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JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦・1部第15節マッチレポート

2022/10/06


 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦』【後期】1部リーグ第15節は、10月1日(土)に4試合、10月2日(日)に2試合が行われた。


東洋大学 1-0 順天堂大学 @ブリオベッカ浦安競技場


 1部リーグ中位の混戦から抜け出すためにも勝利が欲しい東洋大学(勝点20・5位)と最下位から脱出するため、もう負けられない順天堂大学(勝点8・12位)の一戦。

 試合は立ち上がりから東洋大がペースを握る展開となった。10分、東洋大は7番・伊藤恵亮の横パスを6番・瀬畠義成がワンタッチで前線に送る。これに9番・室井彗佑が抜け出してシュートを放つが、順大GK1番・青木心がファインセーブ。33分にも東洋大がビッグチャンスを迎える。10番・前田泰良のスルーパスに9番・室井が抜け出してGKとの1対1に。しかし、順大GK1番・青木が再度ピンチを防ぎ、東洋大はゴールネットを揺らすことができない。対する順大も38分、25番・清水勇貴 と26番・坂本琉維の鮮やかな連携で左サイドを崩してパスを供給。これを受けた10番・塩浜遼はドリブルで相手を外し、シュートを放つが枠の外。前半は東洋大が多くのチャンスを作るものの、0-0で試合を折り返した。

 試合の流れを引き寄せたい順大は、66分に14番・石川拓磨、22番・井上真成の2人を一気に投入。だが、なかなかチャンスを作ることができない。そんな中、東洋大は76分に6番・瀬畠と5番・押久保汐音が左サイドをワンツーで突破。6番・瀬畠がクロスを上げた先に待っていたのは9番・室井。打点の高いヘディングシュートがゴールネットに突き刺さり、ついに東洋大が先制点を挙げる。順大は88分、11番・小林里駆からの大きなサイドチェンジのロングパスを受け、22番・井上がシュート。しかし枠を捉えきれず、東洋大が1点リードで試合は終了。

 多くの決定機を作りながら、なかなかゴールを決められなかった東洋大だが、得点ランキングトップ、9番・室井のゴールで勝点3を獲得。順位は変わらないながら、4位・法政大学に勝点1差に迫る、大きな勝利となった。対する順大は最下位脱出ならず。下位3チームが揃って敗れたため大きな変動はなかったが、9位より上のチームとさらに勝点が開き、残留に向けて厳しい状況となった。




明治大学 4-0 早稲田大学 @ブリオベッカ浦安競技場


 1部リーグ優勝に向けて着々と勝点を積み上げる明治大学(勝点31・1位)と、降格圏から抜け出すためには勝点が必要な早稲田大学(勝点8・11位)の一戦。

 試合は開始早々に点が動いた。4分、コーナーキックを獲得した明大は、7番・田中克幸が正確なキックを蹴り込み、これを20番・太田龍之介が頭で合わせて先制。明大が幸先の良い入りから、試合の流れを掴む。だが早大も2番・平瀬大を中心とした堅い守備でなかなかシュートを打たせない。早大は22分、4番・小倉陽太のロングフィードに、7番・安斎颯馬が抜け出してシュートを放つが、明大の堅い守備を崩せず得点にはいたらない。前半は拮抗した展開が続き1-0のまま試合を折り返した。

 後半、最初に流れを掴んだのは明大だった。53分、7番・田中からボールを受け、5番・林幸多郎が9番・中村草太へパス。これを受けた9番・中村が左足を振り抜き、ゴールネットを揺らす。「前半は練習どおりのプレーができていなかった。でも後半、5番・林のファーストプレーでみんながそのことに気がついた」(明大・栗田大輔監督)。この追加点で勢いを増した明大は続く59分、背後に飛び出した5番・林が相手GKのファールを誘いペナルティーキック獲得。これを5番・林自身が冷静に決めて3点目。早大との点差に広げた。なんとか追いつきたい早大は、10番・植村洋斗を中心に攻撃を展開するが、明大も4番・岡哲平を中心とした守りでシュートを打たせない。すると63分、9番・中村が、5番・林からのボールを受けて右足でクロス。これに14番・熊取谷一星が頭で合わせて勝負あり。試合は4-0で終了し、明大が勝利を収めた。

 これでリーグ戦は6連勝。明大が圧倒的な強さを示して首位をキープした。「明大は守備のイメージが強いと思うが、このところはひたすら攻撃の練習もしていた。その成果が出た」と栗田監督。一方で前半のシュート数が2本なのに対し、後半は13本。「前後半でまるきり違うチームになった。今後を戦ううえで、自信をもって戦うことがいかに大切か」と、緊張感をもってこの試合の内容を振り返った。敗れた早大はここまで後期リーグで1勝に留まる苦しい状況。この敗戦でまた残留が遠退いた。




国士舘大学 1-2 筑波大学 @ひたちなか市総合運動公園陸上競技場


 総理大臣杯で優勝し勢いに乗る国士舘大学(勝点18・8位)と、前節は首位の明治大学惜敗し後期リーグ2勝目を目指す筑波大学(勝点19・7位)の一戦。

 拮抗した展開の中、先にチャンスを掴んだのは国士大。20分、国士大は14番・布施谷翔がペナルティーエリア付近でボールをキープ。それを11番・古川真人がゴール前に入れ、32番・大西悠介が右足を振り抜く。しかし、このシュートはゴールわずか右にそれてゴールならず。国士大は35分にも筑波大ゴールに迫り、コーナーキックを獲得する。キッカーの32番・大西のクロスに合わせて22番・山田裕翔が枠内に強烈なヘディングシュートを放つが、これは筑波大GK1番・髙山汐生が左手一本のスーパーセーブ。その後も、両チーム相手ゴールに迫るものの、スコアを動かせないまま前半が終了する。

 一進一退の攻防戦が繰り広げられる中、ようやく試合が動いたのは61分。国士大は3番・望月海輝が右サイドでパスを受けると、そのままゴール前の11番・古川へとボールを入れる。11番・古川はペナルティーアーク付近にいた15番・綱島悠斗にバックパス。15番・綱島が右足で合わせたシュートは、ゴール前にいる選手の間をすり抜け、ゴール右隅に決まる。国士大がついに先制点を挙げた。しかし、上位進出のために負けるわけにいかない筑波大は80分、14番・田村蒼生が2番・三浦雅人からのパスに抜け出したところを、ペナルティーエリア内で相手GKに倒されてペナルティーキックを獲得。これを11番・和田育が豪快にゴール右上に決めて1点を返す。同点に追いつき流れを掴んだ筑波大は続く84分、2番・三浦と10番・岩本翔がテンポの良いパス交換から左サイドからゴール前深くまで侵入。2番・三浦は倒れながらも左足を振り抜くと、角度のない位置からのミドルシュートが相手GKの頭上を越えてゴール右上に吸い込まれた。2番・三浦の技ありのシュートで筑波大が逆転に成功。そして、このゴールが決勝弾となり、1-2で筑波大が勝利を収めた。

 先制した国士大だったが、逆転負けを喫し後期リーグ初黒星。一方の筑波大は、逆転勝利で勝点3を獲得し、順位をひとつ上げて6位に。5位・東洋大学に勝点1、4位・法政大学に勝点2差に迫るなど、上位進出に向けて大きな1勝となった。




Pickup Match


東京国際大学 5-0 流通経済大学 @ひたちなか市総合運動公園陸上競技場


 前期リーグ序盤の勢いを取り戻し、首位奪還を狙う東京国際大学(勝点23・3位)と、茨城県会場で開催の今節、地元のサポーターに勝利を届けたい流通経済大学(勝点10・10位)の一戦。

 柏レイソル内定選手同士のマッチアップとしても注目されたこの試合。東国大の10番・落合陸と流経大14番・熊澤和希は、ともに来季の柏入りが発表されている。そのため、スタンドには柏のグッズを身に着けたファンの姿も見られた。

 熱心な柏サポーターも見守る中で始まった試合は、立ち上がりから東国大のペースで進んだ。東国大は18分、右サイドの敵陣深い位置でフリーキックを獲得すると、15番・村木龍晟が鋭いキックをゴール前に入れる。これを流経大GK、1番・彼島優がキャッチしようとするが、キャッチしきれずにボールはこぼれる。そこに詰めたのが6番・熊坂光希。右足でボールを押し込み、東国大が先制する。1点を追う流経大は25分、20番・川畑優翔がゴール前で相手のクリアミスを広い、左足でコントロールショット。しかし、シュートは東国大の3番・山原康太郎にゴールライン上で弾き返されてしまう。同点に追いつく絶好の機会を逸した流経大と、3番・山原の的確な予測で得点を許さなかった東国大。両チームの勢いは、ここから徐々に差が開いていった。

 1-0のまま試合を折り返し迎えた後半。追加点は開始早々の48分に生まれた。東国大はフリーキックを獲得すると、左サイドから19番・八木橋俊介がペナルティーエリア内で待つ17番・板倉健太に正確なクロスを供給。流経大ディフェンスはこれに対応できず、17番・板倉のヘディングシュートがゴールに突き刺さる。2-0とリードを広げた東国大だが、ここからさらに勢いを加速させる。57分には11番・師岡柊生が、17番・板倉からのロングボールを収めドリブルを開始。スピードに乗ったドリブルから右足一閃、11番・師岡が3点目を挙げる。6分後の63分には、29番・古澤ナベル慈宇がロングボールの競り合いに勝ち、これを19番・八木橋が拾ってシュートまで持ち込む。左足から放たれたシュートは綺麗なカーブを描き、そのままゴールへと吸い込まれてダメ押しの4点目。その後も東国大はボールを保持しながら安定した試合運びで、流経大に一切チャンスを作らせない。83分には29番・古澤が豪快なミドルシュートを決めて勝負あり。圧倒的な攻撃力を見せつけた東国大が5-0でリーグ戦7試合ぶりとなる勝利を飾った。

 昨季王者の流経大にシーズンダブルを達成した東国大。開幕6連勝と好調だった序盤とは一転、勝ちきれない期間を経て、自慢の攻撃力が一気に爆発した。この勢いをもって、明大の首位独走にストップをかけられるか。一方の流経大は自動降格圏内の2チームが揃って敗れたため、順位の変動はなし。とはいえ残留確定ライン9位とは勝点5差と開き、厳しい状況が続く。





法政大学 2-1 拓殖大学 @レモンガススタジアム平塚


 後期リーグ初勝利を目指す法政大学(勝点21・4位)と、延期となった第12節での勝利に続く連勝を狙う拓殖大学(勝点19・6位)の一戦。

 試合は序盤から動いた。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けていた法大は10分、中盤でボールを奪取するとサイドへ展開。17番・モヨマルコム強志がボールを受け、右サイドをドリブルで駆け上がる。ペナルティーエリア手前からアーリークロスを上げると、ファーサイドで26番・中川敦瑛がダイレクトで合わせる。これが決まり、法大が先制。追いつきたい拓大は21分、14番・浅倉廉がボールを受けると得意のドリブルでペナルティーエリア手前まで持ち上がる。相手DFと混戦になったところでこぼれたボールが、18番・三浦敏邦の元へ。18番・三浦はファーストタッチで相手を外してシュートに持ち込むが、ゴールを捉えることができない。その後は両チーム一歩も譲らず1-0のまま前半が終了するかと思われたが、42分に再び法大が試合を動かした。法大はGK21番・近藤壱成の鋭い縦パスに26番・中川が反応。相手と上手く入れ替わりながらも前を向き、相手陣地中央までドリブルでボールを運ぶ。最後に長い距離をオーバーラップしてきた31番・中村翼にスルーパスを送ると、31番・中村は相手GKのタイミングをずらし、逆サイドへとボールを流し込む。法大が2-0とリードを広げ、試合を折り返した。

 2点を追う拓大は、前半のアディショナルタイムに8番・小川開世、11番・加藤悠馬の2人を一気に投入。後半からの巻き返しを狙う。しかし法大は48分、17番・モヨがロングスローで26番・中川にボールを繋ぐ。26番・中川はハーフウェイラインからドリブルを仕掛けペナルティーエリアに侵入。走り込んできた15番・揖斐俊斗にパスを供給すると、15番・揖斐がダイレクトでシュートを放つが、拓大の3番・関根大輝が懸命なスライディングでゴールを阻止。すると、試合の流れは次第に拓大へ。61分、8番・小川が自陣でボールを奪取すると、11番・加藤悠馬にロングボールを入れる。11番・加藤は左サイドで1対1になると、スピードを活かして相手を外してグラウンダーのクロスをゴール前へ。これを18番・三浦がスライディングで触りに行くが、ボールは流れて得点にはならず。両チーム、何度かチャンスを作るもののゴールにまで繋げることができない。しかし、このまま試合終了かと思われた89分に拓大が意地を見せる。8番・小川が左サイドから縦パスを入れると、これを受けた11番・加藤がターンして10番・日野翔太とワンツーでペナルティーエリアに侵入。そのまま左足を振り抜いてゴールネットを揺らし、拓大が1点を返す。しかし、拓大の反撃もここまで。試合は2-1で終了し、2点を先取した法大が逃げ切りに成功した。

 待望の後期リーグ初勝利を収めた法大は勝点を24に伸ばし、2位・東京国際大学、3位・桐蔭横浜大学との勝点差を2に縮めた。敗れた拓大は順位をひとつ落として7位に後退した。




桐蔭横浜大学 1-1 駒澤大学 @レモンガススタジアム平塚


 首位の明治大学を追撃するためにも勝点を積み上げたい桐蔭横浜大学(勝点25・2位)と、前節の勝利を連勝につなげて勢いに乗りたい駒澤大学(勝点14・9位)の一戦。

 スタジアムに両チーム部員の応援が響く中で行われたこの試合。桐蔭大は後方からゲームを組み立てつつサイドからの攻撃で得点を狙い、駒大は前線からプレッシャーをかけてボールを奪い、素早いカウンターで相手ゴールに迫る。試合が動いたのは21分、駒大は4番・鷹啄トラビスの右サイドからのロングスローを、19番・松本ケンチザンガが頭でゴール前に折り返す。それを23番・小林栞太が左足で合わせ、駒大が先制点を挙げる。その後も拮抗した展開となったが、駒大がリードを守ったまま0-1で前半を終えた。

 1点を追う桐蔭大は、後半に入ると次第に攻撃のギアを上げて駒大ゴールに迫る。しかし、駒大の堅い守りをなかなか崩すことができない。このまま駒大が逃げ切るかに思えたが、試合終盤の86分に桐蔭大がスコアを動かす。桐蔭大は、8番・山内日向汰がペナルティーエリア手前でこぼれたボールをコントロール。そのまま右足でミドルシュートをゴール左上に突き刺して同点弾。試合を振り出しに戻した。その後は両チーム少ない残り時間で追加点を狙うが、得点には至らず1-1で試合終了。

 23分に3番・中野就斗が交代するアクシデントなどに見舞われた桐蔭大だったが、終盤まで攻撃の手を緩めず引き分けに持ち込んだ。一方の駒大はあと一歩のところで追いつかれ、勝点3を逃す結果に。連勝は逸したものの、降格圏の10位との勝点差を5に広げ、まずまずのリーグ戦再開となった。






 明治大学は4-0と圧勝し、首位をキープ。東京国際大学も5-0と大勝し、1部リーグで実に8試合ぶりとなる勝点3を挙げて2位に浮上した。東洋大学、筑波大学、法政大学もそれぞれ1点差で勝利して勝点を積み上げている。首位・明大を追う桐蔭横浜大学は、駒澤大学と1-1の引き分けとなり3位に後退。とはいえ、2位・東国大とは同勝点で並んでいる。一方、降格圏に沈む10位・流通経済大学、11位・早稲田大学、12位・順天堂大学はそろって敗戦し、リーグ戦再開後を白星で飾ることができなかった。<br> <br>  次節、首位・明治大学は拓殖大学と対戦。現時点で2位との勝点差は8と大きく開いているが、さらに2位以下を引き離し独走態勢に入るのか。一方混戦が続く2位から5位までの勝点差は3。次節の結果次第では大きな順位の変動が予想される。10月中は、次節から連戦が続く。タフな試合を勝ち抜いて優勝、そして1部リーグ残留に向けてはずみをつけるのは、どのチームか。
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