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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部第5節

2024/05/27


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【1部リーグ】第5節は、5月18日(土)に5試合、19日(日)に1試合が行われた。


1部リーグ第5節 全結果・順位表





1部リーグ第5節まとめ


 首位・明治大学の連勝が止まらない。

 1部リーグ唯一の全勝チーム、4連勝の明大はアウェーで国士舘大学と対戦。先制点は思わぬ形から生まれた。13分、明大のコーナーキックを防ごうとした国士大のクリアボールがそのままゴールへ。明大がオウンゴールで先制する。明大はその10分後にも常盤亨太がドリブルでチャンスを作ると、藤森颯太の右からのクロスに林晴己が飛び込んで追加点。さらに前半終了間際の45+1分、常盤が藤森からのパスをゴール右隅に突き刺して3-0として試合を折り返した。前半は明大に圧倒されていた国士大だが、後半に入ると反撃を開始。60分、国士大は村上竜規が明大からボールを奪うと須藤太一が右からゴール前にクロスを入れる。そこに東川続が飛び込み、ヘディングシュートを叩き込んで国士大が1点を返す。しかし66分、国士大は加藤史也が2枚目の警告を受けて退場に。数的優位に立った明大は再び試合を支配し、80分過ぎから怒涛の攻撃で試合を畳み掛ける。83分に真鍋隼虎、86分に内田陽介が立て続けにゴールを挙げると、89分にも真鍋がこの試合2点目を決めて1-6と大きく国士大を突き放す。明大は最後まで攻撃の手を緩めず、終了間際の90+3分にも常磐が2点目のゴールを決め1-7でフィニッシュ。中村草太、藤森の連続得点こそ4試合で止まったものの、1-7と快勝を収めた明大が連勝を5に伸ばし首位を堅持した。特筆すべきは明大のの得点力で、第5節終了時点で総得点は25。得失点差は20と圧倒的優位な状況にある。無傷でどこまで首位を快走するのか。



 また、1部リーグで唯一19日に開催された駒澤大学と筑波大学の試合では、2位・筑波大が駒大に敗戦を喫する結果に。駒大は序盤の9分にスローインからチャンスを作ると、最後は崎山友太がミドルシュートを決めて先制。駒大は21分にも後藤康介の右からのクロスを鈴木心月が頭で合わせて追加点。2-0のリードで試合を折り返した。後半はチャンスをなかなか作れなかった筑波大だが、後半は一転して試合を支配。しかしゴールを決めきるまでにはいたらない。それでも80分には、『AFC U23アジアカップ カタール2024』から戻った内野航太郎が倒されてペナルティーキックを獲得。これを内野自身が決めて1点を返したものの、追いつくことなく今季初黒星を喫した。だが3位の国士大が明大に敗れ、また4位の流通経済大学も東京国際大学に敗れたことで、筑波大はかろうじて2位をキープ。しかしながら、首位・明大との勝点差は5に開いた。



 今節の結果、その2位・筑波大に勝点1差と迫っているのが東京国際大学と中央大学だ。前節は関東学院大学に初白星を献上した東国大だが、今節は立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けてチャンスを作る。すると24分、東国大は髙橋剣士朗からの浮き球のパスを古澤ナベル慈宇が巧みにコントロールして収めると、そのまま左足を振り抜いて先制点を挙げる。対する流通経済大学は開始早々に寳船月斗が負傷。交代を余儀なくされるなどトラブルに見舞われ、前半終了間際の44分には、古澤を止めようとした根岸健太のプレーが得点機会阻止と判断されて退場に。流経大は後半を10人で戦うことになった。数的優位に立った東国大は後半に怒涛の攻撃で流経大ゴールを狙うが、流経大も粘り強い守備で追加点を許さない。しかし終了間際の89分、途中出場の吉田眞翔がGKのこぼれ球を押し込み2試合連続ゴールを決めてフィニッシュ。東国大が0-2で完勝を収め、5位から3位に浮上した。



 一方、6位の中央大学は9位の東海大学と対戦。今季ホーム初戦となったこの試合で、中大は21分にフリーキックの流れから原圭佑がこぼれ球を蹴り込んで先制点を挙げる。後半は東海大に押し込まれる時間帯がありながらも、64分には星野創輝、家坂葉光とつなぎ、最後は武本射雅が体勢を崩しながらもシュートを決めて2-0に。アディショナルタイムの90+1分に東海大の桑山侃士にゴールを許したものの、2-1でタイムアップ。中大が2連勝で勝点を9に伸ばして東国大と同勝点に。6位から4位にジャンプアップした。



 唯一の未勝利チームとなった桐蔭横浜大学と8位・東洋大学の試合は、激しくゴールを奪い合う接戦となった。先手を取ったのは東洋大。序盤の9分、鍋島暖歩のコーナーキックに山之内佑成がダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らす。しかしその後は両チーム得点には至らず。試合は後半一気に動いた。桐蔭大は56分、ロングスローを渡邊啓吾が頭でつなぎ、最後は笠井佳祐がヘディングシュートを叩き込んで同点に。桐蔭大はその直後の57分にもオンゴールで追加点を挙げて逆転に成功する。しかし終盤の84分、桐蔭大はハンドの判定でペナルティーキックを献上。東洋大はこれを新井悠太がゴール左に決めて2-2に。試合は再び振り出しに戻った。このままドロー決着かと思われたが、桐蔭大が最後に意地を見せる。アディショナルタイムの90+4分、桐蔭大は途中出場の落合遥斗が鮮やかなミドルシュートを決めて勝負あり。劇的な決勝点を決めた桐蔭大が3-2で待望の初勝利を挙げた。桐蔭大はこの勝利で最下位を脱して10位に浮上。東洋大は9位となり順位をひとつ落とした。



 また、前節初勝利を挙げた関東学院大学は大は7位の日本大学と対戦。前半、試合を優勢に進めた日大は43分に先制点をマーク。熊倉弘達のヒールパスを受けた五木田季晋が、ゴール右にシュートを突き刺した。しかし後半は関東大がチャンスを作る展開に。しかし日大は先制点を最後まで守りきり0-1でフィニッシュ。関東大が再び最下位に転落した一方、2勝目を挙げた日大は7位から5位に順位を上げた。




 明大が首位独走の様相を見せている1部リーグ。その明大と2位・筑波大は天皇杯出場のため次節・第6節開催が延期となるが、奇しくも天皇杯1回戦で対戦することになった。少し早い1位と2位の直接対決はどちらの軍配があがるのか。“場外戦"にも注目したいところだ。日大対明大、筑波大対流経大以外の4試合は、5月25日(土)に4試合が開催予定だ。
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