につなぐ。15番・綱島がダイレクトで送った縦パスを、11番・古川真人がファーストタッチで法大DFをかわして右足を振り抜く。放たれたシュートはゴール左下に突き刺さり、国士大が先制する。追う立場となった法大は、コーナーキックやロングスローでゴール前まで迫るが、なかなかシュートを放つことができない。すると、試合の流れは徐々に国士大に傾く。36分、国士大は左サイドで鋭いプレスをかけてボールを奪うと、9番・高橋尚紀が先制点をあげた11番・古川に縦パス。これを受けた11番・古川が鮮やかなターンで前を向くと、右足で冷静にゴールを沈め追加点。スコアを0-2とする。リードを広げられた法大は、25番・吉尾虹樹、22番・久保征一郎を中心に前線でボールを収めようとするが、国士大ディフェンスラインがそれを許さない。前半は終始国士大ペースのまま、0-2で試合を折り返した。

 後半に入ると、法大は右サイドでの細かいパス回しからチャンスをうかがう。しかし、あと一歩のところで国士大DFに跳ね返され決定機を作れない。対する国士大も右サイドのコンビネーションから法大ディフェンスラインを抜け出すが、シュートには至らない。2点を追う法大は7番・若林龍、6番・佐野陸人、29番・石井稜真らを次々と投入して攻勢を強める。しかし、両チームともに目立ったチャンスがないまま時間だけが過ぎていく。それでも78分には法大にチャンス。27番・細谷航平のパスを29番・石井が収めて細かくつなぎ、最後は19番・髙橋馨希が抜け出す。だが、集中した国士大ディフェンスラインにシュートを打たせてもらえない。追加点を狙う国士大も10番・棚橋尭士と20番・弓場堅真を投入して攻撃を強化。90分には右サイドを突破した20番・弓場のパスから10番・棚橋がシュートを放ち、法大ゴールをおびやかすが、こちらもゴールまでは至らず。結局、両チームともに得点のないまま、0-2で試合終了。

 法大は無得点のまま2連敗。今季初勝利は次戦以降にお預けとなった。一方、11番・古川の2得点を守り切った国士大は待望の今季2勝目。順位も2つ上げて6位に浮上するなど、上位進出に向けて大きな意味をもつ勝利となった。





『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第2節は、4月24日(日)に延期分の1試合が行われた。


早稲田大学 0-1 東洋大学


 3戦未勝利でそろそろ今季初勝利がほしい早稲田大学(勝点1・暫定9位)と、今季初戦で4発大勝して勢いにのる東洋大学(勝点3・暫定6位)の一戦。

 立ち上がり、東洋大はボールをつないでゴールを狙うが、早大も中盤から最終ラインにかけて集中した守備を見せ、東洋大はシュートチャンスを作ることができない。一方、早大は相手ディフェンスラインの背後を狙うが、こちらもなかなか相手陣地内に押し込めない。11分には東洋大がゴール前でフリーキックを獲得。キッカーの10番・前田泰良が狙いすましたシュートを放つも、相手GKのファインセーブに阻まれてゴールならず。前半の中盤から終盤にかけては、両チーム相手ゴール前まで迫るシーンが増えたものの、シュートチャンスを作り出せずスコアレスで前半は終了した。

後半の序盤は、早大が前線から激しいプレッシャーをかけて主導権を握った。早大は途中出場の11番・西堂久俊を中心に、右サイドから攻撃を展開。だが、東洋大も中盤でボールを奪うと9番・室井彗佑、10番・前田を中心にカウンターから得点を狙う。しかしどちらもシュートまで持ちこめず、中盤で激しい攻防が続いた。終盤に向けてオープンな展開へと移行する中、後半最初のチャンスをつかんだのは早大。84分に2番・森璃太が、右サイドから素早いドリブルを仕掛けてクロスを供給。これを途中出場の9番・奥田陽琉がトラップして右足を振りぬくが、惜しくもクロスバーを直撃。この試合を通して早大最大のチャンスだったが、決めきることはできなかった。両チーム得点がないまま試合は終了するかと思われたが、アディショナルタイムに均衡が破られた。90+5分、東洋大は右サイド中央から16番・田頭亮太が途中出場の23番・清水祐輔にループパスを供給。相手DFがパスカットを試みるも、23番・清水が先に反応して相手DFと入れ替わる。そのままドリブルでサイドを駆け上がりクロスを上げると、それを途中出場の32番・小野田龍剛が左足で冷静に流し込む。東洋大が試合終了間際に先制点をあげると、ほどなくしてタイムアップ。先制点が決勝点となり、0-1で東洋大学が劇的勝利を収めた。

 最後のチャンスをモノにした東洋大は、これで2連勝。新型コロナウイルスの影響で開幕は遅れたものの、着実に勝点を積み上げ順位をひとつ上げた。一方の早大はついに4試合連続で勝ちのない状態に。4試合中3試合をノーゴールで終えるなど、得点力の課題を残したままとなった。



 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグの第2節が、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった試合を除く4試合が4月6日(水)に行われた。


流通経済大学 1-1 拓殖大学


 開幕戦で0-7とまさかの大敗を喫し、悪い流れを断ち切りたい流通経済大学(勝点0・暫定12位)と、前節はインカレ王者に逆転勝利を収め、勢いに乗りたい拓殖大学(勝点3・暫定3位)の一戦。

 前半は、両チームともに一歩も譲らない拮抗した試合となった。そんな中、拓大にアクシデントが起こる。24分、14番・浅倉廉が負傷し、急遽10番・日野翔太が交代出場することに。だが10番・日野の投入が試合の流れを変えた。38分、 23番・神宮司嶺を起点に左サイドから綺麗にパスを繋ぎ、11番・加藤悠馬がペナルティーエリアに侵入。ボールを受けた10番・日野が右足を振り抜きゴールネットを揺らす。拓大が先制点を挙げ、1点リードで試合を折り返した。

 反撃したい流経大は62分、10番・齊藤聖七と11番・小林心のFW2人を同時にピッチへと送り込む。するとその2分後、交代したばかりの10番・齊藤が試合を動かした。64分、流経大はコーナーキックのチャンスを獲得。キッカーの8番・中島舜がペナルティーエリア外に残っていた10番・齊藤にグラウンダーパスを送ると、絶妙なタイミングで走り込み、そのままミドルシュートをゴールへと突き刺した。流経大が鮮やかなトリックプレーで同点に追いつき、スコアを1-1にする。その後も両チーム果敢に相手ゴールを目指すが、どちらも追加点を奪うことはできず試合終了。1-1で勝点を分けあう結果となった。

 昨季王者は初の勝点1を獲得したものの、未だ初勝利ならず。一方、創部以来初となる2シーズン目の1部リーグに臨む拓大は無敗で2節目までを終えた。はたして、ここで分け合った“勝点1”が、両チームの今後どう影響するのか――。


明治大学 1-0 順天堂大学


 開幕戦で昇格組の東京国際大学に大敗し、今節の初勝利で仕切り直したい明治大学(勝点0・暫定11位)と、3年ぶりとなる開幕戦勝利で勢いに乗りたい順天堂大学(勝点3・暫定3位)の一戦。

 立ち上がりから拮抗した展開となり、ともに攻め手を欠く中で迎えた39分。明大はコーナーキックからチャンスを掴む。7番・田中克幸の正確なキックに、13番・井上樹の高い打点のヘディングをゴールに叩き込み、明大が先制点を挙げる。対する順大は、決定的なチャンスを作ることができず前半のシュートは0本。明大1点リードのまま前半を終えた。

 1点を追う順大はハーフタイムに、35番・福田凌と7番・桂陸人を投入して反撃の機会をうかがう。すると55分、順大にチャンスが訪れる。6番・安島樹の右足のコーナーキックを、ファーサイドにいた36番・三輪椋平がヘディングを叩きつける。しかし、これは惜しくもポストに嫌われゴールならず。その後は、明大が交代起用で流れを引き寄せ、決定機を演出。しかし順大も追加点を許さず、試合はそのまま終了。

 前半の1点を守り抜いた明大が待望の今季初勝利を手にした。対する順大は、開幕2連勝を逃す結果となった。




駒澤大学 0-0 桐蔭横浜大学


 前節は逆転負けを喫し、スタートダッシュに失敗した昨季インカレ王者の駒澤大学(勝点0・暫定9位)と、怒涛のゴールラッシュで開幕戦を快勝し、勢いに乗る桐蔭横浜大学(勝点3・暫定1位)の一戦。

 試合は、立ち上がりから桐蔭大が主導権を握った。桐蔭大は前節の勢いそのままに果敢に攻め立て、9番・山田新と16番・左部開斗の2トップを起点に攻撃を組み立てる。26分には、9番・山田、16番・左部が立て続けにシュートを放つなどして駒大のゴールを脅かした。一方の駒大は、28分、ペナルティーエリア内でこぼれ球に反応した17番・﨑山友太が強烈なボレーシュート。しかし、ここは桐蔭大GKの1番・北村海チディがビックセーブで得点を許さない。両チーム譲らぬ一進一退の攻防を見せた前半は、スコアレスに終わる。

 後半は、駒大の攻撃を跳ね返した桐蔭大が徐々に攻勢を強める展開となる。桐蔭大は幾度となく駒大ゴールに迫り、61分には10番・水野颯太を投入。さらなる攻撃の活性化を図る。すると71分、30番・鍋田純志のスルーパスに抜け出した9番・山田がGKと1対1となる決定機を迎える。しかし駒大DF陣の懸命の守りの前に、ゴールを決めることはできない。なおも攻め立てる桐蔭大は、77分、10番・水野が得意のドリブルから鋭いシュートを放つも得点には至らない。

 試合は両者無得点のまま終了。合計で23本ものシュートを放った桐蔭大だったが、最後まで得点には至らず、勝点1を分け合う結果となった。


筑波大学 1-3 東京国際大学


 前節は引き分けに終わり、日本一に向けて今節こそ勝利を収めたい筑波大学(勝点1、暫定5位)と、4年ぶりの1部リーグの初戦で明治大学相手に4-0の快勝を収め、勢いにのる東京国際大学(勝点3、暫定2位)の一戦。

 前半開始早々東国大の激しい攻撃が筑波大を襲う。試合が動いたのは17分、左サイドを駆け上がった東国大5番・秋元拓巳のクロスボールに、ゴール前の9番・佐川洸介が反応。頭で合わせ先制点をあげる。これで一気に勢いに乗った東国大は21分、素早いパス回しでゴール前まで迫ると10番・落合陸がペナルティーエリア内の6番・熊坂光希にパス。そのボールをダイレクトでゴール左に突き刺して追加点を挙げる。勢い止まない東国大は35分、筑波大DFのヘディングでのクリアボールを15番・村木龍晟がセンターサークル付近で拾い、そのままドリブルでゴール前まで迫る。15番・村木はそのまま左足を振り抜き、ゴール左に突き刺す。前半で3点のリードを広げられた筑波大も反撃の機会をうかがうが、得点は動かず0-3のまま前半終了。

 何としても1点を返したい筑波大は、後半に入ると攻撃的な選手を立て続けに投入。一気に巻き返しを図る。しかし試合は一進一退となり、ようやく動いたのは87分。右サイドでパスを受けた筑波大の20番・沖田空がクロスボールを上げると、ゴール前で待ち構えていた11番・和田育が、ジャンプ力を活かしてヘディングシュートを放つ。ボールは相手GKの頭上を越えゴールへ。筑波大が1点を返し、スコアは1-3に。その後、得点は動かず1-3のまま試合終了。

 今季から1部リーグに昇格した東国大が初戦に続き勝利を収め、唯一の連勝チームとして暫定ながら首位に立つことに。一方の筑波大は今節も勝利を挙げられず8位に順位を落とすこととなった。



 2部リーグから昇格した東京国際大学が、開幕戦に続き筑波大学を下し唯一の連勝チームに。暫定ながら首位に立つなど、波乱続きの第2節となった。一方、前節で0-7と大勝の桐蔭大は、駒大と勝点1を分け合う結果に。それでも無失点を貫くなど鉄壁の守備で2位に留まっている。一方で、昨季王者の流通経済大学、早稲田大学、駒澤大学、筑波大といった昨季上位チームが2戦勝ちなしという厳しい滑り出しに。とはいえ、リーグ戦はまだまだ始まったばかり。今後の展開に期待したい。
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