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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部第14節

2024/09/25


 約1ヶ月間の中断期間を経て再開された『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』。3部リーグ第14節は、9月21日(土)に3試合、9月22日(日)に3試合が行われた。

 今節の結果、上位2チームが同勝点で並び首位戦線が接戦となる一方、下位グループは8位から最下位までが勝点3差内と混戦模様に。次節・第15節は9月28日(土)、9月29日(日)に開催されるが、その前に9月25日(水)には第12節の延期分となる「平成国際大vs東京経済大」「中央学院大vs明治学院大」の2試合が行われる。はたしてこの延期2試合の結果が、第15節にどのような影響をもたらすかも注目したい。


3部リーグ第14節 全結果・順位表





3部リーグ第14節マッチレポート



東京農業大学 4(2-1)3 専修大学 @東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド

 首位・國學院大學を勝点2差で追う3位の東京農業大學は勝点1差の4位・専修大学と対戦。上を狙う意味でも下を引き離す意味でも、ともに負けられない"6ポイントマッチ"は激しいゴールの奪い合いとなった。試合は序盤の8分、藤井建悟が左サイドを突破して上げたクロスに中條歩が頭で合わせて先制。しかし専大も33分、山下晶大が左から入れたクロスに松本皐誠が頭で合わせて同点に。試合を振り出しに戻すが、東農大は前半終了間際の45分、藤井のコーナーキックを、中條がこの試合2点目となるヘディングシュートを決め手勝ち越し点。2-1で東農大がリードして試合を折り返した。
 勢いにのる東農大は後半早々の54分にも、コーナーキックの流れから堀井榛人が追加点。さらに72分、大原大和のアーリークロスを荒木駿輔が頭で合わせて4点目。東農大が4-1と専大を大きく突き放した。だが専大はここから反撃を開始。77分、フリーキックを得た専大は増田幸弥のキックに道白優斗が飛び込んで2点目をマーク。専大は最後まで粘り強く攻め続け、終了間際の90+2分、道白が中央突破からゴール左隅にシュートを決めて3点目。後半頭から投入されたルーキー・道白が2得点を挙げて猛追するが、専大の反撃はここまで。4-3で勝利した東農大が2位に浮上し、首位・国学大と勝点26で並んだ。


作新学院大学 5(3-0)2 東京経済大学 @作新学院大学サッカーグラウンド

 5位・東京経済大学と6位・作新学院大学の直接対決は作新大が大量5得点を挙げて東経大を下した。作新大は18分、高田湊人の右からアーリークロスに井出蓮が反応。GKとの1対1を制して冷静にシュートを流し込んで先制する。作新大はその直後の19分にも井出がGKの頭上を越すワザアリシュートで追加点。さらに26分、片山捷真からの横パスを巧みにコントロールした井出が、ゴール右隅にシュートを突き刺して3点目。井出が前半だけでハットトリックを達成し、作新大が3-0で試合を折り返した。
 井出は後半序盤の53分にも1得点を挙げ、4-0にと東経大を突き放したす。東経大も73分にオウンゴールで1点を返すが、作新大は83分、林廉斗が前に出た東経大GKからボールを奪い、無人のゴールにシュートを流し込んで5点目をマーク。作新大が5-1で大勝を収めた。この結果、順位は変わらないものの作新大が東経大に勝点1差と猛追。5位を射程圏内に捉えた。


明治学院大学 2(0-1)1 国際武道大学 @明治学院大学横浜キャンパスヘボンフィールド

 勝点1差の7位・明治学院大学と8位・国際武道大学の対戦。スコアが動いたのは序盤の15分、国武大は相手DFのクリアミスを拾った切石承之介が、GKとの1対1を制し無人のゴールにシュートを押し込んで先制する。その後は明学大が主導権を握るが、決めきれないまま後半も中盤へ。すると68分、国武大がハンドの判定でペナルティーキックを献上。これを明学大・鈴木燦次がゴール左下に沈めて1-1に。試合を振り出しに戻した。明学大はその6分後の74分、鈴木のパスを松本拓也が蹴り込んで追加点。逆転に成功した明学大が2-1で勝利した。明学大は順位変わらず7位のままだが、6位・作新大と勝点1差に。さらに3位から7位の明学大までが勝点1差ずつで並ぶ大混戦となった。一方、敗れた国武大は、9位に後退した。


亜細亜大学 2(1-2)2 國學院大學 @亜細亜大学日の出キャンパス多目的競技場

 中断前に首位に立った國學院大學は、最下位に沈む亜細亜大学に苦戦した。國學大は序盤の12分、ボックス内でのファウルで亜大にペナルティーキックを献上。亜大はこれを、倒された大山比呂自身がゴール左下に沈めて先制する。だが國學大も27分、大澤昌也が左サイドから持ち上がってゴール前にパス。これを麻生哲平が滑り込みながら合わせて同点に追いつく。國學大は前半終了間際の45+1分にも、コーナーキックの流れから麻生がGKの頭上を越す鮮やかなミドルシュートを決めて追加点。麻生の2ゴールで、國學大が前半のうちに逆転に成功する。
 しかし降格圏からの脱出を狙う亜大も粘り強く戦う。72分にゴール前の混戦の中小野寺迅が押し込んで同点に追いつき、試合は2-2で終了。結局國學大、亜大ともに勝点1を積み上げるに留まった。國學大はこの勝点1を得たことで首位の座を守ったものの、2位・東京農業大学と同勝点に。首位争いは接戦となった。

平成国際大学 0(0-0)0 共栄大学 @平成国際大学サッカー場

 9位・平成国際大学と11位・共栄大学の"勝点13差"対決は、どちらも決定機を決めきれずスコアレスドローで決着。共栄大が勝点1を積み上げて最下位を免れた一方、平国大は10位に後退した。


中央学院大学 2(1-0)0 青山学院大学 @中央学院大学つくし野総合グランド

 首位と勝点2差、勝点23で並ぶ2位・青山学院大学は10位の中央学院大学と対戦。前半は青学大が試合を優位に進めるも、18分に中院大のコーナーキックが青学大選手にあたりそのままゴールへ。中院大がオウンゴールで先制する。青学大はその後、同点に追いつくべく攻撃を仕掛けるが、得点に至らないまま1-0で試合を折り返した。
 1点リードで後半を迎えた中院大は後半開始早々の52分、コーナーキックからのクリアボールを清水春樹が頭で落とし、それを湯田欧雅が蹴り込んで追加点。2-0とリードを広げた。2点のビハインドを負った青学大は61分に2人、74分に2人の選手を一気に交代するなどして試合の流れをようとするが、どうしてもゴールを割ることができない。青学大は80分過ぎに得たペナルティーキックの失敗も響き、2-0で完敗。3位に後退し、首位グループと1ゲーム差が開く結果となった。勝利した中院大は10位から8位に浮上し、降格圏を抜け出した。
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