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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部第15節

2024/10/08


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』。1部リーグ第15節は、9月28日(土)に5試合、9月29日(日)に1試合が行われた。


1部リーグ第15節 全結果・順位表





1部リーグ第15節マッチレポート



東京国際大学 0(0-0)1 駒澤大学 @東京国際大学第1グラウンド

 3位・東京国際大学と11位・駒澤大学の試合は、自動降格圏からの脱出を目指す駒大が東国大を押し込む展開となった。駒大は2列目からも積極的にシュートを放つが決めきれない。対する東国大も前半シュート0とチャンスを作れないまま、スコアレスで試合を折り返した。
 スコアが動いたのは後半序盤の58分。駒大は小林栞太のフリーキックからチャンスを作ると、ゴール前のこぼれ球を崎山友太が押し込んで先制。東国大も早めの選手交代などで試合の流れを変えようとするが、同点に追いつくことなく0-1で駒大が勝利を収めた。駒大はこの勝利で順位をひとつ上げて10位となり、自動降格圏から脱した。一方、敗れた東国大は下位2チームが揃って勝利したため、5位に後退した。


日本大学 1(0-1)3 東洋大学 @日本大学アスレティックパーク稲城 サッカー場

 4試合負け無しで着実に順位を上げている5位・東洋大学は8位の日本大学と対戦。一進一退の状況が続く中、試合を動かしたのは東洋大。20分、東洋大は湯之前匡央のフリーキックを稲村隼翔が押し込んで先制する。東洋大は後半の59分にも、荒井涼が髙橋輝からのパスを日大ゴールに突き刺して追加点。日大もその3分後に田中慶汰のゴールで1点を返し1点差に迫るが、東洋大は終了間際の89分、日大からボールを奪った髙橋がドリブルで仕掛けペナルティーエリアまでパス。これを途中出場の増田鈴太郎が落ち着いて決めて勝負あり。東洋大が1-3で連勝を収めた。3位の東京国際大学が敗れたこともあり、東洋大は順位をひとつ上げて4位に。勝点1差の中央大学を追う。連敗の日大は9位に後退。降格圏の10位・駒澤大学と勝点1差、自動降格圏の11位・国士舘大学とは1ゲーム差と厳しい状況に置かれている。


流通経済大学 0(0-1)4 筑波大学 @流通経済大学龍ケ崎フィールド

 首位・筑波大学と7位・流通経済大学。本年度二度目の"茨城ダービー"は思わぬ大差がつく結果となった。筑波大ホームで行われた"茨城ダービー"は、筑波大が先制しながらも流経大が逆転。しかし筑波大が終盤に2得点を挙げて3-2で勝ち越すという大接戦となった。ホームでの"茨城ダービー"で雪辱を果たすべく臨んだ流経大だったが、筑波大は13分、池谷銀姿郎の右からのクロスをファーサイドで受けようとした田村蒼生が倒されて、ペナルティーキックを獲得。これを田村自身が決めて筑波大が先制する。しかし、その後は両チームチャンスを作りながらも決めきれず、筑波大が1点リードのまま前半を終えた。
 1点を追う流経大は後半の頭から川畑優翔を投入すると、次々と交代選手をピッチへと送り出す。しかし松永颯汰や川畑の突破もゴールまでは至らず0-1のまま試合は終盤へ。すると77分、筑波大は左サイドバックの安藤寿岐がハーフウェイラインからアーリークロス。これに反応した角昂志郎が、正確なトラップからドライブシュートを突き刺して追加点を挙げる。さらにその2分後、徳永涼が右から入れたクロスを内野航太郎が合わせるが、これは流経大DFが必至のクリア。しかしすぐさま内野がボールを奪い、角度のない位置からシュートを決めて0-3と流経大を突き放した。筑波大はアディショナルタイムにも、コーナーキックの流れから安藤寿岐がダメ押しの4点目を決めて勝負あり。筑波大が0-4の大勝で"茨城ダービー"に連勝し、首位・明治大学との得失点差を縮めた。




国士舘大学 2(1-0)3 中央大学 @国⼠舘⼤学楓の杜キャンパスサッカー場

 4位・中央大学は、ホームの対戦で惜敗を喫した10位・国士舘大学と対戦。試合は、自動降格圏が近づく国士大が立ち上がりからアグレッシブに攻撃を仕掛けるが、なかなか中大のゴールを割ることができない。だが前半終盤の41分、国士大は近藤優成のロングスローを岡英輝が頭でつなぎ、東川続が頭から飛び込んで先制点を挙げる。
 リードを奪い試合を折り返した国士大は後半も優位に試合を進めるが、中大は55分、持山匡佑の放ったシュートがGKの頭上を越えてゴールへ。同点に追いつくと、その10分後にも小川嵩翔のスルーパスに反応した持山がゴールを決めて逆転に成功する。だが、これ以上負けられない国士大も粘り強く戦い、平松直也のスルーパスに東川が走り込んでペナルティーエリアに侵入。これを防ごうと中大がファウルで東川を倒し、国士大がペナルティーキックを獲得する。78分、国士大は東川自身がゴール右上にシュートを突き刺して2-2に。今度は国士大が試合を振り出しに戻した。
 その後は両チーム一進一退となりドロー決着かと思われた。88分には国士大の林禮蒼が右からカットインしシュート。これを中大の⼤野篤生がクリアすると、中大はカウンターを仕掛け杉山耀建がドリブルで一気に前線へ。ゴール前に出したパスを星野創輝が受け、前に出たGKとの一対一を制してシュートを押し込み中大が勝ち越し点。これが決勝点となり中大が2-3で勝利を収めた。勝点1差の3位・東京国際大学が敗れたため、中大はこの勝利で3位に浮上。一方、国士大は自動降格圏の11位に転落することとなった。


関東学院大学 2(1-2)3 明治大学 @関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド

 開幕から14試合負け無し、2位・筑波大学と勝点同数ながら得失点差で首位に立つ明治大学。対するは、11試合ぶりの白星を狙う関東学院大学。首位と最下位の試合は、開始早々にスコアが動いた。3分、明大は中盤でボールを奪うと中村草太が中央突破しペナルティーエリアへ。横パスを藤森颯太がつなぎ、最後は真鍋隼虎が蹴り込んで先制点を挙げる。明大はその2分後、関東大のGKとDFのパスの隙をついた藤森が、ペナルティーエリア内でボールを奪いそのままシュート。明大が開始からわずか5分で0-2とリードを広げた。しかし、その後は関東大も落ち着いてゲームを作り、22分にはハーフウェイライン手前から油野匠栄が持ち上がり、堀金峻明にパス。右サイドからゴール前に切り込んだ堀金がこれを決めて関東大が1点を返し、1-2で前半を終了した。
 後半も主導権を握ったのは明大。59分、明大は厳しいプレスをかけて永田倖大がボールを奪うと、すかさず藤森にパス。藤森は左サイドをドリブルで駆け上がるとゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。これを島野怜がダイレクトで合わせて3点目。関東大を引き離した。だが、もう後がない関東大も最後まで粘り強くチャンスをうかがい、76分に石川穂高がミドルシュートを決めて2点目をマーク。1点差に詰め寄るが、反撃はここまで。明大が危なげない試合運びでリードを守り2-3で勝利。首位を堅持するとともに、無敗記録を15に伸ばした。


桐蔭横浜大学 2(1-0)1 東海大学 @桐蔭学園多目的グラウンド

 勝点2差の6位・東海大学と9位・桐蔭横浜大学の対戦。先制点を挙げたのは、ここ3試合白星のない桐蔭大。試合の主導権を握った桐蔭大は34分、肥田野蓮治がドリブルで一気に前線まで持ち上がり、GKの頭上を越すループシュートを決める。だが、この時のプレーで肥田野は負傷交代に。後半は東海大も持ち直し、拮抗した展開になるもののどちらもゴールを挙げられないまま。
 再びスコアが動いたのは、試合も最終盤となった90分。東海大は左サイドからのクロスを中熊岳琉が胸トラップでマイナス方向に戻す。そこに待ち構えていた桑山侃士がシュートを放つと、ボールはゴール前でワンバウンドし方向を変えてゴールへ。東海大が試合を振り出しに戻し、このままドロー決着かと思われた。だが、降格圏が迫る桐蔭大も最後まで粘る。アディショナルタイムに突入した90+6分、桐蔭大は細かくパスをつないでゴール前に迫ると、途中出場の岡崎寅太郎が個人技で相手DFをかわし、ゴール左隅に劇的な勝ち越し弾。直後に試合終了の笛がなり、土壇場で勝ち越し点を決めた桐蔭大が2-1で4試合ぶりの勝利を収めた。この勝利で桐蔭大は9位から6位に浮上。東海大は7位に後退した。
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