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JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦・2部第20節マッチレポート

2022/11/04


 『JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』2部リーグ第20節は、10月29日(土)に全6試合が行われた。


東海大学 1-0 関東学院大学


 ミッドウィークでは終了間際の逆転弾で勝利。1部リーグ昇格には今節も勝点3が必要な東海大学(勝点34・3位)と、1部リーグ昇格圏内に食い込むためには勝ち星が必要な関東学院大学(勝点29・7位)の一戦。

 試合は序盤から拮抗した展開が繰り広げられる。東海大は前線から厳しいプレッシャーをかけ、関東大はそれに臆することなくテンポよくボールを回す。最初の決定機は関東大。12分、7番・岩元ルナが相手ディフェンスラインの背後に抜けると、中央で待っていた9番・村上悠緋にクロスを上げる。これをフリーの9番・村上が右足でシュート。だが、東海大GK1番・佐藤史騎がビッグセーブで関東大のゴールを阻む。このまま関東大が試合を有利に進めるかと思われた19分、東海大がセットプレーでゴールをこじ開ける。東海大は7番・西山拓実が左コーナーキックから精度の高いボールを上げると、フリーの2番・長江皓亮がヘディングでゴールに押し込む。押されていた東海大だが、先制点を決めたことで流れを引き寄せると、29分にはペナルティーエリア内でパスを受けた17番・桑山侃士が振り向きざまに右足を振り抜く。しかしこれは枠を捉えきれず、ゴールとはならない。対する関東大は、9番・村上、5番・長澤シバタファリを中心に攻撃を展開。コーナーキックを素早くリスタートするなどしてゴールに迫るが、東海大ディフェンス陣にことごとく跳ね返されてしまう。41分には、15番・橋本丈がペナルティーエリア手前から左足を振り抜くが、シュートはゴール左上に。結局、東海大が1点をリードしたまま、試合を折り返した。

 後半開始直後の50分、東海大はエースの10番・杉山祐輝に替えて33番・星景虎を投入。一方の関東大も51分、前半から度々チャンスを作っていた7番・岩元に替えて16番・坂本順平をピッチに送り出す。関東大は53分、25番・中田舜貴がペナルティーエリア手前にこぼれたボールをダイレクトでシュート。だがボールは左ポストを直撃。またしてもゴールとはならない。55分には、13番・土井紅貴が右サイドを駆け上がると、相手DF一人をかわし、左足で狙いすましたシュート。しかし、これも東海大GK1番・佐藤がビッグセーブで、ゴールを割らせない。その後も関東大が多くの時間でボールを支配し、ペナルティーエリア手前までボールを運びつづけた。関東大の決定機は81分。ゴール前の混戦から、途中出場14番・栁陸斗が相手ディフェンダーのクリアしきれなかったこぼれ球を左足で押し込もうとする。だがボールは大きく枠上に外れてしまい、得点ならず。結局、東海大が19分に獲得した1点を守り切り、1-0で試合終了。

 前半に挙げた1点を守り切った東海大が、1部リーグ昇格につながる勝点3を獲得。順位は3位と変わらないものの、首位・中央大学、2位・日本大学に勝点1差で追随し、残り2試合での逆転優勝、自動昇格を狙う。一方、関東大はこれで3試合連続勝ち星から離れ、リーグ2試合を残して1部リーグ昇格の可能性が消滅。あまりにも厳しい敗戦となった。




産業能率大学 5-1 日本体育大学


 2部リーグ優勝、1部リーグ昇格に可能性を残すため、もう1試合も落とすことができない産業能率大学(勝点31・6位)と、直近の試合での引き分けで4位に転落。昇格圏内復帰を目指し勝点3がほしい日本体育大学(勝点34・4位)の一戦。

 序盤からペースを握ったのは産能大だった。開始早々の4分、フリーキックから9番・菅原龍之助、14番・猪狩祐真と繋ぎ、最後は10番・城定幹大が左足でシュート。これは枠外となったものの、17分には試合が動く。産能大は14番・猪狩がハーフウェーライン付近からひとりで持ち込み、ペナルティーエリア手前で倒されてフリーキックを獲得する。キッカーは8番・有馬和希。このキックに4番・栗林純が滑り込みながら合わせてゴールネットを揺らす。4番・栗林の関東リーグ初ゴールで、産能大が先制点を挙げる。産能大は3分後の20分にも決定機を迎える。GK1番・渥美拓也のロングフィードに9番・菅原が競り勝ち、抜け出した10番・城定がゴール右隅に突き刺して追加点。反撃に転じたい日体大は25分、前線のプレスから39番・吉原翔大がボールを奪い、33番・西城響也にボールを繋ぐ。33番・西城からパスを受けた9番・土佐陸翼がミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。すると38分、みたびスコアが動く。14番・猪狩からボールを受け、8番・有馬が日体大ディフェンスラインの裏へ絶妙なスルーパス。このボールに反応した10番・城定が落ち着いて決め、産能大が3-0と大きくリードを広げる。1点を返したい日体大は、10番・三浦颯太が左サイドを突破して鋭いクロスを送るが、ゴールには結びつかない。それでも日体大は44分、38番・赤井ウェズリー景太が前線でボールを奪い、9番・土佐を経由して再びボールを受ける。そして振り向きざまに放ったシュートがゴールに突き刺さり、1点を返して3-1で前半を終えた。

 後半も主導権を握ったのは産能大。55分、14番・猪狩がドリブルで仕掛け、10番・城定とのパス交換で抜け出すと、最後は思い切り右足を振り抜いて4点目をマーク。再び点差を3点に広げる。直後の58分には、日体大DFのパスミスを10番・城定がカットし、中央で待つ9番・菅原へ。9番・菅原がこれを落ち着いてゴールに流し込み、5点目を決めて勝負あり。意地を見せたい日体大は、86分、ペナルティーエリア内の混戦からこぼれてきたボールに10番・三浦がシュートを放つが、ゴールポストに直撃。日体大は最後のチャンスを決めきれないまま、5-1で試合は終了。

 産能大は10番・城定の2ゴール2アシストの活躍で、5得点を挙げる快勝。順位も2つ上がり、4位と再び1部昇格を射程圏内に捉えた。一方、敗れた日体大は5位に順位を下げる結果に。次節は、2位・日本大学との対戦。日体大は敗れれば1部リーグ昇格が厳しくなり、日大も敗れれば優勝が難しくなる。どちらにとっても負けられない大一番となるだろう。


城西大学 5-0 明治学院大学


 後期リーグ未だ勝利がなく、ここで負ければ3部リーグ降格が濃厚となる城西大学(勝点12・11位)と、同じく2部リーグ残留に向け、3連敗中の悪い流れを断ち切りたい明治学院大学(勝点15・10位)の一戦。

 試合は開始早々から動いた。まずは6分、城西大は14番・原山祐里が右サイドから鋭いクロスを上げると、7番・森高玲が相手DFのこぼれ球に反応。これを落ち着いて流し込み、城西大が先制する。さらに城西大は10分、右サイドに流れたボールにまたもや14番・原山が高精度なクロスを供給。これに19番・西岡健二が頭で合わせて追加点。城西大が早い時間帯に2点を先取する。対する明学大も20分、ロングボールに20番・鈴木雄太が反応。相手DFからボールを奪ってシュートを放つが、これは枠を捉えきれず。逆に勢いが止まらない城西大は27分、18番・吉川元輝がシュートを放つ。これは相手DFにブロックされるが、こぼれ球に反応した24番・松﨑瑞樹がペナルティーエリア外から左足を振り抜いて3点目。前半は、終始城西大ペースで進み、3-0で試合を折り返した。

 後半も城西大がゲームを圧倒する。49分、コーナーキックを獲得した城西大は、10番・浅賀凱斗が鋭いボールを入れる。するとファーサイドにいた8番・庄司景翔が頭で合わせてスコアを4-0とする。明学大も途中出場の25番・中井颯人がドリブルで仕掛けるが、城西大の鉄壁のディフェンスを崩すことができない。すると64分、城西大は途中出場の29番・佐藤遼が背後に抜け出し、落ち着いてシュート。これが決まり、ダメ押しの5点目を獲得する。明学大も果敢にゴールに迫るものの、得点とはならず5-0のまま試合終了。

 2部リーグ残留のため互いに負けられない一戦だったが、城西大の攻撃陣が爆発。大量5得点で待望の後期リーグ初勝利、そして今季3勝目を挙げた。「ここ数試合、内容的にはとてもいいゲームをやれて、チーム状態はよかった」と、城西大・東海林毅監督。この試合は早い時間帯に点を取れたことと、ずっと狙いとしてきた「サイドからのクロスで点を取れた」ことで、勢いに乗ることができたという。この勝利で城西大は、明学大と同勝点ながら得失点差で10位に浮上。自動降格圏からの脱出に成功した。残る2試合は、降格圏内にあるチームとの直接対決となる。「最終的にどういう結果になるかはわからないが、少しずつみんなが自信を持ち始めている」という城西大が、どこまで勝点を伸ばすことができるか。一方、明学大は後半のシュートを0本に抑えられる完敗。4連敗を喫し、ついに自動降格圏内となる11位に順位を落とした。




中央大学 2‐0 慶應義塾大学


 首位に立ったとはいえ、上位グループとの勝点差はわずか。2部リーグ優勝のためにも連勝を伸ばしたい中央大学(1位・勝点35)と、下位グループ脱出のために勝点を積み上げたい慶應義塾大学(8位・勝点27)の一戦。

 前半は、立ち上がから中大ペースとなった。中大はボールを保持して試合の主導権を握ると、7番・田邉光平を起点に、13番・有田恵人、14番・家坂葉光らが積極的に攻撃を仕掛ける。すると29分、中大はこぼれ球を拾った13番・有田が、ペナルティーエリア付近で14番・家坂にパス。さらに14番・家坂がゴール前にスルーパスを送ると、これを受けた7番・田邉が左足でうまくシュートを浮かしてゴールを決める。一方の慶大はなかなかシュートまで持ち込めず、中大が1点リードのまま試合を折り返した。

 流れを変えたい慶大は、後半開始から38番・菱川天風と30番・立石宗悟をピッチに送り出す。しかし、チャンスを作ったのはまたしても中大だった54分、中大はGK1番・猪越優惟の正確なパントキックを受け、13番・有田がゴール前までボールを運ぶ。そこから上げたクロスに14番・家坂が走り込み、そのまま右足でゴールに流し込んで追加点。スコアを2-0とし、中大がリードを2点差に広げる。慶大もその後、7番・山本献らがチャンスを作るが、中大の粘り強い守りを破ることができず2-0で試合終了。

 1ゴール、1アシストをマークした14番・家坂の活躍で、中大が5連勝。中大の宮沢正史監督は「全員がハードワークすること。そのベースのところが向上してきた」と、この5連勝を振り返る。これまでの中大はアディショナルタイムの失点など、勝負弱さが指摘されることもあったが「粘り強く守備をするということをベースに、相手にシュートを打たせない。クロスの対応をしっかりするということを、常日頃から言ってきた。選手がそれを理解して、今日は無失点で終わることができた」と笑顔を見せた。現在は首位に立っているものの、残り2試合の結果次第では昇格圏外に後退する可能性もある。「どちらも難しいゲームになると思うが、我慢強く、泥臭く、これまで積み重ねてきたものを出していきたい」(宮沢監督)。一方の慶大は、前半の早い時間帯にエースの9番・古川紘平が交代するなどのアクシデントもあり、最後まで中大の堅い守りを破ることができなかった。この試合で勝点を伸ばせなかったことで、9位・青山学院大学との勝点差は2に。下位と順位がひっくり返れば、3部参入プレーオフへの出場となるだけに、残り2試合は文字通り正念場となるだろう。




立正大学 0-1 青山学院大学


 2連勝で1部参入プレーオフ・自動昇格圏内まで1ゲーム差に迫る立正大学(勝点32・5位)と、ミッドウィークには首位・日本大学を相手に金星を挙げ、連勝を3に伸ばした青山学院大学(勝点22・9位)。好調なチーム同士による一戦。

 試合序盤は青学大がボールを保持。3部リーグ降格圏からの脱出を目指し、8位・慶應義塾大学を猛追する好調さをうかがわせた。シュートにまでは至らなかったものの、4分には7番・佐々木達也が立正大DFを引きつけながら長い距離のドリブル突破を試みるなど積極的な姿勢が目立つ。しかし立正大も徐々に試合の流れを引き寄せ、左サイドの23番・板橋幸大のドリブル突破で青学大DF陣を翻弄。15分には10番・竹村俊二がシュートを放って青学大ゴールを脅かし、22分にも8番・榊原杏太が右サイドでタメを作ってクロスを供給。しかし味方にはわずかに合わない。44分には8番・榊原がドリブル突破からコーナーキックを獲得するなど、立正大の押し込む時間が長くなるものの、スコアを動かせないまま前半は終了。

 後半最初のチャンスは立正大。立ち上がりの46分、14番・吉野陽翔が強烈なシュートを放って青学大の意表を突く。さらに57分には、8番・榊原と7番・青島太一がコンビネーションで左サイドを崩し、中央にラストパスを供給。多くのチャンスを演出するものの、決定打に欠き1点が遠い。すると60分、青学大が数少ないチャンスをモノにする。相手DFのクリアが小さくなったところを、16番・田中芳拓が回収して7番・佐々木にパス。7番・佐々木は少ないボールタッチで角度をずらすと、素早く左足を振り抜いてフィニッシュ。シュートは綺麗な軌道を描き、ゴールネットに吸い込まれる。青学大が均衡を破る先制点を挙げた。だが、以降は昇格争いの渦中で絶対に勝点を落とせない立正大が猛攻を仕掛ける展開に。ロングボールも織り交ぜながら敵陣に侵入すると、70分には11番・鳥飼椋平のシュートからコーナーキックを獲得。このコーナーキックのこぼれ球を7番・青島がシュートするが、青学大GK、1番・佐藤海斗の好セーブに阻まれ同点弾とはならない。逃げ切り体制に入る青学大は、交代選手も活用しつつ、組織的な守備網を敷いて立正大の攻撃を跳ね返す。

 試合は青学大が虎の子の1点を守りきって終了。青学大は4試合連続の完封勝利で、ついに2部リーグ残留圏にある慶大を勝点2差の射程圏内に捉えた。一方、敗れた立正大は6位に後退。1部リーグ昇格の可能性は残るものの、厳しい足踏みとなってしまった。


日本大学 3-0 東京学芸大学


 優勝、そして1部リーグ昇格のためには勝利が絶対条件の日本大学(勝点35・2位)と、勝点3を獲得し自動降格圏を抜け出したい東京学芸大学(勝点12・12位)の一戦。

 それぞれに1部リーグ昇格と2部リーグ残留が懸かった、ともに負けられないこの試合は、序盤から日大が主導権を握った。日大は19分、左サイドに開いた15番・植木颯がクロスを上げると、11番・千葉隆希が9番・熊倉弘達に落とす。これを9番・熊倉が右足でゴールネットに突き刺して日大が先制する。その後も、日大はロングボールで相手ゴールを脅かし続けるが、東学大も3番・保野友裕がヘディングで次々と日大の攻撃を跳ね返し、1-0で前半は終了する。

 後半に入ると、東学大が徐々にペースアップを図る。58分、東学大は13番・生駒泰輝がドリブルで日大ゴールに迫るが、日大も3番・青木駿人を中心とした守りでシュートを許さない。どちらも決めきれないまま、試合は終盤に突入。すると79分、日大は9番・熊倉が相手DFからボールを奪い取り、5番・近藤友喜へパス。5番・近藤の右足シュートはゴールポストに当たるが、ゴール前まで走り込んでいた11番・千葉が押し込んで日大が追加点を挙げる。1点を返したい東学大は、89分に21番・長澤康汰のパスを受け、10番・後藤健太がロングシュートを放つが、ボールはゴール左に外れてしまう。このまま試合終了と思われたが、日大は最後まで攻撃の手を緩めず、90+3分には右サイドでフリーキックを獲得。キッカー、7番・橋田尚希の蹴り入れたボールは相手DFに当たるが、跳ね返りを拾った10番・梶谷涼人がヘディングシュート。これもまた相手GKにセーブされるが、こぼれ球に2番・藤村祐世が反応。右足で押し込み、3点目を決めて勝負あり。3-0で試合は終了した。

 首位・中央大学も勝利したため、日大の順位は変わらず2位のまま。しかし勝点3を得たことで、依然同勝点で首位にピタリと食いついている。一方、東学大は勝点12のまま。次節、ともに残留を争う10位の城西大学との直接対決で勝たなければ、3部リーグへの自動降格が決定する。決して負けることのできない試合を迎える。




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