『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第1節は、4月6日(土)に1試合、4月7日(日)に5試合が行われた。
1部リーグ第1節 全結果・順位表
1部リーグ第1節まとめ
4月6日(土)に、『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』が開幕。1部から3部までの全36大学が味の素フィールド西が丘に集い、開会式を実施した。続いて行われたオープニングゲームとなる1部の関東学院大と筑波大の試合は、昨年度優勝の筑波大が、創部以来初の1部リーグ昇格をはたした関東学院大を圧倒。先日、U-23日本代表への"サプライズ選出"が発表されたばかりの内野航太郎のゴールを皮切りに、主将の福井啓太、そして後半早々には横浜F・マリノス内定の諏訪間幸成がダメ押し点を決めて0-3に。ディフェンディングチャンピオンの筑波大がニューカマーに1部の厳しさを見せつける結果となった。
翌4月7日(日)に行われた5試合では、インカレ王者の明治大が前半だけで3点を先取。前半終了間際に東海大に1点を返され3-1で試合を折り返すが、後半は両チームが交互に点を奪い合うシーソーゲームに。東海大は最後まで粘り強くゴールを狙うが、前半の3失点を覆すことはできず5-3で終了。明治大はインカレMVPの中村草太が1ゴール2アシストの活躍で勝利に貢献した。
日本大は先日ヴァンフォーレ甲府入りが発表された熊倉弘達らのゴールで、明治大同様に3点を先取。対戦相手の中央大も後半早々の54分に田中幹大が1点を返すが、73分に退場者を出し追加点を奪えず。日本大が2点のリードをキープし、3-1で白星スタートを切った。
流通経済大対東洋大、桐蔭横浜大対東京国際大の2試合は、それぞれ流通経済大、東京国際大が2-1で逆転勝利を収める結果に。流通経済大は終了間際の88分に藤井大和が逆転弾を決め、ホームでの開幕戦を勝利で飾った。一方、桐蔭横浜大は肥田野蓮治が先制点を上げるも、前半終了間際と後半開始早々の49分に東国大・古澤ナベル慈宇に連続ゴールを許す結果に。こちらはホームでの初勝利とはならなかった。
2年ぶりに1部リーグに復帰した駒澤大はホームに国士舘大を迎えて対戦。序盤は国士舘大が試合を優位に進め、26分にはセットプレーの流れから畑橋拓輝がヘディングシュートを決めて先制。しかし駒澤大も前半終了間際に、昨年度2部得点王・鈴木心月がこぼれ球をきっちりと押し込んで試合を降り出しに戻した。後半は駒澤大に流れが傾きかけたが、71分に退場者を出すとその7分後に失点。再び国士舘大がリードを奪った。駒澤大は後半アディショナルタイムにも2人目の退場者を出すなど厳しい状況となり、1-2で国士舘大が勝利した。
ついに新シーズンを迎えた、『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』。1部リーグでは6試合すべて昨年度の上位チームが勝利するという、ある意味"順当"なスタートを切った1部リーグ。一方で、3試合で合計4人の退場者が出るなどやや荒れた展開も。退場者はいずれもチームの中心選手だけに次節への影響も懸念される。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。