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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部第7節

2024/06/03


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】第7節は、6月1日(土)に3試合、2日(日)に3試合が行われた。

 今節の注目は首位・東京農業大学と3位・専修大学の直接対決。試合はホームの専大が序盤から積極的に攻撃を仕掛けて先制。後半にも2得点を追加し3-0で快勝した。東農大は2敗目を喫して3位に転落。勝利した専大は順位をひとつ上げて2位となった。敗れた東農大から首位を奪還したのは2位の明治学院大学。降格圏に沈む11位・東京国際大学に5ゴールを浴びせかけて沈め、勝点16で単独首位に躍り出た。4位の國學院大學は6位の青山学院大学に0-3で完敗して2連敗。ここ4試合勝ち星がなく、首位争いから脱落。6位へと後退した。替わって4位に浮上したのが青学大だ。ここ2節は東農大、國學大といった上位チームを下して勝点を12に伸ばし、ついに上位グループを捉えた。

 一時は団子状態となっていた首位争いも、明学大が単独首位に立ったことで少しずつ勝点差が開きつつある。とはいえ、首位から最下位まで隣接順位が1ゲーム以上離れていることはなく、全体的にはまだまだ混戦状態。なかでも勝点1差で並ぶ5位から11位までは変動が激しい。今節は降格圏に沈む11位・東京経済大学が亜細亜大に勝利して一気に8位に浮上。同じく勝利した平成国際大学も10位から7位にジャンプアップした。対照的に明学大に敗れた国際武道大学は8位から11位に大きく後退するなど、3部リーグの順位はまだまだ大きく変動しそうだ。

 次節・第8節は6月8日(土)に4試合、9日(日)に2試合が行われる。要注目は9日に行われる首位・明学大と3位・東農大の上位対決。東農大が大量得点で勝利すれば再び首位奪還の可能性も。また首位に勝点2差でつける2位・専大の動向も注視したいところだ。


3部リーグ第7節 全結果・順位表





3部リーグ第7節マッチレポート



青山学院大学 3(1-0)0 國學院大學 @青山学院大学緑ヶ丘グラウンド

 勝点1差の6位・青山学院大学と4位・國學院大學の試合は青学大が磯村慶人の2試合連続ゴールなどで快勝した。スコアが動いたのは、前半も終わろうかという45分。盛嘉伊人とのコンビネーションで右サイドを突破した井上駿也真がゴール前にクロスを上げると、これを梅澤大輝が頭で合わせて青学大が先制する。青学大は59分にも、コーナーキックを頭でつなぎ、最後に梅津がヘディングシュートを叩き込み、この試合2点目となるゴールを決める。國學大もチャンスは作るがゴールまでは至らない。逆に79分には、コーナーキックに対し國學大GKが前に出たところを、磯村慶人が押し込みダメ押しの3点目。青学大はその後も國學大にゴールを許さず3-0で試合終了。青学大は2試合連続の"上位喰い"で4位に浮上。これで2連敗、ここ5試合勝ち星のない國學大は6位に後退し、奇しくも順位が入れ替わる結果となった。



亜細亜大学 1(0-2)3 東京経済大学 @亜細亜大学日の出キャンパス多目的競技場

 5位・亜細亜大学は降格圏に沈む11位・東京経済大学と対戦。この試合に勝って上位グループ入りを狙う亜大だったが、試合は降格圏脱出を狙う東経大が先手を取る展開となった。立ち上がりからペースを握る東経大は15分、吉荒開仁が豪快なミドルシュートを突き刺して先制すると、31分にも追加点。東経大はGKからのロングキックを起点に攻撃を展開。ゴール前で相手DFに競り勝つと、黒田拓海のパスに吉田拳也が走り込んで0-2とリードを広げた。しかし、後半に入ると亜大も反撃に出る。57分、大山比呂のコーナーキックに山本凌が合わせて1点を返すが、追加点を重ねることができない。すると81分、東経大は村岡瑛司がGKのこぼれ球を押し込んで勝負あり。試合は1-3で終了し、勝点を9に伸ばした東経大が11位から8位に浮上。降格圏からの脱出に成功した。



平成国際大学 2(0-0)1 中央学院大学 平成国際大学サッカー場

 勝点1差の9位・中央学院大学と10位・平成国際大学の直接対決。スコアは後半70分過ぎから一気に動いた。70分、中院大は柴山大希の左コーナーキックを湯田欧雅が頭で合わせて先制する。しかし平国大もその2分後の72分にカウンターを仕掛けると、廣重温人が左サイドからペナルティーエリア内に侵入。角度のないところからシュートを突き刺し、あっという間に試合を振り出しに戻した。その後、平国大はGKを含めた最終ラインから丁寧にボールをつないで攻撃を組み立てる。すると83分、左サイドバック・成田大秦のロングキックに右サイドの松本琉聖が反応。さらに右へとボールを展開し、藤波堅也がファーサイドに上げたクロスを相川将翔が右足ダイレクトで蹴り込み逆転に成功。試合終盤にスコアを2-1とした平国大が勝利し、10位から7位にジャンプアップ。中院大は10位と、順位をひとつ落とした。



作新学院大学 0(0-0)1 共栄大学 @作新学院大学サッカーグラウンド

 2試合連続引き分けでそろそろ勝ちがほしい7位・作新学院大学は、ホームに最下位・共栄大学を迎えて対戦。試合は、未だ勝利のない共栄大が立ち上がりから説教的な攻撃を展開。勝利への渇望で作新大を圧倒するものの、なかなかゴールを決めることができない。後半に入ると落ち着きを取り戻した作新大がペースを握るが、どちらも決め手のないまま試合は終盤に突入。すると終了間際の88分、共栄大がコーナーキックを獲得。馬場翔太の左からのキックを、高梨天馬が頭で合わせてゴールネットを揺らす。これが決勝点となり、試合は0-1で終了。3部リーグで唯一未勝利だった共栄大が念願の初白星を挙げた。最下位脱出とはならなかったものの、11位・10位に勝点2差に迫り、降格圏脱出に望みをつなげた。


専修大学 3(1-0)0 東京農業大学 @専修大学生田北グラウンド

 翌9日に行われた今節最注目、勝点2差の上位対決。首位・東京農業大学と3位・専修大学は、3位の専大が首位・東農大を終始圧倒。最後までに東農大にゴールを許すことなく快勝を収めた。立ち上がりから主導権を握った専大は18分、左サイドで相手からボールを奪った棟方豪郎がゴール前にクロスを入れる。これを受けた道白優斗が巧みにボールを収め、相手DFをかわしながらシュートを突き刺して先制点を挙げる。後半に入っても専大の勢いは止まらず、64分にはペナルティーエリア手間でボールをキープした山下晶大が、DF4人に囲まれながらも個人技で抜き去りシュート。2失点を喫した東農大はその後、立て続けの選手交代で流れを引き寄せようとするが、次の一手もまた専大だった。79分、専大はコーナーキックの流れから山下が上げたクロスを一丸大地が頭で叩き込んでダメ押しの3点目。3-0で首位・東農大に完勝した専大が勝点を14に伸ばして2位に浮上。対する東農大は第3節以来、4試合ぶりに首位から陥落し、3位へと後退した。



国際武道大学 1(0-1)5 明治学院大学 @国際武道大学サッカー場

 首位と同勝点で並ぶ2位はアウェーで8位・国際武道大学と対戦。勝てば首位奪還も見えてくる明学大は序盤から国武大を圧倒する。しかし前半の得点は、32分に鈴木太智が自ら獲得したペナルティーキックを決めるに留まった。明学大の得点力が爆発したのは後半に入ってから。まずは55分、大久保龍朋の右からのロングキックを鈴木燦次が丁寧に処理して鈴木太智へ。これを鈴木太智がダイレクトの左足シュートで突き刺して追加点。雨が強くなってきても明学大の攻撃は止まらず、63分には松本拓也がペナルティーエリア左から技ありのシュートを決めてスコアを0-3とする。さらに74分には鈴木燦次が右サイドを独走。そのままペナルティーエリアに侵入すると、GKを制してシュートを決めて4点目。明学大は約10分ごとに1点を重ね、0-4と国武大を大きく突き放した。国武大も意地を見せ、山本龍之介のクロスに花嶋亮が頭で合わせ1点を返すが、3点差は埋められない。明学大は終了間際の90+4分にも、交代出場したばかりの大谷悠人がドリブル突破から1点を加えて1-5でフィニッシュ。大量得点で勝利した明学大が第3節以来、4試合ぶりとなる首位を奪還した。大敗を喫した国武大は降格圏の11位に後退。序盤は2連勝と幸先の良いスタートを切った国武大だが、以降は5試合白星がなく苦しい状況に追い込まれている。
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